初心者でも楽しめる印象派・ポスト印象派の名画
National Gallery of Art, Washington
1999年以来12年ぶりにワシントン・ナショナル・ギャラリーから印象派・ポスト印象派の傑作が来日し、六本木の国立新美樹館で鑑賞することができました。震災から5か月が過ぎ、金曜日の夜間展示もさいかいされましたので、静かに名画を味わえるようになりました。展示されていた主な作品について展示に沿って感んじたことを書いてみました。
コロー「うなぎをとる人々」
この美術展で最初に私たちを迎えてくれたこの作品は、都会に住む私たちに一時自然の中にいるような体験をさせてくれる一品です。コローの風景画独特の空気感かぜ心地よく、実際に小川のせせらぎにいるような気持ちになります。この作品の前にたたずみ、森林浴した気分でリフレッシュして、美術展の他の作品を鑑賞できました。
クールベ「ルー川の洞窟」
力強いクールベのタッチを楽しめる作品。洞窟の生々しい壁面、渓流の水しぶきが実際とはおそろしく違う表現なのにそのようにあるのだと説得力を持って感じてしまう。クールベのリアリズムとはそのようなものなのでしょうか。
ブータン「オンフールの港の祭り」
ブータンの空の描写は、優れたカメラマンが撮影した雲と空の写真描写と比べても、ブータンの皿の表現の方がずっと厚みがあり説得力があります。もちろん、写真の方が明らかに現実に近いのですが、絵画表現は写真のリアリズムにそれ以上のものを加えて、より現実の魅力を表現できることが分かります。
マネ「オペラ座の仮面舞踏会」
後ろ向きの道化の身体が半分切れていたり、2回の人の足だけ描かれていたり、描きたい対象をしっかり枠の中に入れるという常識に決別した大胆な構図で仮面舞踏会のざわめく雰囲気を見事に表現しています。
マネ「鉄道」
この美術展のポスターになっているが、ポスターを見る限りどこが傑作なのか分かりませんでした。本物の作品の前に立つと、一つの絵の中にいくつかのテーマや物語があることが分かります。鉄格子の向こうに小さく描かれた人々にも、それぞれの生活があることを感じさせます。本物の作品の前に立つと、まさしく傑作だと感じました。
バーシル「エギュー=モルトの要塞」
印象派の一翼を担った画家の実際にそこにいるような体験のできる清々しい作品。
モネの部屋に展示されている多くの作品を見ると、モネもムいろいろな画風で風景を描いており、いろいろな
挑戦をしているのが分かります。初期の「サン・タドレス」のようなバーシルに通ずるような心地よい清々しい作品も残しているのが分かりました。
モネ「日傘の女性・モネ夫人と息子」
モネ夫人と息子の顔は完全に逆光ですが、焦点は顔にあってはっきり表情も分かります。一瞬の光の輝きと揺らぎを見事に表現しています。光の空気感を表現した頂点に位置づけられる作品だと感じました。
これもポスターになっている作品ですが、ポスターや画集ではこの絶妙な空気感や光の揺らぎは分かりません。
モネ「ヴエトイユの画家の庭」
これぞ印象派といえる輝かしい光の表現です。バランスの悪い構図が、かえって見る人にかえって花木の光の輝きを印象付けます。
モネは、白内障による視力低下により、晩年は抽象絵画のような心象風景を描くことになります。
ドガ「アイロンをかける女」
日常の生活の断片の一瞬の動きを、落ち着いた色彩で表現していて、心安らぐ作品です。
ピサロ、シスレー、ルノワールと秀作が続きます。
ルノワール「ポン・ヌフ・パリ」
ルノワールニには珍しい風景画の秀作。ルノワールの風景画は、力強さがなくあまり魅力を感じませんでしたが、この作品は青と淡黄色を基調に町の人々の生活感を感じる作品になっています。
ルノワールの絶妙のタッチが光る作品が続きます。
ルノワール「マネ夫人とその息子」
少し荒い、流れるようなタッチが魅力です。
ルノワール「踊り子」
背景の荒いタッチとスカートの柔らかいタッチと色彩とタッチを巧みに使い分けた作品です。
ルノワール「アンリオ夫人」
身体が透けるような柔らかいタッチで描かれていて、官能的ですらあります。
この美術展では、印象派を代表する3人の女流画家の作品が揃いました。
エヴァ・ゴンザレス「家庭教師と子供」
マネの雄一の公式な弟子と言われるエヴァ・ゴンザレスのこの作品は、マネの画風を引きついているが、色彩感覚が温かく気品があります。彼女は師のマネと同様に、印象派展の招待を断り、サロン出品を続けたそうです。
ベルト・モリゾ「姉妹」
初めてモリゾの作品を見たときは、ルノワールと似ていると思いましたが、何回か見るとルノワールとの資質の違いに気づきました。ルノワールの傑作はタッチの起伏があり、モデルを冷徹にとらえていますが、モリゾの作品は描かれている人たちと親密な距離感があり、あくまで温かく表現は繊細な内面的感受性を感じる柔らかさがあります。この作品は1999年にも来日しておりました。
メアリー・カセット「青い肘掛け椅子の少女」
大胆な構図と自由奔放なタッチが非常に強烈な印象を与えます。メアリー・カセットは画家としては母や子供の一瞬の輝かしさを描いた画家です。アメリカ生まれの彼女は、印象派のパトロン的存在で、アメリカのコレクターに印象派を売り込んだそうです。彼女のそのような精神的強さがこの作品からも感じられます。
ポスト印象派の部屋では、時間が止まったかのような静粛感を感じるスーラの作品をはじめ、ゴッホ、ゴーギャンの個性的な作品が並びます。
しかし、この部屋の主役はセザンヌの作品群です。
セザンヌ「レヴエヌアン紙を読む画家の父」
セザンヌ初期の作品だが、パレットナイフを使った荒いタッチの独特の美しさはその後の作品を彷彿させるものがあります。
セザンヌ「赤いチョッキの少年」
デフォルメされた長い左腕が力強い安定感を与えます。赤の鮮烈な色彩と周囲の青系の色彩が相互に画面を引き締めています。画面に運動、回転などが共存し、人物に意志や感情など精神的重みを感じさせるある種の激しさを潜ませているように感じます。色彩的美しさと精神的美しさが巧みに結合した作品だと思いました。
セザンヌ「リンゴと桃のある静物」
セザンヌの静物画は安定と不安定が共存する不思議な世界です。別の視線から描かれた果物が同じ画面に描かれることで、脅かされる安定とそれに抵抗する力による緊張感から新たな安定が生まれ、絵画に精神的深みを与えています。
セザンヌ「水辺にて」「川辺」
セザンヌの風景画も展示されていましたが、何でもない風景を題材に、奥行きと三次元を作り出すのがセザンヌの世界です。
セザンヌの絵画は、水平に幅を、直に奥行きを表現して、二次元の平面の中に面、色、形に構成し、画面の
枠の中に意味を持った独自の空間を作り上げています。
セザンヌの作品の軽いタッチで塗られた色は、適度に抑制された美しさがあります。セザンヌの絵画は、他の画家のように部分を拡大してみることに意味はなく、全体として見たとき、初めて絵画となります。
今回美術展のポスターやチラシでは、誰が見ても分かり易く美しい作品を表紙に表紙に使わず、あえて印刷物を見ても名画かどうかわからないような作品を取り上げ、本物を見たとき、初めてその作品の素晴らしさがわかるような仕掛けがしてあったように感じました。
印象派・ポスト印象派の宝庫であるワシントン・ナショナル・ギャラリーから、日本の美術鑑賞者への挑戦をと感じたのは、私だけでしょうか。
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いつもコメントを頂きありがとうございます。
今回のワシントンナショナルギャラリーは素晴らしい作品がたくさん出品されていたようですね。 八月のとある日ミッドタウンへ出かけたついでに美術館へ行ったところ、休館日でした(涙)。そしてとうとう行きそびれてしまいました。desire-sanの素晴らしい画評とともに楽しませていただきました。
ワシントンナショナルギャラリーへは過去二度訪れたことがあり、大好きな美術館です。ギャラリーはとても広いのでまだまだ見落としている作品がたくさんありそうです。機会があればまた訪れたい美術館のひとつです。無料っていうのもいいですね。
復習になりました(*^o^*)
クールベの作品は、うなぎを採る人は、右奥で、一緒にいった家族のほうが大きく描かれていたのが印象的でした。 奥行きがあり、状況が目に浮かぶようでした。
dezireさんのように含蓄がないので、ブログを拝見して、いろいろ勉強になりました。
ちなみに、フィレンツェが大好きで、3度、ニューオリンズも1度行きました。 オペラも子育て中で、来日オペラを見に行くのは、予算がきついですが、ぼちぼちメトのライブビューイングに、行こうかな、と思ってます。
どうも最近は印象派の作品を見ることに(見る側として)マンネリ感を抱いているようなところがありましたけれど、desireさんの真摯に作品に向き合っての感想の数々、新しく風を吹き込まれた思いでおります。
斜に構えてばかりではいけんですね(笑)。
同じ展覧会を、他の方はどうご覧になったのかと楽しみで、さっそく来てしまいました☆
私も、「鉄道」は本物を目にして初めて、価値が分かった気がした作品でした。モネ目当てで行って、もちろん大満足でしたけれど、良い収穫だったなーというのは、この「鉄道」を生で見たということでしょうか。
「オペラ座の仮面舞踏会」も、収まりきっていない構図から、ざわめきが広がるようでしたね。
画像も評も豊富な記事を拝読して、もう一度記憶の中であの展覧会を巡れた気分になりました。
ありがとうございました!
紹介された3人の女流画家の作品がとても印象に残っています。特にカサットはこの展覧会で初めてその名と作品を知ったのですが、温かみのある表情に一目で大好きになりました。
最近購入したカタログを一日一ページずつ見ていってるのですが、説明を読みながら改めて絵を見るとまた違いますね。もう一度見に行けばよかったなぁって思っちゃいます^^;
印象派には些か食傷気味ではありましたが、それでも、見て良かったと思える企画でした。特にセザンヌの作品をこれだけまとめて見られる機会は貴重だったと思います。
それでも帰ってからたくさんの作品が深く心に残っています。名画とはそういうものなのですね!
印象派は難しい解釈を必要としなくて、私のように詳しくないものでも
楽しめるのが魅力ですね。
小学生の子どもたちも男の子ですがとても楽しかったようです^^
うなぎを・・・ ポン・ヌフ・・・ マネ夫人とその息子 家庭教師・・・ 青い肘掛け椅子・・・などは私もとても好きになった作品です。
東郷美術館などにも子連れで行こうと計画中です^^
お邪魔させていただきました。
カタログはほしかったのですが、
手がでなくて、絵はがきで我慢して帰ってきました。
このような解説をしていただくとありがたいですb
コローの『うなぎをとる人』を見たとき
森の中に一歩踏み入れた感じ・・・
森の空気を感じる絵でした。
マネの『オペラ座の仮面舞踏会』では
右端から2番目がマネとのことで
身を乗り出して見てしまいました(笑)
絵は詳しくないのですが、鑑賞するのは好きなので
これからも時々お邪魔させていただき
勉強させていただきますね。
desire_sanさんの記事で改めてこの展覧会を振り返ると、印象派の画家たちは色彩だけでなく、構図も色々と新たな工夫をしていたのだと判りました。
desire_sanさんのおっしゃると通り、本物を見ないと素晴らしさはわかりませんね。これからも見にいきたいと思います。
セザンヌはたしかに素晴らしい作品がたくさん来ていましたね。
大変満足しましたが、ひとつ水浴のシリーズの作品がなかったのが少しそぴしかったです。
セザンヌの水浴の作品は、人々の精神的な歓喜を表現しているように思えます。
ピカソの青は心の悲しみを表現した色ですが、セザンヌの青は、自然ーの旅たちゃ自然への憧れ、自己の解放を表現しているように思います。
水浴の作品は、セザンヌの生きる喜びの表現だと私は思います。
作品ひとつひとつをしっかり鑑賞されている姿勢に感服しました。
作品に対する感動がよみがえってくる、素晴らしい感想だと思いました。
ただ、不思議に思ったののは、ピサロ、シスレー、ゴッホ、ゴーギャンの作品には全く触れていないことです。
名画の数が多く全部の作品について書ききれないことはわかりますが、あえてゴッホ、ゴーギャンの作品に触れなかったのは、このクラスの巨匠の作品としては、論ずるべき作品がなかったということでしょうか。考えすぎですかね (笑)
私は、緑と白を基調とし、少ない色にもかかわらず鮮烈な印象を与えた「薔薇」はよかったと思いました。ゴーギャンの作品も大胆な固有の色彩で、形状がデフォルメされて前衛性が感じられよかったと思いました。
選ばれた絵(好きな絵)が共通でうれしくなります(*^^)v
マネの「鉄道」やルノアールの「ポン・ヌフ、パリ」は
絵の前に立ってはじめてすばらしいなぁと感じ好きになりました。
メアリー・カサットの魅力も今回初めて知り、「青いひじ掛け椅子の少女」「麦わら帽子の子ども」などお気に入りの作品になりました。
絵を見に行くことが楽しみなのでまたお邪魔させていただきます。
ナショナル・ギャラリー展、出品数は多くなかったですが見応えがありましたね。
日が経っても心に残る作品がいくつかあり、本当によい美術展だったと思っています。
desire_sanさんの記事は詳しく書かれていて勉強になりました。(^^)
セザンヌをはじめ、モネ、ルノワール、3人の印象派に対するご見解など興味深い内容でしたが、ブータンの空の描写と優れたカメラマンが撮影した雲と空の写真描写の違いについてのご見解は特に面白いと思いました。
写真が発明され、多くの画家は役割を失いました。しかし、どんなに優れた風景写真もブータンのような天才的な画家の風景画を超えられないと言われていると理解しましたが、説得力のある話だと思いました。
私も趣味として写真を撮りますが、絵画展は見に行っても、写真展はほとんど見に行ったことがありません。それは、相当上手な写真でも、極一部の天才の作品を除くと、優れた絵画のような面白さがないように思えるからです。
写実的絵画の代表のようにいわれるフェルメールでさえも、単なる写実ではなく、画面構成や色彩表現にいろいろな仕掛けをしているようです。
ほんとうに絵画は奥が深いですね。
モネの「日傘の女性・モネ夫人と息子」に対しての感想、非常に同感です。
この作品の光の空気感の表し方は、とても素晴らしいですよね。
今後もblog拝見させて頂きます。
いつも分かり易く掘り下げた解説に勉強させてもらっています。
みんな素晴らしい傑作ばかりでしたが、私は印象派の3人の女流画家に魅かれました。
ただ、モリゾとメアリー・カセットは絵葉書があったのですが、エヴァ・ゴンザレスの絵葉書は売っていませんでした。素敵な絵なのに残念なので、結局画集を買ってしまいました。
今回の美術展はなかなか時間がなくていけないうち終わってしまいましたが、魅力的な作品がたくさん来ていたようですね。
実は私は米国のワシントン・ナショナル・ギャラリーに行ったことがあるので、ご説明されている作品はすべて見ております。作品を深く理解されているのに感心しました。(笑)
ワシントン・ナショナル・ギャラリーは、米国の駐在員をしているときに何度も行きましたので、ご紹介の名画はなじみ深いものばかりです。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像」やフィリッポ・リッピの「東方三博士の礼拝」も所蔵しているのですが、これらは門外不出なのでしょうね。
印象派以降の作品はこれだけ日本に来るなら、現地に行く必要はないかもしれませんね。
いい展覧会でしたね!
この時代の作品は素直に心に響きますね。
旅行記・オーディオのページなど、楽しく読ませていただきました。
スイスの写真が綺麗ですね!
また覗かせていただきます!
先日は、コメントありがとうございました。
ひとつひとつの絵に細かくコメントされていて、すごいですね。
私はずっと印象派が苦手でしたので、今回の展覧会でやっと歴史的な流れが掴めました。
これから、desireさんの解説をじっくり拝見し、こちらで復習させていただきます。。。
セザンヌはルノワールやゴッホと比べると色彩など地味なので、あまり気をとめておらず、後世の画家に多大な影響を与えたと本には書かれていますが、あまりピンときませんでした。
dezireさんのご説明を読んで、セザンヌの偉大さが少し理解できたように思いました。
ありがとうございます。
美術展に行くと、印刷されたものと、原画との違いに改めて驚いてしまいますよね。
今回の展示会の作品で、私はモネの『ヴェトゥイユの画家の庭』が
最も印象に残っています。
光と影のコントラストがほんとうにきれいで、
ポストカードを記念に、と思ったのですが、
原画と印象が全く異っており、改めて原画の持つパワーに感激しました。
以前、ブログにコメントをいただきありがとうございました。
印象派の作品はいずれもなじみ深いものが多いですが、印刷物と現物を比べると全く味わいが異なります。
個人的にマネの「鉄道」は過ぎさる列車を見送るのか、新しい旅立ちを待つのか。いずれにせよ物語の一瞬を予感させる素敵な作品ですね。
個人的にはゴッホの自画像が非常に好きで美術館の中で異様な雰囲気を漂わせてそこに「生きて」いるゴッホに出会えたように思えました。
今回の展覧会、美術の知識が乏しいので上手く言えませんが、ゆったりとした時の流れを感じさせる素晴らしい作品が多かったと思います。
今回の印象派展の作品は、どれもそこにある空気や音が目を通して伝わってくるような素敵な作品が多かったですね。さすがという感じでした。名画の実物を見る醍醐味はまさにこのそばに立つ感覚を味わえるかどうかにあるような気さえします。でもできればもっと人が少ない中で観たかったな〜。と。仕方ないのですけれどね。
本当に素敵な展覧会でしたね。
どれも印象深くその絵の中に自分が入っているかのように引き寄せられました。
日本であれだけの絵画を見ることが出来幸せでした。
行こう行こうと思いながら気が付いたら終わっていました(泣)。
「青木繁展」で頭がいっぱいだったこともありますが、TVCMでの
「これを見ずに…」の押しつけナレーションと耳障りなテーマソングに
嫌気がさし、後回しにしていました。
ワシントン・ナショナル・ギャラリーの名前だけでは客が呼べないとでも
主催者は思ったのですかねぇ(笑)。
dezireさんのご感想を読ませていただいて、やはり印象派は癒しの美術
であると感じました。
美術館が大好きで国内外いろいろ出かけています。その割には知識先行型で、解説をそのまま受け止める鑑賞しかできていなかったのですが、dezireさんのブログを拝見してすごく勉強になりました。これから、dezireさんのブログを予習?復習?に拝見させて頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。