フェルメールの超人気作「真珠の耳飾りの少女」来日
Mauritshuis Museum exhibition

東京、上野の東京都美術館の大改修後のリニューアルオープン第一弾の特別展として、フェルメールの人気作品「真珠の耳飾りの少女」を始め17世紀オランダ・フランドル絵画では世界屈指のコレクションを有するマウリッツハイス美術館の美術展が開催されました。
In the 17th century Netherlands Flandre pictures, the fine-arts exhibition of Mauritshuis Museum which has the leading collection in the world was held including Vermeer's popular work "girl of a pearl earing" as a special exhibition of the renewal open first phase after the fundamental reconstruction of Tokyo Metropolitan Art Museum in Tokyo and Ueno.
マウリッツハイス美術館は、オランダの第3の都市ハーグあり、17世紀オランダ・フランドル絵画を中心として世界でもあまり類がないほど質の高い絵画コレクションを有しており「王立美術館」とも呼ばれています。「マウリッツ」の名はオランダ領ブラジル総督を務めたヨーハン・マウリッツの邸宅が美術館として使われたそうです。今回マウリッツハイス美術館から、西洋美術史に大きな影響を及ぼした17世紀のオランダやフランドル絵画の名品約50点が来日しました。
今回の美術展の看板は、世界的なフェルメール・ブームのシンボル的存在「真珠の耳飾りの少女」の来日です。新分野テレビで大々的に宣伝したため、連日「真珠の耳飾りの少女」を見ようと客が押し寄せ、日曜は入館まで2時間待ちの事態まで生じたそうです。しかし、この美術展は「真珠の耳飾りの少女」以外にも、フランス・ハルス、ルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)の名品も展示され。特にレンブラントのたくさんの名品が展示されていました。「真珠の耳飾りの少女」の宣伝のおかげで、昼間は美術品を鑑賞する環境とは言えないほど混んでいたので、金曜日の6時過ぎの夜間開館時間を狙ってみてきました。以下心に残った作品を選んで書いてみました。ルーベンス「聖母被昇天(下絵)」
聖母マリアが死に際して展にめされていく「聖母被昇天」というキリスト教的主題を描いたもので、アントワーフ聖母大聖堂の主祭壇に描かれた絵の下絵として描かれた作品で、この絵自体作品として優れた作品です。ルーベンス自身の躍動感あふれるタッチにより、画面全体が躍動感と激しい情熱にあふれています。聖母マリアは官能的ともいえる恍惚とした表情をしているのが印象的でなく品です。作品の大きさは小さいがスケールは大きく、まさにルーベンスの世界です。
It is a thing describing the Christianity theme of "death-ed saint's mother " in which Virgin Mary does on her deathbed and by which she is summoned , is the work drawn as a sketch of the picture drawn on the high altar . saint's mother cathedral, and is the work outstanding as this picture work.By the touch which is full of Rubens's own feeling of a lively motion, the whole screen is full of a feeling of a lively motion, and intense passion.As for Virgin Mary, it is not impressive to carry out expression made into the nympholepsy which might be said to be sensuous, and she is elegance.Although the size of a work is small, it is big-scale, and it is just Rubens's world.
レンブラント「シメオンの賛歌」 Rembrandt "Simeon's song in praise"
シメオンが、幼子イエスを見て、自分が待ち焦がれた救世主であることを悟り、祝福を与えている場面を描いているそうです、幼子イエスに光が当たり、神秘的で宗教的雰囲気を出しています。救世主を見ずに死を迎えることはないといわれたシメオンの感動の姿を光の効果で上品で高潔な神秘性で描かれています。
フェルメールの「ディアナとニンフたち」 Vermeer's "Diana and nymphs"
何度か来日しているフェルメールが自らの画風を確立する前の初期の作品。日の作品だけを見ると、柔らかい光に包まれ、気持ちの良い作品です。
The work of the first stage before Vermeer who has visited Japan several times establishes his style of painting.When only the work of a day is seen, it is wrapped in a soft light and is a pleasant work.
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
夜間でも行列を20分くらい並んで絵の前に行き、係員の人から止まらないで見てくださいと言われながら数秒で絵の前を通り過ぎながら見るという、絵画鑑賞と程遠い状態でした。後は、絵を並んで見る列の右側に陣取り斜めから見るしかありません。ここも人がいっぱいでかなり右ななめから見ているうちに真ん中に近い人がいなくなると左に移り、かなり粘ってやっと少し正面に近いところから見られるという状態でした。
ただこんな苦しい見方をしていると面白い発見があります。真珠の耳飾りの少女の視線かなりななめから見ていてもこちらの視線を捕えているように見えます。しかも離れて見るとかなり階調差が強く輪郭線がくっきりとしているように見えます。正面に近づくと回調査が弱まって全体に柔らかい印象になります。正面から見ると少女は純真無垢なように見えますが、斜めから見ると私が男だから感じるのかも知れませんが男を誘っているように見えました。これは一つのフェルメール・マジックで、少女が振り向く瞬間の時間を止めて描いているからだと思われます。

今回「真珠の首飾りの少女」と「真珠の耳飾りの少女」が東京西洋美術館と東京都美術館で一緒に来日しましたが、圧倒的に「真珠の耳飾りの少女」に人気が集まりました。これは宣伝の効果もありますが、この二つの絵画の本質的違いにもよると思います。
「真珠の首飾りの少女」は、外界から独立した閉じられた空間にいて、絵を見る人には全く意を介していません。それ致して、「真珠の耳飾りの少女」は、見る人に視線を向け、時には色目を使います。この視線と唇の表現の色っぽさが見る人を虜にします。相手にしてくれそうもない少女より、こちらに人気が集まるのは当然と思います。
ただ、フェルメールは本来目指したのは、閉じられた自己完結した空間ですので、「真珠の首飾りの少女」の方がフェルメール芸術を代表していると思います。フェルメールの作品にはトローニーも少なく、「真珠の首飾りの少女」はフェルメールには珍しい作品と思います。
It was in pictures appreciation and the far state of seeing while see a procession also at night without standing in a line about 20 minutes, going in front of a picture and stopping from an official's in charge person is said and a picture front is passed in several seconds.The rest is taken up in the right-hand side of the sequence which is located in a line and looks at a picture, and only has seeing from across.It was in the state where will move to the left if a person near right in the middle stops there being while people are full also here and are looking at it from the right slant considerably, and it is considerably sticky, and a few is seen from the place near the front at last.
ホントホルスト「ヴァイオリン弾き」ホントホルストはカラヴァッジョの影響を受け、「陽気なヴァイオリン弾き」「ヴァイオリン弾き」「リュートを弾く女」など居酒屋などで演奏する明るくおおらかにたくましく生きる “職業音楽家”が楽器を演奏する姿を多く描きました。この作品では演奏する女性の明るい肌やヴァイオリンの胴体と衣の輝きを魅力的に描いています。当時のヴァイオリンを
胸の上に乗せ、弓を持つ右手が短めにする演奏スタイルがなんとなくユーモラスです。
フランス・ハルス「笑う少年」「アレッタ・ハーネマンスの肖像」
フランス・ハルス「笑う少年」「アレッタ・ハーネマンスの肖像」フランス・ハルスは鋭い一瞬の表情を切り取り、生き生きとした動きのある表情の肖像画を描きました。ルーベンスの弟子で肖像画のスペシャリスト、ファン・ダイクの似たような作品と比べてみるとどちらも完成度が高いですが、ファン・ダイクは衣服などの表現が卓越しているのに対して、フランス・ハルスはより表情が柔らかく二人の個性が分かり面白いと思いました。


レンブラントの肖像画が「笑う男」「自画像」「老人の肖像」「羽飾りのある帽子をかぶる男」4点展示されていました。4枚もこの区画に架けられていました。
レンブラント「自画像」
レンブラント最晩年63歳の自画像で、若き日の自画像が野心に満ちている表情をしているのに対して、晩年の自画像は悟りきったような満ち足りたおおらかな表情に描かれていました。
デ・ホーホ「デフォルトの中庭」ヤン・ステーンの躍動感のある風俗画の大作「に倣って子も歌う」が展示を締めくくっていました。
(2012.8.19 東京都美術館 )
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皆公平に少ない時間で通りすぎるという見方は、日本的ですね。
斜めから見ると印象が違うというのは、様々なドラマを思い起こさせるフェルメールらしさですね。
見る人に、これは私に語りかけてくる絵だと思わせてしまのです。だからこそ何度でも見たくなるのでしょう。
ルーベンス「聖母被昇天(下絵)」も良かったです。さらっと描いたようなタッチなのに迫力がありました。
今年フエルメールの作品が来て、一番人気のある「真珠の耳飾りの少女」が来日て、フェルメールに関する本が急に増えましたね。フェルメールは確かに魅力的ですが、「聖母被昇天(下絵)」空も伝わってきますが、ルーベンスも魅力的です。近くリヒテンシュタイン美樹館てルーベンスの傑作が見られるようで、楽しみです。
初めて訪問させていただき、
解説付きでまたあの感動を味わうことができ、ありがとうございました。
真珠の耳飾りの少女は、とてもインパクトのある絵ですね。
釘付けになってしまう。
本物はブログにも書いたように、やはり色が褪せていて、
その分、当時に引き戻されるような不思議な感覚がありました。
私は少し離れて見るのが好きですね。絵に入らない部分も想像しながら。
混雑している会場で、静かな光を放ち、そこだけ静寂が漂っていたのが、
レンブラントのシメオンの賛歌でした。今も心に残っています。
人物画もありましたが、彼の作品とは思えないほど平凡なものでしたね。
お金のために書いたのでしょうか。
ルーベンスは自筆ということで下書きでも価値があるらしいですが、
やはり祭壇画の大きさで見たいと思いました。
リヒテンシュタイン美術館展、楽しみです。
「真珠の耳飾りの少女」はご指摘のように、絵に入らない部分も想像しながら鑑賞する作品化も撮れませんね。そこが自己完結的空間を求めた「真珠の首飾りの少女」との違いかもしれません。
私も今回来たレンブラントの作品の中では、「シメオンの賛歌」が群を抜いていると思いました。
desireさんの絵画に対しての愛情をしみじみ感じました。
私は絵は好きですが、実際に美術館へ出向いて鑑賞するということは滅多になく、こうしてdesireさんのブログにコメントするのもお恥ずかしい限りです。
今回は母のお供でマウリッツハイス美術館展を観ましたが、尋常じゃないロケーションでの鑑賞だったので、気持ちを落ち着かせての絵の鑑賞は難しかったです。
それでも生のルーベンスやレンブラント、そしてフェルメールなどを観るとやっぱり物凄い空気が漂っていて引き込まれていました。
「真珠の首飾りの少女」は、ウルトラブルーに引き込まれてしまい、肝心のピアスをちゃんと見てなかったことが、心残りでした。
首飾りも耳飾りも、日本にいながらにしてフェルメールがこんなに見れるなんて、すごいですよね。
耳飾りはとても魅力的な絵ですが、私は首飾りの静謐な空間を感じる絵の方がフェルメールらしいなぁと思いました。
なので逆に耳飾りを描いた彼の心境を知りたいですね。もう知るすべはないけれど。
desireさんが書かれているような、今までとは別の美を探求しようと思ったのでしょうか。
>レンブラントの作品には珍しく色香が漂っています。
これに思わず笑ってしまいました。そういえば、そうですね。彼の絵からはあまり色香は感じませんね。
彼は結構真面目人間だったのかなぁ・・・なんて思いました。
この美術展は人が多すぎたのが難でしたが、「真珠の首飾りの少女」の他にも充実した美術展だったと思います。「真珠の首飾りの少女」はsuuさんがご指摘のように、色がすばらしかったですね。あのウルトラブルーを見ただけで行って良かったと思いました。
ruki_fevrier さん、レンブラントは浪費家だったようですが、浮気など色恋の話はなかったようですね。もっともピカソのよう恋多き男性でも、作品には色香のない人もいますので、それが原因ではないかもしれませんが。
フェルメール、見たかったんですけどね。
やはり混んでいましたか。
「止まらないで見てください」じゃ。
絵画鑑賞とはいえないですね。
フランス・ハルの「笑う少年」も来ていたのですね。
やはり達筆でしたか?名作ですよね。
まだ終わっていませんが、終わりに近ずくとますます混んでくるでしょうね。行かれるとすれば金曜日の夜がよいと思います。少なくてもそんなに待たずに美術館の中に入れると思います。
全く、実に、素晴らしい造詣の深さ。一体どなたさまであられるのでしょう!
ブログのコメントでおっしゃる方もありましたが、私は人ごみに負けてしまっていました。でも、こうしてブログ記事を拝見していると、いろいろな感動、想いが蘇ってきました。
シメオンの賛歌・バイオリンを弾く豊満でユーモラスな女性の絵、レンブラントの自画像の数々・・・
また、文化的なものの造詣の深さの他に、山にも登られるのですか?
私は夫が山男なもので、連れられて、1年に数回は山歩きをしています。
今年は8月3週目に、立山連峰の縦走をしました。ちょっとだけ拝見しただけですので、これからも楽しみにおじゃまさせていただきます。
フェルメールの絵、とっても素晴らしかったですよね。
私はまだ、美術の良さがものすごく理解できるわけではないのですが、とても魅かれました。
たくさんヨーロッパに行かれているんですね。
素敵な写真の数々を見させて頂きました。
今週末の東京都美術館は、きっとものすごい混雑なのでは・・・
コメントありがとうございます。
「真珠の耳飾りの少女」は人が多すぎて美術を鑑賞するような環境でなかったようで残念でしたね。私はあまり混んでいる美術展にはいかないことにしてますが、今回は行かざる得ませんでした。絵は数多くみて行くうちに魅力を肌で感じていくものだと思いますが、こうして文章に整理していき、皆様から別の視点からコメントいただいたりすると、見方の視野が広がり、感ずるものも豊かになるような気がします。
英国のなきダイアナ王女を思わせる目つきですね.
誘ってる、、、目で。。
それにしてもじっくりと見て歩くにはいい展覧会ですね。
オランダの香りがちりばめられています、、、
会場の照明をしぼって見ると、すばらしさが出て来ますよね、、
「真珠の耳飾りの少女」 が苦手という人がいますが、ご指摘のような感じを受けるからかもしれません。美術品を見るには多少暗い方が、美術品の保存にも良いだけでなく、我々の眼にも優しく、良いと私も思います、多少暗くても、人間の眼は慣れてくるものですので。
私、フェルメール展で「牛乳を注ぐ女」を見た時からフェルメールが好きになり、今回は代表作「真珠の耳飾の少女」を見ることが出来て再会したような気分でした。
なにげない日常の動作を光や影によってシンプル〈実際は複雑な色の出し方かもしれませんが)に描いているところが好きです。
柔らかい光の表現がなんともいえない雰囲気を出していますね。
私も「牛乳を注ぐ女」を始めてみてフェルメールの魅力にとりつかれ「レースを編む女」を゜見たとはときは涙するほど感激しました。なぜこんなに引き付けられるのか不思議になり、これがフェルメールを勉強するきっかけとなりました。絵は感性で見るものですが、専門家の解釈などを知ることで画家のその作品に対する位置づけなども見えてきて、ゆとりを持って絵を楽しめるようになりました。
先日はコメントありがとうございました。
私もフェルメールの耳飾りの少女の濡れたような唇は
本当に少女と思えないエロティックな感じで
そのアンバランスな感じが魅力なのかもと思いました。
disire_sanの解説は本当に勉強になりました。
ただ絵を見に行くよりも、解説が入るともっともっと
その絵の本質がわかって楽しめるものなのですね。
先日スペインのプラド美術館に行ったのですが
ガイドの方に空間遠近法の見方や作品の背景を
かなり詳しく説明していただき、新たな感動がありました。
やはり少し勉強してから絵を見に行くのは大切なのでと
思って帰ってきたので、desire_sanさんのブログは
余計に興味深く楽しむことができました。
ありがとうございます。
フランドル絵画というのがどのようなものなのかいまひとつまだわかりませんけれど、オランダ絵画がどのようなものなのか、この展示を通してよくわかりました。王侯貴族や教会の権力者などが金を出さないと絵は描いて生活はできなかった時代、オランダは特殊な社会を築いていたのですね。そういう社会性が絵画にも表れていると感じさせました。
8月8日に心臓のカテーテル手術をしまして、リハビリが大変でしたが、ようやく体力が戻ってきたところです。いろいろとやらなければならないことが山積みで、ブログにもなかなか手が回りません。
とても丁寧な記事で、もう一度絵をじっくり見直させて頂きました。
私のフェルメールは、スカーレット・ヨハンソンの映画からで、本当に一般的なファンです(笑)。
でも、絵は好きなので、展覧会はなるべく足を運んで見たいと思っています。
「デフォルトの中庭」はいい絵でしたね。
私もポストカードを買いました。
TBしておられる他の記事も少し読ませて頂きました。
また、お邪魔致しますね。
格調高いブログで素敵です。
できれば美術館に行く前に見て、読んでから出かけて行ったらよかったと思っています。パンフレットより鑑賞の参考になったと思い、残念です。
一枚の入場券で、さらっと見て通り過ごしてしまう私とあなたさまはずいぶん違うと反省しました。
知識も感性もやしなわなければ・・・
ありがとうございました。内容ばかりではなく、見方も教えて下さったような気がします。
23rue-soramameこと、まめぴーです。先日はコメントありがとうございました。
17日で東京でのマウリッツハイスの展示は終わってしまったんですね。70万人の入場者があったとか!真珠の耳飾りの少女の力恐るべし・・・です。次は神戸で関西の方を虜にするでしょう。
この秋の東京での美術展のおススメはどこでしょう?また行かれましたら、ブログにアップしてくださいね。楽しみにしています。ステキな解説を展覧会へ行く前に読んでから行きたいですもの。
いつも終わるころにブログを出してしまいますが、なかなか早く行けなかったり、書く時間が取れなかったりで遅くなってしまいます。無理をして中途半端なところで描くより、すでに見た方とご感想、ご意見を交換できればと思っております。
今年この後注目しているのは、リヒテンシュタインの至宝展、フェルメールとは対蹠的なバロック美術の巨匠。ルーベンスの傑作が来ます。メトロポリタン美術館展は展示される作品のレベルが全体に高いので必ず見ようと思っています。個人展では府中市美術館で開かれる、ポール・デルボー展、日本の画家では山種美樹館で開かれる竹内栖鳳展、日本画では屈指の実力派画家です。


