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ヴェネツィア派;フィレンツェやローマのイタリアルネサンスとの違い

ティツィアーノとヴェネツィア派

Titianand the Renaissance in Venice

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 ベッリーニ工房を中心に展開するヴェネツィア・ルネサンス初期とティツィアーノの円熟期とヴェネツィア派の画家たち、及びティツィアーノ以後のヴェネツィア派の巨匠たちの絵画を紹介する美術展が東京都美術展で開催されていましたので鑑賞してきました。

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ヴェネツィア派のイタリアルネサンスにおける特異性

 ヴァザーリの伝記によると、ミケランジェロとヴァザーリがティツィアーノに会いに行き、ダナエを表現した絵を眼にしました。ミケランジェロはティツィアーノの素晴らしい才能と美しく生き生きとした作品を称賛しましたが、惜しむらくは彼はデッサンができていないと評価しました。ミケランジェロのいう素描力とは、過去の作品から素描を学ぶことで素描力や画面構成力であり、ヴェネツィアの画家たちは、そのような訓練が足りないと見ていたと考えられます。


 このミケランジェロの指摘は、フィレンツェやローマの美術とヴェネツィアの美術の本質的な違いを示していると言えます。ティツィアーノは素描を学ばなかったわけではなく、油絵を描く前に多くの素描を残しています。しかし、キャンバスを前に置いて油絵具の筆を執る前に素描を行いませんでした。ティツィアーノは油絵具の筆によって素描を行いました。トスカーナの画家たちは、同寸大の下図の紙を用意し、それをキャンバスに転写した上で鉛筆を取るというのが常識で、彼らから見ればティツィアーノの絵画には丹念な素描の形跡は見られないと感じたのでしょう。



 ヴェネツィアの画家たちは、形を作り上げてその上に絵具を置くのではなく、絵具の色彩によって形を作っていきます。形が優先しそれを色彩が補うのではなく、色彩が形を形成し、色彩は形と同位またはそれ以上に重視したのだと考えられます。これを明確に意識したのはジョルジョーネで、数段階の秀作素描を行った後、キャンバスの上では素描を行わず、直に油絵具で撮り始めるという方法で描いていました。トスカーナの画家たちから見るとキャンバスに「直か書き」するような描法でした。それはティツィアーノがジョルジョーネから学んだ最大の遺産であり、その後の油絵の展開の最大の武器となりました。



 ティツィアーノは描かれる表現の下地や土台に絵具の塊を使って荒描きしました。時にはテラロッサ(石灰岩の風化によりでき、地中海沿岸に主に分布している赤い土)を薄く塗り、鉛白を含ませた筆で中間層を作り、その上に赤、黒、黄を含ませて明部を鵜が美上がらせました。ハイライトの部分を中間調の部分に統一し、血の一滴のような紅色を薄く塗って、絵画画面を活気づけたりしました。



 ティツィアーノの明るく輝くような色使い、すべすべとしたふっくらとした肌の質感、キラキラ輝く金髪、美しい衣のひだ、生き生きとした動きのある画面は、フィレンツェやローマでは素描を基礎とし明確な線描と明暗による立体感の表現、合理的な空間構成とは一線を画しています。自由でのびやかな筆触は絵具の存在感を感じさせ、明るく大胆な色彩と豊かで輝くような色彩感覚と光に包まれたような柔らかな造形、官能性や生きている人間の美しさを感じさる人間味あふれる表現、これがヴェネツィア派絵画の大きな魅力だと思います。ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠ティツィアーノは、その圧倒的な技量を武器にヨーロッパ中で人気を博しました。




1章 ヴェネツィア、もう一つのルネサンス

 ルネサンス期のヴェネツィア美術の礎を築いたのは、ベッリーニ工房とヴィヴァリーニ工房でした。



ヴァルトロメオ・ヴィヴァリーニ「聖母子」  1418-1484

 ヴァルトロメオ・ヴィヴァリーニの絵画は明瞭な色調や温雅な線描と特徴とし、国際ゴシック様式の華麗な装飾性にa0113718_18425066.jpg富む金色を用いた壮麗な多翼祭壇画を多数手がけました。ビザンティンのイコンを思わせる繊細な表現力が魅力です。衣服の袖はまるで彫刻のようです。聖母マリアの不安な視線は、イエスの受難を暗示しています。


 ヴァルトロメオ・ヴィヴァリーニは、世紀のヴェネツィア絵画における二大流派のひとつヴィヴァリーニ家の始祖で、ムラノ島を拠点に大規模な工房を構えパトヴァ、ボローニャ、ヴェネツィア等で精力的に活動をおこないました。


 一方、コポ・ベッリーニに始まるベッリーニ工房は、息子ジェンティーレとジョヴァンニによって引き継がれました。ヴェネツィアという異文化に開かれた土地において、ビザンティン美術の装飾性やフランドル絵画の精緻さに触れ、近郊の町パドヴァでジョットやドナテッロらフィレンツェの芸術家による壁画や彫刻を柔軟に学び、新たな様式を生み出していきました。15世紀にはシシリア出身のアントネッロ・ダ・メッシーナがヴェネツィアに滞在し、フランドル地方の絵画技法と油彩画の技法を伝えました。ジョヴァンニ・ベッリーニは、メッシーナの画法を吸収し繊細で写実的な人物描写を取り入れ、繊細な光の効果や澄み渡る風景を描き出す高度な油彩画の技法を生み出しました。ジョヴァンニ・ベッリーニは、ヴェネツィア・ルネサンス絵画の開祖と言われています。



ジョヴァンニ・ベッリーニ『聖母子(フリッツォーニの聖母)』

1470年頃 テンペラ、板 ヴェネツィア、コッレール美術館

a0113718_18471686.jpg ジョヴァンニ・ベッリーニの初期の作品ですが、人物の心理レを分析し、観る人が親しみを感ずるような、情感に富む表現で描いています。明るい色彩の空の描写、半身の聖母子を手すりの向こうに置く構図は、ベッリーニが多用し広めたものです。美しく繊細な顔の表現と線の美しさは、生涯のベッリーニ絵画の比類ない魅力でした。



 海に囲まれたヴェネツィアは湿気が多いため、壁に直接に描くフレスコ画よりも、持ち運び可能なカンヴァス画が適していました。聖堂や邸宅の室内装飾のほとんどは、カンヴァスに油彩で描かれています。ヴェネツィア派の画家たちが新たな油彩画の表現を切り開いた背景には、ヴェネツィアという土地ならではの気候風土に適していたこともこの地で油彩画の技法が発展した要因でもあります。


 ヴェネツィア派に分類される画家たちは、主にベッリーニ一族の工房を中核に形成され、工房から優れた画家たちを輩出しました。中でも、ティツィアーノは最も才能ある画家の一人で、ヴェネツィア・ルネサンスの名を不動のものにした最大の貢献者と言えます。


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『復活のキリスト』

1511-12年 油彩、カンヴァス フィレンツェ、ウフィツィ美術館

 赤い十字のついた復活の旗を手に、しっかりと大地に立つキリストの姿が描かれています。頭を上げ、上方を仰ぎ見a0113718_18513808.jpg
る視線をとる人物像は、キリストの堅牢な肉体と澄み渡る自然を背景に立つその生き生きとした姿は観ることに希望を与えます。短縮法で描き、横の動きを強調し、背景の少し荒れた空の表現は今年の核心的な筆さばきを予感させます。この輝かしく堂々としたキリスト像は、若きティツィアーノの野心と創作意欲を反映しているのかもしれません。







2章ティツィアーノの時代

 ティツィアーノは、ベッリーニやジョルジョーネに学んだ繊細な色彩の諧調と光の表現に、力強さと抑揚を加え、新しい絵画の可能性を切り開きました。 1530年代以降、ティツィアーノの人気はヴェネツィアのみならず、ヨーロッパ各地の王侯貴族にまで広がり、多くのパトロンを得ました。官能的な絵画を求めるパトロンたちの要望を受け、独創性に富む数々の神話画から生み出された魅惑的なポーズをとる横たわる裸婦の表現は、良くも悪くもヴェネツィア派絵画の特徴のひとつともなり、後のヴェネツィア派の芸術家たちに引き継がれてきました。


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『フローラ』

1515年頃 油彩、カンヴァス フィレンツェ、ウフィツィ美術館

a0113718_20183234.jpg ティツィアーノ初期の代表作です。描かれた女性は、ローマ神話の花の女神フローラとされることは、右手に持つバラの花束によっても示されています。つややかな肌が、柔らかい光に照らされて浮かび上がります。絵具を丹念に塗り重ねることによって、そのきめ細やかでふっくらとした肌の質感を描き出した。女神フローラの金髪の輝きや、薄手の白い衣服が織り成す衣襞、古代風のマントに施された模様は、素早いタッチで表わされています。人物に強い光を当て、黒い背景から人物を浮かび上がらせる明暗表現は、女神フローラを見る人に感じさせます。



パルマ・イル・ヴェッキオ『ユディト』

1525年頃 油彩、板 フィレンツェ、ウフィツィ美術館

a0113718_20202141.jpg パルマが数多く手がけた肖像画に類する半身の構図でホロフェルネスの首をもつユディトが描かれています。人物を強い光で照らし、暗い背景から人物をくっきり浮かび上がらせる明暗表現をうまく使っています。女性のふくよかな体格や白い肌、豊かな金髪、大きく開いた襟や袖の表現も特徴的です。





ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『ダナエ』

1544-46年頃 油彩、カンヴァス ナポリ、カポディモンテ美術館

 ティツィアーノの見事な腕前で描き出された神話画の代表的な傑作と言われる作品です。アルゴス王アクリシオスの娘ダナエは、娘の子に殺されると予言を受けた父親によって塔に閉じ込められた。そこへ黄金の雨に姿を変えたオリュンポスの主神ユピテルが訪れ、彼女と交わったといいます。


a0113718_20211580.jpgこの作品において、ダナエは魅力的な裸体を惜しみなくさらし、金貨の混ざった黄金の雨を恍惚としたまなざしで見つめています。ティツィアーノは、裸婦を描く口実としてルネサンスの画家たちに好まれた官能的な場面を、想像力豊かに描き出しました。


ミケランジェロはこの作品を見て、色彩様式は気に入ったが素描の修練が足りないと述べたとつたえられていますが、確かに1515年頃に描いた『フローラ』の繊細な線表現と比べると、表現の粗さがを感じます。これはティツィアーノが意識的に動的な表現を試みたと考えられ、その後のティツィアーノの作品は動的な表現を重視する方向に向かっていきます。


一長一短はありますが、個人的には『フローラ』も含めて1515年に描いた『聖愛と俗愛』(ボルゲーゼ美術館)その翌年に描いた『聖母被昇天』(サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂)の方がティツィアーノの作品、としては好きです。



3章  ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ― 巨匠たちの競合

 ティツィアーノは次々と様式を変化させ、後年には、筆致の荒々しさが増し、光と影の対比を強調した表現へと移行していきます。


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『教皇パウルス3世の肖像』

1543年 油彩、カンヴァス ナポリ、カポディモンテ美術館

a0113718_20242246.jpg ファルネーゼ家出身の教皇パウルス3世が1543年に神聖ローマ皇帝カール5世に会うためにボローニャを訪れた際、教皇自身がティツィアーノのモデルとなって描かれた作品です。構図は伝統的な肖像画の形式に従っていますが、ティツィアーノは人物を画面に対して斜めに配し空間性を強調し、観る人に向かって話しかけてくるような動的な表現が効果的に働いているように感じます。また、老いた白髪が細やかに描写され、政治力にたけた教皇の知性と狡猾さが見事に表現されています。゜



ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『マグダラのマリア

1567年 油彩、カンヴァス ナポリ、カポディモンテ美術館

a0113718_20260885.jpg ティツィアーノが描いたいくつかのマグダラのマリアのうち、もっとも後期に描かれた作品です。この作品は宗教改革の空気を反映して肌の露出を抑えた表現で描かれています。眼に涙を浮かべ天を仰ぐマリアは大変美しく、マリアの敬虔さと美しい女性の適度の官能的側面が調和しています。






 この時代ヴェネツィアではティントレットとヴェロネーゼという新たな絵画の担い手が誕生します。彼らはティツィアーノの筆使いを学び取って、絵具の塗り重ねにより豊かな質感を表現しつつ、輪郭線が柔らかく光と溶け込んでいく表癌が魅力的です。


ヴェロネーゼは、ヴェローナからヴェネツィアに移住し、ティツィアーノの影響を受け、ヴェネツィア派でも特に華麗な色彩と古典的な造形をもって、物語場面を明快に祝祭的雰囲気で描きました。



パオロ・ヴェロネーゼ『聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者聖ヨハネ』

1562-65年 油彩、カンヴァス フィレンツェ、ウフィツィ美術館


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 リズミカルで安定した構図とヴォリュームのある人体表現、短縮法によって描かれたイエスやヨセフの的確な描写、聖女バルバラの金髪の輝きや豪華な衣服の光沢の眩い輝きは金色に見えるほど美しい表現で、ヴェロネーゼの洗練された色彩の技により、あらゆる部分に届く光が輝くような絵画世界を展開しています。ヴェロネーゼの調和のとれた色彩表現は、本物作品を観ないと分からない微妙な調和が特徴的で、この作品でも。ヴェロネーゼの技量が遺憾なく発揮されています。




 ヴェネツィア出身のティントレットは、当初はティツィアーノに学んでいましたが、色彩と素描の調和を目指し、ダイナミックな構図と極端な短縮法を取り入れた極めて個性的な様式に向かっていきます。


ヤコポ・ティントレット『レダと白鳥』

1551-55年頃 油彩、カンヴァス フィレンツェ、ウフィツィ美術館

a0113718_20272277.jpg 同時代のティツィアーノより更に女性のポーズに動きが強調された、対角線状に置く大胆な配置により、艶やかな場面を明快でダイナミックな構図で仕上げています。勢いのある筆づかいでハイライトが施された背景をなす赤、白、緑の布地の表現は、ティントレットらしい明確な明暗表現が感じられます。







イタリアルネサンスからの逸脱

 ティントレットは、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿の大ホールを飾る天井画、ヴェネツィア、サン・ロッコ大信徒会所の壁全面と天上全面を飾る『キリストの磔刑』を中心とする巨大な作品群、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の壁面を飾る『最後の晩餐』など壮大な作品で力量を発揮する画家で、斬新で大胆な構図と、ドラマティックな表現に特色があり、往年のルネサンス絵画のような気品と調和を感ずる作品とは一線を画し、むしろ次世紀のバロック絵画を先取りしたような画風が特徴です。


 晩年のティツィアーノの作品も、色彩の光による揺らぎがダイナミズムを演出し、流動化したフォルムが見る人の感覚に躍動感と情感を生み出した作品を描いており、イタリアルネサンスからの大胆な逸脱により新しい美術を模索していると考えられます。それは次世紀のバロック絵画に通ずるものともいえます。




文字をクリックすると、リンクします。
ティツィアーノの晩年の代表作


参考文献:

ティツィアーノとヴェネツィア派展 公式カタログ

ピーター ハンフリー (),高橋 朋子 (翻訳)

『ルネサンス・ヴェネツィア絵画』

辻 茂 『世界美術全集 8 ティツィアーノ』集英社 1978






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by desire_san | 2017-03-24 17:55 | 美術展 & アート | Trackback(2) | Comments(20)
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Commented by Keiko_Kinoshita at 2017-03-24 22:43 x
こんばんは。
ヴェネツィア派;フィレンツェやローマのイタリアルネサンスとの違いのご説明は、大変説得力があり、勉強になりました。ティツィアーノの1515年頃の作品が、ティツィアーノ絵画の最高の時期だというお考えだとご拝察しますが、確かにティツィアーノの最高傑作と言われる作品はこの時期に多いようですね。 しかし、ブログにお書きになっているようにティツィアーノの絵画は新しい方向に変化しており、ある意味で美術史の流れを先行しているようにも見えます、お会いした時お話ししたいような興味深い議論ですね。
Commented by desire_san at 2017-03-24 22:47
Keiko_Kinoshitaさん、いつも私のブログを読んでいただいてありがとうございます。
ティツィアーノの最盛期は何時か?という議論は面白いと思いますが、観る人の好みにもよるのではないでしょうか。 お会いした時、Kinoshita さんのご見解をぜひ伺いたいですね。わロしくお願いいたします。
Commented by mcap-cr at 2017-03-25 17:23
詳しい解説をどうも有難うございました。
私もこの展示会を見てきたのですがもう1ヶ月ほど前でした。
記憶も薄らいできましたが、デッサンと色彩の対比の解説を拝見してなるほど、と再び感心しました。
ティツィアーノの中で最も好きなのは、聖母被昇天ですが、これはヴェネツィアに行かなければ見ることができません。今回展示されていた作品で、最も気になったのは表紙を飾ったフローラでした。さほど大きな絵でなくても、ティツィアーノの魅力を味わうには十分だと感じました。
他の美術展の記事もお待ちしています。
Commented by ばぁ~ばです at 2017-03-26 04:24 x
こんばんは、コメントありがとうございます
『ティッティアーノとヴェネツィア派』は
私にとってため息が出る絵画で難しい事は判りませんけど
時代を超えて愛される作品に思え・・・
見入って来ました
日本に居ながらにして、こんなにも素敵な絵画に会える!
幸せな気持ちにさせて貰えた展覧会でした。。。
Commented by desire_san at 2017-03-26 13:15
mcap-crさん、コメントありがとうございました。
私もヴェネツィアに行って『聖母被昇天』を観てきましたが、天に昇っていく聖母の美しさにと素晴らしい色彩感覚と画面構成に感激しました。この作品も今回展示セされた『フローラ』と同時期に描かれた作品です。
今後、ナビ派やミシャ展についても鑑賞レポートを書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします、
Commented by desire_san at 2017-03-26 13:19
ばぁ~ばですさん、私のブログを読んでいただいてありがとうございます。
今回の『ティッティアーノとヴェネツィア派』展は、ヴェネツィア派の各時代を代表する作品がみられてよかったですね。 日本にはヴェネツィア派の絵画を所有している美術館は殆どありませんので、貴重な体験を得られ、良かったと私も思います。
Commented by kirafune at 2017-03-26 13:33
desire_san さん

こんにちは!
「ティツィアーノ」展、チケットを人にあげてしまって
自分は見に行けなかったので
desire_san さんの記事で行ったような気になっています。
ティツィアーノの『マグダラのマリア』を見て
学生時代に模写したことを急に思い出しました。
また、イタリア旅行にでかけて美術館巡りをしてみたくなりました。
Commented by at 2017-03-26 22:37 x
こんにちは。desireさんのティツィアーノとヴェネツィア派の画家たちに関する深くて広い知識と考察には脱帽です。いろいろな気づきのあるとても面白い記事ですね。
今回の出品作品はどれも本当にとても美しい絵画ですよね。都美で間近に見ることができてとてもラッキーでした。
Commented by delp at 2017-03-26 23:04 x
今回展示されているティツィアーノの作品では、《フローラ》が他を圧倒していると思いました。「つややかな肌が、柔らかい光に照らされて・・・」と書かれているように、この肌の滑らかな描写は、展示されている本物を見て初めてその清楚な美しさを感じ取ることができます。
ティントレットは、レダのエロティックな裸体とコンポジションの妙もさることながら、個人的にはゼウスの好色な表情も印象的でした。
Commented by snowdrop-momo at 2017-03-27 06:54
おはようございます。
先日はTBをありがとうございました。さすがdesireさん、この展覧会にもやはり足を運んでおられたのですね!
今回はヴェネツィアの色とフィレンツェの線という普遍的な問題も俯瞰しておられて、画法のご説明も具体的で、興味深かったです。ゆらめき動くヴェネツィアの色…まさに運河の光に照り映える街の色ですね!
ps.翻訳ソフトも活用されるようになったのですか?
Commented by desire_san at 2017-03-27 18:26
kirafuneささん、コメントありがとうございます。
私のブログを読んでいただいてありがとうございます。
ティツィアーノの色彩や肌の感覚の美しさは、言葉で表現出来ない魅力をあります。
ケットを人にあげてしまったのは残念ですね。今回のティツィアーノ展で、未だ見ておられなかったら一つだけ見るとすれば「フローラ」ですね。ティツィアーノの画風は変化していきますが、私はこの時代の作品に最高傑作が揃っていると思います。
『マグダラのマリア』はいろいろなバージョンがありますが、私は今回の作品が一番好きです。
Commented by desire_san at 2017-03-27 18:34
仙さん、コメントありがとうございます。
今回のティツィアーノとヴェネツィア派展は、レベルの高い作品が揃っていて、見ごたえがありましたね。ヴェネツィア派はティツィアーノも含めて、ベッリーニ、ジョルジョーネとティツィアーノの30代までイタリア・ルネサンスで、それ以降のティツィアーノとティントレットは、バロック絵画の先駆者だと理解しています。もちろん、全く違った意見もあり、色々な視点があり、それぞれ一理あることは理解しております。
Commented by desire_san at 2017-03-27 18:39
delpさん、コメントありがとうございます。
今回展示されているティツィアーノの作品では、《フローラ》が他を圧倒している、というご意見は私も同感です。この時代に『聖母被昇天』『聖愛と俗愛』など最高傑作と言われる作品が集中しています。私もこの時代のティツィアーノの作品が一番好きです。
Commented by desire_san at 2017-03-27 18:45
snowdrop-momoさん、いつも私のブログを読んでいただいてありがとうございます。
今回は、ヴェネツィア派について書くのは2回目のなので、ティティアーノとヴェネツィア派絵画について、自分が言いたいことは出来るだけすべて書きたかったので、英文はをつけるところまで手が廻らず、サボってしまいました。
普段英文をつけるときは、自分で文章をつくり、翻訳ソフトはスペルチェックに使っています。
Commented by nanase at 2017-03-27 22:21 x
こんばんは。
拙ブログにコメントいただきありがとうございました。
desire様の詳しいご解説に、私の記事など恥ずかしくなりますが、一点一点思い出しながら拝読させていただきました。
いつかヴェネツィアに行ってみたいです。彼の地の光の明るさがヴェネツィア派の絵画に反映しているのでしょうね。
Commented by desire_san at 2017-03-28 12:35
nanaseさん私のブログにコメントいただきありがとうございます。
実はもヴェネツィアは一度のヴェネツィア派の代表的な傑作を求めで旅をして着てきました。私のヴェネツィア派絵画に対する所見は、ヴェネツィアでたくさんのヴェネツィア派の代表的な絵画を観て感じたことです。イタリア全体に光に満ちた明るい街が多いですが、ヴェネツィアは、網と運河があるため、光が運河や海の水に反射して、ひときわ明るく色彩感に富んでいる街です。ヴェネツィアは今までいつた街で、一番好きな街です、機会があったら行ってみられることをお勧めします。
Commented by Spenth@ at 2017-03-28 15:26 x
ブログ記事へのコメント、ありがとうございました。
絵画は好きなのですが、如何せん、シロウトなので、大変
勉強になりました。
ティツィアーノの絵をエロ度で比べたりしてはいけませんね!(爆)
Commented by サンド at 2017-03-28 20:20 x
こんばんは。コメントありがとうございました(^ ^)

アートや絵画の歴史には疎いですが、わかりやすい解説でとても勉強になりました。私は『フローラ』にとても魅かれました。

またブログ拝見させていただきます♪
Commented by desire_san at 2017-03-29 13:01
Spenth@さん、コメントありがとうございます。
ティツィアーノは女性の肉体を美しく描きますが、私はあまり官能性を感じません。ルーベンスやアングル、マネの描く女性も当時は官能的だと言われていたそうですが、私は全くセックスアピールを感じません。不感性なのでしょうか(笑)あえて言えば、クラナッハの描く裸体画はかなり〇〇度があるように感じました。
Commented by desire_san at 2017-03-29 13:06
サンドさん、私のブログを読んでいただいてありがとうございます。
『フローラ』を描いたのは、ティチアーノ30代初めで、私はこの時代の作品がわたしも一番好きです。 来月はナビ派展、ミシャ展についてレポートしたいと思いますので、よろしかったらまた覗いてください。

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