人気絶頂のフェルメールの「美少女」
Johannes Vermeer"Girl with a Pearl Earring"

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」は、売り出し中の人気若手女優、武井咲さんに「真珠の耳飾りの少女」に同じ衣装で作品そっくりののポーズをとらせたり、連日のテレビ番組での宣伝、更には上野の商店街あげての宣伝などが効を証してか、平日でも美術館に入るのに30分~1時間待ち、さらに美術館の中で、「真珠の耳飾りで1時間待ちのフィーバー状態のようです。せっかく日本に来ているので一度見ておこうと、金曜日の夜の閉館30分前の間隙をねらっさて見てきました。
本来の美術展の名前は、「マウリツツハイツ美術館展」、オランダの宝石箱と言われる美術館だけあって、レンブランド、ルーベンス、フランス・ハルツなどの名画がたくさん来ていて、フェルメール「真珠の耳飾りの少女」がなくても、というよりない方が、ゆつくり名画を楽しめて良い美術展だと思いますがね開催側としてはお客を呼ばないといけない状況があって、フェルメールの人気作品「真珠の耳飾りの少女」を看板にせざる得なかったのでしょう。
The painting Girl with a Pearl Earring (Dutch: Het Meisje met de Parel) is one of Dutch painter Johannes Vermeer's masterworks and as the name implies, uses a pearl earring for a focal point. Today the painting is kept in the Mauritshuis gallery in The Hague. It is sometimes referred to as "the Mona Lisa of the North" or "the Dutch Mona Lisa".
「マウリツツハイツ美術展展」全体のことはゆっくり後で書くとして、フェルメールの超人気作「真珠の耳飾りの少女」につて書いてみます。
作品の第一印象は、とにかく絶世の美少女と言っていいくらい美少女であること、最大の魅力は眼の表現です。眼が非常に美しく描かれています。そして、この美しい眼で鑑賞者を見つめているように見えるが、微妙に右目と左目の視線がずれています。左目で見つめられて、右目はちょっと心の揺れを感じせさる表現です。そしてこれはフェルメール・マジックで、鑑賞する人が多少右・左にずれても眼は追いかけては来ます。正面から見ると純真そうな美少女が、かなり左から絵を見ると、流し目をされているようで、色香を感じさせます。こんなことが実際にできるかはともかく、絶世の美少女にこんな目て見られたら、たいていの男は虜になってしまうかもしれません。
もうひとつのチャームポイントは唇、わずかに口を開いていて、口元がわずかに濡れている、どう見ても清純な美少女が、口元だけは男を誘っているようで、この絶妙のアンバランスが男を魅了するのかもしれません。
ターバンのブルーと衣服の黄色も、美しい顔立ちを引き立ていていました。フェルメールの全作品を見ていないので断言できませんが、画集で見る限りフェルメールが描いた女性の中で1番魅惑的な女性ではないかと思います。この絵がフェルメールの作品で一番人気があるということは理解できました。
では、この作品がフェルメールの最高傑作かというと、それは別の話だと思います。フェルメールは、ラファエロ。ムリーリョ、ルノワールのように女性の美しさを表現しようとした作品は、この「真珠の耳飾りのを除くと、極めてまれだと思います。フェルメール本来の魅力は、一見具象的な陣部も含めたモチーフを使って、美しい絵画空間を創造する、創造の絵画空間が見る人に安らぎを与え、魅了することだと思います。その典型的な作品が、ルーブル美術館の「レ―スを編む女」でしょう。
「真珠の耳飾りの少女」の少女は非常に魅力ですが、この作品はその少女の魅力を際立たせるために画面が構成されているように思います。フェルメールのほかの作品でこのような作品はないように思います。もしかしたら、フェルメールは、今まで追及していた美意識と別の美意識の追求を試みたのかもしれません。
リンク:フェルメールの魅力について
Link:About the appeal of Vermeer
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この作品はトローニーで特別なモデルはいないそうですから、フェルメールの理想の女性美を追求してみたのかもしれませんね。
武井咲ちゃんは一種のパロディーですから、巨匠の作品と比較すること自体、あまり意味が内容に思います。私の場合、「(数年前に国民的美少女に選ばれた)エミちゃんはやっぱり可愛いな」というだけのことです。
最後のパラグラフで書いておられる「仮面」って具体的には何でしょうか?
前にフェルメールの絵画についていろいろ勉強してみました。その内容をトラックバックしておきましたが、フェルメールの絵は写真のように見えますが、実は画面構成、色彩などすべてが画家の創造力で作り上げた世界だと理解しています。
ご指摘のように、この絵の女性はモデルはモデルがいるのではなく、フェルメールの理想の女性美の表現だと私も思います。「オランダのモナ・リザ」とオランダ人は読んでいるようですが、その意味でもモナリザに近いのかもしれません。
武井咲ちゃんのことを書いたのは遊び心で、それ以上の意味はありません。「仮面」は誤字です。ご指摘を受けて読み返したら誤字だらけなので、気が付いた範囲で訂正しました。失礼しました。
「真珠の耳飾りの少女」の宣伝の仕方はやりすぎですね。美術展を文化事業ではなく、ビジネスと考えている人がいるようで、美術愛好家としては困りものです。
ベルリン美術館展は正常な混み方でそんなに苦労せず見られるようです。「マウリツツハイツ美術展展」は金曜日の夜7時30分を過ぎたら、やっと美術館らしい雰囲気になりました。
土曜日に行ったので、東京都美術館に入るのに1時間以上かかり、中で「真珠の耳飾りの少女」を見るのにさらに1時間以上並びました。
異常な人気ですね。それでも見てよかったと思いました。こんなに時間をかけて短時間しかみれなかったのが残念です。
時間をたくみに選んでほとんど待たずにみたのですね。さすが!としか言えませんね。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」数年前にはオランダまで行ってみました。まさか日本にくねるるとは知りませんでした。でも、お話のようなものすごい混み方でゆつくり見れない状況のようですので、オランダのマウリツツハイツ美術館まで行ったときみとおいてよかったと思いました。顔の非常に魅力がありますが、ターバンの青、衣服の黄色の色素いも素晴らしく、見る人を虜にする魅力のある絵だったと思いました。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」はフェルメールの作品の中では一番好きです。黒い背景に浮かび上がる画面構成、銀色に輝く真珠。初々しくかすかな色気を感がる眼と何か言いたげな口元と魅力が満載の作品だと思います。同じルーブルでも「レースを編む女」は全く雰囲気が違いますね。
主人と使用人、画家とモデルという関係の、43歳と18歳の男女が、絵画に対する共通の精神的に思いから始まり、しだいに魅かれあっていくという美しい映画でした。フェルメールの実話に基づいているかどうかはわかりませんが、この絵にふさわしい美しい映画でした。
平日でも美術館に入るのに30分~1時間待ち、さらに美術館の中で、「真珠の耳飾りで1時間待ちというのは、土日はそれ以上ということですね。行きたいと思っていましたが、ちょっと考えてしまいますね。dezireさんのように金曜日の夜の閉館間際狙うというのは賢いやり方ですが、時間が少ないので他の作品はある程度あきらめることになりますね。作戦を練ってみます。情報ありがとうございます。
「真珠の耳飾りの少女」は傑作だと思いますが、オランダに行ったとき、マウリツツハイツ美術館で見ました。傑作の名画であることは間違いありませんが、書いておられるようにフェルメールの代表作かというと、少し違うというご意見に同感です。以前レブューされていたように、フェルメールの特色は絵画空間の創造にあり、登場人物をこれだけ際立出せた作品はほかにないのではないでしょうか。
ご存知の通り「真珠の耳飾りの少女」の複製画に挑戦しました。
模写して感じたのは、奇しくもdezireさんの感想と同じでありました。
少女の顔は時間をかけて緻密に描いている割りには、ターバンや衣服は早い筆の走りでザクッと描かれているのが分かりました。これは黒一色の背景と共に少女の表情を効果的に際立たせていますね。
いずれにしても空間演出を駆使した他のフェルメール作品とは異質な作品で、モデルの少女はフェルメールにとって特別な人だったのではと私は思うのです。模写していて一番感じたのは、そうしたフェルメールの愛情でした…。
ではまた。
混雑が予想される美術展はこの手に限る…、と思いました。
おかげさまで、フェルメールに限らず、オランダ絵画の魅力を満喫いたしました。
真珠の首飾りの少女の魅力としてぼくに一番訴えてくるのは唇ですね。まあ、そういうことはいずれまたブログへ書くと思いますが、とりあえず、混雑をすり抜けて観賞できる方法を教えていただいたお礼を兼ねて、報告です。
フェルメール以外にも、レンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイク、フランス・ハルクなど魅力ある作品がたくさんあり、充実した美術展でした。

