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芸術と自然の美を巡る旅  

シャガールの美術の変遷と魅力

シャガール展
Chagall exhibition : Charm of Chagall's fine arts
シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_14491917.jpg


 上野公園の東京藝術大学大学美術館で、「シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~」と題した美術展が開催されています。この美術展に展示されている作品とあわせて、今まで来日したシャガールの傑作を回顧しながら、シャガール美術の魅力について考えて行きたいと思います。



シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_14525025.jpg 今回の美術展は、旧ロシア帝国のヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)にユダヤ人として生まれたシャガー絵画と1900年代初頭に始まるロシア・アヴァンギャルドのとの密接な関係を浮き彫りにし、シャガール故国ロシア、シャガールの芸術観を検証し、ロシア美術史の中でのシャガールの位置づけを明らかにすることで、シャガール美術を見直そうという企画のようです。パリのポンピドー・センターが所蔵するシャガールの代表作と並行して、ソヴィエト連邦からロシア・アヴァンギャルドの代表的画家、ナターリヤ・ゴンチャローワとミハイル・ラリオーノフなどの作品も展示されており、これらの画家とシャガールの共通点と違いが良く理解できる展示となっていました。

 シャガールの人生は、ロシア革命、ナチのユダヤ人弾圧など歴史の大きな転換期を力強くいき続けた波乱万丈の人生でした。その中でシャガール美術も大きく変遷していきます。


ロシア時代1907-1910
 シャガールは、白ロシア地方のヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)にユダヤ人として生まれ育ちました。サンクト・ペテルブルグでレオン・バクストのアトリエで学び、フォーヴィスムや東洋趣味を学びます。ロシアの民衆芸術の精神持も強く持っていたようで、風俗的情景や日常生活の描写、ヘブライの伝統である聖書の主題を強烈なフォーヴィスムの色彩を用いて描いた作品がこの美術展でも見られます。この事態の作品の荒々しさ、素朴さは、並行して展示されているミハイル・ラリオーノフやナターリヤ・ゴンチャローワなど、ロシア・アヴァンギャルドネオ・プリミティヴィスムの民衆芸術と共通するものを感じます。

Russia age 1907-1910
To Vitebsb (present Republic of Belarus) of the Belorussia district, as a Jew, it was born and Chagall grew up.It learns in Leon Bakst's atelier in Sankt-Peterburg, and studies fauvisme and Orientalism.As it also had of the popular arts of Russia strongly, the work which drew the theme of the Bible which are depiction of a customs sight or everyday life and Hebrew's tradition using the color of intense fauvisme is seen also by this fine-arts exhibition.The violence of the work of this situation and simplicity feel what is common in the popular arts of Russian avant-garde.



パリ時代 1910-1914 
 シャガールは当時最先端の美術を学ぶためパリに旅立ちます。ここで、フォービズム、キュビズムなど近代絵画の先端作品に共鳴し、アポリネールなど前衛作家の影響を受けます。
それと同時に、ドラクロア、アングル、クールベ、マネ、ゼザンヌの偉大さに驚嘆します。
この時代の代表作が本美術展の目玉といえる「ロシアとロバとその他のものに」です。

Paris age 1910-1914
Chagall leaves for Paris in order to study the fine arts of that time tip.Here, it is resonant with the tip work of modern pictures, such as Fauvism and cubism, and subject to the influence of advance guard writers, such as Apollinaire.
Simultaneously with it, Delacroix, an angle, Courbet, a manager, and the greatness of Sezannu are admired.
The masterpiece of this time is "the thing of Russia, a donkey, and others" which can be called eyeball of the Motomi way exhibition.

シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_1522048.jpg「ロシアとロバとその他のものに」1911年 
 シャガールは、フォービズムから色彩感覚を、キュビズムから造形表現を学びます。キュビズムでは分解、独自の組み立ての法則から再構成された空間をつくりますが、シャガールはキュビズムをさらに昇華させ、色彩を自由に使い、時間、空間の日常の枠を超える心理的イメージによるフアンタジックなく空間を創造していきます。
この作品はそのようなシャガール芸術の出発点といえるもので、暗闇から浮き上がる一頭の雌牛と夢想によって頭が体から頭が飛び立って農婦を絶妙の画面構成で描いています。教会などロシアへの郷愁、民俗芸術に根ざした素朴な造形、キュビスムを思わせる奇抜な形体表現、フォーヴィスムを連想させる強烈な色彩表現、それらの全てが絶妙に融合してシャガール独自の世界を示しています。




"Thing of Russia, donkey, and others" 1911
Chagall learns cubism to modeling expression for color sense from Fauvism.although the space reconstructed from the law of decomposition and an original assembly is built with cubism, Chagall makes cubism further sublimate, color is used freely, and it is based on the mental image exceeding the everyday frame of time and space -- space is created that there is nothing fantastically.

This work can be called starting point of such Chagall art of one animal and the dream which lose touch with darkness, the head flies away from the body and the head is drawing with exquisite screen composition.Simple modeling rooted in the nostalgia to Russia, such as a church, and folk-customs art, a novel form expression which makes Cubisme consider, intense color expressions associated with fauvisme, and those all unite exquisitely, and Chagall's original world is shown.

この作品を描いたのとほとんど同時期にシャガールは全く別の作風の傑作を描いています。


「私と村」1911年 2001年ニューヨーク近代美術館展で来日(上野の森美術館)
シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_1554448.jpg シャガールの故郷ヴィテブスクへの切実な想いをこめた絵画です。遠景には、ヴィテブスクの町並み、農夫たち、牝牛の顔の中には更に牧場の動物の姿が描かれています。牝牛に対するシャガールが強思いを感じます。現実の法則を超えて、内面の想いを詩的に、物語的に描いています。しかしここでもシャガールは、飛翔、倒立、透視など、奇抜に新しい彼独自の絶妙画面構成を作り上げています。









ロシア時代 1914-1922 
 シャガールは、ロシアに戻り、シャガールの良き理解者であり、生涯の伴侶、終生の恋人であるベラと結婚と結婚します。

Chagall, went back to Russia. Chagall was married to Bella. Bella was a good understanding person of Chagall, a companion of life and a lifelong lover. Paintings of Chagall of this era is full of joy of love of life with Bella.

シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_1591632.jpg「緑色の恋人たち」 1916-17年
 シャガールが最愛のベラ・ローゼンフェルトと結婚したのは1915年で、ここから1917年までの間に、「恋人たち」をテーマとした作品を多く描いています。この作品もそのひとつで、奥行きのある緑を背景に妻と夫の親密な関係のイメージが理想的に表現されています。

この時代には、ベラへの愛情、彼女と生活の愛の喜びを表現した傑作を数多く描いています。







シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_15103696.jpg 

「盃をかかげる二重肖像」1917年 
 2002年マルク・シャガール展で来日した作品(東京都美術館)で、シャガールの作品の中で私の最も好きな名な作品です。
シャガールと新妻ベラを自ら幸福を誇示するかのように、グラスを高く掲げ、二人とも空中に浮かび上がった構図で描いています。その上からは天使も祝福しているようです。シャガールはこの時期が最も幸福な時期だったと思われます。登場人物が重力の束縛を超え、空中に浮遊する、シャガール独自の表現の作品がこの時期多く描かれています。重力を飛び越えていく生きる喜びの表現、私が最も好きなシャガールの世界はこの時期に集中しています。

 しかし、シャガールの至福の時間は長く続きません。歴史はロシア革命から第一次世界大戦、第二次世界大戦と流れ、シャガールの人生も歴史に押し流されていきます。シャガールの絵画も、重力を越えて自由に浮遊できなくなってしまいます。

However, the happy periods of Chagall did not last long. . History of the First World War from the Russian Revolution, it flows into the Second World War. Chagall's life was swept away in history. In the world of his paintings, Chagall wast able to freely floating beyond the force of gravity.

 最初の転換期がロシア革命です。シャガールはロシア革命の歴史の中で苦闘します。

 ロシア革命が起こり、ユダヤ人であるシャガールは、社会的な平等がより進むことを期待して革命政府に協力します。1918年、故郷ヴィテブスクの美術学校の設立、運営に尽力し、ユダヤ劇場が創設されると、シャガールもモスクワに移ります。ユダヤ劇場の壁画や舞台装置を描く中、シャガールはユダヤ的色彩の強い作品も描くようにななります。

 シャガールの周囲には当時のアヴァンギャルド美術の信奉者が集まり、革命芸術の祝祭の場となります。しかし、アヴァンギャルドの動きは、政治の激動の中に飲み込まれてしまいます。シャガールはこのような政治の激動の中でも力強く独自の絵画を描き続けますが、画風は故郷ロシアでリアリズムに回帰する。

シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_15194217.jpg「音楽」1920年 
 ユダヤ劇場の壁画作成時の代表作で、1998年国立トルチャコフ美術館所蔵・青春のシャガール展(日本橋高島屋)で来日した作品です。いかにもロシア的リアリズム的作品ですが、キュビズムの影響が強く見られる。



















フランス時代 1923-1929
 モスクワに居を定めるが、革命政府の元では前衛的で枠にとらわれないシャガールの芸術は居場所を失っていきます。シャガール一家はパリへ移住し、政治や政治に翻弄される芸術運動から距離を置き、独自の道を歩みます。夢と現実と過去への憂愁が文学的、詩的に混じりあい、独自の世界を作り上げていきます。

 しかし、その後ドイツではナチスが台頭し、ユダヤ人のシャガールはナチスの脅威を逃れて各地を転々とすることになります。シャガールの主題も戦争を描いた悲劇的なものとなります。






アメリカ時代 1941-1949
 ナチスドイツがパリを占領し、フランスでも「反ユダヤ法」が成立します。身の危険を感じたシャガールは、妻ベラとともにアメリカへ亡命します。このとき亡命画家としてピカソ、マチスなど時代を作った画家と知り合います。しかし、シャガールの良き理解者であり、生涯の伴侶、終生の恋人であったベラが亡くなります。

Nazi Germany occupied Paris, in France is "anti-Jewish Law" was enacted Chagall felt the danger was in exile with his wife Vera to the United States. At this time, Chagall was acquainted with avant-garde painters such as Picasso and Matisse as exile painter. However, it died Bella. She was a good understanding person of Chagall, lifelong companion amnd a lifelong lover.


シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_152232100.jpg「彼女を巡って」1945年
 妻ベラを亡くしたシャガールは、悲しみのため9ヶ月間絵筆を取る事が出来なかったといわれています。たシャガールは1933年の大作「サーカスの人々」を2分割して、その左部分を「彼女を巡って」という作品に描きなおします。ヴィテブスクの幻想的な風景を映し出す球体の右下に最愛の妻が描かれ、シャガール自身は頭が上下反転した姿で表現されています。頭上には、鳩、軽業師、若い夫婦といったシャガールの絵画に良く出てくるモチーフが、失われた幸福を郷愁するようにシャガールとベラの上を漂っています。しかし、それはかつて重力を越えて軽々しく自由に浮遊していたものとは違い、何か重苦しいものを感じます。






ヴァンス時代 1950-1985 晩年
 1950年、地中海に近いヴァンスに移り住み、光と色彩の鮮やかさが戻り、慣れ親しんだ愛ロシアへの郷愁などのテーマが描かれることになりました。

シャガールの美術の変遷と魅力_a0113718_15255494.jpg 「日曜日」1952-54年
画面のふたつの顔は、シャガール自身と、パリで出会い2度目の結婚相手となったヴァランティーナ。恋人たちの横顔が溶けあい幸福感に溢れています。地上にはエッフェル塔やノートルダム寺院、セーヌ川に掛かる橋などパリの情景のほかに、故郷ヴィテブスクの情景が描きこまれています。

 シャガールはアメリカに亡命後、再び舞台の仕事関わるようになります。その代表的な仕事が、本展示で紹介されていたニューヨークのメトロポリタン歌劇場でのモーツァルトの歌劇「魔笛」の装飾と衣裳と劇場用の二つの壁画の仕事です。

 シャガールは激動の時代に波乱万丈の人生を送り、画風は変遷を繰り返しました。シャガールが残した作品は、パリ時代を反映させた明るく華やかで、重力を断ち切ったような軽やかな絵画とロシア・ユダヤの重厚な表現、フオービズム的濃厚な色彩で戦争の悲惨を訴える作品など多面的なものです。シャガール絵画は、イコンのような造形、ロシアの祈りの表現などロシアに対する郷愁と都パリの西欧的なものが競奏し、時にはロシア的なものが強く、時には西欧的なものが強く、その中で揺れ動いているようです。時にはロシアの地や戦争の惨禍を現実的な眼で見つめ、時には第2の故郷パリや美しい南フランスの風景も美しい花々を比類のないほど柔らかいタッチで描きました。色彩はあくまで自由に、様々な色が絵画空間の中で響きあって、見る人の心に新鮮なイメージを浮かび上がらせてくれます。シャガールの重要なテーマは“誕生”“夫婦の絆”“死”だと言われますが、奇抜な造形力や色彩力に加え、生きることへの理念が貫かれテいることが、時代が変わってもシャガールが人々を魅了する秘密なのかもしれません。







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by desire_san | 2016-04-16 14:57 | 美術展 & アート | Comments(44)
Commented by transient66 at 2010-09-10 17:38
こんにちは。コメントありがとうございました。
さっそく読みにやってまいりました。

シャガールのことを全然わかっていなかったので大変お勉強になります…いつもながらわかりやすく、感動しました。
やっぱ行こう!
Commented by tadasu24 at 2010-09-10 23:30
こんにちは。私のブログへのご訪問ありがとうございました。

素晴らしい解説と写真、読ませていただきました。
私も、美術館巡りが大好きです。
シャガールは、宝石のような色合いが素敵でした。
Commented by kirafune at 2010-09-11 11:01
desireさん

こんにちは!
私のブログにコメントをありがとうございました。
早速遊びにきました。
シャガール展、気になっていたのですが
とてもいい作品が今回来ているのですね。
シャガールの絵は、故郷を想うノスタルジーに
溢れていて、とても魅力があります。
私も世田谷の「ヴィンタートゥール」展に
この間行ってきました。
初めて見る作品がたくさんあり、
こちらも見応えありましたね。
Commented by desire_san at 2010-09-11 11:15
kirafuneさん、私も世田谷美術館の「ヴィンタートゥール」にいってきました。簡単ですがそちらの感想もブログに載せてみましたのでのぞいて見てください。
Commented by knarumi15 at 2010-09-11 11:15
こんにちは。ブログを時々拝見しています
私は地方に住んでいるため、中々いけませんが、詳細な記事を読ませていたただき、そこにいて見たような気分になりました。ありがとうこざいました。
Commented by kyonshogo at 2010-09-11 11:20
ブログにコメントいただき、ありがとうございます!
シャガール、色々と調べてみると
奥深いこともわかりました。
芸術の秋、もっともっと色々な作品を
観てみたいです~!
Commented by カレンの母 at 2010-09-11 16:17 x
私の拙いブログを見ていただいありがとうございます。
広い分野に深い造詣をお持ちで、興味深く拝見しております。

今回のシャガール展ですが、10月にドガ展に誘われているので、見送るつもりでしたが、いきたくなりました。
どうしましょ。
Commented by masako_texas at 2010-09-11 17:26
desire_sanさん
こんにちは。
ブログに訪問いただきありがとうございます。
シャガールというと空を飛ぶようなゆみ見るような画像のイメージなのですが、もっと色んなシャガールがあるんですね。
芸大の美術館、行った事はありませんが読んでいて見たい気持ちになりました。
色んな時代のシャガール、ちょっと目からうろこですね!
Commented by tkomakusa1t at 2010-09-11 22:26
グログにコメントをいただきありがとうございます。
分りやすい解説と素敵な写真を
読ませていただきました。
Commented by bernardbuffet at 2010-09-12 00:10
最近、興味ある展覧会が数多く開催されていますが、少し足が遠のいています。芸大美術館はほどよい広さで良いですよね。
Commented by シナモン∮ at 2010-09-12 06:12 x
コメントいただきまして、ありがとうございました。
シャガールお好きなのですね。

私もシャガールは、いろいろなところで目にする機械がありましたけど、
色使いが大変印象に残ります。
感性の赴くままに鑑賞してしまうことが多いのですが、
芸術の背景も、きちんと向き合うと奥深いものですね。

今回の芸大美術館の企画のイメージキャラとして、
ダイゴさんが起用されていましたが、
彼のトレードマークとも言える胸の前に腕をクロスさせるポーズが
シャガールに通じると、言っていたのがウケました。

私も行ってみたくなりました。
Commented at 2010-09-12 09:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ディック at 2010-09-12 10:42 x
まずはアート関係の記事をいくつか拝見させていただきました。
絵画や彫刻を前にしたときの感動は、出版物やビデオでは伝わってこないので、desire さんのように精力的に通われているのはとてもいいことだと思います。パソコンの「to do list」に美術展の期日を登録して管理していますが、そう何回も行けるものではありません。
この記事のシャガールとロシアン・アヴァンギャルドの展示は、じつは9日に楽しんできました。上野を下りて、カポディモンテとこちらとどちらにしようか、と思いましたが、結局好きな近代絵画のほうへ足を向けてしまいました。
こちらへはまたお伺いいたします。とりあえずはご挨拶まで。
Commented by yuricoz at 2010-09-12 14:29
コメントありがとうございます♪

素敵なブログですね♪
またゆっくりと遊びに来させて頂きますね♪
Commented by chariot at 2010-09-12 15:03 x
シャガールの作品の変遷が良く分かります。
やはりシャガールは魅力がありますね。
こうして見ると、代表作も結構日本に来ているものだと思いました。

desireさんの山岳写真も拝見しました。
山は気象の変化が激しいので、これだけの写真を撮るのは大変だったろうと思います。
Commented by ニルギリ at 2010-09-13 15:59 x
シャガールの膨大な作品の中だと、ロシアを強く意識することがあまりないのですが、若い頃、ロシアとユダヤ色の強い部分にスポットあてたことが新鮮です。
故郷ロシアへの想いがひしひしと伝わってきますね。
Commented by コデマリ at 2010-09-13 17:22 x
東京芸大での「シャガール展」はロシアでの作品と他のロシア人芸術家との展覧会のようですね。
以前にシャガール展は地元の美術館で観た事ありますが、こうして時代とともに見せていただくと、より一層シャガールの絵の理解が深まります。
ところで私のブログのお気に入りに入れさせていただいてよろしいでしょうか?

Commented by pinkno-kobuta at 2010-09-13 20:47
シャガールが好きで展示会にはよく行っていたのですが、画風の変遷について今回ほど考えさせられた展示はありませんでした。
こちらのブログで復習できました。ありがとうございます。
Commented by なっくん at 2010-09-13 21:26 x
こんにちは。
この展覧会は、京成上野の駅でポスターを見ました。あ、シャガール来ているんだ、と。正直、新しい時代の画は得意でないので、自分から食指が動かないことが多いのですが、作品紹介ありがとうございます。勉強になりました。
シャガールといえば、やっぱりパリのオペラ・ガルニエで見た天井画ですね♪
Commented at 2010-09-13 21:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yamanteg at 2010-09-14 20:01
ブログ「手賀沼便り」ご訪問有難うございます。
画家もその絵も、移り行く歴史に翻弄され影響を受けるのが良く分かります。
「日曜日」がいいですね。
(新しい出発)

Commented by 6-gousitsu at 2010-09-14 21:59
こんにちは
私のブログにコメントいただきありがとうございます
遅くなってすいません
シャガール展には行けてません。
desireさんの記事に熱が込められているように感じます
展示作品は内容が濃そうですね
シャガール独自の表現は絵画でありながら、それに収まりきらないくらいの「シャガールパワー」に満ちていますね
desireさんもその力を吸収したのでしょうか、熱っぽさはそこからかしら、次回はどの展覧会ですか?     六
 


Commented by KEN_yokohama at 2010-09-15 08:52 x
シャガールの代表的絵画作品と人生について解説を拝読しました。大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

絵画を観るのは、音楽を聴いたり、映画を鑑賞したり、読書したりと、同レベルの好きなだけですが、写真撮影を50余年してきた感覚からすれば、「芸術は個人の際立つ人生の無意識な露呈である。」という私の思いを再確認しています。

本物の幻術家といえる天才たちは一様に波乱に満ちた人生=多彩な素材を貯蔵でき、それを確認する手段として絵筆であったり、ピアノであったり、カメラであったり、ペンであったりするだけが異なるに過ぎないのでしょうが、一般人と大きく異なるには「表現が小手先ではない」点で合致していることは確かです。

「シャガール」は「ルノアール」と同じように多くの女性たちの支持を集めていますが、鮮やかな色と軽やかな夢のような浮遊感が、現実を生きる自分の安らぎ剤になり共感を覚えているのではんでしょうか?
Commented by やっくん at 2010-09-15 11:49 x
いつもながらのdezireさんの美術に関する造詣の深さには感服いたします。
Commented by イーグル at 2010-09-15 12:26 x
この作品群を一堂に見られるなんて!
滅多にないチャンスですね。
ステキなものを見せていただきました。
Commented by desire_san at 2010-09-15 13:12
KEN_yokohama さん、貴方のブログにも書きましたが、「芸術は個人の際立つ人生の無意識な露呈である。」のお言葉、共感します。人生に中身のない芸術家は、どんなに才能があっっても人の心を動かす作品を多く残すことは出来ないこと実感しています。「シャガール」は「女性が好むような鮮やかな色彩と軽やかな夢のような世界を描いていますが、その人生はロシア革命やナチの悪政と戦いながら生きる壮絶なものでした。この重みのある人生がシャガールの魅力の大きな要素となっていると思います。
Commented by Ginchan at 2010-09-15 16:52 x
シャガールが好きで、この美術展も本当に良かったです。
今回の美術展はパリにいたころの作品が多かったですね。ユダヤ人のためロシアでもパリでも苦労したようですが、パリが好きなんですね。
パリにいる時は、故郷のロシアの村を思い、アメリカにいる時はパリのことばかり考えていた。ユダヤ人の意識も強く、宗教画も多いですね。
シャガールはキュピズムの影響も強く受けていたようですね。戦争の絵やサーカスの絵も多いですね。幅の広い画家だったのですね。
Commented at 2010-09-15 18:05 x
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Commented by desire_san at 2010-09-15 19:00
KEN_yokohama そん、私は、9/14のケンの写真日記にコメントさせて頂きました。趣味人倶楽部の伝言板に書き込みさせて頂きました。
よろしくお願い致します。
Commented at 2010-09-16 09:10
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 山村聡 at 2010-09-16 17:58 x
こんにちは。この展覧会のシャガールの「魔笛」に関する絵を見て、シャガールが舞台美術や衣装を担当した「魔笛」の舞台が見たくなりました。かったです。「魔笛」は好きなオペラで何度もいきましたが、衣装、美術はをシャガールがやったものはきっと夢の世界のようでしょうね。
Commented by haruko at 2010-09-16 18:01 x
シャガールがオペラ「魔笛」の衣装等デザインしていたとは知りませんでした。一時の夢の世界に浸ることができました。
Commented by hayachoh at 2010-09-18 15:52
こんにちは。
ブログへのコメントをありがとうございました。
7,8月は、あまりの暑さで外出も必要最低限ですませてましたが、ようやく秋の気配が漂うようになりました。
芸術の秋、のぞいてみたい展覧会がたくさんありますね。
シャガールもこちらを拝見してみて、ゆっくり出かけて
みたくなりました。
Commented by shizushizu131 at 2010-09-20 10:42
シャガールについてはよく知りませんでした。
ロシア革命、ユダヤ人迫害、アメリカでの亡命生活、愛する人の死、、、、シャガールの作品の背景を知ることができました。
ファンタジーの世界を描いた画家というイメージから踏み出しました。
Commented by phantom at 2010-09-21 22:51 x
シャガールについて語るほどの知識はない身ですが、これほど画風に変遷を繰り返していたとは知りませんでしたしロシア・アバンギャルドとの関連性といか結びつきというのも私からすると意外な感じでしたが、desireさんがわかり易くレポされているので、なんとなく掴む事が出来ましたし、シャガールの絵から深い深い悲しみが見て取れる理由がなんとなく分かったような気がしました。
Commented by ヒロωP  at 2010-10-09 17:55 x
夏休み前に観に行ってきました。初めての印象はシャガールって若いころカッコよかったんだって思いました。壮年時代もテレビドラマに出てくるような俳優さん(笑)みたいで、素敵な方ですよね。
シャガールの描いた「魔笛」の舞台が見たかったです。先週まで新国立劇場 オペラパレスで「魔笛」やっていたみたいですよね。いけなかったのが残念。衣装、美術は当然シャガールではありませんが、、、。シャガール展観に行くとシャガールが好きになっちゃいますね。
Commented by pecoro at 2010-10-09 17:56 x
思いがけず招待券が当たり行ってきました。(当たらずとも行くつもりでしたが)
彼が魔笛の衣装等デザインしていたとは知りませんでした。
幻想の世界に一時心を奪われ感動して帰ってきました
Commented by pegin at 2010-10-09 17:57 x
シャガールは良いですね。
私も、8月に行きました。とても暑い日だったのに、ビデオを見る部屋は寒くて。
シャガールの若い頃は、本当にハンサムでしたね。
今回はパリに出たばかりのときの絵でしたから、キュピズムの影響を本当に表していますね。
シャガールがキュピズムの画家と言うことを時として忘れますが、シャガールはキュピズムの画家だと
今回、思い知らされました。ただ、まだシャガール色の絵ではないですね。
Commented by fuxokkun at 2012-07-20 22:33
シャガールは、中学の美術の教科書に載っているのを見た時は(「私と村」)、変な絵だなくらいにしか感じませんでしたが、3年位前に川村美術館で、本物「赤い太陽」を見た時に、その屈託の無さに気に入りました。(もっともこの美術館で最も気に入ったのは、ルノアール「水浴する女」でしたが)。回想・回顧する絵は晩年のゴッホにも有りましたが、屈託無きシャガールの良さも分かってきました。
Commented by desire_san at 2012-07-20 22:42
fuxokkunさん
シャガールの「私と村」は本物を見て感激した絵です。ノスタルジックな雰囲気がたまらないです。シャガールは特に初期の作品が好きです。
Commented by 村石太マン&惑星の王子様 at 2014-07-12 02:41 x
シャガール 画像 で 検索中です
独特のライン と 色彩 すごいです。
こないだ シャガール展へ 行きました。
天井壁画~舞台衣装~ 映画 舞台 そんな歴史風景 なんとなくダリをモネの壁画を 思い出しました
こないだピカソの16歳のころの作品を見て びっくり
シャガールの若きころの作品を見たいなぁ
絵画同好会(名前検討中
Commented by desire_san at 2014-07-13 09:19
村石太マン&惑星の王子様 さん、
私もシャガールが好きです。生活感があり、素直に気持ちを表現するとこが好きです。
フェォイスブックの中で、Art lover 美術愛好会を作り、情報交換しています。ご興味がありましたら、コンタクトしてみてください。
Commented by 面影 at 2016-05-14 08:38 x
おはようございます。
昨日は拙ブログ「カラヴァッジョ」にコメントをいただきありがとうございました。
あちらこちらと読み進ませていただきながらシャガールで立ち止まりました。
20代半ばスイスクンストハウス美術館でシャガールを観て、帰ってすぐに油絵を習い始めました。見るだけではだめだ、もう少し絵画の中に入りたいという強い欲求に駆り立てられたのです。
昨年スイスに行き「クンストハウス美術館」に行きたいとガイドさんに言うと、「クンストハウスは美術館という意味で、たくさんありますよ」と一蹴され、???でした(苦笑)。
今は絵の道具もきれいサッパリ断捨離で過去のことですが、鑑賞はわからないことだらけながら友達です。
「シャガール」についての詳しい記事ありがとうございました。
また寄らせてください。
Commented by desire_san at 2016-05-15 15:53
面影さん、私のシャガールの記事を読んでいただいてありがとうございます。シャガールは人生でいろいろ苦労しているので、多様に変遷と発展を遂げていますが、どの時代の作品も人間愛と土地に対する郷愁が感じられ、それが多くの人に愛される魅力の一つではないかと思っています。色々な画について私の思いをブログに残していますので、ご訪問をお待ちしています、

by desire_san