イタリア一人旅 Ⅰ フィレンツェ
Florence
イタリア・トスカーナ州にある欧州の文化首都と言われるフィレンツェとヴェネト州の州都で「アドリア海の女王」「アドリア海の真珠」といわれたヴェネツィアを一人旅してきました。フィレンツェは街全体が美術館、ヴェネツィアは「水の都」に相応しく運河の水と情緒ある建物のコントラストが素晴らしいく、どちらも美しい街でした。最初にフィレンツェの旅を紹介します。
Florence in the Italy Toscana is called the Europe culture capital tate. Venice called "the queen of the Adriatic Sea", and "pearl of the Adriatic Sea" I traveled alone the art museums in Florence and "the capital of water" in an and Venice. The whole towns emotional. I show rhe photos of the beautiful trop of Florence first.
ドイツからLuftthansaの小さい飛行機でフィレンツェ・ペレトラ空港に入ったのが夜の8時半を過ぎており、タクシーでフィレンツェの街に着いたのは夜9時を廻っていました。街の夜景は美しく地元の人や観光客であふれ、驚くほどににぎやかでした。イタリア1泊目は、フィレンツェのシンボルであるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のすぐ近くという最高の立地条件で一泊6000円程度と値段の安いホテルMedochiと言うところに宿をとりました。宿の主人に京都や相撲など日本のキーホルダーをお土産に渡したら、思いのほか喜んでくれて、後でいろいろ便宜を図ってくれました。ホテルに荷物を置いて夜10時過ぎまで夜のにぎやかなフィレンツェの雰囲気を味わいました。
フィレンツェの実質1日目は、朝7時半にホテルを出でウッフィツィ美術館に向かいました。入り口は開館前から長い行列ができていました。予約していたので開館とともに入れたので、ほとんど人のいない静かな環境で、チマブーエ、ジョット、ドッチョの3つの大きな聖母像が並ぶ最初の部屋の荘厳な雰囲気に浸ることができました。とぎの部屋は、私が一番見たかったシエナ派芸術の最高傑作といわれるシモーネ・マルティーニの『受胎告知』、様式は古いですが荘厳、華麗、優美とある種の力強さが共存する想像していた以上の素晴らしさです。この傑作を独り占めで見られるなんて夢のようです。しばらくこの作品に見入っていたら隣の部屋にどんどん観光客増えてきたので、となりの壮麗な後期ゴシックの名画・ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの『東方三賢王の礼拝』ある部屋に移りました。
フィリッポ・リッピの部屋、ボッティチェッリの部屋、ヴェロッキオ とダ・ヴィンチの『キリストの洗礼』、ラファエロの『ヒワの聖母』、ミケランジェロの『聖家族』とるルネサンスの美術の歴史を作った名画が目白押し、以前来日したレオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』とティツィアーノの『ウルビーノのヴィーナス』にも再会しました。画集にある見覚えのある絵が多い中で、アンドレア・デル・サルトの『アルビエの聖母』『受胎告知』がラファエロよりちょっと素朴な美しさで新鮮でした。
一通り観てから、印象的な絵をもう一度ゆっくり見て、気に入った絵をもう1回みるといういつものパターンで見ていたら、美術館がどんどん混んできて時間もお昼になってしまいました。急に空腹を感じてきてサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂が見える美術館のテラスで昼食を食べました。
当初の計画では、フィレンツェのお目当ての美術館を次々と廻る予定でしたが、ウッフィツィ美術館だけで疲れてしまったので、天気も良かったので予定を変更してのミケランジェロ広場の近くまで行き、アルノ川の対岸からフィレンツェの街を楽しみました。青空とアルノ川に映るフィレンツェの美しい町並みは名画とは別世界の美しさでした。川に沿って歩きながら、メディチ家の宮殿・ピッティ宮殿を目指しました。
ピッティ宮殿では早速2階はパラティーナ美術館に入りました。パラティーナ美術館はたくさんの部屋があり、一部屋一部屋が壁一面に膨大な絵画が展示されており、天井画も美しく、名画に囲まれた宮殿と言う雰囲気です。空間としては素晴らしいのですが、絵画の数が膨大でお目当ての名画を見つけるのが一苦労です。絵を鑑賞しようとすると非常に疲れる美術館だと思います。
予習してきたところによるとパラティーナ美術館はラファエロ、アンドレア・デル・サルトの名画が多いということなので、膨大な絵画の中から必死に探し出しました。ラファエロでは、『小椅子の聖母』『インパナータの聖母』日本にも着たこともある『婦人の肖像』など美しい女性像が印象的でした。
私が好きな画家で日本ではめったに見られないアンドレア・デル・サルトの名画では『ピエタ』『聖母被昇天』『受胎告知』『三位一体の論議』など美しい作品をたくさん観ることができました。フィリッポ・リッピの有名な名作『聖母子聖アンナの生涯』も念願の本物との出会いです。
パラティーナ美術館ではカラヴァッジョの特別展が10月中旬まで開催されており、思いがせけなく『バッカス』などカラヴァッジョの衝撃的な名画をじっくり鑑賞することができました。カラヴァッジョに追随した画家たちの作品も数多く展示されていました。疲れて通り過ぎてしまいましたがウッフィツィ美術館でもカラヴァッジョ派の画家の作品の特別展が協同開催されていたようです。
カラヴァッジョも含めてパラティーナ美術館も歴史的名画がたくさんあり、結局2回廻ってしまい、2時間以上美術館の中で過ごしてしまいました。
ピッティ宮殿の庭も見学できましたが、たくさんの絵を見て疲れたので庭園はあきらめて、ピッティ宮殿の中のカフェとピッティ広場でしばらく休憩して、グイッチャルディーニからヴェッキオ橋の繁華街を通り、ヴェッキオ宮殿、ランツィのロッジアのあるシミョーリア広場に出ました。観光用の馬車が行きかっていました。さらに北に行ってマリア・デル・フィオーレ大聖堂とサンジョバンニ礼拝堂、ジョットの鐘楼のある広場でルネサンスの建築と装飾美に囲まれて夕暮れの時間を過ごしました。
夕食をどこかで食べようと思いましたが、高級で高そうな店とピザの店しか見つからず、あきらめてスーパーマーケットで買出しをしてホテルの部屋で質素な夕食をとりました。 (2010.10.2)
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こんばんは!
ああ、懐かしのヴェッキオ橋。
20年近く前に新婚旅行で行きました。
変わらぬ姿にうっとりです。
また行ってみたくなりました。
胸きゅんのお写真、ありがとうございます。
desireさんのように英語が出来て、ひとりで自由に好きなところを旅できるのがうらやましいです。
それこだけを集中的に見てこられるなんて素敵なたびですね。
私の友達はツアー旅行でイタリアに行きましたが、フイレンツェもヴェネツィアも
駆け足ですごく物足りなかったといっていました(≧o≦)
私もdesire さんのような旅がしたいです。英語力をつけないとダメかな!(^0^ *)ノ
私もちょこちょこ遊びに来させていただいております…
にしてもフィレンツェ!写真いっぱいで素敵かつ羨ましいです。
私ヨーロッパは行ったことないのでとても憧れます。素敵。
おまけにやっぱりお詳しくて勉強になります。
2日目も楽しみにしてますね!
イタリアという国は本当にどこへ行っても世界遺産という感じですよね。
私もイタリアはほぼ全国まわりましたが、一人旅でした♪
その経験と思い出はかけがえのない財産になりますよね。
羨ましいです~^^
フィレンツェ、は私も以前訪れたことがあり、
ウフィッツ美術館にも行きました!
色々見せていただき、記憶が蘇ってきました。
ありがとうございます^^
どの写真も、すばらしくてその場にいたことのない私には、現実のような気がしません。
日本とは全然違った景色です。すばらしい!!
絵画も荘厳な雰囲気です。
町全体が美術館とはよく言い表していますね。夢みたいです。
いつか、訪れることができるかしら・・・
こんばんは。
20数年前に出かけたので、おお~と思いながら見せていただきました。
カラヴァッジョも大好きなので、一人画像にほくそえんで眺めていましたよ。
ウッフィツィ美術館、私は一日住んでいるようにいたのを思い出しました。ボッティチェッリの春は、まだ当時は今のような色ではなかったので鮮やかで別の絵のようですね。
ポンテベッキオもずっと変わらぬ美しい姿。
キットこの姿を維持するのにいっぱい色んな手がかかっていたり着生があるんだろうなと思ってみたりします。
沢山楽しませてもらいました。
絵を見た風景、その時の気持ち、興味、心持というかそんなものも思い出されますね~
又2日目も楽しみにしておりますね。
一人でイタリアを旅するなんてすごい 凄すぎます!!
絵画にお詳しいんですね・・・素晴らしい解説と写真、読ませていただきました
desire_san 様のお陰で、鑑賞してきた様な気持ちになります。
これからも、よろしくお願いいたします。また、訪問させていただきます
ちょうどカーニバルの時期で、広場は人で溢れかえってました。
すごく楽しかった思い出があります。ピザもワインも安く飲み食いしましたよ。
ウフィツィ美術館もいきました。
ヴィーナスの誕生は圧巻の大きさで驚いた記憶があります。
あちらの美術館は、かなり鷹揚で、写真撮影などもお好きにどうぞ、
だったような記憶があります。
一人旅で美術館をじっくり、ですか、うらやましいなぁ~。
普通の一眼レフカメラとか持って行っても、大丈夫なのですか?
よく、盗難に遭わないように安いカメラにしなさい・・とか言われてましたが・・
被写体になる所もたくさんありそうで、なんかうきうきしてきますね。
僕は近くの山に登るだけでも、小遣いが目いっぱいです。
屋久島に旅されて、今回はフロ-レンスに旅行されたのですね。
歴史、美術にも造詣が深いようですから、素晴らしいブログになっていますね。
芸術鑑賞にピッタリのイタリアの街並みに見惚れます。
混雑する前にゆっくりと鑑賞できたようで何よりでした。
やはり有名な美術館は観光客も来るし、混むようですね。
続きを楽しみにしています♪
イタリアは東南やスリが多いと言われていますので、自然に勉強して万全の準備をして行きました。日本にいてもそうですが、危なそうな人のそばいは近づかないことが最良の自衛策です。人種が違っても、英語の話せそうな人、親切な人、少しやヤバイ人なと案外見分けがつくものです。
感度やシヤッター速度を自由に設定できる一眼レフカメラは文化遺産の写真を撮るのには必需品です。一眼レフカメラは重たいので、首にかけておけば簡単にすられたりすることありません。
私はイタリア語は全く知らないので心配していましたが、ホテル、美術館、寺院、タクシーなどほとんど英語で足りるので安心しました。
最後の写真が柔らかい光でいいなと思いました。
フィレンツェの写真とても素敵です。やはり一眼レフで撮られているのですね。
私もウフィッツイ、パラティーナ、アカデミアは訪れました。
大好きな「春」と「小椅子の聖母」が見られて幸せでした。(今後、記事に致します)
フィレンツェは、まだまだ見るべきところが沢山あるのでもう一度訪問したい街です。
芸術作品はその作品が生まれた環境の下で鑑賞するのが一番よい、と言われます。じっくりと楽しまれたご旅行の様子、拝見していてたいへんうらやましく思います。
腰椎ヘルニアによる座骨神経痛がつらくて、椅子にずっと座ってはいられない現状ですが、いずれ軽減すると言われています。気軽に旅行できるようになったら、あちらこちら出かけて行きたいですね。
一人旅とは。。。ツア-で行くのと違い好きなものだけ
好きな時間 見られるので絵もゆっくり見ることが
できますね。
ここはツア-で行ったことがありますが
全く覚えていなくて。。。。
私も 地元のス-パ-でおみやげや食料を
買ったことを思い出しました。
写真が絵のように素敵です。
でも一人で歩いているとやたら声をかけてくる人が居るには閉口しました。私はイタリア語は全くわかりません。ちょっと恐かったです。
私がフィレンツェに行った日はカーニバルがある日たっだようで凄い人でした。ピサに泊まっていたので、早めに帰ろうと電車に乗ったら、電車が2時間近く途中で止まってしまい、ホテルに帰ったのは10時過ぎでした。イタリア旅行は冒険旅行のようで楽しかったです。
私だったら、有名な作品が多過ぎて何を見ればいいのか分からないかもしれません^^;。
desire_sanの旅に流れてるゆったりとした時間のようですね。
しかし、行動範囲は精力的に広いです、道草さながらの私とは大違い。
ベネツィアの写真、旅行記もとても楽しみにしています♪~
また、私のブログにも遊びに来て下さいネ
ゆっくりと他の
フィレンツェは美しい町ですよね。どこを撮っても絵になります。
私はひたすら散歩をしていた記憶があります。
ボッティチェリの「春」と初めて対面したときの感激は今も忘れられません。
desire_sanの旅に流れてるゆったりとした時間のようですね。
しかし、行動範囲は勢力的に広いです、道草さながらの私とは大違い。
ベネツィアの写真、旅行記もとても楽しみにしています♪~
また、私のブログにも遊びに来て下さいネ
精力的に回られたようで、充実感が伝わってきます。
フィレンツェでは、ドオモの塔の上からの景色を観たときに
ここに住みたい~!と思いました。
メディチ家の財力の凄まじさも感じますね。
でも、フィレンツェで一番好きなものは、
デザートのプリンなんです!!
絶品!でした。
フィレンツェの写真と紀行文、楽しく拝見させて頂きました。
とても美しい景色ですね。
ヨーロッパには旅費が高いのと遠いのとでなかなか行けませんが、いつかイタリアへも行ってみたいです。
どうもありがとう御座いました。
美術館の絵画も素晴らしいですが、街それ自体が美術館、といった趣がありますね。イタリアは残念ながらまだ訪問したことがなく、是非、機会を見つけて行きたい国のひとつです。
私もイタリア一人旅好きです!感性が研ぎすまされる感がするので1人旅が好きです。
写真素敵ですね♪お天気も良くてなによりです^^私も1ヶ月前にフィレンツェに行きましたが雨だったので、お天気の写真を見て癒されました。Paratina美術館、お気に入りです。小椅子の聖母に会いに行ったのですが、対面した時の感動は忘れられません。
またお邪魔させていただきますね!
どうぞよろしくお願いします。
Referring to your kind message, with pleasure we learn that your stay in our Hotel was successfully and by the same occasion we thank you for the very nice photos. Hoping that you will come back in Florence staying in our Hotel Medici for another fabulous occasion, please accept our best regards.