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心に残った自然とアート   

装飾的芸術美の頂点・光琳の魅力

尾形光琳
Ogata Kōrin
a0113718_8132119.jpg

 尾形光琳が同じテーマで描いた六曲一双屏風の傑作である、根津美術館が所蔵する国宝「燕子花図屏風」と、ニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵の「八橋図屏風」を、根津美術館で100年ぶりに一堂に鑑賞できることができるというので、早速鑑賞しに行きました。今回展示されていた尾形光琳に加えて、日本で今まで見てきた尾形光琳の作品を含めて尾形光琳の世界の魅力についてまとめてみました。



 尾形光琳は、若いころ狩野派の画家から絵を習っていたが、由緒ある家系の恵まれた環境に育ったため、放蕩三昧の生活をしており、自由な立場で画業を続けていました。莫大な財産を相続しましたが、湯水のように使い果たし、経済的困窮も一因となって、40代になって本格的に画業に身を入れ出し始めました。

Kōrin broke away from all tradition, and developed a very original and quite distinctive style of his own, both in painting and in the decoration of lacquer. The characteristic of this is a bold impressionism, which is expressed in few and simple highly idealized forms, with an absolute disregard for both realism and the usual conventions.

a0113718_7211516.jpg 尾形光琳の本領ともいうべき装飾画家的作風は、俵屋宗達の絵画との出会いに始まります。光琳が宗達のその画蹟に啓発されながら、独自の画風を築き上げていったことはよく知られています。俵屋宗達の「風神雷神図」の模索を何作も作っていることからも、宗達への傾倒ぶりがうかがえます。近世の感覚で大和絵を復活させた宗達の持つ純日本的新しい装飾画技法を摂取しながら、自らの自然観、美意識を発展させました。

a0113718_722386.jpg 根津美術館所蔵の「燕子花図」(国宝)は対象、造形を大胆に単純化し、金治に群青と緑青のみの鮮烈な色彩、右の屏風と左の屏風の対象と均衡の中で、花をリズムかるに配置して明快な美しさを追求しています。燕子花だけで画面構成しているため、八橋を含めた構図の「八橋図」と比べると花の造形を強調し、花や茎の表現は実際より太く強く、多少のデフォルメが施されているようにも感じます。結局、装飾性と芸術性を深く追求して、厳しい均衡のもとに画面が統一していますが、この燕子花には一段とした力強さを感じました。少ない色を金地に描いた大胆な画面構成で、気品ある華やかさを創出しているように思いました。

a0113718_7232317.jpg メトロポリタン美術館所蔵の「八橋図」は、10数年の時をおいて描いた作品ですが、根津美術館所蔵の作品とは少し番った画面構成をとっています。金治いっぱいに燕子花の花を描き、黒い橋が右上と左下に稲妻のように配されています。右の屏風から左の屏風に流れる構図のすばらしさは絶妙です。

a0113718_725334.jpg 左右の屏風を続けてみる全体の橋の様子が見渡せ、燕子花の花が咲き乱れる楽園のような庭にいるような気持ちになります。橋の質感を絶妙に出すため、墨が濡れているうちに次の墨を垂らし込む、垂らし込みの技法が施されています。燕子花の花や茎は根津美術館所蔵の「燕子花図」よりやや細身で、実際の花に近いように思いました。

In lacquer, Kōrin's use of white metals and of mother-of-pearl is notable; but herein he followed Koyetsu. Korin died at the age of fifty-nine.

a0113718_7272376.jpg 今回一緒に展示されていた「白楽天屏風」も歴史画として光琳独特の大胆な構図の作品でした。金地に緑と黄色という少ない配色と巧みな画面構成で、異様なまでの迫力と華やかさを演出していました。

His chief pupils were Kagei Tatebayashi and Shiko Watanabe, but the present knowledge and appreciation of his work are largely due to the efforts of Sakai Hōitsu, who brought about a revival of Kōrin's style.

a0113718_728127.jpg 今年開催されている「ボストン美術館・日本の秘宝・特別展」で来日している「松島図屏風」も色は四色程度ですが、並みの表現がダイナミックで、気品と華やかさが両立する光琳の世界が広がっていました。

An artist of the Rinpa school, he is particularly known for his gold-foil folding screens. A screen in the Museum of Fine Arts, Boston depicting Matsushima is a particularly famous work, and his "Irises" in the Nezu Museum is a National Treasure of Japan.

 2011年に出光美術館で開催された「琳派芸術展」で展示されていた尾形光琳の作品緒のいくつかも心に残っています。金地構成による独特の解釈、奥行きを暗示させる豊かな金空地、「草花図屏風」では、おおらかなススキの表現、萩を中心として秋華のリズムがあり、墨画淡色を用いて、草花をスケッチ風に描き、淡色の濃淡、たらしこみの丹生案酢で鮮明な表現していました。

a0113718_7325156.jpg 「琳派芸術展」での尾形光琳の代表作と言えるのが「紅梅図屏風」でした。尾形光琳の鋭いデザイン感覚が光る作品でした。光琳の魅力は、主題の意味、背景に対する深い洞察に基づき、大胆でゆるぎない構図を用いて、緊張感ある世界を構築してしまうことです。「紅梅図屏風」でも、梅枝葉は屈曲しながら上昇し、垂下する特異な造形、何様にも枝を伸ばして、健やかなる開放感を感じさせます。


 尾形光琳の代表作と言えば、静岡県熱海市のMOA美術館が所蔵する「紅白梅図屏風」(国宝)を忘れる訳にはいきません。昨年梅の季節の一般公開の日に観てきました。

a0113718_7353065.jpg 光琳最晩年の作品で光琳芸術の大集成と言われる作品です。水流を伴う白梅、紅梅の二曲一双。左双の白梅の幹の大部分を画面外に置き、右双の紅梅は画面いっぱいに描いて、絶妙の均衡を持つ左右対称の表現は、尾形光琳のデザイン感覚が生んだ白眉の構図といえます。梅の花びらは線描せず大胆に描く描き方も独創的で、樹幹は垂らし込みの技法により幹の美しさを表現しています。

 水流を伴う紅梅・白梅の画題や二曲一双の左右隻に画材をおさめる構成は俵屋宗達の「風神雷神図」から学び発展してきたものです。真ん中に末広がりの微妙な曲面で作り上げた水流を配する構図、他に類のない水紋の表現は画面に重厚なリズム感と装飾性を与え、極めて独創的です。

a0113718_7371027.jpg 濃麗な彩色と技法的手法を馳駆して、華美な画面ではあるが、装飾性と芸術性を深く追求して、厳しい均衡のもとに画面が統一している。極めて大胆な構図ではありますが、光琳梅として愛好される花弁を線描きしない梅花の描き方や垂らし込みを巧みに使った木の幹の表現など繊細な表現も同居しているのを感ずることができます。

 尾形光琳の魅力は、大胆な構図と色彩の選択により緊迫感と華やかさと気品の同居する画面を作り上げていることです。そこには装飾性と芸術性が鬩ぎ合う緊張感のある美しさがあります。これが日本の障壁画美術の中で、尾形光琳が歴史を超えて斬新性を感じさせる魅力であると思います。

 
 尾形光琳は、雪舟の山水画風を基調とし独自の明るい彩色画法で描いた水墨画の秀作も多く残しています。 宗達はモチーフの質感、量感を表現したのに対し、光琳は、軽妙なユーモアと淡い墨色を通して、みずみずしい草花を京都サロンが好むような風趣で表現しております、二人の気質の違いは水墨画にも明瞭に現れています。若いころ放蕩三昧の生活をしていた尾形光琳には、遊び心というもう一つの魅力があることも忘れてはならないと思います。

 俵屋宗達と尾形光琳の関係は、前者が開拓した新しい領域の清楚な表現を華麗な表現に展開したという点では、イタリアのジョルジョーネとティツィアーノの関係に似ているような気がします。どちらが好きかは、それぞれの作品のモチーフにより分かれるところです。
(2012.5.19)














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by desire_san | 2014-05-20 07:41 | 日本の美術・文化遺産 | Trackback(7) | Comments(42)
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Commented by s_numabe at 2012-05-20 13:09
拙ブログにコメントいただき感謝します。
宗達の破天荒な才能に比較すると光琳には些か小器用にまとまる欠点がある、ずっとそう思っていたのですが、今回の「燕子花」揃い踏みを観たことで、大いに印象が改まりました。「紅白梅」もいつか再見したいと思います。
Commented by amadeusjapan at 2012-05-20 14:29
作品の数は少ないけれど非常に見ごたえのある展覧会でしたね。海の向こうの名品が国内にあったらなあと悔しい思いに駆られました。
光琳の他の作品もこういうふうに書いて頂くとにそういえばあのとき見たなあという感じで思い出がよみがえってまいりましたが、わたしの脳内記憶はもう茫洋としているので定かでないのがザンネンであります。
Commented by きんぎょ at 2012-05-20 14:45 x
コメントありがとうございました
光琳の大胆な構図と色使いが とても迫力がありますね
紅梅図屏風も とてもステキです
Commented by toshi-watanabe at 2012-05-20 15:16
興味深く拝読しました。
根津美術館の特別展、残念ながら見学していません。
根津美術館の「燕子花図」は以前見たことがあります。
「八橋図」はNYにいた折にメトロポリタン美術館で見ています。
燕子花の作品は同じパーツを何か所かに描いた、
デザイン風の興味深い作品でもありますね。
育った家業の影響もうけているのでしょう。
数年前に東京国立博物館で特別展があった時には 俵屋宗達の作品と並べて「「風神雷神図」が出展されていました。
MOA美術館の「紅白梅図」も何度か見学しています。
これからも宜しくお願いします。
リンクさせていただきます。 もしご了解いただけないのであれば、ご連絡いただき次第、即削除いたします。

Commented by 工藤 at 2012-05-20 16:48 x
こんにちは。根津美術館の展覧会に行かれたんですね!羨ましいです。
先日、京都の細見美術館に抱一の夏秋草花図が来ていたので見に行きました。やはり実物を見ると感じるものが違いますよね。
こちらには初めて訪問させていただきましたが、とても興味深く読ませていただきました。
ありがとうございました。
Commented by neue_mond at 2012-05-20 16:48
こんにちは。
遊び心、いい言葉ですね。非常に楽しくなります。
この金色のなかの楽しいラインをただ眺めているのがとても好きです。

(どうも現物を見ないとぴんとこない私でして、今やっているのだろうかとちらっと見たら今日まででした・・・。
Commented by ぼりちゃん at 2012-05-20 19:48 x
はじめまして!訪問&コメントありがとうございました…。

素敵なブログですね!非常に勉強になりました。
ボストン美術館展、名古屋に来るのが楽しみです(笑)

これからも参考にさせて頂きます!

まずは挨拶まで
Commented by ナカムラミナコ at 2012-05-20 20:08 x
ブログにコメントを頂きありがとうございました。
光琳、たくさん見ておられるのですね・・・すばらしい♪
大胆な構図、鋭いデザイン感覚・・・まさしくそうですね。
わたしもそんな光琳が好きです。
Commented by ikutoissyo at 2012-05-20 21:14
先ほどはお越しいただきましてありがとうございました。
日本画を観るようになってまだ日が浅いので、こちらのようなブログでお勉強させていただきたいと思います。
デジカメを楽しんでおりますが、画家たちの美意識のほんの少しでも盗んで、面白い写真を撮れたらと・・・。
Commented by FUKUU at 2012-05-20 21:51 x
こんばんは☆
尾形光琳の燕子花、ほんとうに美しかったですね♪
「ボストン美術館・日本の秘宝・特別展」、ぜひ観に行きたいなぁと思います。
Commented by しいれいphoto at 2012-05-20 22:20 x
コメントありがとうございます。
desire_sanさんのブログを拝見してKORIN展のことを
より深く知ることができました。ありがとうございます。
Commented by ebi_fukurou at 2012-05-20 22:34
コメントしていただきましてありがとうございます!

燕子花図屏風を鑑賞した感動をうまく口では人に伝えられず、
ブログに綴ったのですが興味をもって読んでいただけたことがとても嬉しかったです。

desire_sanのブログでまた沢山の光琳図を知ることができました。
今後のブログの更新、楽しみにしています!
Commented by tanahana at 2012-05-20 22:57 x
こんばんは。
何と素晴らしい、先に読ませていただいていたらもっと違った見方もできたのに、と惜しい気持ちでいっぱいです。
私の中では光琳といえば「水」です。
光琳の描いた水の「かたち」は、ある種センセーショナルだと思うのです。
たびたびお邪魔させていただきますね。
ありがとうございます。
Commented by peco_raspberry at 2012-05-21 00:15
早速 こちらにも訪問させていただきましたところ 大変詳しく光琳についてご説明なさっていらっしゃるので 勉強になりました。

100年の時を経て再会した屏風
私には カキツバタだけの国宝の方が お花好きとしては色といい力強さからでしょうか好みでした。
別に甲乙つけるというのでなくて単に好みというだけですけど。
大阪市立美術館蔵の「燕子花図」も気に入りました。
屏風と違って小さいですが あざやか過ぎず 花の全体像を描いていないところも好みかもしれません。
このレプリカは 欲しいって思いましたから・・・
Commented by Yoh-M at 2012-05-21 00:39 x
ブログご覧下さりありがとう。

根津美術館は学生時代よく遊んだ場所です。というのも、当時、庭への拝観料は只だったからで、池の横のベンチでゆっくりした思い出があります。
そんな関係で根津所有作品も見ております。

私は評論家を全く信用しておりません。
余分な修飾語も必要ありません。
尚且つ、コメントしている現在酔っております。

絵は好き嫌いが土台にあって始まります。
琳派は確かに重要ではありますが日本文化はまだまだ深い作品が残っているように思います。それがボストン美術館展でした。

現在、ある阿弥陀像調査に加わっております。
尚、山は単独で南アルプス専門です。今年は農鳥~塩見を予定しています。北は混んでいて嫌いです^^


レンブラントについても書いていますから一杯引っ掛けてからお読みくだされ・・
ああ・1昨年はヤルタまで遊んで来ました

酔いを勢いに失礼なコメント・・ご無礼申し上げます。


Commented by マスオさん at 2012-05-21 08:56 x
昨日は拙ブログにお越しいただきありがとうございました。

丹念に色々な情報が盛り込まれて、興味深く拝読いたしました。
広範囲にわたる深い知識に感服です。

これほどの方がどんな方だろうと思いましたが、プロフィールがありませんね。
それとも私が見つけられないだけでしぃうか。

プロフィールも明示していただくと、より興味深く読めそうです。

では、今後ともよろしくお願いします。
Commented by mu-2008 at 2012-05-21 11:41
コメントありがとう。

地震は嫌ですが・・
おかげさまで、素晴らしい作品が仙台で見れました。
いいものは、いいですね。
Commented by alchimista01 at 2012-05-21 11:43
コメントを頂きありがとうございます。大変丁寧かつ的確にまとめられていて勉強になります。「八橋図」には絵には描かれない未来を想像させられましたが、「紅白梅図屏風」にはそれを愛でたであろう眼差しを感じます。熱海に赴いた際には是非訪れてみたいと思います。
Commented by believers72 at 2012-05-21 15:31
すみません拙ブログにコメント頂戴しており、今ごろになって気づきました・・EXCITEブログの仕様が何か変わっていたようで、気づかずすみません。desire_sanさまのブログ、すごくキレイで内容も幅広くしかも深いですねえ・・これからもちょくちょく寄らせていただきます。
Commented by okibondg2 at 2012-05-21 19:58 x
dezireさん、コメントありがとうございます。すてきなブログですね。私も好きなことがたくさん書いてあって!また、訪れさせていただきます。
Commented by ひがしまや at 2012-05-22 00:43 x
先日はコメントをありがとうございました。
燕子花の季節に「燕子花図屏風」を  そして梅の季節には「紅白梅図屏風」をご覧になったとのこと。 素敵ですね。
どちらも大胆で洒脱な作品。リズムと緊張を感じる構図と、色の美しさ。。
そしてとても華やかな印象。光琳ならではと思います。
ボストン美術館展の「松島図屏風」も見てみたいです。
Commented by AT_fushigi at 2012-05-22 01:26
初めまして。
光琳も実物を見ると教科書とは全く違った印象でした。教科書では分からない大きさ、筆使いなど生き生きしてきます。
「八橋図」は帰国しているのは知っていたのですが出張などで時間調整できずで残念です。
Commented by madazi at 2012-05-22 04:07
光琳の作品、堪能させていただきました。ありがとうございます。
私も今回、根津美術館に行ったわけですが、それ以外に見たいと思っていた作品にも
出会えてとても幸せです。こうしてブログ上で見るだけでも、脳内麻薬が
分泌されるようで、とても快感を覚えます。
尾形光琳は、ほんと天才だな、と思います。これから、もっとたくさんの作品を
見に行かねばと、固く決意しました。
Commented by rollingwest at 2012-05-22 06:31
ヨーロッパ文化やピカソ絵の次は、尾形光琳ですか!実に幅広いですね~。
Commented by cauliflower1 at 2012-05-22 09:10
先日、拙ブログに訪問していただきありがとうございました。ポロック展と共にこちらも読ませていただきました。ちょうど燕子花の開花の時期に素晴らしい絵の展示がされているのですね。根津美術館には行ったことがないのですが、行ってみたくなりました。
Commented by まき at 2012-05-22 11:40 x
dezireさん、ブログ拝読いたしました。たいへん美しくまとめたブログですね!文章写真とも手がこんでいて感服しました。作品に対する愛情や理解にも敬礼したくなります。またちょくちょく拝見します(^_^)
Commented by omsbd at 2012-05-22 22:53
根津美術館の展示には間に合わず、並んだ燕子花図見ることができませんでした、、ので、こうしてブログ上で並べて拝見できてうれしいです。感謝。
Commented by desire_san at 2012-05-23 00:43
皆様、いろいろな視点でコメントをいただきありがとうございました。
ひとつひつとじっくり読ませていただきました。

俵屋宗達と尾形光琳の関係は、前者が開拓した新しい領域の清楚な表現を華麗な表現に展開したという点では、イタリアのジョルジョーネとティツィアーノの関係に似ているような気がします。
どちらが好きかは、分かれるところだと思います。
Commented by Haruna_Takahash at 2012-05-23 01:35 x
こんばんは。
楽しみながら読ませていただきました。
俵屋宗達と尾形光琳の関係が、ジョルジョーネとティツィアーノの関係に似ているというご見解は面白いですね。
俵屋宗達と尾形光琳の芸術の質の違いは、両者の「風神雷神図」比べてみるとわかるような気がしました。
前者の方が質実剛健な感じで、後者の方が技巧的な印象を受けました。
ジョルジョーネと俵屋宗達に通ずるものを感じましたが、尾形光琳とティツィアーノとは美の質が誓うように私は思います。
Commented by 三保小次郎 at 2012-05-23 08:44 x
ブログのリンクを張ってよろしいでしょうか。
Commented by Masayuki_Mori at 2012-05-23 09:40 x
こんにちは
尾形光琳は、昔作品展を見て、演出が出来過ぎていてうまくまとめすぎているというか、技巧的というか、そういうところを感じて好きになれませんでした。
しかし。これだけ尾形光琳の傑作を並べて論じられると、私の見方も狭かった、小さかったと感じざる得ません。
読ませていただき、どんな芸術家も、傑作を見て語らなければいけないと思いました。
尾形光琳の傑作に接してみたいと思いました。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
Commented by Nukaya at 2012-05-23 23:20 x
こんばんは。

尾形光琳について詳しいご説明ありがとうございます。尾形光琳の魅力が少し理解できた気がします。
「紅白梅図屏風」は見たことがないので、せひ一度見たいと思います。
熱海のMOA美術館の門外不出という小手だそうですが、東北地方の震災を励ますために、仙台に行ったそうですね。
良い話だと思います。国宝は国民の宝物なので、東京の美術館にも積極的に貸し出して、多くの人に尾形光琳の傑作を見る機会を作ってほしいと思います。
Commented by cloon at 2012-05-24 12:05
こんにちは。
先日はコメントをありがとうございました。

今度から、気になる作品展などはdezireさんのブログで
勉強をしてから行こうと思います。
ありがとうございます。
Commented by kyopet at 2012-05-24 17:19
こんにちは。
ご訪問&コメントありがとうございました♪

光琳のこととても詳しく書かれていて勉強になりました。

お花の写真もとても綺麗ですね。
また訪問させていただきます。

Commented by korisu at 2012-05-24 19:51 x
こちらのブログを先に拝読してから、見に行けばよかった!と思いました。
画家の人物を知ると、理解もかわりますね。また訪問させていただきます。
Commented by sumi2211 at 2012-05-25 00:52
こんにちは。
すっかり御礼が遅くなってしまいましたが・・
先日はコメントをありがとうございました。

美術展にとどまらず、素晴らしい山の風景がいっぱいで
見入ってしまいました。本当に素敵なブログですね。
私の登山経験はハイキングレベルですが、雪山の雄大な景色を
眺めるのは好きです。またお邪魔させてください。
Commented by haskoh at 2012-05-27 11:21 x
こんにちは。私のブログにコメントしていただきありがとうございました。
desire_sanさんが仰るように光琳の「紅白梅図屏風」は基本的に門外不出なのでしょう。その国宝が仙台に貸出されたことは、震災復興のひとつの力になればとのMOA美術館の御好意で実現できた奇跡的な出来事と言ってよいでしょう。
「燕子花図屏風」は私的に、甲乙つけがたい程の差での日本で二番目の傑作だと思う作品です。美しいです。
Commented by ゆう at 2012-05-27 16:36 x
はじめまして
先日、こちらの尾形光琳にお出かけありがとうございました。
気がつかず、伺うのが遅くなりました。
空海や国芳で、もしかしたらすれ違っていたかも知れませんね。
丁寧に研究されているのが羨ましく思います。
感動をじっくりまとめていらっしゃいます。
ボストンには行きたいのですが予定を作るのが大変。
いつも解説者付きなのでお会い出来たら面白い美術談義になるかも
知れませんね。
Commented by 榊原 昌己 at 2012-06-01 21:19 x
先日は私のブログに訪問していただきありがとうございました。
なかなか時間がなく、他の方のところに行けないのですが、今回はじっくり見させていただきました。
勉強になりました。
光琳に関しては、私は直感で見ているだけです。
その人間の背景もわからず、美術的な価値も知らず、・・・でもこの松島はいいなと思いました。
何であんなふうに描けるのか不思議です。
単純化された構図・色彩は西洋のピカソより上をいくと思います。
なぜ、あの作品を含め、すばらしいものがボストンにあるのか?と言うより日本の芸術を認めたアメリカ人に敬意を表したい。
私のボストン美術館の感想はただそれのみです。
Commented by mrskeikog at 2012-06-12 15:29
はじめまして。 すばらしいブログを拝見して感動しています。
根津美術館は、光琳展で初めて訪問しました。
かきつばたの屏風の大胆で粋なデザインに圧倒されましたが、
緑の美しい日本庭園に出たら、池には薄紫のかきつばたが瑞々しく、
本当にすばらしい美術館でした。そこを庭のようにして過ごされたとは
羨ましい限りです。 今年の夏、アメリカ旅行を計画中。
ボストン美術館を訪問する日を楽しみにしています。
これからもこのブログを拝見させていただきます。
宜しくお願いします。

Commented by snowdrop-nara at 2015-12-02 06:55
TBをありがとうございます。先週も頂いていたようですが、たどり着けませんでした。こちらからのTBも失敗ばかりのようです。済みません…

光琳の二つの燕子花図や、紅白梅図屏風については、desireさんの記事を参考にさせて頂きながら、来年にかけて自分なりに考えてゆきたいです。

琳派展の最新記事も拝読しました。待ち兼ねていたので、とても嬉しかったです。これからも様々な分野の記事を楽しみにしています。
Commented by snowdrop-nara at 2016-01-23 05:38
(…)尾形光琳を継ぐ江戸の画師と目されるようになったころ、大きな注文が舞い込んだ。光琳先生の八橋図にそっくりの屏風を制作してほしいと言うのだ。顔料などの費用に糸目はつけぬという。    
(…) 金屏風の大家たる先生を称えるため、最高の金地が欲しい。絹本に金箔を張り、その上に金泥を刷いたものを用意した。六曲一双の屏風を右上から左下に斜めに走る稲妻のような八橋。先生の橋(上図、下)を写しつつ、水平方向にやや引き延ばす(上図、上)。ところどころ橋杭を斜め向きにして立体感を強め、より軽やかな律動感を与える。もっと「軽み」がほしかったのだ。
 (…)
この絵に隠されているのは、東に下る業平と彼に寄り添う友垣の姿だ。三河国八橋の川のほとりに美しく咲く燕子花を見て、木陰で業平は歌を詠んだ。旅路に隔てられた妻を想う歌だ(伊勢物語第九段)。
(…)旅の友らの心を代弁し、望郷の念を分かち合う歌。しかし同時に、折句という言葉遊びの歌でもある。そう、この「軽み」を表したかった。乾飯に落ちた涙が米をふやかしたというのも、巧まずして滑稽味を醸し出している。滑稽と悲惨が対になったとき、深い味わいが生まれるのだ。長崎で聞かれる阿蘭陀語でいえば、ふーもる(Humor)、人生を生き抜く力を与えてくれるもの…

「ももさへずり*寧楽編」よりTB代わりにコメントさせて頂きました。
http://ramages3.exblog.jp/22264037/


by desire_san