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フランス革命を舞台とした「ヴェリズモ・オペラ」の最高傑作

ジョルダーノ 「アンドレア・シェニエ」
Umberto Giordano " Andrea Chénier "
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 19世紀に入り、現実をそのまま表現する写実主義の流れが西洋の美術や文学で現れます。絵画ではクールベ、文学ではフランスのフローベール、バルザック、イギリスのディケンズが写実主義の芸術を展開します。オペラの世界でもこの影響を受け、それまでの神話や英雄伝などの歴史物を題材としたロマン主義と異なり、同時代の人間の日常生活を写実的に捉える「ヴェリズモ・オペラ」という新しい性格のオペラが19世紀末に制作されました。



Andrea Chénier remains popular with audiences.One reason that the opera has stayed in the repertoire is due to the magnificent lyric-dramatic music provided by Giordano for the tenor lead, which gives a talented singer many opportunities to demonstrate his histrionic skill and flaunt his voice.

a0113718_17413524.jpg 「アンドレア・シェニエ」はジョルダーノがオペラ作曲家として歴史に名を残した彼の最高傑作であるとともに「ヴェリズモ・オペラ」最高の大作いえる作品です。イタリアオペラの数ある名作の中でも、とりわけロマンティックで情熱的な愛のドラマに酔える作品が「アンドレア・シェニエ」です。フランス革命を舞台に詩人シェニエと伯爵令嬢マッダレーナの出会いから悲劇的な結末までが、美しくダイナミックな音楽で描かれています。日本ではあまり上演されませんが、フランスやイタリアでは人気作品です。

このオペラの特色は、まずストーリーが面白いこと、舞台は18世紀末のフランス革命の時代。伯爵令嬢マッダレーナは、貧困の民を省みず遊び興ずる貴族を批判し、真実の愛の崇高さを歌う詩人シェニエのも即興詩に感動し心惹かれていきます。伯爵家の従僕の息子として、同じ館で幼い時からマッダレーナに恋焦がれ、同じ思いを寄せ続けてきたジェラールも、シェニエの詩に感動します。彼は階級社会の差別に怒りを感じており、伯爵家を飛び出すことになります。

 

5年後、ジェラールは革命政府の高官に出世し、マッダレーナの伯爵家は没落します。革命政府に批判的なシェニエは当局に狙われる身になっています。シェニエとマッダレーナは監視の目をしのいで密会しお互いの愛を確めあいます。しかし、マッダレーナを探すジェラールに見付かって、シェニエは捕らえられ革命裁判にかけられます。


a0113718_7151122.jpg 二人の愛の強さを知り、愕然とし、自分の立場を利用してシェニエを追い落としマッダレーナを自分のものにしようとした自分を恥じます。彼は革命政府への忠誠心とマッダレーナへの愛の間で心が揺れ動きます。結局ジェラールはシェニエの弁護に回りますが、民衆は血に飢えており、シェニエに死刑判決が下ります。

 
 シェニエを愛するマッダレーナは女死刑囚と入れ替わりシェニエが囚われている監獄へ入ります。再会した二人は永遠の愛を誓いますが、二人には断頭台が待っています。フランス革命の大きな波に翻弄されていく3人の魂の叫びを情熱的に歌い上げたドラマティックなオペラです。


 このオペラのもうひとつの文学的面白さは、フランスか革命を教科書に書いてあるような民主主義を勝ち取り世界を大きく前進させた出来事と単純に捕らえていないことです。フランス革命後の経済的混乱で市民生活と革命前より悲惨になり、民衆は血に飢えています。革命のリーダー・ロベスピエールは、恐怖政治で混乱を収めようとします。オペラの中で、権力者になったジェラールに「祖国の敵と言って告発さえすれば、誰でも好きな奴を死刑にできる」と歌わせます。教科書では教えないフランス革命の影の部分にこのオペラは光を当てています。


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オペラ好きの人にはもうひとつの面白さもあります。この作品の台本を書いたイリッカは、プッチーニの傑作「ラ・ボーエム」や「トスカ」の台本も書いた人です。面白いのはプッチーニの「トスカ」やヴェルディの「トラヴィアータ」(椿姫)の世界を視点を変えて描いていることです。詩人と画家、革命と内乱という設定は「トスカ」と似ています。「アンドレア・シェニエ」の重要な場面となっている社交場はと「ラヴィアータ」の舞台と似ています。これらの作品との大きな違いは、フランス革命という歴史の現実を強く表に出しているところです。そういう意味で、私個人的には、個人の出来事という表現に割り切っている「トスカ」や「トラヴィアータ」より、歴史の現実に押し流されていくという表現をしている「アンドレア・シェニエ」の方が話に説得力があり、現代に通ずるものを感じる点でも面白い作品だと思っています。これこそがが「ヴェリズモ・オペラ」最高の大作といわれる理由ではないでしょうか。


a0113718_7242722.jpg  このように素晴らしいオペラが日本であまり上演されず、知名度が低いのは、ジョルダーノという作曲家が他にこれと言った名曲を作っておらず、日本の学校の授業ではまず教わらないこと、「ヴェリズモ・オペラ」がこの「アンドレア・シェニエ」を頂点に、この後はやはり日本ではなじみの薄いルルーチアの「アドリアーナ・クルヴルール」くらいしか優れた作品が作られなくなってしまったことがあります。いくら優れた作品でも多く人に知られていなければ人気が出るはずもありません。人気のなさに加えて、この作品はハイレベルの歌手が揃わないと上演できず、ハイレベルの歌手はギャラが高いため、一般に知名度の低いこの作品では採算がとれそうもないということもあまり上演されない理由かも知れません。そういう意味では、今回の上演は私にとっては待ちに待った上演といえます。

 ジョルダーノの音楽の威力と魅力は胆な転調が音楽的昂奮に繋がって激しい音楽によって劇場的昂奮を生み出す才能において、プッチーニに匹敵するほどの作曲家でした。その音楽によって語られるドラマの実質が伴わない場合、音楽の刺戟と昂奮は空転してしまい、抑制と気品の欠如が露呈される結果となることもありました。『アンドレア・シェニエ』はそのドラマの激しさと巧みな作り方のお陰で、ジョルダーノの音楽の威力と魅力を十分に生かすことができた作品といえます。ヴェリズモ・オペラの影響から抜け出せなかったことだけでなく、ジョルダーノの作曲手法・旋律様式等にも限界があったのかもしれません。

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 オペラの主役は女性が多いですが、このオペラは男性歌手を絶対的な主役にすえた「プリモ・ウォータモ」オペラの代表的作品です。主役のアンドレア・シェニエには、4膜全てにアリアがあり、特に愛の尊さを説く「ある日青空を眺めての」は至難ともいえる最高音のフラットが2度もあります。第4幕の「5月のある日のようには」はトスカのスヴァラッドの時世の歌「月に光りぬ」に匹敵するテノールのアリアの名曲中の名曲です。また、アンドレア・シェニエ役には、第2第と4幕に強烈な愛の2重唱があります。アンドレア・シェニエ役のミハイル・アガフォノフは、プッチーニ、ヴェルディらイタリアオペラを得意とし、ミュンヘン、ベルリン、マンハイムなどで活躍する気鋭のテノール歌手だそうですが、声に繊細さと透明感があり、アンドレア・シェニエという人物の崇高さと強さを見事に表現していました。

 



 ソプラノの相手役・マッダレーナを演ずるノルマ・ファンティーニは新国立劇場の「アイーダ」での抜擢から育ち、今や世界トップクラスのソプラノに登りつめた歌手です。第3幕の「亡くなった母」の美しいアリアは感情が見事にこめられていて、観客の中には涙する人もいました。

 アガフォノフとファンティーニ愛の二重唱は、第2幕も素晴らしかったですが、第4幕最後で、死の旅立ちである断頭台に向うシェニエとマッダレーナが永遠の愛を誓って歌う愛の二重唱は絶品でした。ソプラノとテノールが最高音を競い合う難曲ですが、まさに美声の競演で、残酷な結末の悲劇であるはずなのに、二人の歌が気高く力強く堂々としているため、愛の勝利を歌うハッピーエンドに感じてしまうほどでした。



a0113718_7273958.jpg  この強力な二人に負けないように、準主役のジェラール役には、イタリアオペラ界の次代を担うスター・バリトン歌手として、来年のボローニャ歌劇場来日公演でも主役級に出演する、アルベルト・ガザーレをあてていました。さすがに存在感があり、高貴なイメージが敵役的なジェラールを魅力的に演じていました。理想と愛情の狭間で揺れる自分自身を自虐的に歌う「祖国の敵」は第3幕を飾る名歌唱でした。

 今回の舞台では演出も際立っていました。先に述べたようにこのオペラはフランス革命の影の部分に光を当てた作品ですが、演出でも光と映像を巧みに使い作品を一層ドラマティックにしていました。特に優れていたのは、演出が音楽だけでは表現しきれないフランス革命と民衆との関係を見事に表現していたことです。


 フランス革命により、王侯・貴族から政治の主権を得た民衆は、社会の凶器となります。一度民衆に侠気を注ぎ込むと、もはや権力者も止めることができません。最高権力者だったロベスピエールも断頭台の露と消してしまいます。今回の舞台の演出では、民衆の集団や回転舞台を使って所々に見せる、第2幕と第3幕の終わりの迫力ある音楽に合わせて、民衆の集団を照らす光を鋭く反転させたりして、民衆集団心理の恐ろしさを表現していました。群集も含めた登場人物の衣装や舞台セットを白主体にすることで、プロジェクターから放たれる光の色の変化が鋭く反映して効果を高めていました。


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  高潔な人物・アンドレア・シェニエに純白の衣装には白の照明しか当てず、死の直前まだ気高い人格を強調していました。断頭台に向う二人の愛の二重唱の場面では、それまでなかったような柔らかい優しい照明になり、愛の勝利を強調していました。光の使い方だけでなく、密偵だけ縞の衣装を着せたり、回転舞台を使って戦争の悲惨の象徴である墓地を所々に見せたり。非常に凝った演出に驚かされました。

 

音楽は個性的な演出によく共鳴していて、演出・舞台美術にリードされた高いレベルの総合芸術として成功した舞台だと思いました。私が今年観たオペラの中では、最高に位置づけられると思います。

(2010.11.18 新国立劇場)


参考文献;スタンダード・オペラ鑑賞ブツク「イタリアオペラ」上 音楽の友社





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by desire_san | 2017-02-07 00:44 | オペラ | Trackback(1) | Comments(45)
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Tracked from dezire_photo.. at 2013-12-11 08:50
タイトル : 快楽と陶酔の悪夢を魅惑の世界に描くフランスオペラ
オッフェンバック 『ホフマン物語』 Jacques Offenbach:The Tales of Hoffmann  新国立劇場の「ホフマン物語」の上演は10年ぶり、フィリップ・アルローの演出で戻ってきました。機械の絡繰り人形・オランピア、病弱な歌手・アントニア、高級娼婦・ジュリエッタの魅惑的で幻想的な夢の世界に迷い込むホフマン、夢と現実と交錯した世界を美しく描いたオペラで、10年前も確かこの演出で見ましたが、歌手陣も変わり、演出も少し変わったようで10年前とは少し違った印象を受けました。...... more
Commented by Matuy at 2010-11-27 08:07 x
オペラは観ていませんが、「アンドレア・シェニエ」のストーリーは歴史好きの私にも大変面白いです。歴史には表と裏、光と影があるというお話しはよく理解できます。フランス革命も、その後長い間政治的混乱があり、革命で不幸になった人は数え切れないと思います。革命があって良かったと多くのフランス人が考えるようになったのは、フランス革命が終わってから100年以上後かも知れませんね。
Commented by Alboa at 2010-11-27 08:13 x
フライス革命の影の部分を描いたのは面白いですね。フランスに住む私は、フランス人がフランス革命を誇りにしているのを知っています。それは、革命の歴史を誇りにしているではなくて、世界に先駆けて民主主義のりために大きな冒険をしたフランス人の勇気を誇りにしているのだと思います。
Commented by Marco at 2010-11-27 08:15 x
こんにちは
Andrea Shienie is a popular opera in Italy.
This stage is often presented also in here Florence.
The stage in Japan seems to have been production with the feature.
The stage director in the stage that you saw is a famous person in the world.
You were able to spend happy time.
ではまた!お元気で。
Commented by Del.Monaco at 2010-11-27 08:24 x
Venice is lively in the preparation for the carnival now.
The Italian who went to Japan also said that opera Palace in Japan was a good theater.
You can also appreciate a real Italian opera in Japan and it is happy.
Please look at an Italian opera in Italy when you come to Italy next time.
またイタリアに来てください。
Commented by 智子 at 2010-11-27 08:39 x
こんにちは。しばらくぶりのブログの更新ですね。
オペラは、「喋々婦人」や「カルメン」のような有名な作品しか見た事がありませんが、「アンドレア・シェニエ」というオペラはかなり優れた作品の用ですね。私の知らない世界があるのを知りました。ありがとうございます。
Commented by ゆりこ at 2010-11-27 09:02 x
ブログのご案内ありがとうございます。いつも楽しみにしています。
「アンドレア・シェニエ」というオペラがあることは知りませんでした。ブログを読ませていただき、初めてしりました。
話は変わりますが、有名なオペラだと聴いて、「ルチア」というオペラを以前見に行ったことがあります。desireさんは当然ご存知でしょうね。すごく陰惨な話で、後味も悪く、行くのではないと後悔したのを覚えています。どうも、狂乱の場のアリアが有名なそうなのですが、あまりにも悲惨な話で、悪趣味としか思えませんでした。
なんでもそうでしょうが、有名だから行くという発想は良くないですね。自分の価値基準をもっていなければならないのでしょうが、なかなか難しいですね。(笑)
Commented by sayaka at 2010-11-27 12:23 x
こんにちは。初めて訪問させて頂きます。私は市民オペラに参加していますが、イタリアオペラは素晴らしい作品ばかりですね。 ジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」は大変魅力的な作品ですが、アリアが非常に高い技術を必要とし、合唱の間合いも非常に難しい作品なので、市民オペラではとても手に負えないと思っています。ブログに詳しく書かれていますが、本質を良くとらえたご説明に、大変私も勉強になりました。
これから、時々訪問させていただきますが、よろしくお願いします。
Commented by つるりんこ at 2010-11-27 15:43 x
アンドレア・シェニエ、良かったですね。
ステージで全員が倒れていくエンディングは印象的でした、通常は断頭台へ向かう馬車に乗り込むのですが。
1961年のNHKホールでの映像では、馬車へ向かうデル・モナコがずっこけてしまう、というのがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=kbjAKdZ8FT0
Commented by Satoshi at 2010-11-27 17:15 x
こんにちは。ブログのご案内ありがとうございます。
いつも分かりやすいご説明や感想が大変勉強になります。
 「アンドレア・シェニエ」というオペラのことが良く分かりました。
私もいつか聴いてみたいと思います。
Commented by Regolet at 2010-11-27 17:33 x
私も 「アンドレア・シェニエ」を観ました。良かったですね!
目まぐるしく廻り舞台が回転するのには、観ている私も眼が廻ってしまいましたが、舞台に乗っていることは目が廻らないのかといらぬ心配をしてしまいました(笑)
こういう舞台なら、もう一度でも観たいですね!
Commented by 川岸哲 at 2010-11-27 18:50 x
お久しぶりです。ブログのご紹介ありがとうございます。
私はクラシック音楽は良くコンサートに聴きに行きますが、オペラは生で聴いたことがありません。ブログを読ませていただき、オペラは生の舞台を観なければ良さが分からないものだということが良く分かりました。今まではオペラは高いので、映像で観ていました。このため、あまりオペラが好きになれなかったのかも知れません。ぜひ生で鑑賞したいと思いますので、機会があったら誘ってください。
Commented by Egmont at 2010-11-27 19:13 x
dezireさんブログを拝読いたしましたが、時代背景の説明も丁寧で大変参考になりました。ところで掲載されている画像は上演時のものですか?余り凝り過ぎず適度に象徴的、抽象的な舞台装置のように思います。私は極端に抽象化され演出家の一人合点みたいなものより、どちらかと云えばやや保守的な演出を好む方ですので、画像が上演時のものであれば私の様な初心者でも十分楽しめたんだろうなぁと思います。私がずっと昔に、初めてオペラをTVで見たのが「アンドレア・シェニエ」で、確かマリオデル・モナコがタイトル役だったと記憶しています。ヴィデオディスクではホセ・クーラとマリア・グレギーナの熱唱コンビのものを観ていますが、演出が大変解り易く私のような初心者でも楽しめる仕上がりになっています。余り素直な性格ではない私は、登場人物の中ではシェニエやマッダレーナよりもジェラールの複雑な性格に興味を持っています。
 又、色んなオペラ体験を聞かせて頂ければ幸いです。
Commented by elinor-marianne at 2010-11-27 19:30 x
 こんにちは。コメントをいただき、ありがとうございました。
早速、読ませていただきました。
 とても詳しい説明、熱のこもった感想、綺麗なブログにビックリです!
deseireさまの真面目さや熱心さが現れていますね。
 私は今回、たまたま友人が出演しておりましたが、当日いただいたプログラムを見ると、合唱の方にも別な知人の名前を発見し、途中から、群集の一人ひとりの顔をオペラグラスで確認するなど、別な行動にも走っていたので、ちょっとばかし、筋から外れた行動も取っておりましたのです。苦笑
 新国立劇場は、初めてだったのですが、大変良い劇場でした。
また、皆さんがお書きのように、演出もおもしろかったですよね。
オペラは、一般的にはまだまだ敷居が高いと思いますが、こうして話題にする方が増えることで、公演に足を運ぶ方が増えるといいですね。
Commented by Nao at 2010-11-27 20:25 x
こんばんは
 「アンドレア・シェニエ」というオペラは魅力ある作品のようですね。私はジョルダーノという作曲家のことは全く知らなかったので、このオペラも初めて知りました。ブログを詠ませていただき、ストーリーも面白そうで、素敵なアリアや愛の二重唱など良い歌がたくさんある作品であることを知りました。次の機会にはぜひ聴きに行ってみようと思います。ありがとうございました。
Commented by Yumi at 2010-11-27 20:43 x
こんばんは。
素敵なオペラを体験できたようですね。オペラは値段が高いので、私はもっぱらN響のコンサートで我慢しています。dezireさんのブログは、オペラやバレエが主体でコンサートの記事が余りありませんが、クラシックのコンサートはあまり聴かないのですか? やはり音楽と舞台芸術が合体したような総合芸術を鑑賞していると、音楽だけのクラシックのコンサートは物足りないですか?オペラのすばらしさは、このブログを読んでいても伝わってきますが、私にはチケットの値段がハードルになっていますね(笑)
Commented by calaf at 2010-11-27 21:57 x
私も年に数回オペラの観賞をしておりますが、今回の「アンドレア・シェニエ」ほど予想した以上のオペラはありません。desireさんはこのオペラについて完璧に書かれていますので何も追加するようなことは無いのですが、素晴らしいアリアが随所にありながら日本ではあまり演じられていないのが残念です。
Commented by allodola777 at 2010-11-28 01:33
先日は拙ブログにご訪問いただきありがとうございました。
「アンドレア・シェニエ」、新国で上演されていたのですね。ノルマ・ファンティーには以前新国のガラ・コンサートでノルマを歌っているのを聴いて大変素晴しい声だと感心したのを覚えております。
大変詳しいレポート&解説、楽しく拝読させていただきました。
Commented by Ruiiese at 2010-11-28 11:29 x
新国立劇場には良くコンサート、買い物、食事に行きます。「アンドレア・シェニエ」は劇場のポスターを見て、その時は今まで聞いたことのないものをやっているのだなくらいに思っていましたが、ブログを読ませていただくと、すごいさくひんであることがわかりました。フランス革命は見方をかえるといろいろな事がわかるもののですね。興味深いお話を有難うございました。
Commented by desire_san at 2010-11-28 12:47
Yumi さん、クラシック音楽のコンサートも興味があります。演奏は生で聴く方が数段良いことも感じています。しかし、オペラ・バレエ・美術展・写真撮影など多趣味で、コンサートに行く時間がとれないのが実情です。コンサートは友達に誘われたときとか、知っている人が参加しているとかいうときしか行けていないのが実情で、余程興味があるものでない限り、ひとりでコンサートーはここ数年行っていません。それでも、12月はしばらくぶりに、「メサイア」を聴きに行こうと思っています。オペラは絶対に生でないといけないと思っていますが、「メサイア」のような長大でスケールの大きい音楽も、さすがに生演奏でないといけませんね。
Commented by marupuri23 at 2010-11-29 20:55
先日は拙ブログにコメントを寄せていただきありがとうございました。
このオペラは初演時に観たので、今回はパスしましたが、素晴らしい舞台だったとのことで、本当に良かったですね!
特に演出はオペラの本場(ヨーロッパ)に引けをとらない、レベルの高いものではなかったでしょうか。こうした作品ならば、今までオペラを観たことがない方々にも、オペラの魅力が伝わるのではないかと思います。
新国立劇場では、来年の大野さん指揮「トリスタンとイゾルデ」、そして大好きな「マノン・レスコー」を新演出で観ることができるので、今から楽しみにしています。
またdesireさんの感想を楽しみにしておりますね。
Commented by フランツ at 2010-11-30 20:49 x
こんばんは。
拙ブログへのコメント有り難うございました。dezireさんもオペラが好きなのですね。
私もこの演目は見に行き,とても感激しました。
ストーリーがいいのはもちろんですが,歌も演出もよかったですね。
お書きになっていらっしゃるように最後の場面でのマッダレーナとシェニエの二重奏は特によかったと思います。
Commented by Kawahara at 2010-12-02 08:39 x
こんにちは、非常に今回は丁寧に書かれておられたので、1回で読みきれず、暇を見つけて読んでいたら3日もかってしまいました。 これを読めばオペラ「アンドレア・シェニエ」のことは何でも分かるというブログですね。《笑》
私のようにこのオペラについてまったく知識のないものにとっては、非常に役に立つ内容でした。申し上げたようにオペラ「アンドレア・シェニエ」については、全く知識がありませんのて、何のコメントもできませんが、とにかく大変参考になりました。ありがとうございました。
Commented by K_Shinohara at 2010-12-02 08:59 x
こんにちは。オペラはNHKでたまに放送されるのを見るくらいで、劇場までいったことはありませんが、歴史の本を読むのが好きで、フランス革命には大変興味があったので、なんども読み返してよませてもらいました。フランス革命に影の部分かあると言うご指摘は良く理解できます。経済発展している現代でも日の当たらない人は人はたくさんいますものね。
このような作品があることは初めてしりました。原作を読んでみたくなりました。ありがとうございます。
Commented by nao at 2010-12-02 09:19 x
はじめまして
ブログへの書き込み有り難うございました。

コンサートの感想等に関しましては 私は いまいち楽しみ切れなかったところもありますので
自分のほうのブログのコメントにてレスをさせて頂きます。

現在、グルメ中心のブログになってしまっていますが コンサートの雑感は 足を運んだ際には 必ずアップしておりますので
今後とも もしよろしければ 覗きに来て頂けると幸いです。
僕も dezireさんのブログへ 時々 遊びに来させて頂きますので どうぞ宜しく御願い致します。
Commented by P.K.Shumen at 2010-12-02 10:48 x
こんにたは。オペラ研究会を運営しているハンドルネームP.K.Shumensと申します。時々訪問させていただいていましたが、初めてコメントさせていただきます。
 ご承知で書いておられると思いますが、 「アンドレア・シェニエ」がヴェリズモ・オペラに分類されるかどうかは、議論の分かれるところです。
Commented by P.K.Shumen at 2010-12-02 10:50 x
ヴェリズモ・オペラの本質は、現実社会をその社会情勢ゆ思想に関わりなく、喜びも悲しみもひとつの真実として表現するところにあります。音楽表現も、強烈で直接的な劇的で単純明快なものを狙います。ソロの強烈な旋律で、観客を興奮のるつぼにさそい、シャープな気迫が大きな要素です。ご存知のように、「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」がその典型です。長いオペラ表現は一般的に向かず、一膜表現にするのが一般的です。プッチーニの三部作のひとつ「外套」もその典型的な作品といえ、私はヴェリズモ・オペラの最高傑作のひとつだと思っています。
Commented by P.K.Shumen at 2010-12-02 10:51 x
「アンドレア・シェニエ」は優れた作品には間違いありませんし、ヴェリズモ・オペラ的な要素をたくさん持っている作品であることには異論はありませんが、ヴェリズモ・オペラという小さな枠にいれるのは抵抗があります。もちろんこれは私の個人的な意見ですが。
 ブログのほかの記事も読ませて抱きましたが、どれも研究会のテキストに使えるような内容で感服しました。近くに住んでおられるなら、研究会のメンバーに入っていただいたり、レクチャーをお願いしたいくらいです。これからも時々訪問させて頂きますが、よろしくお願い致します。
Commented by Ichi.Karra at 2010-12-02 12:16 x
始めまして。大学で声楽を勉強し、趣味でオペラの舞台に立っていますが、「アンドレア・シェニエ」はあこがれの作品です。書かれているように、「椿姫」や「トスカ」より面白い作品だとは思いますが、いろいろ置くが深く、歌が難しいだけでなく、演出がかなり難しいとおもいます。新国立劇場の舞台は、演出の世界では光の魔術師といわれているフィリップ・アルローの演出ですので、はずらしい舞台だったのは我々からみると当然のようにも思います。一度は手がけてみたい作品ではありますが、素人には手におえる作品ではないようにも思えます。
Commented by tkomakusa1t at 2010-12-02 15:53
いつも丁寧な解説で分かりやすいので楽しみにしています。最後で、死の旅立ちである断頭台に向うシェニエとマッダレーナが永遠の愛を誓って歌う愛の二重唱は絶品でした。。。。ここの場面を想像しています。きっと素晴らしかったでしょう。
Commented by 平石謙吾 at 2010-12-02 19:01 x
desireさん こんばんは。
P.K.Shumeさんのコメントを読ませていただきました。「アンドレア・シェニエ」がヴェリズモ・オペラに分類できないと言う見解賛成です。「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「道化師」、それにプッチーニの三部作のひとつ「外套」が典型的なヴェリズモ・オペラですが、とれも陰惨な暗い作品で殺人事件が絡んでいます。ですから、私はヴェリズモ・オペラと言われる作品は好きではありません。
私もdesireさんとおなじく「アンドレア・シェニエ」を見ましたが、ヴェリズモ・オペラとはとても思えませんでした。舞台は華やかでロマンチックな歌がたくさんあり、雰囲気は「トスカ」や「椿姫」の世界です。今回の新国立劇場の舞台を演出された方も、ヴェリズモ・オペラと解釈していたらこんな華やかな舞台にしなかったと思います。
Commented by P.K.Shumen at 2010-12-02 19:07 x
私の「アンドレア・シェニエ」がヴェリズモ・オペラに分類されるべきでないと言う意見に賛同する方が出ていますね。でもdezireさん、表題の『イタリア「ヴェリズモ・オペラ」の最高傑作』を変更する必要はありませんよ。(笑) そういう見方も決して誤っている訳ではありませんので。でも少なくともフィリップ・アルローの演出は、ヴェリズモ・オペラ的ではないようですね。
Commented by RINDA at 2010-12-02 19:37 x
こんばんは。
難しいことは分かりませんが、 (;-_-;) 「アンドレア・シェニエ」はすごく良かったです。名前も知らない行きましたが、素敵な歌に感激でした。\(^ 0 ^)/
Commented by mmk4869 at 2010-12-02 20:59 x
こんばんは。時々訪問させていただいています。分かりやすい「アンドレア・シェニエ」の作品の説明や公演の感想を読ませたいただき、ありがとうございます。「アンドレア・シェニエ」は非常に素晴らしい作品なのにあまり日本では上演されないのは残念ですね。新国立劇場ですばらしい体験をされたのをうらやましく思います。また新しい記事をたのしみにしております。、
Commented by Yuki at 2010-12-02 23:28 x
こんばんは。私は仕事でヨーロッパに行くことが多く、本場でオペラを時々みます。最近は本場ヨーロッパでも時代考証からはずれた現代演出や奇抜な演出が多く、わざわざイタリアまで行ってオペラを見ても、グロテスクな演出でガッカリすることが多いです。オペラは本場のオペラ劇場で見た方がよいと以前は思っていましたが、最近はわざわざ外国まで行ってオペラを見に行くべきかと疑問を感じています。
新国立劇場の「アンドレア・シェニエ」はすばらしい演出で、歌手陣も実力のある人がそろっていたようですね。私も今度は新国立劇場でオペラを見てみたいと思いますので、お勧めの舞台があったら紹介して下さい。
Commented by 山脇由美 at 2010-12-03 08:21 x
こんにちは。ご無沙汰しております。
私は歴史が好きで、フランス革命にはある種の憧れの気持ちを持っていました。ブログを読ませていただき、フランス革命にもいろいろな面があることを知り、啓発された気持ちです。オペラは見た事がなく、全く分かりませんが、この記事はたいへん興味を持って読ませてもらいました。まと時々ブログを覗かせてもらいます。新しい記事を書かれたら、ロールしてくださると助かります。よろしくお願い致します。
Commented by Takayuki777 at 2010-12-04 09:42 x
こんにちは。時々ブログを訪問させいいただいています。
このようなかなりマニア向けのオペラの話題に、書き込みがさかんなのに驚いています。desireさんのブログにはオペラ通の方がたくさんおられると言うことですね! 
「アンドレア・シェニエ」がヴェリズモ・オペラかどうかはの議論は面白いと思いました。私も「アンドレア・シェニエ」はロマンチックな雰囲気があり、陰惨な現実を表現したヴェリズモ・オペラとは違うような気がします。専門家がどのような基準でオペラを分類しているか分かりませんが、要は聴く側がどう楽しむかが重要に思えます。私としては、「何でもいいじないか、すばらしい舞台なのだから」という気持ちです。議論に水をさすようなコメントをしてすみません。
Commented by miki1865 at 2010-12-04 21:24 x
マリア・カラスがマッダレーナ役で、デル・モナコと競演した演奏もあります。「トロバトーレ」でマリア・カラスと共演のする予定だったのをデル・モナコの希望で「アンドレア・シェニエ」に変更したそうです。当時のデル・モナコfは人気絶頂で、マリア・カラスより力はあったようです。
Commented by mako774 at 2010-12-04 21:34 x
デル・モナコはスタジオ録音はテバルディとの共演です。当時の二大プリマドンナであるカラスとテバルディは声の性格が違い「トゥーランドット」でいえば、とカラスがトゥーランドット、、テバルディはリューという感じです。「トスカ」はカラス、テバルディとも得意にしていました。「アンドレア・シェニエ」はテバルディの得意としていましたが、カラスは得意でなかったようです。日本での「アンドレア・シェニエ」の公演はテバルディとデル・モナコの共演です。
Commented by kkm548 at 2010-12-04 21:50 x
デル・モナコのマンリーコ役の予定だった『トロヴァトーレ』を調子が悪くマンリーコは無理だと言ってモナコが演目変更させて、『アンドレア・シェニエ』でのデル・モナコとマリア・カラス初競演が実現そうです。デル・モナコどこが不調なのかと思わせる素晴らしい熱唱でした。その前もその後もびマッダレーナを歌わなかったカラスも善戦していました。バルディはこの役で最高の評価を得ていて、カラスは声の美しさや舞台姿ではテバルディに及ばないところを演技力でカバーし、フィナーレの愛の二重唱でもデル・モナコとテバルディの名演に劣らない感動を与えました。
Commented by たまゆら at 2010-12-04 21:57 x
不世出の名テノール歌手、マリオ・デル・モナコヴェルディの「オテロ」が一番ゆうめいですが、デル・モナコでしか考えられなかった演目に「道化師」と「アンドレア・シェニエ」があります。デル・モナコの「アンドレア・シェニエ」のCDはがスタジオ録音と日本でのライブ録音があります。どれも名演です。
Commented by 5-saturn at 2010-12-04 22:19
こんばんは。コメント書き込みありがとうございます。
「アンドレア・シェニエ」は若かりし頃のホセ・カレーラスものをDVDで見たことがあります。公演の頻度が少ないオペラなのでライブを見る機会があまりありません。一度ライブで見たいと思っています。
Commented by neko45 at 2010-12-04 22:51 x
こんばんは。毎週新しい記事を楽しみにしています。
ブログを読んだあと、図書館から借りてきてCDでこの曲、聴きました。
desireさんのブログに書かれているように、愛の二重唱がすごくいいですね。すっかりこのオペラのファンになりました。いつか、生の演奏で聴きたいです。
Commented by 河内始 at 2010-12-04 22:57 x
ブログをご紹介ありがとうございます。
すごい内容で驚きました。いろいろな分野のことを詳しくお知りなんですね。このオペラの記事の内容も分かりやすく、内容が充実していてすばらしいです。
また新しい記事を書いたら、メールしてくださると感謝いたします。
Commented by Rigoletto at 2010-12-05 23:36 x
こんにちは。非常に分かりやすい内容で感服しながら読んでいます。
ジョルダーノが「アンドレア・シェニエ」を発表したとき、無名の作曲家だったため、上演に苦労したそうです。。「カヴァレリア・ルスティカーナ」の作曲者マスカーニが高く評価をしてくれたことが「アンドレア・シェニエ」を上演できるようになったことに大きな力になったという話しもあります。「アンドレア・シェニエ」がヴェリズモ・オペラに分類される背景には、このようなこともあねのではないでしょうか。
Commented by J.K,regaret at 2010-12-06 12:18 x
はじめまして。市民オペラで歌っているものです。「アンドレア・シェニエ」の「ある日青空を眺めて」は何度もチャレンジしています。このアリアはもオペラアリアの中でも最高レベルのテノールアリアですね。しかし難曲のため名唱がなかなか聴けません。今回の新国立劇場のNicola Marcinucci の名唱は歴史に残るようなすばらしい歌唱だと思っていますで。 

心に残った自然とアート   


by desire_san
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