オペレッタの最高傑作
ヨハン・シュトラウス『こうもり』
Johann Strauss II "DieFledermaus"
Die Fledermaus (The Bat) is an operetta composed by Johann Strauss II to a German libretto by Karl Haffner and Richard Genée. At this point Haffner's translation was handed over for adaptation to Richard Genée, who subsequently claimed not only that he had made a fresh translation from scratch but that he had never even met Haffner.The role of Eisenstein was originally written for a tenor, but is nowadays frequently sung by a baritone
ヨハン・シュトラウス没後100年にあたる1999年の「こうもり」では、近藤政伸、松本美和子、塩田美奈子、錦織健といった日本人歌手のベストメンバーで、日本人だけの公演が行われました。しかしそれを最後に主役級はすべて海外からの招待歌手という現在のスタイルに変わってしまい現在に至っています。
今回の「こうもり」はオルロフスキー公爵に現代最高のメゾ・ソプラノ歌手アグネス・バルツァが出演するというのが公演の目玉でしたが、直前になって福島での原発事故のため体調不安が懸念されるため来日しないことになり、代役を立てることになりました。
今回のアグネス・バルツァを出演するといいことでチケットを購入した人も多いと思います。チケットの払い戻しもできず、ブログ名などでも不満の声が多く聴かれました。震災は3月なのにバルツァが出演すると思って多くの人かチケットを買ってしまった11月になって出演をキャンセルしてくるのはずいぶん勝手な話で、バルツァのアリアのファンとしては少し幻滅しました。
私は直前まで迷っていたので、バルツァが来ないと知りチケットを買うのをやめましたので、前回の2009年の舞台を回顧して書いてみました。
2009年の舞台では、オルロフスキー役のクールマンがあらゆる音域において歌唱に安定感があり、顔も美しく立ち姿も生えて存在感がありました。この舞台の主役といえるロザリンデ役のナーデルマンも安定した歌唱で、他の歌手も含めて水準の高い舞台でした。
絵画調の舞台で原作はウィーン近郊の設定ですが、今回の演出では、第一幕のアイゼンシュタインの邸宅はカラフルな南国風で美しい舞台でした。第二幕のオルロフスキー公爵邸は途中から舞台が大きく広がり「シャンペンの歌」は非常に華やかな舞台でした。第三幕のフィナーレでも刑務所のセットの後ろからオルロフスキー公爵邸の大きな舞台は登場し、ルロフスキー公爵邸を舞台にしたファルケの復習劇であることを演出していました。
オペレッタ「こうもり」は音楽も明るく楽しい舞台で私の好きな作品です。
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私も「こうもり」は大好きです。ウインナーワルツに乗って軽快な音楽と歌が素晴らしいですね。時に「シャンペンの歌」は最高ですね。
フィギアスケートの鈴木明子選手が音楽にこの「こうもり」わ使っていましたが、音楽が盛り上がる中でスケートのステップも盛り上がって最高の演技でしたね。
私はなかなか生の舞台を見に行くことができないので、CDで楽しんでいます。「こうもり」といえばカルロス・クライバーの演奏ですね。ポップのアデーレ、プライのアイゼンシュタインと歌手が揃っていて演奏も素晴らしいですね。録音は古いですが、シュワルツコッフがロゼリンデを歌ったカラヤンの演奏はすばらしいえんそうでした。
私がドイツに住んでいた時、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団で「こうもり」の公演を聴きました。
ウイーンのニューイヤーズコンサートでも最初はほとんどが「こうもり」の序曲から始まることが多く、ウイーンの人には新年に欠かせない億学のひとつのようです。
一度全曲を聴いてみたくなりました。
「こうもり」という作品は踊り歌い明かそうという明るい音楽ですが、なにか頽廃感を感じます。調べてみるとこの作品は、ウィーンが万博景気のバブルが劇的に崩壊し、株が大暴落して自殺者がたくさん出たような時期に初演されたようです。
深刻な顔をしていても仕方がない、刑務所に入る前に、夜会のワインやシャンペンのほとばしりを楽しもう、みんな身分を偽って歌い明かすオルロフスキー公爵邸の夜会の設定は、バブル崩壊で落胆したウイーンの人々に受けたようです。
「シャンペンの歌」を何年か前のニューイヤーオペラコンサートのフィナーレで聴き、「こうもり」とはどんなオペラなのかと興味を持っていました。
一度機会があったら舞台をみてみたいと思いました。
オペラをヨハン・シュトラウスが作曲しているのは初めて知りました。興味深く読ませていただきました。
ヨハン・シュトラウスの音楽は大好きです。フィギアスケートの鈴木明子選手がこの「こうもり」を使ってすばらしい演技をしたことがきっかけで、オペラ「こうもり」のことを知りました。このブログを読んでより詳しくしりました。また時々訪問します。
音楽は聴いたことが゜ありますが、オペラについては初めて知りました。
dezireさんのブログは私の勉強の場です。
これからもいろいろな記事を楽しみにしています。