多様な建築様式が混在する幻想的の人工都市
SaintPetersburg is one of the modern cities of Russia, as well as its culturalcapital. The Historic Centre of Saint Petersburg and Related Groups ofMonuments constitute a UNESCO World Heritage Site. Saint Petersburg is home toThe Hermitage, one of the largest art museums in the world. Many foreignconsulates, international corporations, banks, and businesses have offices inSaint Petersburg.
この周辺には、宮殿広場を介してエルミタージュ美術館に向き合って建つ壮大な旧参謀本部の建物を設計した、カルル・ロッシのクラシック様式の調和の取れた建物を数多く見ることができました。黄白色の落ち着いた建物がオフトロフスキー広場の庭園の緑と調和して、ロッシが目指した建築美を展示したテーマパークのようです。
建築家ロッシ通りを後にして、ネフスキー大通りに出ました。ネフスキー大通りは、パリのシヤンデリゼ通りに相当するペテルブルグ最大の目抜き通りです。サンクトペテルブルグの記念碑的な建物は、エルミタージュ美術館、ペテロパブロスク要塞やペテロ・パウロ寺院などに代表されるバロック様式の建物とカルル・ロッシの設計によるクラシック様式の建物があります。
バロック様式とクラシック様式が共存する理由は、ピョートル大帝がこの町を1712年都と定めたとき、新都の建設を推進したのが、イタリア系スイス人のバロック様式の建築家、ドミニコ・レッツイーニで、それ以降バロック様式の建物が数多く建築されましたが、1762年即位してサンクトペテルブルグをヨーロッパ隋一の文化都市に育てた女帝、エカテリーナ2世は、壮麗なバロック様式よりクラシック様式を好んだからと言われています。
しかし、19世紀中頃になると、ロシアにも資本主義的工業生産の波が押し寄せ、ロシア社会も複雑化、多様化しました。建築物もゴシック様式、バロック様式、ロシアの伝統的様式、異国趣味などが混在した折衷様式の建物が建てられていきました。ネフスキー大通りの商業的な大きな建物は、折衷様式の建物が多くみられました。食料品店衣料品店なども古典主義様式の建物から折衷様式の建物など様々な建物の中にありました。
ネフスキー大通りを少し歩き始めて、小さなクリボエードフ運河を渡ると古代ローマを思わせる円柱の回廊をもつカザン聖堂にでました。ここは、イワン雷帝がカザン汗国を攻略したとき、守り神となったカザン聖母像を祭るために、ロシア人の設計でロシアの健材を用いて建造されたそうです。
ネフスキー大通りを抜けてエブァ川に河岸まで歩き、宮殿橋の中ごろまで行きました。対岸には、ピョートル大帝時代の迎賓館であったメンシコフ宮殿、ピョートル大帝記念人類学・民族学博物館などが望めました。右側にはペテロパブロスク要塞とペテロパブロスク聖堂の美しい塔、振り返ればエルミタージュ美術館、旧海軍省やサンクトペテルブルグの街並みと、エブァ川を介して360度の大パノラマが望めました。
エルミタージュ美術館、旧海軍省を眺めながら、イサク聖堂に行きました。前回は中にはいましたが、今回は急で長大な階段を汗だくで登ってドームまで上がりました。足がしばらく上がらなくなるほど疲れましたが、ドームからは、美しいサンクトペテルブルグの街を見渡せました。
サンクトペテルブルグはねロシア地域から遊離した人工都市と言われますが、現在登っているイサク聖堂やスパークス・クラヴイーナ教会など眺めがよいところにロシア正教寺院が建っており、ここがロシアの都であることを主張しているようにも思えます。
広大な旧海軍省の前のアレクサンドルの庭と宮殿広場を抜けて、再びネフスキー大通りに出ました。ネフスキー大通りを北側に行く、道路わきで絵画などが売られており、パリのモンマルトルのような雰囲気です。その先には、モザイク画の装飾で覆われたスパークス・クラヴイーナ教会が見えてきました。
ロシア美術館の前には、プーシキン像の立つ芸術広場の公園があります。周りにはオペラ劇場、バレエ劇場、音楽ホールなどがあります。ここから近くの地下鉄の駅に行き、地下鉄でホテルまで帰りました。
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ブログへのコメント、ありがとうございます~。
様々な建築様式が沢山見る事が出来るのですね。
街並みを眺めるのが好きですので、街中を歩いて行くだけでも
テンションが上がってきそうです(^^)
旧都らしく素晴らしい建築物が目白押しですね。
欧州の建築様式については余り詳しくないので、ネットで歴史の勉強をしながら眺めています。
貴方が「ロシアを主張している」と感じているように、イタリアやフランスの建物とは雰囲気というか何かしらニュアンスが違っているように感じます。
街並みが整然としていて、改めてその美しさと歴史資産に魅力も感じます。
花火ブログへのコメント有難うございました。
これからも海外ブログ、山ブログ他楽しみにしています。
ロシアは、随分前に、空港のみ降り立ったことがありますが、
実際に国を訪問したことはなく、
興味深く見せていただきました。
スケールが大きいですね!
歴史を感じることもできて、素晴らしいですね!
エルミタージュといえばソクーロフの「エルミタージュ幻想」が
印象深ですが、写真を拝見していると、NHKの「世界ふれあい街歩き」を
観ている様な気分になりました。ロシアはこれまで映画史以外は個人的
には馴染みが薄い国でしたが、改めて好奇心を刺激されました。
ありがとうございました。
あいかわらず素晴らしい歴史探訪の旅が続いていますね!
いつか行ってみたい、東欧の旅!
PS:
昨夜、北海道日高山脈から無事に帰って参りました。
テント泊2日間、ベース野営地からは往復12時間以上のピストン、ハードな山旅でしたが、沢歩き・滝・見応えあるお花畑、本当に感動的な名峰でした。羆も近くに出たらしくビビりながら登っていました。(笑)
ロシアの古都、サンクトペテルブルグのクラシカルな建造物や
風景はとてもすばらしいです。
花と緑の庭園は、落ち着いた雰囲気がありほっとする空間ですね。
ロシアのすばらしい景色と、そこに住む人々の厳しい現実が
dezireさんの今回の旅行記を通じて伝わって来ましたよ。
ありがとうございました。
サンクトペテルブルクとは・・・うらやましすぎます。
聖都、水都なのですね。ドストエフスキーの研究でますますこの都市にひきつけられているのですが、本当に信じられないくらい美しい、芸術の都ですね。
ネフスキー大通りにエブァ川河岸。
ロシア文学を読んでいたものには
懐かしい響きです。
それにしても、立派な建物に圧倒されますね。
なんて壮大なのでしょう!
お写真もダイナミックです。
いいものを見せていただきました。
ロシアのサンクトペテルブルグを自分の足で歩かれると、旅をされたという思いもひとしおでしょうね。
ロシアは英語が通じない国だと聞いていますが、勇気がありますね。
ツアーでは行かないところにいろいろ行かれて、すてきな写真をたくさん撮られて、充実した旅だったことと思います。
私もサンクトペテルブルに一度行ってみたいととう気持ちとが強くなりました。
私も、
ロッシのクラシック様式な建物がとすてきですね。
芸術広場というのもあるのですね。パリのモンマルトルのような所でしょうか。
様々な建築様式の建物があるのに驚きました。
本当に世界のどこにもないような街なのですね。
自分の足で街を歩いて、街の雰囲気を体感されたことと思います。
私もそのような旅がしたいです。
サンクトペテルブルグを歩かれたのですが。ロシアはほとんど英語が通じないのにすごいですね。
サンクトペテルブルグにはいろいろな建築の建物があることは聴いていましたが。このように具体的に写真を見せていただくと良く分かります。
うれしいレポートですね。ありがとうございました。
旧ソ連時代、レニングラードといっていた頃のペテルブルグは、日本時の旅行者がプライベートにネフスキー大通りを歩けるような情勢ではありませんでした。
その頃のペテルブルグを知っているので、「ネフスキー大通りを抜けて」などの記載を読むと、時代が変わったのだなあ~と感じ、感慨深いものがあります。
有意義な旅をされましたね。
ロシアの旅のツアーでサンクトペテルブルグに行きましたので、その旅行を思い出しながら、ブログの写真など楽しく拝見しています。
私たちはツアーだつたため、バスで名所に移動し、フスキー大通りは、バスで通っただけで、歩くことはありませんでしたが、歩いてみたかったですね。
ルル・ロッシの建築はすてきですね。ツアーだつたので、これらは見る機会がなかったので、その写真が見れてうれしいです。
ありがとうございました。
クリーム色と白の組み合わせのロッシの設計の建物が、上品で美しいですね。
サンクトペテルブルグの街並みの中に異彩を放っているように思います。
ほんとうにサンクトペテルブルグは、いろいろ異質の建物が共存し、世界に類のない街だとおっしゃっていた意味が分かったような気がします。
西欧風の大聖堂やロシア教会、宮殿、要塞、様々な建築様式の建物、このような一見不釣合いの異質のものが、平然と混載している、他の国でこのような町は、私は知りません。
一度は訪れておくべき町かも知れませんね。
ロシアには。クレムリンのイメージがあり、派手な宮殿や葱坊主のが並んだような教会やいかめつい要塞というイメージがせつよかったのですが、サンクトペテルブルグの写真ほ拝見すると、シャレた建物がたくさんあるのですね。
新鮮な気持ちでたくさんの写真を見せてもらっています。
ありがとうございます。
私も昨年ロシアにツアー出回りました。
サンクトペテルブルグも色々なところをまわりましたが、みんなバスで連れて行ってくれたので、町を歩くことはありませんでした。
サンクトペテルブルグを個人的に歩いてまわったとのこと、すごいですね。
私にはとてもそんな勇気はありません。
語学がおできになるので出来るのでしょうね。
西欧はほとんどの所に行きましたので、今度はロシアに行きたいと思っていましたので、写真などでのご紹介はうれしく、今までのレポートやお写真を全部見せていただきました。
写真がとてもきれいで、すばらしいです。私も旅先で写真をたくさん撮っていますが、とてもこんなにきれいには撮れません。
旅行の前に、いい予習をさせていただきました。
大変ありがとうございました。
サンクトペテルブルグは、宮殿、寺院などが゛たくさんあり、色々な建築様式の建物があり、まさに建造物の博物館のようですね。
色々なところを実際に歩かれて、写真を撮っているので、臨場感を感じます。
貴重な経験をされましたね。ロシアという国の雰囲気も体感できたのではないでしょうか。
2年前に6泊7日ツアーで、モスクワ、サンクトペテルブルク、キジ島などを回りました。
ロシアという国のスケールの大きさに圧倒されました。
サンクトペテルブルクの運河クルーズもよかったです。
白夜ということですが、闇夜がありませんで、結構明るかったのに驚きました。
白夜音楽祭というのがありました。
楽しい思い出でした。
ブログを楽しくみせてもらいました。
私もサンクトペテルブルグに行きました。
ただ、安いツアーだつたので、ロシアの航空機で行ったので、少し恐かったです。飛行機は古いし整備ななんか不安でした。ロシアの航空会社の飛行機は、アメリカや西欧の航空機会社のボーイングの払い下げ機体のようで、機体がガタガタ行っていて窓から見ると機体がなんか汚いのです。事故が起きないかふあんを感じながらの乗っていましたが、大変怖かったです。
サンクトペテルブルグは歴史的な建物が多く観光には素晴らしい町だと思いまました。写真が上手に撮れナカッので、このブログを私のアルバムのように、時々見せてもらいたいと思いますが、よろしいですね。
ビートル大帝夏の宮殿、エルミタージュ美術館や聖堂、教会、運河クルーズなどはオプショナルツアーでした。
噴水の庭園をとるか、美術館をとるか迷いましたか、美術館を選びました。
Desireさんは、オプショナルツアーの候補にあがっいた所をすべて行かれ、それ以外にも色々なところを見てこられて、少しうらやましく思いました。
まあ、語学が全くできない私としては、ツアーで行くしか方法はありませんね。
いろいろなところを美しい写真で紹介いただき、ありがとうございました。
ありがとうございます
クレラー・ミュラーの他にもいろいろ拝見いたしました
サンクトペテルブルクは ヨーロッパに行ったときに
上空から見ただけですが きれいな街だな と思いました