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贅の限りを尽くした豪華絢爛な宮殿と庭園のアンサンブル

シェーンブルン宮殿
Palaceand Gardens of Schönbrunn
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 シェーンブルン宮殿は、オーストリアのウィーンにあるハプスブルク王朝の歴代君主の旧宮廷夏の邸宅で、オーストリアで最も重要な文化財の1つです。宮殿と庭園群は世界遺産に登録されています。1,441室のバロック様式の宮殿は、オーストリアで最も重要な建築、文化、歴史的記念碑の1つです。宮殿とその広大な庭園は、300年以上にわたりハプスブルク君主の嗜好、関心、願望を反映しているといえ言えます。


 




Atthe end of the seventeenth century Emperor Leopold I commissioned the Baroquearchitect Johann Bernhard Fischer von Erlach, who had received his training inRome, to design an imperial hunting lodge for his son, Crown Prince Joseph,later to become Emperor Joseph I. Replacing the château de plaisance built onthis site for the dowager empress Eleonora of Gonzaga in 1642, it was to growinto a palatial imperial residence over the course of the eighteenth century.




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 シェーンブルン宮殿と庭園群は、ハプスブルク皇帝家の夏の離宮であり、ランスのヴェルサイユ宮殿を凌ぐ宮殿にしたいと1696年に新しく宮殿と庭園が造られました。重要な役割を果たしたのがマリア・テレジアで、1743年以降に自分の好みや意見を取り入れて、マリア・テレジア好みの夏の宮殿としてニコラウス・バッカシーが中心となり大改築を行いました。シェーンブルン宮殿は、マリア・テレジアの治世の間、宮廷生活の輝かしい象徴であり、ヨーロッパの有力な政治権力の象徴でした。宮殿は壮麗で、家具は女王の趣味にぴったりです。「鏡の間」、テレジアお気に入りの「膝の間」、青の中国の広間そして、最も豪華な「百万の間」、それぞれの部屋の特徴に特徴があり、飾られた調度品や絵画も贅の限りを尽くしてあります。あのマリーアントワネットも15歳までこの宮殿で育ちました。




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 部屋の数は1441室、ボヘミア栗のインテリア、豪奢な金箔を張った漆喰装飾、東洋からのふんだんな陶磁器、沈金蒔絵など贅の限りを尽くされています。


 地上階の南東部には、白い壁と天井ロココから最も権威装飾である金色のスタッコで飾られた4つの客室があります。最も大きな部屋はカイザーエリザベスの舞踏会の間で、長さ13.80メートル、幅7.85メートル、高さ4.70メートルの108平方メートルの面積を有しています。大きな鏡付きの大理石の暖炉北部壁の中央にあり、床は、黒、白と茶色のダイヤモンドパターンと寄木細工の床です。西棟の地上階から第1床に導くブルー階段は、全体の階段の上に延びています。このスペースは、城の最古の一つで、皇太子カイザーヨーゼフ1世の元狩猟ロッジでのダイニングルームでした。マリア・テレジアは、ニコラウス・パカシーに1745年の周りのスペースが再建されました。




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 天井のフレスコ画は、建築当初のもので、食堂から始まり最終的に永遠の御座の前に勝者の月桂冠を受け高潔な戦争の英雄としてヨセフの賛美を表現しています。フレスコ画は、イタリアの画家セバスティアーノ・リッチによって描かれました。




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 ビリヤードルームは、壁がロココから金色のスタッコと華やかな寄木細工の床と白い観客室の客室と、フランツ・ヨーゼフIの個室のより長い配列の先頭に位置しています。白、金色の暖炉、北西の角にある時計、北東部に位置しています。現在の家具機器は、19世紀の後半のビーダーマイヤーによる大きなプールテーブル等です。部屋は帝国大臣、将軍や役員の待合室として使われていました。




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 客室内に大規模な絵画は定期的に取り換えられていましたが、現在2枚の絵画はマリア・テレジアの注文によるもので、皇帝フランツ・ジョゼフを描いいています。


 子供の部屋には、マリア・テレジアの娘の肖像画が飾られています。彼女の11人の娘のほとんどは、思春期に政治的な理由で結婚されています。客室内の六枚の肖像画は、アンナマリア、マリアクリスティーナ、マリアエリザベート、マリアアマリア、マリア・カロリーナとマリア・アントニアです。部屋の右半分には肖像マリア・テレジアスです。


 鏡の部屋には、マリア・テレジアの時からで、ロココから金色の漆喰装飾と白いカーテンと赤いベルベットのカーテンと白い壁があります。ロココ調の家具も、赤いベルベットと白の黄金の木、装飾品で覆われています。壁や天井はバロック時代からのスタッコで装飾され、寄木細工の床は3本の樹種でのダイヤモンドパターンがあります、白の刺繍レースのカーテンで帝国双頭鷲の中心部に位置しています。



 タペストリーサロンは、18世紀から部屋ブリュッセルのタペストリー、中央にある大きなタペストリー、アントワープのポートを表します。アントワープはオーストリア、オランダの一部でした。


 ローターサロンには、レオポルド・クペルウィーザー、赤パーラーが描いたカイザーフェルディナンド1世を描いた絵画。レッドサロンは、壁には馬車シルクの壁紙が描かれ、カーテン赤ベルベットや絹で作られて、カーペットは赤でもあります。サロンではレオポルドIIを含む金羊毛騎士団のローブにおけるハプスブルク皇帝のいくつかの状態の肖像画があります。彼の息子と後継者、フランシスII、フェルディナンドIと妻サヴォイのマリア・アンナ。レオポルド・クペルウィーザーが描いたカイザーフェルディナンドIとカイザー・マリア・アンナの二重の肖像画などです。




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 右に裁判所の入り口に1745年に建てられ、すでに第千七百四十七を開いたパレスシアターもあります。




 シェーンブルン宮殿の宮殿と庭園のバロックアンサンブルには、芸術が創造したすべてがあります。幾何学的な花壇や芝生、並木道など、豪華なフランス式の庭園です。美しい泉、ネプチューンの噴水は、ギリシャ神話を噴水にあしらったものです。泉の向こうを廻って緩やかな坂道を登って行くと、花壇全体の模様がきれいに見えます。中央部から、ちょうど水幕を通して宮殿が見えます。






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 1913年にフランツ・フェルディナント大公が日本で見た庭園をえらく気に入り造らせた日本庭園は日本人の庭師によって枯山水の日本庭園に復元されています。また、欧州最大級とされる総ガラス張りの大温室「パームハウスシェーンブルン」もありました。




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 美しい花壇、彫刻から出る噴水、迷路、この広大な庭園の向こうには1775年に建てられた戦勝記念堂のグロリエッテがあました。小高い丘から見下ろす絶景を楽しめるグロリエッテ、さらに階段を登った展望台からは、美しいウィーン市内を眺めることができます。 



 シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク王朝を所有していいました。王宮は1918年に君主制の終わりにオーストリア共和国の所有権を継承し、1992年まで地方自治体によって運営するための有限責任会社としての宮殿の運営が委任されました。シェーンブルン宮殿全体の活性化とともに、宮殿と庭園の歴史的建造物の保護のための資金は州補助金に頼っています。 












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by desire_san | 2017-08-05 13:33 | ウィーン美術の旅 | Trackback | Comments(3)
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Commented by rollingwest at 2017-08-10 06:13
大変御無沙汰でした。あいかわらず西洋文化探訪、凄いですね。こちらは久しぶりに山の記事を公開いたしました。また是非遊びにいらっしゃってください。
Commented by snowdrop-nara at 2017-08-16 10:25
残暑お見舞い申し上げます。
おかげさまで、夏の離宮シリーズで避暑させて頂きました。
いつかエカテリーナ宮殿も訪ねてみたいです。

シェーンブルンは二回訪ねる機会がありましたが
覚えていない部屋が沢山あることに改めて気づきました。
拝見していると、ホーフブルクよりずっと洗練された、居心地のいい美しさが甦ってきます。

エキサイトでブログを本にできるようですね。
desireさんほど大規模なブログだと、大著になりそうです。

やまと編では、展覧会の記事をようやく一つアップしました。ダンテなど西洋の地獄は氷のなかですが、源信の地獄は火のなかです。それぞれの気候を反映しているのでしょうか。
紀行編はワイダ監督の映画です。もしもご興味があれば…

Commented by desire_san at 2017-08-17 19:16
snowdrop-naraさん
ありがとうございます。

たまたま離宮シリーズになってしまいましたが、比べてみるとそれぞれ違った美意識があることに気づきます。 行った時は絢爛豪華なエカテリーナ宮殿が一番美しいと思いましたが、
レモンイエローの洗練された美意識という点では、シェーンブルン宮殿の方が何度も行きたい、上品な魅力がありますね。

心に残った自然とアート   


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