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心に残った旅・芸術とアートとの出会い   

初めて美術館に行く人でも美しいと楽しめる絵画

ルノワール展
Pierre-Auguste Renoir
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ルノワールは日本で最も人気のある画家で、毎年のようにルノワール作品を展示した美術展が開催されています。ルノワールの作品はどれも適度に美しく一般受けするようですが、傑作とはいえないような一般的なルノワールの作品には腕の良い贋作画家でも描けるような作品も数多くあるような気がします。ルノワールの展覧会に行くと、結構傑作と凡作の落差が大きい画家ではないかと感ずることがよくあります。

In the late 1860s, through the practice of painting light and water en plein air (outdoors), he and his friend Claude Monet discovered that the colour of shadows is not brown or black, but the reflected color of the objects surrounding them, an effect today known as diffuse reflection. Several pairs of paintings exist in which Renoir and Monet, working side-by-side, depicted the same scenes.One of the best known Impressionist works is Renoir's 1876 Dance at Le Moulin de la Galette (Bal du moulin de la Galette). The painting depicts an open-air scene, crowded with people, at a popular dance garden on the Butte Montmartre, close to where he lived.

a0113718_12542530.jpg 今まで日本に紹介された美術展で最もノワールの傑作を味わえたのは、1994年のバーンズコレクション展でした。この美術展にはノワールの大作が数多く出品され、ノワールの画家としての凄さを始めて実感させられました。これに次ぐのがパリ・オランジュリー美術館展のルノワールの作品だったと思います。

今回のルノワール展で特に心を惹かれたのは下記の3点です。ルノワールの傑作で描かれる女性は本当に美しいと思います。

アンリオ夫人(1876年頃、ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
 背景に溶け込んでしまうような柔らかいタッチの身体に顔の美しさが際立って見えました

On the Terrace, oil on canvas, 1881, Art Institute of Chicago The works of his early maturity were typically Impressionist snapshots of real life, full of sparkling colour and light. By the mid 1880s, however, he had broken with the movement to apply a more disciplined, formal technique to portraits and figure paintings, particularly of women.

a0113718_1256098.jpg 団扇を持つ若い女(1879-1880年頃、クラーク美術館)
 背景を左右に2分し、右半分を華やかな花、左半分をシンプルな縦縞模様にして、右下の団扇でアクセントをつけて、少女の顔美しさを際立たせていました。

ブージヴァルのダンス(1883年、ボストン美術館)
 躍動感と生きる喜びを感ずる絵でした。色の使い方が絶妙です。男性の服と背景の婦人の服の青に対して女性のピンクの服と赤い帽子が女性を美しく際立たせていました。女性のベルトと男性の帽子と靴の黄色が呼応しリズム感を与えています。

 コメントにも頂きましたが、ルノワールには難しい宗教観、芸術観ない、これがルノワールとゴーギャンやセザンヌ、ゴッホとの大きな違いだと思います。だからゴーギャンやセザンヌのように後世の画家に影響を与えなかったのだと思っています。ルノワールを評価しない人はそういうところで絵が面白くないと感ずるのではないかと思います。私もルノワールの絵は傑作以外あまり面白くないと思います。しかし、ルノワールの傑作は、生きる喜びを感じます。個人的には、難しいことは考えなくても、生きることを楽しんで描いた画家がいても良し、それがルノワールの魅力だと思います。
(2010年2月26日、国立新美術館)






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by desire_san | 2010-03-10 12:57 | 美術展 & アート | Trackback | Comments(23)
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Commented by やっくん at 2010-03-10 14:05 x
ルノワールは日本でも人気のある画家ですね。同じ名前の喫茶店もあるようですが。私の印象ですが色使いが上手だなと思います。
Commented by desire_san at 2010-03-10 14:35
やっくんさん、コメントありがとうございます。喫茶店のルノワールもよく利用しています。ルノワールの絵は柔らかいタッチの絵が特に好きです。
Commented by kyonshogo at 2010-03-10 14:51
コメントありがとうございました!
優しいタッチのルノワールの絵は本当に癒されますよね。
機会があれば、また足を運んでみたいと思います。
素晴らしい作品たくさんでした。
Commented by shelley2002 at 2010-03-10 17:10
コメントありがとうございました。
ルノワールの魅力は色彩に尽きると思います。
今回の展覧会ではそれを科学的に解明していて興味深かったですね。
Commented by えりさ at 2010-03-10 17:52 x
 初めまして。
心に残った自然とアート、実に美しい写真ばかりで心に残ります。
日本名峰・高山植物etc・・・素敵です。
山は憧れで、花は安らぎです。
ブログからの写真と語りは、優しい響きを持って心に伝わってきます。
Commented by mizukiina at 2010-03-10 18:25
私のブログにコメントをありがとうございました。
アンリオ婦人、美しいですね。
抑えた色彩が柔らかい優しいタッチをさらに強めているようで
とてもピュアな女性像に見えます。瞳も印象的だし。
実物を見たくなりました。
Commented by 落合 at 2010-03-10 18:39 x
ご訪問ありがとうございました

傑作と凡作の落差は何を意味するのか・・・
なぜ 仲間と遊んでいる題材と特定の肖像画だけに 彼の筆が冴えるのか?
今回の私の記事は そこから生まれたものです

すっきりしたレイアウトの品のあるブログですね
私も考察で感じるものがありました。
Commented by desire_san at 2010-03-10 18:54
落合さん、ご意見に同感です。ルノワールには難しい宗教観、芸術観ない、これがルノワールとゴーギャンやセザンヌ、ゴッホとの大きな違いだと思います。だからゴーギャンやセザンヌのように後世の画家に影響を与えなかったのでしょう。ルノワールを評価しない人はここが気に入らないのでしょうが、難しいことは考えなくても、生きることを楽しんだ画家がいても良いのではないかと私は思いますが。
Commented by kokkom at 2010-03-10 21:06
ブログをお訪ねくださってありがとうございました。
ルノワールの絵は大好きで、オランジュリーでも、オルセーでも長い時間、ルノワールの絵の前にいたような気がします。
今月の末に展覧会に行くのが楽しみです。
Commented by 1944tourist2004jp at 2010-03-10 21:10
 desire sanの美を求める心の果てしなさに、ブログを開くのが一層楽しみになりました。
 裾野で「山と絵画」を愛する人間として今後も寄らせて頂きます。
Commented by ぷぷっぴどゥ at 2010-03-10 22:03 x
ブログへの書き込みありがとうございました。
ルノワールは本当に感動しました。色使いやタッチが素敵でした。ぜひ、長谷川等伯もご覧になってみてください。
Commented by 非常民 at 2010-03-10 22:34 x
ぼくのブログにコメントありがとうございました。ルノアールと聞いて思い出すのは息子の映画監督ジャン ルノアールです。父の方の絵も好きですが贋作しやすい画風ですね。モネの睡蓮の贋作は水面から睡蓮が浮いているのを以前確認した憶えがあります。ルノアールの贋作の特徴はなんでしょうか。下らないことが気になります。ぼくの悪いクセ。
Commented by holy at 2010-03-10 23:10 x
「アンリオ夫人」は見たことがありませんでした。
清楚な感じが出ていてとてもいいですね。
女性が大好きだったという画家で、リビングに掛けて気持ちの良い絵!を目指していたそうです。
光を色に写し取った画家ですね。
2年前にBunkamuraで開催された「ルノワール×ルノワール展」も楽しかったです。
Commented by 達坊 at 2010-03-11 00:20 x
はじめまして ☆
素敵なブログですね (^^)
コメント有り難うございました!
ルノワールは↑にないけど、(可愛いイレーヌ)が大好きです!
ユダヤ8歳の少女は あまりに美しすぎます!!『大阪のみ?』
僕の娘は6歳で年齢も近いのですが・・・・
イレーヌ嬢みたいに
美しく育ってもらいたいです・・・・☆
Commented by Katsu at 2010-03-11 00:41 x
はじめまして。
ワタシのブログに来ていただきありがとうございました。
ルノワール、もう15年来のファンです。
オルセー美術館で「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を見た時の感激は忘れられません。以来、ルノワールの出展があると必ずその美術展は見に行くようにしていたのですが、今回は本当に傑作ぞろいでしたね。
この数年で目玉として他の美術展でも出展されていた作品が一同に並んでいたので、大興奮でした。
もうあの部屋で1週間くらい住みたいくらい(笑)

ルノワールの描く女性は本当に美しいですが、赤ちゃんや幼子もすごく柔らかい描写で素敵です。
ルノワールのタッチが、小さな子の素朴さ、純粋さによく似合うのだと思います。
また、アンリオ婦人や赤い服の女、など、こちらを見つめる瞳も素敵ですが、ふとした表情や、目線がこちらを向いていない作品もいいですね。
写真でいうと、ポートレートとスナップの違いでしょうか。
ルノワールは、スナップ的な捉え方についてもチャレンジを続けていたように思います。

長くなりました。またお伺いしますね。
リンクもさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
Commented by miki at 2010-03-11 09:10 x
私のブログにコメントありがとうございました。
ルノワール展のお知らせありがとうございます。寒かったので、こもりがちだったのですが、お散歩がてら行って見ようと思います。
ルノワールの描くこもれびの表現が、好きです。柔らかい日差しですね。
Commented by 4hakei at 2010-03-12 01:02
コメントありがとうございました。
ブログを拝見して、絵画を楽しむための、また別の視点を教わったように思います。
今度はルノワールメインに絞って絵を見てみたくなりました。
Commented by tsukisitau at 2010-03-14 11:01
ルノワールは明るい色彩とぽってりした女性が魅力的ですね。小学校のときに模写したのがルノワールとミロでした。
Commented by nishihara-taihei at 2010-03-16 18:25
ルノワール展に行かれたのですね。私の母も友達と行ったみたいです。どの絵も柔らかくて良かったと言っていました。
Commented by m-o-n-e-t at 2010-03-18 15:06
ブログの方にコメントを頂き、ありがとう御座いました。
「アンリオ夫人」は思い入れのある絵で、
祖母の家でこれを見た幼い頃の私はこの絵を母だと思い、
母も幼い頃、私の祖母だと思ったそうです。

親子二代でそう思ったのは不思議な話ですが、
たしかに祖母にも母にも似ています。

ルノワールは好きな絵と嫌いな絵がありますが、
日本人の感性に溶け込みやすい絵ですね。
Commented by neo school at 2010-03-22 14:58 x
私のブログにお越しいただきありがとうございました。教え子たちの中で美大やアート系の専門学校に進学する子が案外います。
芸術と真逆の人間のため、彼女たちにあそこの展示会に行けだの、ここの展覧会を見ろだの日々精進しております。
まったくの門外漢で申し訳ありませんが、ここにお邪魔して彼女たちに披露するうんちくを盗ませていただきます。。。
Commented by mahoroba-shahai at 2010-04-02 19:13
こんばんは。

横浜に住んでいた頃、東横で渋谷まで行き
渋谷のデパートでルノアール展を見た記憶が
甦ってきました。
ささやかな青春の想い出です。
 

Commented by fabric-style-fab at 2010-05-15 11:24
コメントありがとうございました。
美術展巡りは、運がよく?チケットが巡ってくるので
開催されるものはだいたい行きますが、多くは全く
情報を持たずその場で読んで観て初めて知ることが
多くあります。ブログを知り、これから予習・復習を
兼ねて勉強できます、ありがとうございます。
ボストン美術館は、若いころに何度か訪れた思い出の場所です。他にももっと観たいものがありましたが、
今回の展覧会ではなかったので、ちょっと残念ですg。

です。