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芸術と自然の美を巡る旅  

バッハとヘンデルの音楽性の違いを考える   メサイアの魅力

ヘンデル『メサイア』
Handel "Messiah"

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年末のクラシック音楽といえば「第9」を聞く人が圧倒的に多く、コンサートも「第9」一色の感があります。しかし私は、年末に「第9」を聴きたいと思ったことは一度もありません。私にとって年末に聴きたい音楽といえば迷わず「メサイア」で、過去に通算5回「メサイア」を聴いています。意外に12月の「メサイア」のコンサートは少なく、唯一時間的に聴くことができたのがこのサントリーホールの演奏でした。







 このメサイアは「オラトリオ」という音楽形式です。これは、独唱、合唱、オーケストラなどを使用して宗教上の物語をわかりやすく伝えるための音楽作品で、本来は教会の祈祷室(オラトリウム)で宗教的道徳的内容の歌詞を叙事的に表現したものだそうです。



しかし、ヘンデルの時代になるとオラトリオは教会よりは大規模なオペラ劇場で演奏されるようになりました。「メサイア」も作曲当初から大規模劇場での上演を前提に作られました。「メサイア」は教会で演奏されることはほとんどなかったようです。即ち、形式や歌詞の内容は宗教的でも、舞台装置や歌手の演技のないオペラという性格を帯びた作品のようです。このあたりが同じオラトリオでもバッハの「クリスマスオラトリオ」などとは根本的な違いでもあります。





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This Messiah is music form of "oratorio."It is said thatthis is a musical composition for telling a religious tale intelligibly using asolo, a chorus, orchestra, etc., and originally expressed the words ofreligious moral contents epically at the prayer room of the church.However,when it became the Handel era, oratorio came to be performed at an operatheater larger-scale than a church.The "Messiah" was made from thetime of composition on the assumption that performance at a large-scale theater.Itseems that the "Messiah" did not almost have being performed at achurch.Namely, even when form and the contents of words are religious, it seemsto be the work which is tinged with the character of opera without theperformance of a stage setting and a singer.This hit is also the difference inwhich Bach's "Christmas oratorio of the same oratorio", etc. isfundamental.



そもそも、ヘンデルはドイツに同時代に生まれたバッハと並ぶバロック音楽の二大巨匠ではありますが、音楽性は全く異質の物です。バッハは音楽一族の家系に生まれ、神への信仰を表現するため教会音楽を作曲しました。一方ヘンデルは当時自由の地であったイギリスで音楽活動をし、劇場音楽や公開演奏会用の楽しむための音楽作曲していきました。ドイツ国内に留まって自己の音楽を掘り下げ、限りなく自己の技を磨いていったバッハは、札曲においても内面を深く掘り下げた意味深い緻密な音楽を目指していました。それに対しヘンデルは速筆で、おおらかでのびのびとしており、明るく生気と弾力に富み外に発散するようで、耳に快い響きを聴衆に与える音楽を目指したようです。バッハは純粋にドイツ音楽的であるのに対し、ヘンデルはイタリア音楽の遺伝子があったのかも知れません。これは、バッハの「ブランデンブルグ協奏曲」とヘンデルの「合奏協奏曲」を聴き比べてみると良く分かります。




 ヘンデルは本来オペラ作曲家を目指していたようです。ヘンデルが活躍したイギリスでは2つの革命を経て市民層の台頭を背景に宮廷音楽は衰退し劇場音楽が発達しようとしていました。イタリアでオペラを学んだヘンデルは、このようなイギリスの自由な空気のイギリスに魅力を感じてイギリスに移り、オペラの作曲に意欲を燃やし11曲のオペラを作曲しました。しかしイギリス人はイタリア人とは気質が違ったようで、華やかで貴族趣味的でもあるイタリア・オペラは当初こそ人気がありましたが、次第に飽きられオペラの興行成功しなくなってしまいました。風潮の変化を読み取る柔軟性を持っていたヘンデルは、イギリスで生まれた独特の音楽形式で「宗教的な主題を持ったオペラ」ともいえるオラトリオにオペラから転向を試みました。


Although Handel is the two major maestros of the baroque musiclocated in a line with Germany with Bach born to simultaneous cost, musicalityis a completely heterogeneous thing.Bach was born to the music family's familyline, and he composed church music in order to express the faith to God.themusic composition for Handel performing musical activities in Britain which wasa ground of freedom those days, and on the other hand, enjoying oneself theatermusic and for open concerts -- it carried out.Bach who stopped in Germany,investigated self music and polished self infinite work aimed at the meaningfulprecise music which delved into the inside deeply .It seems that the musicwhich gives an audience sound pleasant to an ear was aimed at so that Handel iswriting with a facile pen, was generous and felt relieved to it, and it mightbe brightly rich in vitality and elasticity and might emit outside.Bach wasmusical, possibly Handel had a gene of the Italy music.This is well understoodthat it listens to and compares Bach's concerto with Handel's concerto.



 オラトリオは、聖書の内容に基づいた題材で、役を与えられた歌手が演技をしない事のほかはオペラと同じであり、聖書理解を深めるために考え出された音楽でした。オペラで鍛え抜いたヘンデルは、舞台のドラマ性、洗練された音楽、聖なる言葉の組み合わせを融合し、崇高で気品に満ちたオラトリオの作曲に力を発揮しました。





ヘンデルはアイルランドの総督から慈善演奏会用のオラトリオの作曲を依頼され、友人であるチャールズ・ジェネンズに台本を依頼しました。チャールズ・ジェネンズは無神論者だという説もあり、この辺にも宗教的な音楽に対するバッハとの考え方の違いが読み取れます。しかし、ヘンデルは柔軟性のある作曲家で、深い聖書の理解に基づく素晴らしい「救世主」の物語の音楽「メサイア」をわずか24日間で書き上げました。


 メサイアは、第1部 救世主キリストの出現の預言と誕生、第2部 キリストの受難と死、復活、第3部 この世の終焉と最後の審判、永遠の生命、から構成されています。



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第1部は、来るべき救世主の到来の預言、人々に神の救いがない時期の「光」と「闇」の対比、救世主の誕生が表現されています。最初のテノールのレチタティーヴォやアリア、合唱から宗教音楽と思えないほど甘味の音楽です。「救世主」の出現を予言するバスのレチタティーヴォとアリア、アルトの「受胎告知」のレチタティーヴォも美しい曲です。ピファと呼ばれる平和な田園交響曲的なオーケストラの音楽、キリストの布教活動、奇跡の行為と歓喜の合唱のドラマッティクに音楽が展開して行き、「魂に安らぎを見いだすだろう」のアリアと合唱で第一部が終わります。オペラのような雰囲気でイタリア音楽の影響が残っているように思えます。




  第1部は、来るべき救世主の到来の預言、人々に神の救いがない時期の「光」と「闇」の対比、救世主の誕生が表現されています。最初のテノールのレチタティーヴォやアリア、合唱から宗教音楽と思えないほど甘味の音楽です。「救世主」の出現を予言するバスのレチタティーヴォとアリア、アルトの「受胎告知」のレチタティーヴォも美しい曲です。ピファと呼ばれる平和な田園交響曲的なオーケストラの音楽、キリストの布教活動、奇跡の行為と歓喜の合唱のドラマッティクに音楽が展開して行き、「魂に安らぎを見いだすだろう」のアリアと合唱で第一部が終わります。オペラのような雰囲気でイタリア音楽の影響が残っているように思えます。




 2はキリストの受難の物語で、第1部とは雰囲気が大きく変わって荘厳な合唱から始まり、キリストの受難が描かれます。キリストへの期待と現実の落差からキリストを侮蔑しあざ笑い、キリストを死に追いやる人々、キリストの復活、心が乱れた人々の騒ぎ、神の怒など宗教音楽らしくなります。神の子としてイエスの変容を称えるテノールのレチタティーヴォとアルト、ソプラノのアリアは美しい曲です。最後は「全能の神が支配者になった」神の国の到来を賛美するハレルヤコーラスで終わります。



メサイアを宗教音楽として聴くとき第2部で終わった方がすっきりするのにと思います。しかしヘンデルはなぜかキリストを信じる者への復活の約束や最後の審判など説明的な内容の第3部を作っています。音楽としては第2部の重たさはなく、アリアは美しく合唱は希望に満ちて明るい音楽です。第3部も宗教音楽というよりオペラ的な要素があるように思えます。最後に信仰の告白とアーメンのコーラスで結び、宗教音楽の体裁を整えています




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 「メサイア」は、台本が全て聖書からの抜粋の連続であり、具体的な登場人物もなく、配役のある歌手もなく、合唱ともども「救世主」の物語を客観的に語られていくところに特色があり、物語が客観的に観衆に伝わるように描きたいという意図を感じます。新約聖書ではキリストの一人称で語っているセリフを、彼を主語にして間接表現にしたり、「救世主」はキリストを連想されるものの具体的な人物名を明確に示していなかったりして、誰かは分からない「救世主」の物語を合唱や独唱によって客観的に語らせているような感じがします。聴く人の一人一人が心に描いた「救世主」とすることで、聴く人が自分の主観でこの曲を聴くように仕向けているようにも思えます


 ヘンデルはこの曲に、フランス風序曲、イギリスの教会音楽風の曲、ドイツの受難曲の形を受け継いでいる曲、イタリア・オペラの影響が見られる曲、など多種多様の曲をつけたいろいろなバージョンを作っています。「メサイア」は、イギリス以外に様々な宗教観を持つ人々にも受け入れられる普遍性のあるスケールの大きな名曲となりました。

この作品は18世紀あたりからイギリス中産階級の合唱ブームに乗って人気となり、コヴェントガーデン劇場のオラトリオ・シリーズの締めくくりに必ず演奏される習慣が定着しているそうです。この「メサイア」により、ヘンデルはオラトリオ作家としてヘンデルの地位を築き、優れたオラトリオを書き続け、作曲したオラトリオは18曲に及びました。「メサイア」は作曲家・ヘンデルの人生にとっても「救世主」であったともいえます。


今回のサントリーホールでの演奏は、「メサイア」を毎年年末に演奏して35回目の実績のある昭和音楽大学管弦楽団の演奏で、ソロも昭和音楽大学を卒業して活躍している歌手が出演していました。曲の始めのアンサンブルが今ひとつまとまりに欠けるとか、ソロの歌手で声量が相対的に不足している歌手がいるとか、細かいところで気になるところもありましたが、ソロと合唱のバランスは良く、全体としてまとまりのよい演奏でした。演奏の質を求めるなら、4倍のチケット代を払って、海外からソロの歌手を呼んだ1224日のバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏を聴くべきかもしれませんが、「メサイア」の雰囲気を味わうには十分だったと思っています。


 

ホールで実際生演奏を聴いてみると、「メサイア」は「オペラ」のような近親感を感じます。私はバッハの「マタイ受難曲」や「クリスマスオラトリオ」は大好きですが、これらの作品を演奏会で聴いたときの不思議な宗教的体験は、「メサイア」では全く感じられません。これは以前、海外からソロの歌手を呼んで演奏した東京シティーフィルの演奏を聞いたときも同じでした。この曲には主観的な宗教観の印象が薄く、「救世主」をキリストと限定しなくてもよいような雰囲気さえあります。逆に宗教音楽として聴くと、「マタイ受難曲」や「クリスマスオラトリオ」より説得力が弱いような気がします。宗教音楽ではなく、劇場音楽だと思って聴くとけっこう納得して聴ける音楽なのです。そして「ハレルヤコーラス」に代表される生きる喜びの賛歌のように聴くこともできます。これが「第9」とともに年末の歌として演奏される理由かも知れません。

2010.12.17 サントリーホール)




参考文献:三沢寿喜「ヘンデル」 音楽之友社バッハとヘンデルの音楽性の違いを考える   メサイアの魅力_a0113718_14305871.jpg
     p・デュブーシェ「バツハ」 知の発見双書 創元社










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by desire_san | 2019-02-07 22:54 | 音楽・オーディオ | Comments(38)
Commented by yamanteg at 2010-12-06 10:18
バッハは純粋にドイツ音楽的であるのに対し、ヘンデルはイタリア音楽の遺伝子があったのかも・・・・・・

⇒風土・環境が音楽に影響を与えるんですね。
 今度聴くときの参考になります。

宗教的背景は分かりにくい面がありますが、それはそれで別として。
Commented by やっくん at 2010-12-06 11:47 x
う~ん、なかなかバッハとヘンデルを聞き比べるようなことはしないですね。今度聞くときは視点を変えて聞いてみましょう。
Commented by K.J.Bucha at 2010-12-10 09:41 x
こんにちは。バッハ大好き人間としてコメントさせていただきます。ヘンデルとバッハの音楽大きな違いは、バッハがドイツで音楽を学び、生涯ドイツで作曲活動をしていたのに対して、ヘンデルはイタリアで音楽を学びイギリスで作曲活動をしていたことによるところが大きいと思います。バッハが作曲した時代は、ドイツでは対位法主流でした。対位法は必然的にポリフォニーの音楽となります。イタリアで音楽を学びイギリスで作曲活動をしていたヘンデルは、イタリアでは音楽が大衆化していて、難しい音楽よりも心地よい音楽が求められていたのだと思います。
Commented by Henke63 at 2010-12-10 10:11 x
dezireさん、こんにちは。的確で分かりやすい説明ありがとうございます。ご説明と重なるかもしれませんが、バッハの音楽は高貴で教養のある人のための音楽のようで、くつろいで聴けないという人もいます。音楽が崇高な音楽歴史を超えて愛される音楽だと思います。マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ミサ曲ロ短調は心に染み入る不滅の名曲です。それに対して、ヘンデルは、庶民的で万人が楽しめ、家族の団欒で聞くような優しく包容力のある音楽だと思います。「メサイア」は私も大好きです。
Commented by Kikyou7 at 2010-12-11 11:39 x
ヘンデルによる人気のバロック・オペラで「セルセ」を聴いたことがあります。甘い旋律で有名なアリア「オンブラ・マイ・フ」で始まり、ドイツ音楽の世界ではありません。バッハとは全く違う道を歩んだことがこの曲を聴くと良く分かります。
Commented by Sofia at 2010-12-19 07:44 x
こんにちは。バッハ大好き人間としてコメントさせて頂きます。
バッハの音楽のヘンデルにない精神に染み渡るような奥深さは、豊かな和声によるところが大きいと思います。バッハの音楽では、一定の間隔でコードが変わり、コードの進行に合わせて旋律やリズムが組み合わされ調和した和声(ハーモニー)が展開されるのです。コードには明るさ、楽しさ、悲しさ、暗さなどなどのそれぞれのコードの性格が持たされ通り、これらの組み合わせにより音楽を高揚させていくことにより音楽を作り上げて行きます。バッハの音楽の精神性はここから生まれます。ヘンデルの「メサイア」の記事のコメントをしてこんなことを書いては申し訳ありませんが、大衆が喜ぶような心地よい音楽を速筆で作っていたヘンデルと比べ、バッハは時間をかけて考えに考えをつくして音楽を作っていました。ヘンデルとバッハでは、同じ作曲家でも住む世界が違うのだと思います。
Commented by Kaito23 at 2010-12-19 11:28 x
こんにちは。「メサイア」とヘンデルのお話は勉強になりました。メサイアには、合唱で出演したことがあります。ハレルヤコーラスは、子供の頃に初めて歌い歌っていて気持ちがよかったです。ヘンデルの和音は、基本的なものが多いという印象を持っています。
Commented by Thanderrite at 2010-12-19 11:45 x
いつもブログを読ませていただいています。dezireさんの書かれた内容に同感です。同年に生まれロンドンに移住したヘンデルと、終世ドイツで活躍したバッハとては環境の違いは大きかったと思います。
バッハの緻密な音楽は畏敬の念を感じ、ヘンデルの鷹揚な音楽には敬愛の気持ちを抱きます。バッハの音楽では少しバッハらしくないところも感じのカンタータ「いとも美しき暁の星が好きです。ヘンデルのメサイアも好きですが、合奏協奏曲作品6が一番好きす。ロマン派のような悲嘆の表情などは大変魅力です。
Commented by ゆりこ at 2010-12-19 16:14 x
今晩は。ブログのご説明大変良くわかりました。ありがとうございます。私はバッハのマタイ受難曲やロ短調ミサ曲の方が好きですが、クリスマスになるとメサイアを聴きたくなりますね。
Commented by Takashi at 2010-12-19 16:30 x
私は、バッハ、ベートーヴェンやワーグナーの音楽は音楽を楽しみたいと思っている人とはかけ離れたところで音楽を作っているようで好きになれません。宗教、哲学、愛と死の美学、精神の救済など理解できないような難しいことをテーマに取り上げ、人生を難しく考えることを押し付けているようで抵抗を感じます。その点、ヘンデルの「メサイア」は聴く人に喜びを与えるすばらしい名曲だと思います
Commented by felice_vita at 2010-12-19 16:59
こんにちは! メサイア、私も第九よりもこちらのほうが今の季節に適していると思います。2年前BCJをサントリーホールで聴きました。(中学校3年生の校内合唱コンクールの課題曲がハレルヤでしたのでこの曲は同じ音楽教師から学んだOBOGは全員歌えるのですよ)
分かりやすい解説で「そうだったのか!」となるほどと頷きながら記事読ませていただきました。私はまずこの曲が英語の歌詞であるところがポイントだと思っているのですが、欧州の作曲家は今のEU内大移動をしており、本当に芸術は国境を越えるのだなというのを実感しますね。
受胎告知の絵、解説にぴったりで一気に気分が盛り上がりました。
Commented by 失われたアウラを求めて at 2010-12-19 17:17 x
dezireさんのおっしゃる通り、日本では12月でも《メサイア》はあまり話題になりませんね。大変な名曲にもかかわらず・・・・私も実演では数年前、デプリースト指揮の都響の12月定期演奏会で上野の文化会館で1度聴いただけです。ブログを読ませていただいたら《メサイア》も久しぶりに聴いてみたくなりましたが、新国立劇場での《トリスタンとイゾルデ》の予習もしなくてはならないし!!!!
Commented by ことねっち at 2010-12-19 17:47 x
私のブログに訪問ありがとうございます。
ヘンデル「メサイア」はよく聴いた事がありますが、バッハの「マタイ受難曲」は聴いた事がありませんでした…。
これから聴いてみます…。

ひと目でレオナルド・ダヴィンチ作「受胎告知」という絵は分かったんですが、絵の近くに作者名を併記してもよかったかな…。

音楽だけでなく、これから有名になって欲しい画家の紹介記事もいいですね♪
Commented by オペラ対訳プロジェクト管理人 at 2010-12-19 19:23 x
ブログにコメントありがとうございました。上のURLで「メサイア」の翻訳ボランティアを募集しています。ご興味ございましたら、ご参加ください。
Commented by calaf at 2010-12-19 21:49 x
ヘンデル作曲のオペラ「セルセ」のアリアで有名な「オンブラマイフー」でもわかるように大変メロデイックな曲想の持ち主で「メサイア」も聞いても歌っても楽しい曲です。昨年私はサントリーでコレギウム・ジャパンの「聖夜のメサイア」を聞きましたが、少人数ながら流石アンサンブルは素晴らしいですね。私自身も3回ほど続けて毎年「メサイア」の全曲に近い曲数をオケ付きで歌っておりました。特に最後のアーメンコーラスは圧巻ですね。
Commented by フランツ at 2010-12-19 22:32 x
拙ブログへの訪問有り難うございます。
受胎告知の次の次の絵はサンセポルクロにあるピエロ・デラ・フランチェスカの「キリストの復活」ですね。昔,フィレンツェに行った際に遠出をして見に行きました。
記事の内容に直接,関係のないコメントですみません。
Commented by Katu777 at 2010-12-20 08:45 x
今回の演奏会でコーラスを歌っていたものの一人です。今回は私たちの演奏会を置き聴きいただき、素敵なブログに紹介いただきありがとうございました。「メサイア」のコンサートは年中行事で毎年開催しています。ほかにもいろいろ演奏会を行っていますので、お好きな曲をがあれば聴きに来て下さい。今後ともよろしくお願い致します。
Commented by elinor-marianne at 2010-12-20 09:19 x
おはようございます。
まず最初に、desireさまのブログにすぐ飛べるように、私のブックマークに追加させていただきました。ご了承いただけますことを、願っています。

 私も、音楽・美術・文学など楽しんでおりますが、
最近、すべての根っこに「人間好き」がある、ということに気づきました。
desireさまはいかがでしょうか?

 バッハは昔から好きでしたが、ヘンデルの良さは、年を取ってからのほうが感じるようになってきました。
日本で言う、歌舞伎のようなイメージがあります。

 宮廷の古めかしくも優雅なコスチュームがそのまま音楽上に現れているような感じです。

 desireさまの考察も、非常に興味深く読ませていただきました。
ご案内いただき、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いします。
Commented by HANA at 2010-12-20 12:25 x
こんにちは!(^0^ *)ノ
わたしもメサイア行きました___♪♪
すご~~~くよかったったですょ~~♪
 あ(^ - ^) り(- ^ ) が(   ) と( ^ -) う\(^ 0 ^)/★ という気持ちでした ☆彡☆彡_
年末はやは~り、メサイア~~~~☆ ですね ξб。бξζζ
Commented by transient66 at 2010-12-20 14:13
こんにちは、拙ブログにコメントありがとうございます。
ヘンデル、バッハとまるでわかっていないのですが、大変わかりやすいエントリでありました。クラシック コンサートもぜひ近々聞きに行きたくなりました。
Commented by 智子 at 2010-12-20 19:09 x
こんにちは。こんにちは。毎回ブログに新しい記事が載るのを楽しみにしています。
バッハの音楽にたいするコメントを読ませて頂き面白い考え方だと思いました。しかし、個人的にはバッハの音楽よりモーツアルトの音楽のほうが好きです。音楽は楽しむことに意味があるのだと思います。大衆が喜ぶような心地よい音楽を作ることのどこが悪いのかと思います。バッハよりヘンデルの音楽に対する考え方に共感しました。
Commented by Masayuki_Mori at 2010-12-20 20:41 x
始めまして。バッハの声楽のコーラスで歌った経験のあるものです。
私はバッハの音楽が音楽の中で一番魅力があります。バッハの声楽曲は器楽なところがあり、例えば、カンタータのコーラスは、そっくりそのままオルガン曲に編曲した曲はオルガンで弾いてもしっかりとしたオルガンのフーガとなっているそうです。従って器楽的な音楽を合唱で歌わせているともいえます。これがオペラから入ったヘンデルとの大きな違いだと思います。
Commented by Chiiko at 2010-12-21 20:13 x
今晩は。初めて訪問させていただききます。
ヘンデルの音楽には水上の音楽くらいしかなじみがなかったのですが、ブログを読ませていただき、「メサイア」に興味を持ちました。
早速CDを買ってきいてみましたが、すばらしい音楽ですね。
すてきな曲を紹介していただき、ありがとうございました。
Commented by marupuri23 at 2010-12-21 21:50
いつもブログ記事のご案内をいただき、ありがとうございます。
ヘンデルとバッハの両者による音楽の違いは、当然のことながらありますが、優劣を論ずるのではなく、違いを楽しむことが、豊かな音楽鑑賞ライフを広げていくことに繋がるのではないかと思います。
バッハのハレルヤコーラスでは、BWV140「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」第1曲コラール合唱で歌われるものが大好きです。天国が今まさに近づいてきたような、至福感に包まれます。同じハレルヤの表現一つでも、それぞれ違いがあるなと感じますね。
Commented by tkomakusa1t at 2010-12-22 16:15
メサイア..。。。。。全く知らない世界で
年末のクラシック音楽といえば「第9」としか知らないので新鮮でした。
ゴッホ展行ってきました
詳しい説明をここで学習していったので
なんだかとても身近に感じました、
ありがとうございます。
Commented by marupuri23 at 2010-12-24 00:28
desireさん、こちらこそ拙ブログにお返事いただきまして恐縮です。
BWV140冒頭合唱曲で歌われるハレルヤ(アレルヤ)は、曲の途中で登場します。曲の一部ということで、ヘンデルの「ハレルヤコーラス」に相当するものとは言えないかもしれず、私個人(素人)の意見でお許し下さいませ。
ですが、BWV140は神の国の到来(イエス再臨)を表現した、バッハのカンタータの中でも素晴しい名曲ですので、その世界をお楽しみいただけましたら幸いです。
Commented by milletti_naoko at 2010-12-31 00:57
desireさん、こんばんは!

こんなみごとなパイプオルガンが備わったコンサート会場があるんですね。演奏もきっとすばらしいものだったことでしょう。うちの夫は一時期オルガン奏者になりたいと考えて、学校にも通ったことがあるのですが、伯父の勤める教会にあったオルガンで練習するのに、特に冬は寒さがこたえたことなどもあり、断念したそうです。そのためか、毎年夏に聖フランチェスコゆかりの聖地、ラヴェルナで開かれるパイプオルガンのコンサートには何度か足を運びました。楽器が同じでも、様々な種類の曲を聞くことができて興味深いのですが、夫はバッハのファンのようです。

ヨーロッパでは、音楽や絵画を始めとする芸術が、芸術そのものではなく、神の教えや聖書の物語を大衆に教えるため、あるいは神に捧げるためと、宗教と深い関係にあるのが、興味深いです。

新しい年が、desireさんにとって、実りの多いすてきな1年でありますように。新年もよろしくお願い申し上げます。
Commented by i_misakura at 2011-01-05 16:37
こんにちは。
「メサイア」は喜びと光を感じます。
今年もブログ、楽しみに拝見させて頂きます。
Commented at 2011-01-09 02:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by desire_san at 2011-01-10 00:25
harukoさん、いろいろコメントをいただき、ありがとうございます。声楽の勉強されている方から情報は大変参考になります。ヘンデルのオペラがたくさんあるのは知って降りましたが、上演されるのを見たことかありませんので、触れる機に恵まれません。上演の情報があれば、ご教示お願いします。
Commented by haruko at 2012-12-10 15:54 x
そういえば、クリスマス前のドイツのテレビで見せる音楽は
ヘンデルのメシア(メサイア)が多いことに気がつきました。
その次がバッハですね、、
第9はめったに聴きません、、、
Commented by natsumeakemi at 2012-12-11 13:17
はじめまして。
夏目明美と申します。
非常に詳しい解説を読ませていただき、勉強になりました。
実は「メサイヤ」を聴くのは今回が初めてでした。
第九は年末にコーラスで出演したことがあるくらい聴いていますが。
「メサイヤ」のコーラスに何度も出演されている友人に誘われ、聴きました。オーケストラのコンサートもいいですが、声楽があるコンサートも魅力的ですね。

これからも時々訪問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
Commented by sho-doit at 2015-06-09 16:28
トラックバックありがとうございます。
興味深く、記事を読ませていただきました。
ヘンデルと言えば、実は水上の音楽しか鑑賞したことがありません。メサイアも有名な曲ですよね。今度、鑑賞してみます。

あと、「ブランデンブルグ協奏曲」と「合奏協奏曲」の聴き比べ・・・ぜひ、してみたいです。
Commented by desire_san at 2015-06-09 21:24
sho-doitさん、コメントありがとうございます。「ブランデンブルグ協奏曲」と「合奏協奏曲」の聴き比べてみると、バッハとヘンデルの違いが一層わかるかもしれませんね。
Commented by liddell97 at 2015-06-14 21:28
desireさん、トラックバックありがとうございました。
(実はトラックバックを理解できておらず、ドキドキしています)
貴重な情報とご意見を読ませて頂き、とても勉強になりました。ヘンデルの「メサイヤ」を聞いてみたいと思います。
Commented by desire_san at 2015-06-14 23:47
liddell9さん、私も「メサイヤ」は大好きです。バツハの「マタイ受難曲」などとは違った趣がありますね。
これを機会に音楽名遂げについて感想やご意見を交換できればと思います。
私のブログにもトラックバックして抱くことは大歓迎です。
よろしくお願い致します、
Commented by primex64 at 2015-06-28 17:52
ミリアム・フックスのクレズマーにトラックバックを頂戴し、ありがとうございます。リンク先が何故かバッハ/ヘンデルの頁だったのでこちらに御礼申し上げます。おっしゃる通り、欧米での年越しの曲は大概はメサイアですね。以下に少し書いていますのでご覧あれば幸甚です。

http://musicarena.exblog.jp/13150906/

また、ヘンデルのイタリアにおける先輩作家で、生前にヘンデルとも信仰があったとされる人の作品を紹介しておきます。

http://musicarena.exblog.jp/20871818/
Commented by desire_san at 2015-06-29 12:59
primex64さん、メサイアのお話てお恥ずかしながら知らなかったステッファーニのお話、拝読させて抱きました。ステッファーニの音楽は聴いてみたいと思います。
「メサイア」も演奏によりだいぶ印象の変わる曲で、演奏家ではアルトをだけが歌うかが重要だと思っています。「メサイア」は殆ど生演奏で聴いていますが、それそれ良いところが゜たくさんありますが、演奏の完成度というえと、なかなかCDの名盤のようには行かないようですね。

by desire_san