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芸術と自然の美を巡る旅  

日本初公開のルノワール絵画とその魅力

奇跡のクラーク・コレクション
Clark Collection ; Charm of Renoir painting
日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_852537.jpg


米国マサチューセッツ州ウィリアムズタウンのクラーク美術館は、ニューヨーク・ボストン近郊の広大な森の中にあります。このたび美術館の増改築工事に伴い、印象派を中心とした絵画の世界巡回展が開かれ、日本でも三菱一号館美術館でルノワールを中心とした名作絵画73点を見る機会が得られました。



 クラークコレクションの特色は、クラーク夫妻の好みで、自らの目で収集し、彼ら独自の美学に沿った絵画コレクションになっていることです。ファン・タン・ラトウールをはじめとする同時代のアカデニズムの画家の作品も展支持されていました。モネ、ドガ、ローテレック、モリゾ、メアリー・カセットらの作品も展示されていました。クラークコレクションはクラーク氏の好みで集めたコレクションなので、コロー、モネ、ピサロなどの作品も、通常よく知られている画風と少し異なる作品が展示されていました。

Clark and his wife, had appreciated the Renoir with the excellent color, and techniques to draw, aesthetics, In the art exhibition of this time, wee ware able to see many of the masterpieces of Renoir never came to Japan until now.

日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_885228.jpgモネ「小川のガチョウ」1874年
モネは一つの場所で一日中光の変化を見つめ、気に入った色の状態の時に絵を描いたと言われています。光の状態を大切にするプロの写真家が作品を撮影するときと似ているように思います。

ルノワール「日没」
モネは「印象・日の出」という印象派の名前の由来となる作品を描はましたが、ルノワールは「日没」の風景を好んで描いたようです。ここにモネとルノワールの画家としての気質の根本的な違いがあったようです。

日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_893481.jpg クラーク夫妻は、ルノワールは色彩、描法など作品ごとに異なり、どれをとっても独自の美学を持って描いた画家として極めて高く評価ししていました。今回の美術展でもルノワールは今まで日本に来たことのない傑作を数多く見ることができました。特に今まで日本に来たルノワールの作品とは作風の異なったルノワールを見ることができました。その意味で新鮮なルノワールの魅力を感じたコレクションだったと思いました。

「フルネーズ親父」1875年
アルフォンヌ・フルネムは、シャトゥー村を流れるセーヌ川の島にあり、有名な「舟遊びの人々の昼食」の舞台となる料理店です。この料理店の主人を描いたもので、ルノワールの男性の肖像画の傑作です。

日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_810625.jpg「シャトゥーの橋」1875年
フルネーズ親父の料理店の地殻の風景を描いたものです。

ルノワールはフラゴナールやブーシェを模写し、滑らかな表面に薄く流れるような微妙な色彩を表現する技法を身につけました。この技術はルノワールの並外れた美しさを表現する武器となりました。

日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_8114727.jpg「鳥と少女」(1982年)
19世紀末のフランスでは近代化、都市化の進行とともに、中東や北アフリカの風俗にある種の憧れがもたれそれを描いた作品が流行していました。ルノワールはアルジェリアを訪れると、気に入ってまた数回訪れ理想化された異国趣味を描きました。アルジェリア風の衣装を着けたヨーロッパの少女をよく描いたようです。異国に対する幻想、オリエンタリズム、ペットの鳥と少女というコケティシュなテーマを描いています。可愛らしい少女が異国の民族衣装を着て微笑んでいる姿を、青を基調とした光に満ちた爽やかな空間と少女の明るい瞳が魅力的な作品です。アルジェリア風の衣装の色彩が素晴らしいタッチで輝くように描かれていて、かわいい少女の顔とうまく対比して調和しています。



日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_812578.jpg「劇場桟敷席」(1980年)
着飾った二人の若い女性が劇場の桟敷席で演奏が始まるのを待っています。ルこの作品はエドモン・テュルケの娘たちの肖像画として注文されましたが、作品の出来栄えに不満で受け取りを拒否されたそうです。初めは女性たちの後ろに男性が描かれていたそうです。現在見るとルノワールの魅力的があふれる作品だと思います。

"Painting should be something fun to watch beautiful and decorative. "Renoir was considered paintings to haven of harsh reality. Renoir was used in favor of painting decorative techniques, such as the painter of the Rococo. Renoir was a painter of a painting full of joy and cheerful. He knew that it is difficult for him to be accepted as a great work. Renoir chose way he believe believe, than his public reputation.

日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_8131626.jpg「ヴェネツィア、総督宮」1881年
ルノワールは人物と比べると画風景画はあまり得意でないと思っていましたが。この作品は風景画としても傑作です。クラークコレクションでは、風景画でも優れた作品を数多く収集していました。






「ベラール家の子供たち」(頭部の習作) 1875年
クラーク夫妻は、ルノワールと個人的に交流のあった人たちを描いた作品を好んで収集したようです。子供の群像としてみても魅力ある作品で、習作とは思えない完成度の高い作品です。

日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_8143714.jpg モネらの印象派の画家と出会い、1874年の第1回印象派展に参加しました。しかし1880年代はアングルやルネサンス絵画に没頭し、印象派への傾倒で見失ってしまったデッサンの仕方、絵具の塗り方を学びなおしました。

 ルノワールは絵画を厳しい現実の避難所であるべきだと考えていました。「絵画は装飾的で美しく見て楽しいものであるべきだ。」ルノワールはロココの画家のような装飾的な絵画手法を好んで用いました。陽気で喜びあふれる絵画を描く画家は、かつてのフラゴナールのように、小さなスケールの画家とみなされ、偉大な作品としては受け入れられにくいことはよくわかっていたようです。

 しかし、ルノワールには難しい宗教観、芸術観に執着せず、ゴーギャンやセザンヌ、ゴッホのような前衛的な絵画を自ら描こうとはしませんでした。従ってゴーギャンやセザンヌのように美術史に変革を与えることはありませんでした。ルノワールを評価しない人はそういうところで絵が面白くないと感ずるのではないかと思います。しかし、ルノワールの傑作は、生きる喜びを見る人に感じさせてくれます。生きることを楽しんで描いた画家がいてもいいとルノワール考えていたと思います。それが他の画家とは一味違ったルノワールの魅力だと思います。

日本初公開のルノワール絵画とその魅力_a0113718_822774.jpg
 

 ルノワールの晩年世界は第一次世界大戦のせそうになり、自信もリューマチに悩まされました。それでも、ルノワール絵画制作に没頭し、芸術が現実の避難所であることを自ら実践しました。晩年の裸婦の作品群は、濃密な女性的魅力と官能美が生き生きと表現されています。

参考文献:賀川恭子 {ルノワール?光と色彩の画家}2010年 (角川文庫)
     黒江光彦 「ルノワール」 (新潮美術文庫 27)

ルノワール展
ここをクリックすると、2010年のルノワール展にリンクします。










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by desire_san | 2013-05-03 08:31 | 美術展 & アート | Comments(27)
Commented by Rueise at 2013-05-02 18:53 x
こんにちは。クラーク・コレクション展私も行きました。ルノワールをはじめ印象派の画家の意外な面白い表現を発見ました。ルノワールの風景画や静物画観もみることができました。女性像は、可愛く、優しくて幸せそうな女性の表現が多かったように思います。
Commented by ma-kom at 2013-05-02 18:58
こんにちは♪
初めましてm(_ _)m!
ブログにコメントありがとうございました。
私のいい加減なブログに比べて何と立派なブログでしょう!
(;^-^Aフキフキ

これは間違いなく人間性によるものだと思いますが
とにかく美術館と展覧会は素晴らしかったですね。

ルノワールはプーシキン美術館展でまたやって来ます。
今から楽しみです。
またゆっくり訪問させていただきます。有難う!
Commented by desire_san at 2013-05-02 19:13
ma-komさん、ありがとうございます。
プーシキン美術館展は震災で延期されて以来ですね。
珍しいルノワールやゴッホなどの作品がくるのでたのしみですね。
Commented by minako731 at 2013-05-02 19:19
お初です私のブログにコメントが入っていてビックリしました。
友人一人以外、誰にも教えていないのでよく私のブログにたどり着いたなぁ…と驚きでイッパイです。私はブログを簡単な日記のように記録してるだけなので…
絵画は大好きです!!が…特に勉強したりと言うことはなく?ただただ見て私の心が動く
ものが好きなのです(笑)そんな中で私は印象
派はとても好きです。パリでモネのすいれんを見たときの感動は忘れられません。
今回のルノワールの妻
Commented by tabinotochu at 2013-05-02 20:51
desire_sanさん、ブログ見ていただきありがとうございました。
ブリックスクエア側の写真、いいですよね。
画像を見て、展覧会の感動をまざまざと思い出しました。
特に「シャトゥーの橋」は、画像では十分良さが伝わらないと思いますが、
素晴らしい色彩でしたね。
Commented by oga0406 at 2013-05-02 20:54
こんばんは!
ブログにコメントしてくださって、ありがとうございます
こんなに知識があって、文章も上手な方から
コメントを頂けるなんて、感謝、感謝です!
ルノワールの肖像画もいいですが
タマネギも良かったですね!
また、お邪魔させて頂きます。
Commented by miko_rinn at 2013-05-02 21:07
こんばんは、
ひと月前に鑑賞したので、改めてこの美術展を思い出し、読ませていただいてとても勉強になりました。
ルノワールは暖か味があっていいですね。
美術展にはほとんど行かれ、他にもあらゆる芸術に親しんでおられて感心いたします。
素敵ですね、人生。
Commented by happiaya at 2013-05-02 21:09
こんばんは。私の拙いブログにコメント下さりありがとうございました。
とてもわかりやすく解説してあって、もう一度、観に行きたくなってしまいました。
久しぶりに絵画展に出かけて良かったです。
Commented by freesia316 at 2013-05-02 21:26
こんにちは。コメントありがとうございます。印象派は好きで美術館に行くのですが、確かにこのクラーク・コレクションは、何か違ってました。
色彩も特に明るいし、生きる喜びみたいなものを感じました。

観終わってとっても満足出来ました。
ブログも拝見いたしました。私の様に、パン。パン。と来る感覚で「あっ。これ好き!」で終わることなくとても勉強されて鑑賞されているなぁと
思いました。
私もプーシキン美術展は、見てみたいと思ってます。
Commented by taiyaking10 at 2013-05-02 22:47
まったく同感であります。
美術を学問として、とらえるならばルノワールの評価は、やや難しい部分があるかもしれないが、絵画が放つ雰囲気、香り、いやエナジー的なモノは、他の作家とは何か違うモノがあると思います。

…まあ、美術に詳しくない小生が感じた私見でありますけど。
Commented by greenkatastumuri at 2013-05-02 23:15
今晩は。
ブログにコメントをいただき、ありがとうございます。
クラーク・コレクション展のルノアールは、本当に彼の作品の中でも傑作ばかりだと思いました。
ブログでも触れましたが、「玉ねぎ」を描いた作品がある事、その色彩の素晴らしさに、驚きました。
少女の肖像画も、内面的な美しさがにじみ出ているように感じました。
desire_sanの「生きることを楽しんで描いた画家」という言葉には、共感します。
プーシキン美術館展も楽しみです。
Commented by pretty-bacchus at 2013-05-03 01:51
こんばんは、私のブログにいらしていただきありがとうございました。

クラークにいらしたのですね。
初めて観るルノアールに圧倒されましたね。

文献も参照なさり、素晴らしい観賞の感想を書いてらして素晴らしいです!

 あなたのブログは以前から拝見していました。
海外の美術の旅や日本の旅の記事も楽しませていただいていました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Commented by Anjerina at 2013-05-03 08:40 x
こんにちは。ルノワールについて勉強させてもらいました。ルノワールは当時の社会を取り巻く、悲劇、怒りや悲しみも全てを飲み込み、華やかで美美しい甘味な美意識に置き換えて日揚言していたのだとすると、すごいことでするね。そういう目で見るとルノアールは美の巨人なんですね。 見る人に現実をわすれさせてしまう力は、このような甘味な感じの作品に底知れぬ力が秘められているということでしょうか。どんな苦しい状態でも、全てを超えて不幸感、嫉妬、敵意などを喪失させるくらいの明るいイメージの作品が描けるのはすごいことだと思います。真の意味の平和を人々の心に訴え続けた画家だと思いました。
Commented by aamori at 2013-05-03 10:45
こんにちは。私のブログへのコメントありがとうございます。
もりだくさんのブログで、またゆっくり遊ばせていただきます。
ルノアール、は美術を勉強中に、「遊びでやっているのか!}みたいな説教をされて、「誰が楽しくないものをやるか!」みたいなことを言ったという話を聞いたことがあります。
<芸術が現実の避難所であることを自ら実践しました>
<生きることを楽しんで描いた>
そういうことなのですね。
Commented by yk-kohitsuji at 2013-05-03 13:39
こんにちは。私のつたないブログにコメントいただきありがとうございました。
ブログを拝読して、ルノワールが絵画を厳しい現実の避難場所と考えていたことを初めて知り、感動してます。芸術の持つ力について考えさせられます。
他の方のコメントにもありますが、私も玉ねぎを描いた作品が好きです。
ああいうのは初めて観ました!
Commented by アイアイ at 2013-05-03 22:49 x
はじめまして、 早速おじゃまさせていただきました。
すばらしい内容のブログ、時間をかけて見せていただき勉強になりました。

クラークコレクション展は、本当に素晴らしい展覧会でした。、
特に、ルノワールの作品に於いては、大きな感動が残りました。
数年に渡る作品からは 、色彩の変化、タッチの変化などを感じ取ることが出来たようにおもいます。
キャンバスに描かれた光と色彩に、一瞬ハッとさせられました。

今回の作品の中では、「鳥と少女」には、今までにない雰囲気の作品のようにおもいました。
可憐な少女の純粋な表情と透明感のある色彩が印象にのこりました。

素晴らしいブログ有難うございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by yamapi2008 at 2013-05-04 11:16
こんにちは。コメントをありがとうございました。
いつもながらdesire_san さまの素晴らしいブログを拝見して感心しています。
クラコレではルノワールの素晴らしさを再認識したばかりか新たな発見もあり大満足の展覧会でした。
ルノワールが絵画を厳しい現実の避難場所と考えていたことを初めて知りましたがそれが見る人を癒す作風となった理由の一つではないか・・・と思いました。
「生きることを楽しんで描いた」・・・納得です!


Commented by cardiacsurgery at 2013-05-05 11:37
こににちは。このクラークコレクション展は、2月に見て、とても良かったので、昨日、中学生と小学生の孫娘を連れてもう一度行ってきました。それぞれの好みがあって、面白かったです。この二人は、2007年のアンカー展以来、西美常設展、マティス展、ノーマン・ロックウェル展、ルノワール展、セザンヌ展など洋画中心に鑑賞させてきましたが、もう一人前の意見を云うようになりました。
Commented by macaron08 at 2013-05-05 21:43
こんばんは。
ブログにコメントを下さりありがとうございました!
華やかで優しい作品ばかりのクラークコレクションに
とても癒されたことを憶えています。
画像を見させていただいて、また機会があれば観に行きたいです。
Commented by bernardbuffet at 2013-05-06 17:58
こんにちは。
印象派と一言で片づけてしまいますが、印象派展に参加した画家はみなそれぞれ違った個性がありますね。Renoirも純粋な印象からからは随分遠いところに来てしまった感じがします。それでも、クラークコレクションに多い初期の作品にはMonet流の印象派の雰囲気が色濃く残っていて、若描きのみずみずしさを楽しめました。
Commented by stella_f at 2013-05-07 16:21
こんにちは♪
こうやってまとめると改めて見たときにしっかり思い出せますね!
うろ覚えのことがひとつあります。
クラーク氏が購入を諦めようとした時、クラーク夫人がこれは買っておくべきだと言って購入したという作品はどれでしたっけ?

他も拝見させて頂きましたが、すごい才能!
これからもお邪魔させて頂きます。
Commented by desire_san at 2013-05-07 22:00
皆様、コメントいただき、ありがとうございます。
いろいろな視点から、ご感想、ご意見などをいただき、私も大変勉強になりました。
クラークコレクションは、クラーク夫妻の美意識が感じられ、多くの方が触れておられるように、今までの心象派、後期印象派の作品展とは一味違っていたという意味で、非常に新鮮に感じました。
bernardbuffetさんがご指摘のように、ルノワールの作品は初期の印象派色が強い作品が主役になっていたように思います。個人的には、ルノワールもゴッホも印象派色が強い作品が好きです。
Commented by tendekirakira at 2013-05-08 22:06
こんにちは。わたしのつたない感想にもコメントくださって、どうもありがとうございました。大変勉強になりました。芸術は感覚で鑑賞するのももちろん楽しいですが、知識があるとまた一段深い楽しみ方ができるのでしょうね。またゆっくり読ませて頂きます。
Commented by maco1031pt at 2013-05-11 23:22
desire_san 読み応えのある素晴らしいブログですね。 読みながら、また、美術展を思い出す事ができました! ルノワールや他の印象派の画家達の違った一面も見ることもできた美術展でしたね。 ブログ、また、読ませて頂きます。  
Commented by disegno at 2013-05-12 21:57
こんばんは。先日はコメントありがとうございました。
拝見して、詳細な説明や分析に驚かされるとともに感動しました。ルノワールは、柔らかなタッチが魅力で、ひと目で分かるさと思いますが、並べると多彩さに驚かされますね。
私も、クラーク夫妻の信条とでもいおうか、最後にあった解説を読んで感動しました。
カテゴリーの豊富さにやや興奮しており、他の記事もまたじっくり読ませていただきます。
Commented by ディック at 2013-06-11 09:16 x
三菱一号館は大好きなので、ここでやる美術展はできるだけ観に行こう、という方針ですが、ルノワールというと、ついつい後回しになってしまいます。この時期の画家では、セザンヌ、モネ、ゴッホを高く評価しているわりに、ぼくはあまりルノワールが好きでない。
開催時期にあれほど忙しくなければ観に行ったかも知れませんが…。
ルノワールを評価しない人は…、という終わりのほうのコメントには笑ってしまいましたが、生きる喜び、楽しむ姿勢は大歓迎! ただ、その同じ楽しむ方向が、ルノアールと波長が合わないのでした。
Commented by desire_san at 2013-06-11 10:08
ディックさん コメントいただきありがとうございます。
ルノワールは、世の中の嫌なことは絵画には描こうとせず、美しい部分だけ描いたようです。それは、逆の見方をすれば、生活感がない、時代の人々の歴史を反映ししていないと言う面があり、前衛性がないという以上に、ルノアールに共感できないという方がいるのも理解しております。百科事典を作るのが仕事ではありませんので。波長があい共感できる画家だけみればよいと私も思います。私も、大きな美術展でも絶対ブログに書かないジャンルがあります。お気づきでしょうか?

by desire_san