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ワーグナーの白鳥の騎士を夢見たルートヴィヒ2世のシンデレラの城

ノイシュヴァンシュタイン城
Neuschwanstein Castle
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 シユヴアンガウは、ドイツ南部のバイエルン州バイエルン・シュヴァーベン地方、オストアルゴイ郡フュッセンの東南東、ロマンティック街道の終点に位置します。ここには、ノイシュヴァンシュタイン城、ホーエンシュヴァンガウ城という世界的な王城やブラハベルク城、聖コロマン教会などがあります。ノイシュヴァンシュタイン城は、バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建築されました。ノイシュヴァンシュタイン城は、おとぎ話のような美しさからディズニーランドのシンデレラ城やディズニーランド・パリ、香港ディズニーランドにある眠れる森の美女の城のモデルにもなっています。




Neuschwanstein Castleis a nineteenth-century Romanesque Revival palace on a rugged hill above the village of Hohenschwangau near Füssen in southwest Bavaria, Germany. Neuschwanstein Castleis was built by Ludwig II of Bavaria, and was intended as a personal refuge for the reclusive king and was commissioned retreat to Richard Wagner.

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 ホーエンシュヴァンガウ城を築いたバイエルン国王マクシミリアン2世が逝去し、18歳で即位したルートヴィヒ2世は、中世の騎士道に強い憧れを持ち、王の仕事は宮廷秘書のフィスターマイスターに任せ、幼少の頃から憧れを持っていた作曲家ワーグナーを宮廷に呼び招きました。

a0113718_179659.jpg 一方ワーグナーは、影響力のある音楽批評家ガスペリーニに高く評価されてパリのオペラ座で『タンホイザー』を初演しましたが、ワーグナーの躍進と彼のプロイセン的、反ユダヤ的思想に反感を持つグループが騒いて3度も公演を中断し失敗に終わりました。それ加え、複数の女性と恋愛関係を結び放蕩の限りを尽くす生活で悪い噂も広まり、借金も膨らみ始め、経済的にも行き場所を失っていました。

この思いもよらなかった庇護者の登場は、ワーグナーにてって願ってもない話でした。世間知らずのルートヴィヒ2世は召喚し、ワーグナーに膨大な額の援助を施し、湯水のように彼のオペラにお金を注ぎ込みました。ワーグナーは彼の庇護下で、『マイスタージンガー』『トリスタンとイゾルデ』さらに、4夜に渡って演じられる壮大な作品『ニーベルングの指環』を世に送り出すことができました。

a0113718_1795753.jpgCrown Prince Ludwig had just turned 18 when his father died , he ascended the Bavarian throne Although his youth and good looks made him popular in Bavaria .One of the first acts of his reign, a few weeks after his accession, was to summon the composer Richard Wagner to his court in Munich. Wagner had a notorious reputation as a revolutionary and a philanderer and was constantly on the run from creditors. Ludwig had admired Wagner since first seeing his opera Lohengrin at the impressionable age of 15.followed by Tannhäuser . Wagner's operas appealed to the king's fantasy-filled imagination. Wagner was given audience with Ludwig in the Royal Palace in Munich. he is so handsome and wise, soulful and lovely, that I fear that his life must melt away in this vulgar world like a fleeting dream of the gods. The king was probably the saviour of Wagner's career. Without Ludwig, it is doubtful that Wagner's later operas would have been composed, much less premiered at the prestigious Munich Royal Court Theatre, now the Bavarian State Opera House.

a0113718_17102418.jpg ルートヴィヒ2世は、ワーグナーのオペラ『ローエングリン』に登場する白鳥の騎士に自らを重ねあわせていました。ワーグナーの世界に酔いしれワーグナーの楽劇を「私たちの作品」と呼んでいました。しかし、芸術家として過剰なまでに自意識の強いワーグナーは、有力なパトロンの国王、ルートヴィヒ2世にも作品には容喙することを許しませんでした。

ワーグナーに対する膨大な投資は、本来ワーグナーの召喚に反対だった家臣たちの反発を買い、ワーグナーのバイエルン国外退去を命じられました。人妻コジマとの不道徳な不倫関係もあり、ルートヴィヒ2世も彼を擁護しきれなかったようです。ワーグナーを国外追放しても、ルートヴィヒ2世は不倫夫婦の友人として、後々もワーグナーの陰に翻弄されることになります。

a0113718_17105888.jpg とにかくこの事件で、ルートヴィヒ2世は益々執務を嫌うようになり、ヴァルトブルク城やヴェルサイユ宮殿への憧れと、幼い頃からの夢であった騎士伝説を形にした「私自身の作品」として、中世風のロマンティックなノイシュヴァンシュタイン城など豪華な建築物に力を入れるようになります。ノイシュヴァンシュタイン城は、建築家でも技術者でもない、宮廷劇場の舞台装置・舞台美術を担当していた画家のクリスチャン・ヤンクに設計させ、1869年に建設が開始されました。この城には、玉座より先にヴィーナスの洞窟と名付けられたワーグナーのオペラを体現したような人工の洞窟が設けられました。本来はあるべき小聖堂や墓地はなく、総石造りではなく鉄骨製でルートヴィヒ王の趣味だけで建設され、城としての機能を持っていませんでした。ノイシュヴァンシュタイン城にはワーグナーのオペラの登場人物だけが宿っているかのようです。

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 ルートヴィヒ2世は敬愛するルイ14世のヴェルサイユ宮殿を模したヘレンキームゼー城を湖上の島を買い取って建設し、トリアノン宮殿を模したリンダーホーフ城を建設しました。さらにはノイシュヴァンシュタインよりも高い岩山の上にさらに壮大なファルケンシュタイン城を建設する計画をたてて、その上オリエント風の宮殿も建設したいと考えていました。これらは王室費から支出されましたが、王室公債などを乱発して借金を積み重ねました。

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 1866年、普墺戦争が勃発、バイエルンはオーストリア帝国側で参戦しましたが、戦争は敗れ、バイエルンはプロイセンに対して多額の賠償金を要求されました。危機感を感じた家臣たちはルートヴィヒ2世を逮捕し廃位ししてベルク城に送られました。結局ルートヴィヒ2世がノイシュヴァンシュタイン城に住んだのはわずか102日間でした。翌日シュタルンベルク湖で、医師のフォン・グッデンと共に水死体となって発見されました。

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 ヴィスコンティのルートヴィヒ2世の即位から死までを史実に沿った形で描く歴史大作映画『ルードウィヒ』は、一切妥協のない舞台装置で爛豪華な貴族趣味を極限まで追求した作品で、撮影はリンダーホーフ城などルートヴィヒ2世が建設した「王城」でも行われました。孤独を好むルートヴィヒ2世の理知と狂気、独善的な芸術家ワーグナーとの不安定な繋がりや、従姉であるエリーザベトへの思慕やホモセクシュアルを含めた耽美的な愛憎劇も織り込まれ、夢だけを追って生きてきたセルバンテスの「ドンキホーテ」のような一面をもつルートヴィヒ2世をヴィスコンティの視点で描いています。

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バレエ「ドンキホーテ」で、ドンキホーテはヒロインのキトリとバジルの恋を取り持ちますが、ルートヴィヒ2世は天才作曲家・ワーグナーに壮大な楽劇を音楽史上に残す機会を取り持ちました。時代錯誤で夢ばかり追っていたルートヴィヒ2世ですが、ワーグナーとの出会いがなければ、その歴史に名を残すことはなかったでしょう。幸か不幸かは別として、ルートヴィヒ2世はワーグナーのおかげで「シンデレラ」の夢を見ることができたのかも知れません。

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ノイシュヴァンシュタイン城 写真ギャラリー  文字をクリックするとリンクします。

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by desire_san | 2013-12-26 23:48 | ドイツ(南) | Trackback(3) | Comments(20)
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Tracked from dezire_photo.. at 2013-12-03 00:45
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Commented by Masayuki_Mori at 2013-12-03 00:12 x
ブログ拝見しました。ルートヴィヒ2世とワーグナーとの出会いは、ワーグナーには幸運でしたが、ルートヴィヒ2世には不運と言えるのでしょうね。ルートヴィヒ2世が12歳の時ワーグナーの存在を知り、15歳の時ミュンヘンの宮廷歌劇場で、ローエングリン」を鑑賞の舞台を見ました。多感な少年は、ワーグナーの壮大な世界に彼が憧れていた夢を重ね合わせ、ワーグナーの世界の虜になってしまったようです。
Commented by Wergnel_hant at 2013-12-03 00:42 x
興味深く読ませていただきました。ルートヴィッヒの父の急死により18歳でバイエルン国王として即位しました。凛々しい顔立の若き国王・ルートヴィッヒ2世の魅力に、当時のバイエルンの民衆の人気は相当なものだったようです。しかし、18歳で大学での学問を始メタばかりで、人間として未成熟だつたのに、即位当初は意欲的で、国王の任務に大いにやる、政治的仕事も側近に任せず、自ら統治することを望んでいたようです。実際にやってみると思うようにいかないことに気付いたころ、崇拝していたワーグナーが、借金と自ら招いた不倫騒動で困窮しているのを知り、芸術家としては偉大でも人間としては常識を欠いているワーグナーの膨大な借金まで肩代わりして呼び寄せて呼び寄せてしまいました。自ら招いたこととはいえ、悲劇なのでしょうね。
Commented by Ich at 2013-12-03 10:45 x
ロマンティック街道の終点でありましたでしょうか・・・。もう何十年も前に訪れた地、また「チキチキバンバン」という映画にもなりました。懐かしいです。この湖の神秘性に惹かれグリム童話の好きなお話にも繋がります。
Commented by desire_san at 2013-12-03 18:27
Moriさん、Wergnel_hantさん、
ルートヴィヒ2世とワーグナーに関する詳しいお話ありがとうございます。
ルートヴィヒ2世は本当は真面目て純情な青年だったようですね。若くして王に即位して民衆から過大な期待をされたことと、15歳の多感な青年時代に、麻薬のように人を陶酔の世界に誘い込んでしまうワーグナーの音楽に出会ってしまったのは、可哀そうな気がしますね。
Commented by desire_san at 2013-12-03 18:30
Ich さんはだいぶ前にノイシュヴァンシュタイン城に行かれたのですね。童話の舞台となったのも分かるような気がします。
Commented by dodemo11 at 2013-12-05 16:01
こんにちは、はじめまして。以前私のブログに来ていただきありがとうございました。仕事と私事やらで暫くブログ更新できませんでした。。すっかり訪問が遅くなってしまいました。。。
色々記事を読ませていただいておりますが、写真がものすごく綺麗ですね。美術にも造詣がお深いようで勉強になります。これから他の記事もボチボチ読ませていただきます!
Commented by desire_san at 2013-12-06 09:50
dodemo11さん、ご訪問いただきありがとうございます。
海外から名品が来る美術展はなるべくフォローするようにしています。
時間を作って私の撮ったドイツの写真をシリーズでご紹介したいと思っています。よろしくお願いいたします。
Commented by desire_san at 2013-12-06 09:50
dodemo11さん、ご訪問いただきありがとうございます。
海外から名品が来る美術展はなるべくフォローするようにしています。
時間を作って私の撮ったドイツの写真をシリーズでご紹介したいと思っています。よろしくお願いいたします。
Commented by tkomakusa1t at 2013-12-06 14:44
一枚目の写真、薄い霧の中に夢のようなお城があり
感激します。良い写真ですね。
お城にはその時代の歴史が刻まれているのですね。
しっかり読ませていただきました。
Commented by desire_san at 2013-12-06 18:16
tkomakusa1t さん
1枚目の写真は、光の状態もちょうどよく、シャッターチャンスに恵まれました。
ノイシュヴァンシュタイン城は、デズニーランドのシンデレラの城のモデルになるだけあって、絵になるお城ですね。
Commented by desire_san at 2013-12-06 18:16
tkomakusa1t さん
1枚目の写真は、光の状態もちょうどよく、シャッターチャンスに恵まれました。
ノイシュヴァンシュタイン城は、デズニーランドのシンデレラの城のモデルになるだけあって、絵になるお城ですね。
Commented by nene_rui-morana at 2013-12-06 23:53
 自分もまだ通貨がマルクだった20年前の夏休み、当時の職場の同僚とロマンチック街道を旅し、この城を訪れました。旅の思い出は語りつくせません。ルートヴィヒの城づくりでバイエルン国は疲弊したといわれますが、同じツアーに参加していた元気なおじいさんが「何ていい王様だ、こんな素晴らしい文化遺産を作って、亡くなって100年たってもなお観光収入を国にもたらしている。」と言っていたのも、若い自分には印象的でした。確かに、ノイシュバンシュタイン城もワーグナーも、結果的にではありますがルートヴィヒは文化芸術に貢献しました。
 ヴィスコンティの映画も見ました。こちらも絢爛豪華な大作で心に残っています。
 
Commented by desire_san at 2013-12-07 00:07
nene_rui-moranaさん、コメントありがとうございます。
たしかに、ノイシュバンシュタイン城もワーグナーとルートヴィヒ2世との関係もそうですが、何が良いか悪いかは一概にわかりませんね。ヨーロッパの文化遺産の多くは、国王や貴族に富が集中していたから作れたものがほとんどで、現代のような民主主義の時代にはとても造れるものではありませんね。しかし、その歴史の陰で多くの人が犠牲になっていることも忘れてはいけないと思います。それだからこそ、人類に残された貴重な文化遺産は大切に保護していかなければいけないのだと思います。
Commented by rollingwest at 2013-12-09 06:01
まさにリボンの騎士に出てくるようなファンタスティックなお城ですね!しかしこんな山の上に建てて買い出しとか地上への往復など大変だったんだろうなあ・・。
Commented by desire_san at 2013-12-09 12:52
rollingwestさん、この城を建てさせたルートヴィヒ2世は、今で言えば、「リボンの騎士」の世界にはまり込んで、夢の世界に生きていたような人だったので、「買い出し」とか「地上への往復」のような現実的な経済観念のようなことは全く眼中になかつたようです。湯水のようにお金を使って、更にもっと山の上に夢の城を建てようと考えていました。家臣はとんでもない人が王様にしてしまって、我慢できなくなって廃位させ、暗殺してしまったといわれています。ノイシュバンシュタイン城はそんなルートヴィヒ2世の夢のあとというところでしょうか。
Commented by dd907 at 2017-08-25 16:19
ノイシュバンシュタイン城は以前、訪れた事があります。美しい景観に「絶景かな」とため息が漏れました。ヴィスコンティの「ルートヴィヒ」の映画も見応えがありましたね。彼らに携わった人々は多くの犠牲と、無念さを感じたことでしょう。しかし、あれだけの豪奢な美しい夢の城を残し、現在訪れる観光客の収入で潤っていることを考えると、王の特権をフルに発揮したことに敬意も払っています。「朕は国家なり」と言ったルイに憧れ、城も模して建設したとかで。desireさんはヨーロッパをあちこち旅行されているのですね。先日、母が何かの本を読んだらしく「プラハの春」について知りたくて、良い映画がないか検索してくれないかしらと頼まれたのですが、めぼしい映画がありませんでした。歴史に忠実な映画を何かもしご存知でしたら、教えて頂けないでしょうか?よろしくお願いいたします。
Commented by desire_san at 2017-08-27 14:24
dd907さん、コメントありがとうございます。
ヴィスコンティの「ルートヴィヒ」の映画は私も診ました。
ノイシュバンシュタイン城は、ルートヴィヒ2世の時代錯誤の産物ですが、現在でも多くの観光客を引き付けるのは、ロマンがあるからでしょうね。
「プラハの春」の映画は私の知る限りでは、フィリップ・カウフマ監督の『存在の耐えられない軽さ』という映画が有ります。映画はよくできていますが、歴史にほんとうに忠実な映画かどうかは私も十分知識がないので、判断できません。一見の価値はあると思います。
Commented by dd907 at 2017-08-28 00:55
ご丁寧にお応えして頂きありがとうございました。実は「存在の耐えられない軽さ」は私が若い時に映画館で見たのですが、あまり印象に残らず、ちょっと歴史物ではないかもと思い、諦めていました。残るはかなり古い白黒映画があるようなので、そちらをあたってみますね。わざわざ有り難うございました。昨年の末に、札幌でも飯森さん指揮の「リング」の演奏会があったので、1番前の席で大編成のワルキューレを聴きました。感動致しました。私は特にタンホイザー序曲、パルシファルが好きでいつもCDを聴いています。何度聴いても飽きないのです。好きすぎて、新国立劇場の某合唱指揮者にワーグナーの事でお手紙を出したこともあるんですよ(笑)。お返事も貰えました。今年の5月に関東の親類が、神奈川フィルの「ローエングリン」を聴いてきたと報告もあり・・・と、こういう話は長くなりそうなのでこの辺にしておきます。また北海道のトムラウシなども、登られておられるようで(あそこは標高がかなり高いはず)、相当な方とお見受け致しました。また、おいおいお邪魔させて頂きますね。
Commented by desire_san at 2017-08-29 18:08
dd907さん、ご丁寧にありがとうございます。
神奈川フィルの演奏者を何人か知っていてお話を伺ったことがあるのですが、飯森さんが指揮をすると、楽団全体が独独の世界に引き込まれてしまい、まさに闘いのようで、第4楽章くらいになってやっと神奈川フィルの本来の音を取り戻すといった具合で、かなり消耗するそうです。ワーグナーの演奏はまだよいのですが、ブルックナーなどでもワーグナーの曲のような雰囲気になってしまうので、楽団の人たちの中には消化不良を感ずる人もいるそうです。飯森さんはワーグナーの本場バイロイトで修業を重ねた人で、日本では貴重な存在ですね。新国立劇場の芸術監督を来年度で終わりますが、結局ワーグナーの「リング」と「「パシ゜ルファル」を新演出したため、イタリア・オペラやモーツアルトは再演ばかりで見るべきものがありませんでした。2018/2019シーズンからの次期芸術監督は、フランスで活躍した大 野 和 士さんになるので、今まであまり上演しなかったフランスオペラが上演されることが期待される一方、マニアックなオペラが好きな人なので、全くなじみのない現代オペラを上演したがるかも知れず、悲喜こもごもですね。
Commented by dd907 at 2017-08-29 23:47
興味深いお話しが聞けて、嬉しく思います。確かに、演奏者はあれだけ長い楽劇ですから大変なことでしょうね。ワーグナーは哲学的な意味合いも織り込まれているので、消耗するのも分かります。私自身もどうしてこんなに魅了されてしまったのかと、不思議です。やはり、魔力、魔法を操るワーグナーといった所でしょうか?また、訪問させて頂きますね。

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