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dezire_photo & art

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芸術と自然の美を巡る旅  

バレエ絵画の最高傑作の初来日

ドカ展

バレエ絵画の最高傑作の初来日_a0113718_1773242.jpg


 印象派や後期印象派の画家の作品展は頻繁に開かれていますが、ドカ個人の作品展は珍しく、久々に横浜美術館で開催されました。



 エドガー・ドガはマネより2歳年下で、印象派の展覧会には参加するなど印象派の画家たちと行動をともにし、印象派から影響を受けました。しかし、マネと同様その作品は印象派の作品とは一線を画していました。ドガは印象派グループに参加し、アカデミズムに対する反逆精神を印象派の画家たちと共有していましたが、バレエ絵画の最高傑作の初来日_a0113718_1711561.jpg風景画に妙味を示さず、印象派の特色である色彩の分割や色彩配置にも関心を示しませんでした。モネやシスレーが自己の感覚に従って描いていたのに対して、ドガは知的に築き上げた秩序を重んじました。ドガは自然の風景よりも人間のいる風景を好み、都会の人工照明を用いて、明暗のコントラストによりものの存在をくっきり主張しようとしました。

 先入観なしに現実を見て、現実を美化や理想化しない点では、印象派の画家たちと共通しますが、ドガはイタリアでルネサンス絵画の模写研究に没頭した時期もあり、伝統的世界を手本していました。実証的精神で知的で詩情あふれる世界に新たな芸術の可能性を築こうとした点では、むしろマネの後継者だったのかも知れません。

 むしろドガはマネ以上に、現実の美を生きている人間に求め、風俗的なものに興味を持ったようです。バレエの稽古場の踊り子、スカートの丈を整える衣装係などドガは日常を生きる人たちの一瞬の場面を好んで描きました。誰からも省みられず次の瞬間に忘れ去れてしまうような人たち営みに眼を注ぎました。

バレエ絵画の最高傑作の初来日_a0113718_1715715.jpg デッサンを得意として形態を明確に描き、鋭い観察力と優れた表現力で踊り子、馬などの激しい動きを的確にとらえました。生き生きとした、時には大胆な構図と動きを瞬時にとらえて、対象に生命感を注ぎ込む技量は日本の浮世絵から学んだ部分もあるかも知れません。

 今回の美術展の目玉は、バレエ絵画の最高傑作といわれる「エトワール」です。小さな作品ですが、非常に美しくインパクトのある作品でした。踊り子だけにスポットライトが当たり、周辺は暗い陰影に包まれています。背景の人たちを荒っぽいタッチで塗りつぶし、エトワールの踊り子だけを柔らく繊細な日用言で描いています。このタッチと明暗の落差がエトワールの身体の動きの軽やかで柔らかい美しさを際立たせています。これほどの作品をドガは紙にパステルを用いて描かれているというのも驚きです。この「エトワール」だけ見ただけで、横浜までドカ展を見に来た価値があったと思いました。


  「エトワール」が圧倒的にすばらしい作品だったので、会場にいた時間の半分は「エトワール」の前にいたような気もします。しかし他の作品も魅力的なものがたくさんありました。

バレエ絵画の最高傑作の初来日_a0113718_17193556.jpg 最初の展示室では、マンテーニャの模写など初期の作品も展示され、その頃の作品からも優れた才能を感じ取ることが出来ました。この頃は想像上の物語を描いていたようですが、途中から想像上の物語、幻想、歴史など現実から離れたテーマで絵を描くことをしなくなりました。

 「田舎の競馬場で」は第1回印象派展の出品作で、外光派的画風の作品ですが、横長の画面の右端に馬車と人物を集めた大胆な構図で画面を引き締めています。この作品は何度も日本に来ている作品です。
ドガの描いた肖像画、例えば「エドモンド・モルビリ夫妻」の肖像画は、表情もしくさも繊細に丁寧に描かれていて二人の心理的な関係が巧みに表現されていました。「綿花取引所の人々」はモデルの個性を的確に表夏していて。集団肖像画といってもよい作品でした。

バレエ絵画の最高傑作の初来日_a0113718_17211936.jpg  「14歳の小さな踊り子」というブロンズ像も非常に美しく温かみのある造形表現で、真実の探求を重要視したドガの精神が息づいているように感じました。

 「バレエの授業」もオルセー美術館から来た作品で、「エトワール」が来なければ、この美術展の目玉となっていたと思われる作品で、高度に計算された構図と色彩により非常に美しい作品に仕上がっています。 
バレエ絵画の最高傑作の初来日_a0113718_17225484.jpg







 ドガは卓越した描写力をもつ才能に溢れるすばらしい画家であることは間違いないのですが、マネと比べると高度に計算された節度と抑制がきいていて、「エトワール」のような特別の思いを込めた作品以外では表現が客観的で少し醒めた感じもします。しかし、晩年は眼を患い卓越した描写力に衰えが見え始めると、痛々しいほど心を込めた作品を描いていることがこの美術展で理解できました。(2010.12.4)











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by desire_san | 2010-12-22 23:09 | 美術展 & アート | Comments(60)
Commented by やっくん at 2010-12-16 19:30 x
この展示会行きたかったのですが、今度上京するのは来年1月末なので見ることができないでしょうね。残念です。
Commented by tadasu24 at 2010-12-17 11:48
desire_san様、
ブログへのコメント、ありがとうございました。
エトワール1枚だけを見にいっても、甲斐があると思います!

池田学さんの個展、お勧めです♪
Commented by htt-bird at 2010-12-17 20:14
「エトワール」素晴らしいですね。
これ程の作品、中々日本では見れないのでしょうね。
Commented by artlondon at 2010-12-17 20:25
良いですね、ドガ展。私もドガをまとめて観たいです。一人の作家を追う展示会は良いですよね。その作家に集中して作品を追う事が出来ますし。

家にも小さい踊り子の版画が1つあるのですが、あのタッチが大好きです。
Commented by TCAB at 2010-12-17 22:40
ブログへの訪問ありがとうございました。
ドガ展の余韻がいつまでも残っています。

「エトワール」は、実物の持つパワーに圧倒されました。

ドガはバレリーナや馬など姿や動きの美しいものに惹かれた
のでしょうね。繊細な人だったのだろうなぁと思いました。
Commented by fis2001a at 2010-12-17 23:20
ブログへのコメントありがとうございました。(ぺこり)
毎回、よくまとめられたレポートに感心するとともに、勉強させていただいています。
こらからも、素敵なブログに期待しております。
Commented by bar_trenta at 2010-12-17 23:35
こんにちは!
ブログ編コメントを頂きありがとうございます。
最近は美術館へ行く時間もあまりなかったので、とても楽しく拝見しました。
これからも楽しみにしております!
Commented by yodogawasyuhen at 2010-12-18 01:13 x
こんばんは
ドカ個人の作品展ですか。
近くでしたら見に行くのですが、関西でやれば見に行きたいですね。
美術館は最近、足立美術館と大原美術館ですね。
今度気に入ったのがあれば見に行きたいです。
Commented by knarumi15 at 2010-12-18 07:37
おはようございます。
ドガ展へいらっしゃったのですね、よかったでしょう
バレリーナの餌でお馴染みのドガ、展覧会でゆっくり名画をご覧になられたそうで
ご満足のひとときでいらっしゃいましたね。
それにしても失明しつつあったとは、まったく知らないことでした

ブログお仲間になりたくさん楽しませていただき、ありがとうございました。
いろんな山だけでなく美術館巡りにも連れて行って頂きました。
うっとりと眺める至福のひと時をありがとうございました。
来年も幸せ気分を頂きに、通わせてもらいます。
よろしくお願いします
Commented by ももの at 2010-12-18 09:33 x
当方にお出で頂き,ありがとうございました。
先般のゴッホ,今回のドガと立て続けに素晴らしい絵をご覧になっていて,いい年末を過ごされていますね。
ドガの絵の「表現が客観的で少し醒めた感じもします。」といった貴兄の解釈,面白く思います。やはり「エトワール」は格別なんですね。
Commented by Gallery Trust at 2010-12-18 09:56 x
いつもコメントありがとうございます。

>「エトワール」のような特別の思いを込めた作品以外では表現が客観的で少し醒めた感じもします。
なるほどなぁ、とドガ作品を頭の中で思い浮かべてみました。
構図云々ではなく、俯瞰的な視点を持っていたのかもしれませんね。
Commented by banyantree at 2010-12-18 10:58 x
dezireさんこんにちは。
ブログにコメントありがとうございました。
横浜美術館は僕も一回行ったことあります、大きくて常設展など内容も充実していて良い美術館ですよね。
とても詳しくドガについて書かれていたので、とても勉強になりました!
Commented by mahoroba-shahai at 2010-12-18 16:53
こんにちは。

コメント、ありがとうございます。

絵画をゆっくりと鑑賞できるのは、いいですね。

学生のころは、ちょこちょこと行きましたが、最近はご無沙汰になっています。

いい刺激をいただき、ありがとうございます。
Commented by vetroluna at 2010-12-18 20:12 x
desireさんの見識ある記事は、とても分かり易く書いていらっしゃって”そうなんだ~、なるほど・・・”といつも勉強になっています。
こちらの記事、いつかこの絵の現物を観る機会が来た時に思い出すと思います、ありがとうございます!

ゴッホ展は、1月からの福岡開催に行く予定ですので、desireさんの記事を先に読ませて頂いて良かったです。
ローマで開催中のゴッホ展は、来年2月上旬まで開かれていますので、
来月イタリアへ行かれるご友人の方がもし行かれたら、感想聞かせて頂ければ嬉しいです。
Commented by kamalei-tiger at 2010-12-18 21:30
芸術にうといのですが
素晴らしい解説を伺い
ドガ展にいきたい!と
さらにおもました。
近くなのになかなか行くチャンスがなく。。
行ってみます。
ありがとうございました。
Commented by kamalei-tiger at 2010-12-18 21:40
素敵なブログですね。
私も横浜美術館に是非、行きたいとおもいます。
芸術にはうといのですが
美しいものに触れたいです。
Commented by ryuu at 2010-12-18 22:42 x
ブログへのコメントありがとうございます。
私は、画家については詳しくはありませんが、写真撮影の為に絵画展を見に行く事があります。
絵画を見て主に構図を参考にしています、ドガは自然の風景よりも人間のいる風景を好みとありましたがこれは参考になります。
こちらでもドガ展があればぜひ見に行きたいですね。
Commented by 山脇由美 at 2010-12-19 07:31 x
おはようございます。「ドガ』展」に私も行ってきました。「エトワール」という作品は、desireさんが言われているようにすばらしい作品でした。ドガの傑作ということで、この作品だけが一点展示されていましたね。ドガはバレエを題材とした作品は数多く描いていますが、この「エトワール」のように、実際にバレリーナが踊る姿を描いた作品は稀ですね。高い視点から見下ろすような構図は、実際に劇場の特等席から見下ろしているような感覚を味わえます。この作品では、スポットライトを浴びるバレエスターの輝きを表現するため、モノタイプという版画技法を使い、画材としてパステルを用いています。なぜパステル画かと思われたと思いますが、そのような技法の数々を凝らしていることも注目に値すると思います。
Commented by kyonshogo at 2010-12-19 08:49
ブログにコメントありがとうございました!

ドガ展、すごく興味あります!
横浜という場所も大好きで、是非とも期間中に行ってみたいのです。
絵画はやはり本物を見ると違いますよね・・感動も^^
Commented by ゆりこ at 2010-12-19 11:18 x
こんにちは。私もこの美術展を見て、ドガが印象派の枠を超えた多彩な表現の画家であったことを初めて知りました。日常の生活を切り取ったようなドガの絵画はスナップ写真のように、生活が息づき、人々のざわめきが聞こえ、絵の中で人たちが動いているようです。
Commented by PICk45 at 2010-12-19 11:34 x
こんにちは。いつも説明をしていただき、愛読しています。私は美術展の第3章の印象主義を超えて、新たな表現を目指したドガの作品に注目しました。肖像画家の敵であった写真技術をもいち早く取り入れ絵画に応用したのはすごいと思いました。写真技術を裸婦表現に利用した「浴後(身体を拭く裸婦)」は大変気に入りました。
Commented by 画仙 at 2010-12-19 12:50 x
始めまして。詳しく分かりやすい内容に、一気に読ませてもらいました。私は「バレエの授業」という作品が好きです。踊り子たちを前に教師が授業を行う場面を描いた作品で、実際の場面をスケッチしたのだと思っていましたが、実際にはそれぞれの踊り子のスケッチを元に画面を再構成した作品だというのを聞いて驚きました。臨場感のある表現に、すっかりこの作品がすきになりました。
Commented by フィオレンツァ at 2010-12-19 15:24 x
忙しかったことで、最近は、なかなかブログを拝見させていただく余裕がなかったのですが、久しぶりにdesireさんのブログで感動いたしました。
バレリーナ「エトワール」の美しく描かれた踊り子には、心から感動してしまいました。特に、光と影の大胆な、そして、微妙なコントラストを上手に表現されているので、私も含めて絵画好きの人には、ブログで紹介していただいて良かったと思います。
時々、ブログを見に来ますので、素晴らしいdesireさんのブログ、頑張ってください。

追伸:イタリアは現在、寒波が来ているので、雪と氷の世界です!
Commented by 智子 at 2010-12-19 16:43 x
desireさん、こんばんは。昨日行ってきました。「エトワール」はもっと大きい作品と思っていましたが意外に小さい作品なのに驚きました。でも、じつと観ていると素晴らしさに感動し、とても大きい作品のように感じてしまうのは不思議ですね。
Commented by ecaterina at 2010-12-20 08:35 x
こんにちは。「エトワール踊り子」の紹介を聞いていたら、絵の端の幕の後ろに、紳士服の男性が見え、この 踊子のパトロンだそうです。バレリーナは今のような芸術家ではなく芸者さんのような存在だったのではないでしょうか。でも正直紳士服の男性は邪魔ですね。美しいバレリーナだけ描いてくれたほうが、余計なことを思い出さなくてよかったのではないかと思いました。
Commented by 下町のセザンヌ at 2010-12-20 21:00 x
こんにちは、画家の自称、下町のセザンヌと申します。
今年は、オルセー美術館の改修工事のおかげで、東京でオルセー美術館の名作をたくさん鑑賞でき、ありがたく思っています。ドガは印象派の展覧会に度々参加していたので印象派の画家の系列に入れられているにすぎないと思います。実際のドガは印象主義には興味がなく、古典的な作家、特にアングルの影響を受けて作品を制作したとみられ、描かれた作品はアングルの影響が見られます。優れたデッサンと画面構成の能力は印象派の画家より優れていたと私は思います。晩年のパステル画は色彩も豊かになりました。晩年は目を患って細かい描写表現にかわり、精神的な作品を残しました。印象派とは一線を画し、独自の家風を貫いた画家だと私は思います。
Commented by 拙衆 at 2010-12-20 23:57 x
こんにちは。ブログを読ませていただきました。
ドガが印象派展に出品しながら、印象派と違う絵を描いていたのには、いろいろな説があるそうです。ひとつの説は、ドガは裕福な家庭に育ち、その時は印象派に参加していました。その頃は裕福だったのでは浮世絵に興味を持ちコレクションを持っていたそうです。しかし、ドガの父が事業に失敗してから、絵描きで食べていかなければならなくなり、生活のため売れるような絵を描かなければならず、印象派的な絵を描かなくなったことです。
もうひとつの説は、目が悪くなって。印象派の画家のように外に出て絵が描けなくなったため、バレーリーナを描いたという説です。印象派の仲間との関係が悪くなり性格が偏屈になり、印象派から離れて行ったという説もあるそうです。どれが正しいのかは良くわかりません。確かな話でなくで失礼しました。
Commented by hayachoh at 2010-12-21 18:46
コメント、ありがとうございました。
NHK日曜美術館でも今回のドガ展を取り上げていましたね。
desireさんのレポートでもいろいろ勉強させてもらいました。
私は絵画はまったくの素人ですが、こうやって少しづつ知識が増えていくのが楽しみになってきました。
Commented by phantom at 2010-12-23 00:34 x
ドガ展の関連イベントで行なわれた「怖い絵」の著者中野京子氏の講演で現在の私たちの眼で観る美しい「エトワール」はドガの生きた時代やドガの社会的地位を理解して「エトワール」を描いた背景を知ると「美しい」以外の見え方が出来ると言っていましたが、なるほど、美術鑑賞にもその視点は重要だなと改めて納得でした。
Commented by のん木草 at 2010-12-23 08:01 x
ドカの踊り子の絵は、昔から、写真ではかなり見ていて、良い絵だなと思っていました。本物をご覧になられて、良かったですね。
私は、横浜美術館近くに済んでいるのに、年内多忙で、なかなか行けそうになくて、残念です。
Commented by Pirochi7 at 2010-12-24 00:14 x
今晩は。Desireさんのブログを読んでから気になっていたので、今日ドガ展に行ってきました。
ドガは画家だと思ったら、彫刻も作っていることと、彫刻を描画の素材としていることを初めて知りました。年をとって視力が低下し、それても描ける絵を追求したことも初めて知りました。妻子もなく、親類には恵まれない寂し人生だったことも初めてしりました。ドガ展に行っていろいろ学べました。
Commented by Ken_Aira at 2010-12-24 08:36 x
おはようございます。desireさんのブログで予習して、一昨日行ってきました。入場券は一か月以上前から買っていたのですが。日程が合わずにやっと出かけました。「エトワール」は大きい作品だと思っていましたが55.8cmの42cm 小さいのに驚きました。しかし見ているとだんだん大きく感じられます。本当の芸術のスケールの大きさは作品の大きさには関係ないことが別れました。妻の友人のご主人に頼まれて「エトワール」の複製品を買ってきました。非常に良くできていますが、本物を見た私は複製品を買う気にはなれませんでした。
Commented by hirokokk at 2010-12-25 17:43
ドガ展いってまいりました。23日行きましたので、込み合っていてゆっくりみれなかったのが残念でした。でもたくさんの絵を見ることができ、よい時を過ごすことができました。
Commented by tkomakusa1t at 2010-12-26 06:58
エトワ-ル 素敵です。
踊り子だけが絵からそび出してきそうです・
手足がしなやかで。。。。
本物を見てみたいです。
Commented by のんのん at 2010-12-26 10:18 x
こんにちは。ドガ展をようやく先週金曜日の夜に行ってきました。横浜美術館は初めてでした。18時から行ったので常設展は見られませんでしたが、ドガ展だけで時間いっぱいでした。私はエトワールではなく、馬を書いた作品も興味がありましたが、ドガが人生に思いを馳せた彫像が思ったより多くて楽しめました。「綿花取引所の人々」は映画のワンシーンみたいでしたね。
ドガが印象派かどうかは、印象派の定義の問題だと思います。印象主義に基づいて、色彩分割や野外の制作にこだわったかというてんでは、マネやドガは決してそうではありませんでした。アカデミズムに対する考え方や、誰と好んで交友したか、印象派展への出展などを考えると、印象派の画家に入れてよいのではないでしょうか。
Commented by 5-saturn at 2010-12-26 18:05
こんにちは!「ドガ展」とうとう行きそびれてしまいました。年末はもう無理。オルセーをはじめ海外の美術館でいろんなドガ作品を見ていますが見る度に新鮮な感動を覚えます。
Commented by mk_mina at 2010-12-26 22:09
はじめまして。
ドガ展の記事読ませていただきました。
確かにドガは生物の俊敏な動きを捉える力が抜群ですね。
面白かったです。
Commented by kaze__tati at 2010-12-26 23:12
コメントありがとうございます。
背景を知って見るとまた深さが違ってきますね。
ドガの想いがより理解できるようです。
Commented by lilimarleenjp at 2010-12-27 00:09
ブログにコメントいただき,ありがとうございます。

すごく丁寧にまとめられているので,驚きました。
このブログを読んでから見に行けば,
もっと楽しめたなぁ~と思いました!
Commented by shiki(羊) at 2010-12-27 07:29 x
ブログへのコメント有り難うございます♪
 
ドガ展よかったですね♪
また、ブログ見させて頂きます。
Commented by soleil_blog at 2010-12-27 08:33
 はじめまして、ブログへのご訪問ありがとうございました。

 desire_photo&artさんは絵画、音楽、山登りetc、にと守備範囲が広くいらっしゃるのですね。凄いです。わたしは絵画は詳しくはないのですが、ぼちぼち美術館へ行ったりするのを楽しんでます・笑。

 
Commented by Superwhite at 2010-12-27 10:20 x
初めまして。やはり「エトワール」が圧倒的にすばらしかったですね!
これを観るだけでも横浜にいく価値はありますよね。
Commented by Yottitti at 2010-12-27 12:59 x
ご訪問ありがとうございました!
展覧会にはまめにお出かけになってお詳しいですね。
知ってるようで知らないエトワールを描いたドガ、くらいの知識で出かけてしまったため、本当に勉強になりました。時系列で見ていくとその変貌がわかり、よかったです。
こうして帰ってきてお邪魔させてもらい、繊細なドガに改めて触れさせてもらいました。
Commented by rabbitsick at 2010-12-27 19:55
私のブログに訪問頂きありがとうございました。
「エトワール」だけの為に横浜美術館に来た価値があるというdesire_sanさんの気持ちが分かります^^
私はバレエが大好きなので「踊り子」シリーズを興味深く拝見しました。
Commented by setukosan at 2010-12-27 21:57
コメント、ありがとうございます。

「エトワール」の光...見とれてしまいました。
絵画について詳しくない私でも、感動しました。
本物はやっぱりいいですね。
Commented by flowerfragrance2 at 2010-12-28 00:18
こんばんは^^。
ブログへのご訪問をありがとうございます。
こちらこそ、詳しい解説を楽しく拝見させて頂きました。うんうんと、頷きながら読みました。
晩年に沢山ブロンズ像を作っていたのに驚きました。
台座の割りに、大きな作品もあって
台座の留め金をはずしても、倒れないのかしら、と気になりました^^。

Commented by 6-gousitsu at 2010-12-28 21:36
こんばんわ
ブログにコメントありがとうございます
「バレエの授業」を見たかったのですが行けそうもありません、残念です。
絵やバレエがお好きなようなので、「現代のドガ」と呼ばれるロバート・ハインデルの作品はどう思われますか?


Commented by at 2010-12-28 22:17 x
ブログへのコメントありがとうございました。

14歳の踊り子は、私も欲しい~!と思ってしまいました。(笑)また、遊びに伺わせて頂きます。♪
Commented by masako at 2010-12-29 04:06 x
私もドガは大好きです。また、彼の当時の背景を認識すればする程、何か切ないものも、彼の作品から感じてしまいますね。

素敵なブログをありがとうございました。
Commented by masako at 2010-12-29 04:07 x
私もドガは大好きです。また、彼の当時の背景を認識すればする程、何か切ないものも、彼の作品から感じてしまいますね。

素敵なブログをありがとうございました。
Commented by masako at 2010-12-29 04:07 x
私もドガは大好きです。また、彼の当時の背景を認識すればする程、何か切ないものも、彼の作品から感じてしまいますね。

素敵なブログをありがとうございました。
Commented by masako at 2010-12-29 04:07 x
私もドガは大好きです。また、彼の当時の背景を認識すればする程、何か切ないものも、彼の作品から感じてしまいますね。

素敵なブログをありがとうございました。
Commented by chocco6 at 2010-12-29 13:43
こんにちは。
先日はコメントくださりありがとうございました。
エトワール、パステルだったと言うのは本当に驚きで、間近で見る事ができて感激でした!
やはり目玉作品だけあって、特にここだけ人垣がすごかったですね。。
Commented by katsura-n at 2010-12-30 00:51 x
先日はブログへお越し下さりありがとうございます
同じものを観ているのにとらえかたがすばらしいですね
私ももう少し深く芸術を楽しめたらと思います
Commented by flybo at 2011-01-01 15:56
はじめまして。
ドガ展、本当によかったですね。
横浜美術館の年間パスを持っているので、2回見ました。

>この「エトワール」だけ見ただけで、横浜までドカ展を見に来た価値があったと思いました。

この気持ち、同感です!

最後にもう一度見たくて暮れの29日に3回目のドガ展へ行きましたが、入場制限で表まで長い列が...
さすがに諦めて、ポストカードだけ買って帰りました。
でもあの鮮やかさは実物じゃないと...
Commented by flowerfragrance2 at 2011-01-01 22:48
明けましておめでとうございます^^。
先日は、お越しくださり、ありがとうございます^^。
文化的なことは、大好きですので
リンクを頂いて帰りますね^^。
本年も宜しくお願いいたします!
素敵な一年となりますよう!
Commented by kirin-kumako at 2011-01-05 14:55
ブログへのコメント、ありがとうございます!
エトワールはやっぱり良かったです。
また訪問させて頂きます☆
Commented by yamakici at 2011-01-05 16:35 x
こんにちは。ドガ展は私も行きました。ブログの記事を読ませていただき、ドガ展のすばらしさが良くわかりました。ありがとうございました。
Commented by ディック at 2011-01-27 18:39 x
>この「エトワール」だけ見ただけで、横浜までドカ展を見に来た価値があったと思いました。
二度目を見に行く予定だったのですが、相続税の申告期限が迫るなどいろいろと忙しく、実現できませんでした。
残念です。この一作だけでも満足できるような作品でした。
Commented by ももの at 2011-01-31 17:09 x
当方にお越しいただき,ありがとうございます。
「カンディンスキーと青騎士」のこともアップされるのでしょうね。

by desire_san