バロック美術の巨匠・ルーベンスの魅力
Peter Paul Rubens

Peter Paul Rubens was a Flemish Baroquepainter, and a proponent of an extravagant Baroque style that emphasisedmovement, colour, and sensuality. He is well known for his Counter-Reformationaltarpieces, portraits, landscapes, and history paintings of mythological andallegorical subjects.
ルーベンスが人気のない理由はいろいろ考えられます。その一つは美男で性格も魅力的で処世術にもたけていたため、画家としても外交としても成功した嫉妬したいような順風漫歩の人生であったこと、ゴッホのように生きている時代に評価されなかった不幸な芸術家を多くの人は好む傾向があるようです。もうひとつは生きている時に最大級の評価を受けていたため、簡単に運べないような大作をたくさん制作しておりルーベンスの傑作は殆ど日本にきていないこと、作品が小さく代表作が殆ど日本に一度は来ているフェルメールとは対照的です。そしてもうひとつ大きな理由は、ルーベンスの芸術はバロックの典型といえる大胆で劇的であり、ときにはグロテスクな醜さと美しさがせめぎ合う緊迫した世界が展開されます。これも抑制された美しさで癒し系とし人気のあるフェルメールと対照的です。ルーベンスは以上のようにあまり日本人に好かれていないようですが、以下来日した傑作といえる作品を親しみやい作品から追っていきたいと思います。

ルーベンスはイタリア滞在中にヴェネツィア派絵画、特にティチィアーノの影響を強く受けました。この作品のようなイタリアやローマの雰囲気の抑制された調和のとれた表現の作品も描いています。聖母マリアの衣服の強い赤が画面を鎮静化する作用をしています。この作品ではイタリアバロックの巨匠、コルーナやテイエポロの作品に共鳴する輝かしさがあります。しかし赤に隣接しているものがすべて緑とさえ思えてしまうほど燃えるよう真っ赤を用いているのはルーベンス独自の個性と見ることもできます。赤が大量に用いられていながら全体からくる印象は爽快です。
ルーベンスは非常に技量の高い画家で、どの作品も近づいて見ると絵具の塗りの厚さに節度があり、塗り重ねた跡がみられず、色面の表現、輪郭の表現なども非の打ちどころがないほど節度があることが分かります。それは画面な全体に女性の裸体が占めるような大作の画面でも変わりません。
Rubens was a prolific artist. Hiscommissioned works were mostly religious subjects, "history"paintings, which included mythological subjects, and hunt scenes. He paintedportraits, especially of friends, and self-portraits, and in later life paintedseveral landscapes. Rubens designed tapestries and prints. His drawings aremostly extremely forceful but not detailed; he also made great use of oilsketches as preparatory studies. He was one of the last major artists to makeconsistent use of wooden panels as a support medium, even for very large works,but he used canvas as well, especially when the work needed to be sent a longdistance. For altarpieces he sometimes painted on slate to reduce reflectionproblems.


ルーベンスは、赤に沈んだ豊かさを与える優れた技量を持っています。赤系の色以外が光線を煌めかせる役割を担い、他の色の感じを変えてしまう役割を担っているようです。肩肘を張っていない力強さも持ち、無意味のようなくらい背景の色も華やいだ雰囲気を与えられています。

ルーベンスは音楽に例えるなら、ピアノの鍵盤の1/4しか使わないで演奏しているようです。たくさんの音を飛ばし、最高音と最低音の鍵盤をたたいて演奏しているようでもあります。
ルーベンスは好きなように夢想し、地人のことなどほとんど興味を示さず、自分のことに執着しました。外面の美しさを捕えることにかけてはたぐいまれな恵まれた才能を持っていました。ひとり自分の中の心を表現するのにモデルを活用して自分に従属させ、都合の良いところだけモデルから奪って描く。ある時は見事な観察力を示すが、ある時は全く見ていない。ルーベンスの絵画はモデルの美しさや内面を表現するのではなく、ルーベンス自身の心を表現しているかのようです。

ルーベンス作品は宮殿を飾る神話の大画面を制作し、大聖堂向きには宗教画を多く描きました。その技量はずば抜けていて、他の画家の尺度をはみ出し、真実を訴える思想と最高級ともいえるリズム、情念がこめられ、人体の様々な姿勢、表情、人間界の多様な目立った特色、頑固な形態など、表現されるものの増殖は尽きることを知りませんでした。


イエスの処刑が終わった後、すでに日が暮れています。誰一人物も言わず、泣きながら厳粛に死体を手厚くとり納めている様子が厳粛に飾り気なく表現されています。大切な人の死に、皆唇から洩れる言葉を互いにかわすだけで精一杯です。蒼白な死せるキリストと対照的に血の通った肉体がいくつか描かれています。聖母マリアの母の愛、儚さ、脆さ、優しさの共存する悔恨する弱い女マグダラのマリアは罪が許されています。キリストは切られた1輪の花のように、自分ために泣いている人の声も聴くことも今はなく、もはや人界に属さず、死すらも手放しできない所にきています。実際の作品を見ないと理解できないかも知れませんが、ここに描かれたキリストの姿は素晴らしく、ルーベンスでなければこの位置にキリストを描かなかっただろうと思われます。心に神を感じ痛苦に耐える美しい顔、男らしく優しい顔のキリストは例えようもなく美しいです。イタリアのヴェネツィア派の最盛期でも、ここまで高まった表現力はできなかった、芸術の理想は実現できなかっただろうと思われるほどこの作品は素晴らしいです。
ルーベンスは生きている活動する人間を思わせる気迫のこもった表現をし、人の心の奥にある、燃えるような生き生きとした魂がもめられたような人物を表現しました。しかし、内部に込められた魂はどの作品もおなじように見えます。それはモデルの魂を表現したのではなくルーベンス自身の魂を表現したからだと思います。
意外にもルーベンス肖像画は得意でなかったようです。ルーベンスの描いた肖像画はモデルの体臭に欠け、レンブラントのようにモデルの内面的なところを表現していません。ルーベンスはモデルの内面的なところに興味を示さない画家だったようで、肖像画を得意としていなかったようです。
ルーベンスはイタリア・ヴェネツィア派の画家など自分の師の意向を明快に誠実に表面から受け止め、画家として天才を発揮して自らの画風を確立しました。ルーベンスは美男で礼儀作法、教養にたけ、外国語、ラテン語などに堪能で、仕事の運営管理、統率力に優れ、自分自身の精神の統率力もあり冷静沈着な人だったようです。ルーベンスは処世術にも優れ、画家として、全権大使として人望を集めました。性格が開放的で、血の熱いところは広く堂々として華麗でしたが、人間として均衡がとれているため多くの人から尊敬を受けていました。立派な風采と性格も含め画家としての才能が極めて高く評価されていたと考えられます。生涯不遇だったフェルメールや自らの性格的欠陥により晩年借金生活だったレンブラントとは対照的に順風漫歩の人生だったようです。
ルーベンスは自分の能力を可能な限度まで拡大したが、自分の限界は心得ていて無理なことまで挑戦しようとはしなかったようです。例えばエル・グレコやカラヴァジョのようにミケランジェロになろうという野望はもっていなかつたようです。思い煩うことは好まず平穏な心での制作活動を追求したと言われています。
ある意味で非常に頭がよく身のほどをわきまえていて、芸術家として時代に挑戦することはせず堅実に生きて世の中から高い名声を受けていた。凡人から見れば嫉妬することあれ、拍手喝采するようなおもしろいエピソードがほとんどない芸術家、そんなところが波瀾万丈な不遇な英雄を好む日本人には人気がないのかもしれません。
[参考文献]
嘉門 安雄:リューベンス (1955年) (講談社版アート・ブックス〈第21〉)
大高 保二郎, 雪山 行二:王室の大いなる遺産 ボッス、ティツィアーノ、ルーベンス (NHK プラド美術館)
ウジェーヌ フロマンタン (著), Eugene 杉本 秀太郎 (翻訳) 昔の巨匠たち―ベルギーとオランダの絵画
(原著),Eugene Fromentin:Fromentin
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⇒なるほど言われてみれば、そう感じます。
ルーベンスが人気のない理由・・・・・・・納得いきます。
日本に紹介される、されないは興行的な側面もあるのでしょうね。
音楽の世界にもいえそうです。
(素人考えですが。)
ルーベンスの芸術の本質を手際よく整理した本が見当たらないと思っていましたが、dezireさんが非常に体系化され整理されたレブューを書いてくれたので、一気に読んでしまいました。ルーベンスの魅力とそれにも変わらずあまり日本人にファンが少ない美術の本質が説得力を持って書かれていると思いました。雑誌などで専門家と称する人が書いているものよりずっとレベルが高いルーベンスの解説だと思いました。
私もフェルメールやレンブラントはルーベンスは苦手なので、「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」の美術展はいうか迷っていました。そんなときにdezireさんがルへペンスについて詳しく分かり易い記事を書いて頂いたのを読み、ルへペンスの絵画の良さが少しわかったような気がしました。おかげさまで、「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」に行くのが楽しみになってきました。
人気の「真珠の耳飾りの少女」が来日したこともあり、日本ではフエルメールの人気が高く、フエルメールについての本が書店にたくさん並んでいますが、ルーベンスの本は見たことがありませんので、私もルーベンスの作品に対する知識がほとんどありませんでした。ここで分かり易くルーベンスの美術にについて解説していただいて、ルーベンスの絵の見方が分かってきたように思います。このご説明を頭に入れて、「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展を見に行こうと思います。ありがとうございます。
リヒテンシュタイン展は、便のいい国立新美術館だしラファエロやレンブラントの作品もあるし、行こうと思っているのですけれど、屈指のルーベンスコレクションがあるんですね。
ルーベンス作品は、私は最近ではマウリッツハイス美術館展で「聖母被昇天」を見て、印象に残った作品の一つに挙げてたのですけれど、名前位しか馴染みなく、こちらの記事をざっと拝見して、画家自身のキャラクターなども判って、参考になりました。実際作品を鑑賞してきてから、また改めて拝見したいと思います。
リヒテンシュタイン展に行ってまいりました。 早逝した娘さんの肖像画と「キリスト哀悼」という絵が印象に残りました。 今まで興味のなかった画家ですが、展覧会に行き、 もう少し知りたくなったところなので、 楽しく読ませていただきました。
来春にはbunnkamuraで「ルーベンス展もあるようですね。 そちらの予習にもなりますね。 ありがとうございました。
苦手なのは私だけかと思ってました。(笑)
でもベルギーでルーベンスの大作を見たので、desireさんのおっしゃるとおり、確かに日本でザ・ルーベンスな作品は見れてないんだなぁと思いました。
あのスケールで見ないとルーベンスの世界を体感出来ないかもしれませんね。
私は6月の旅行で散々ルーベンス一派の作品を見たおかげで、少し苦手意識が解消されました。
リヒテンシュタイン展、これから行くのですごく楽しみです~
私もいろいろ辺境になりました。
逆にルーベンスというと、かつてアニメ、『フランダースの犬』で、主人公の少年ネロが憧れ、最後にその絵の前で亡くなった画家ということで、大家だと知っていて、ヨーロッパの美術館でも、彼の作品は特別の感慨を持ってみました。desireさんの詳しい説明のおかげで、彼の人生やさまざまな作品の特徴がよく分かります。こちらで見慣れているイタリアの絵画に比べて、素人判断では、載せられている絵だけですが、線が柔らかく細やか、画面の色が全体的に明るく色づかいがきれいで、描かれている人物に、肉体的にも精神的にも深みがあるような印象を受けます。赤の使い方、おっしゃるように効果的ですし、このさまざまな赤い色が本当にきれいですね。わたしのパソコンの画面では、残念ながら記事の右端の数文字が欠けて見えるのですが、これはもともと日本語対応のパソコンではないかもしれませんね。
ルーベンスの部屋に飾られた絵画はすごく大きく、迫力ありました。バロック・サロンもすごく面白い企画で楽しめました。行ってよかった展覧会でした。
詳しい説明もあり、ぜひ本物を見てみたいと思いました。
レンブラントの「夜警」なんかは文化をしらなくてもなんとなくで理解出来そうですけど、ルーベンスの絵は「あ、俺その話知らない...」って、物語を自分はその絵を評価しちゃいけないんじゃないか、って思ってしまうんじゃないか、と。
知らないなら知らないで、それなりに雰囲気つかんで鑑賞しちゃえばいいんでしょうけど、几帳面な人って多いから。
あと、色んな人に怒られそうな表現ですけど、レンブラントやフェルメールって印象は強いけど、味付けはしょう油風味なんですよね。意外に後味はあっさり。
ルーベンスやエル・グレコはバター風味で、バリバリ鑑賞するぞ!って時でないと、ちょっと胃もたれが心配なイメージかも ^ ^;
バロックサロンは主色い企画で、当時の貴族の生活が感じられていい企画ですね。
リヒテンシュタインという国に対しては知識がなかったので、MARCOPORO さんのご説明は大変勉強になりました。
tamarichさん、私もぜひルーベンスの傑作に触れることも含めて、アントワープにぜひ行ってみたいと思います。
レンブラントやフェルメールは味付けがさらっとしているのに対して、ルーベンスは脂っこくこってりとした味付けという表現は妙を得ていると思いました。
ただ私のエル・グレコ感はルーベンスとはかなり違ったものを感じています。来年エル・グレコ展があるので、その機会に私のエルグレコ感を整理してみたいと思っています。だいぶ先になり恐縮ですが、簡単には書けないので、ここではご勘弁ください。
たまたま西洋美術館のコレクションでオランダ絵画に興味を持ち始めたところへ、先日のマウリッツハイス美術館展があり、そしてリヒテンシュタインのコレクション展。たまたま自分の注目するところがいまの流行と合致したのはよかったように思います。
友人から招待券を手に入れてますが、終了期限の早い順番に観に行かないといけないので、一昨日は出光美術館のほうを優先してしまいました。リヒテンシュタインは来週観に行ければ…、と思っております。
事前勉強に楽しく読ませていただきました。
すばらしいです
ルーベンスは「フランダースの犬」でしか知らなかったので、興味深く読ませていただきました
迫力があってすぐ側にある絵画ではないみたいですね、いろいろ知れましたありがとうございます。
ルーベンスが日本で人気がないのは、日本人の美意識に合わないことが大きいと私は個人的に思っています。
日本画は見る人を喜ばせることを意識して描いていますし、バロックでも人気のあるフエルメールやレンブラントにはもっとデリカシーがあると思います。ルーベンスの絵は自分の美意識の自己完結した表現で、極論すれば見るの心を意識して描いていません。モデルの気持ちもあまり関心がないから自分の子供の肖像画くらいしか肖像画の傑作がないのだと思います。 この唯我独尊的なところが私にはルーベンスの魅力にも感ずるのですが。
ルーベンスをじつくりと鑑賞したのはマウリッツハイスと本展のみですが、実物を自分で見て、もう一度こちらの記事とコメントを読ませていただき、なるほど…、と思いました。
自分なりの好みに基づく感想はありますが、こちらで書かれていることはよく理解できます。ありがとうございました。
ディックの本棚の原稿は、さて何を書こうかとまだ考えているところです。
すごかったです。
そしてルーベンスって日本人に人気がないって初めて知りました(笑)。
バランス感覚のある人と思っていたので、その人の内面には興味がなく、肖像画は得意ではなかったとか、ルーベンス自身の魂を表現していたといったことが書かれていてへ~、面白いなと思いました。
意外にも自分大好きな人!?と思ったからです(笑)!
完璧っぽいルーベンスですが、意外と可愛い人間ぽいところがあるんだなぁと(^^)。
私はルーベンス作品嫌いじゃないなぁ(^^)。
読み応えのあるルーベンス展の感想ですね。そこからなるほど日本人向けではないのかしらとも思い至りますね。人体の皮膚の色の豊かさ、そんなものにも大いに惹かれました。
やっぱりいい展覧会でしたね。
ルーベンスの作品も、できるだけ多くの傑作を見てみたいですね。
>ときにはグロテスクな醜さと美しさがせめぎ合う緊迫した世界が展開されます。
確かに...そこが私的にもしんどい部分でした。ゴッホの前に鑑賞していたら、まだ良かったのかも(笑)
とても勉強になるブログ。また読ませて頂きに参りますね。
有り難うございます!
毎回(唸って)読ませて頂いていますが今回も
ルーベンスについて、本当に良く勉強できました
有難うございます。
ふくよかで、グロテスク・・・その通り~チョット笑いましたよ
それに・・・音楽に例えてフェルメールとの対比や
ピアノの鍵盤(音)での表現に拍手!!! です
こんな風に『音楽』を頭に描いて『絵画』を鑑賞するのって
とても面白いですね 音楽を深く知っているからこそ
なのでしょうね・・・クラシックを聞きたくなりました。。。
ルーベンスの作品は、グロテスクな醜さと美しさがせめぎ合う緊迫感が、繊細な美意識を好む日本人にはあまり好まれなかったように思います。
私も絵画についてここまで、詳しく勉強はしていなかったので、読ませていただいて良かったです。
リヒテンシュタイン展では、素晴らしいルーベンス作品が、集まったと思ってるのですが。。。
え~~人気なかったの?ルーベンスって(^^;)
京都では、あと6日で、終わりですので、「クララ」以外も、もう一度じっくり見たいなぁと思っています。
すごくお詳しいんですね!画家本人のことは知らないことが多いので
とても勉強になりました。
やはり実物を目にできないとどうしてもファンは減るものなのですね。
とはいえ、そうそう本物を見に行けるわけはないのですが。
一度でいいから海外の美術館に行ってみたいです。
「グロテスクな醜さと美しさがせめぎ合う緊迫感」…
なんとなく私がルーベンスが好きな理由がわかった気がしました。
コメントを、いただき、訪問させていただきました。コメントも、ありがとうございます。
とても、内容が濃くて、おもしろいです。
とても、勉強になりました。
ルーベンスのことも、あまり知らなかったのですが、
なるほど~。と、思ってしまいました。
また、お休みの日に、
じっくり読ませていただきますね。
たのしみです。(*≧∀≦*)
なるほど~~と思いながら読ませていただきました。
私は美術にくわしくないのですが
desire_sanの記事を読んで腑に落ちた点も沢山ありました。
醜さと美しさ・・・・確かにそうですね・・・・
人気が無いのは残念ですが、もう一度見たくなる展覧会でした。
これからも時々読ませていただきます~
すばらしいブログですね、これから折に触れ訪問させていただきます。
ルーベンスの分析、「グロテスクな醜さと美しさがせめぎ合う緊迫した世界」って、その通りですね。「波乱万丈な不遇を好む日本人」ってのもなるほど、です。
富山に近代美術館というすぐれた美術館があります。ぜひ一度ご訪問を、僕はジャコメッティの「裸婦立像」が一番のお気に入りです。
優れた芸術に触れると、価値観の多様性、表現の仕方の多様性を知ることができ、人間の生きた方にも多様性があることを学びます。ジャコメッティもカンディンスキーもポロツクも、ルーベンスもフェルメールも大変魅力を感じます。しかし、美意識や芸術に対する価値観、表現の仕方は、全く違います。それが人間であることのすばらしさだと私に教えてくれます。
ルーベンスがなぜ、日本では人気がないかと言う理由がそういうことだったのか!
なるほど!とdesire_sanの記事を拝見してはじめて知った次第です。
最後まで見て、もう一度見たのがキリスト哀悼とひげのある男でした。
キリスト~の方は右上の女性の涙に赤(血?)が混じっていて、
その描き方にはっとさせられるものがあり、近くで見たり遠くから全体を見たりしていました。
ひげのある男は、ただすごく気になったという感じで。
素人なので、こちらに伺って詳しく教えていただき、見てきた作品が鮮やかによみがえったような気がします。
ありがとうございました。
結局諸事情有りリヒテンシュタイン展には行けなかったのですが
ブログを拝見して、ルーベンス、観たくなりました。
ルーベンスはダイナミックそして印象的な赤のイメージなのですが
ブログでは説明がわかりやすくまとめられていて
「へぇぇぇ~」と興味深く読ませてtいただきました。
これからもお邪魔させていただきますね。
ご指摘のように、ルーベンスの印象的な赤は強烈なイメージを見る人に与えますが、エルグレコ展もあったので、そのあとにルーベンスを見ると、意外におとなしく落ち着いた色彩感であることに気が付きました。それだけ、エルグレコの色彩感が強烈ということなのでしょう。エルグレコの芸術につていても、私なりに書いてみましたので、よろしかったらそちらの方も見てください。
さっそく拝見はしたのですが、きちんと読んでからと思っているうちに、今日の書き込みになってしまいました。
今日の記事は山で、驚きました。あれこれ読ませていただいて、感服しきり。またこれからも訪問したいと思います。
リヒテンシュタイン展も御ブログを読んでから行けばよかったと思いました
。
より深く味わわせて頂きました。
音楽のたとえが興味深いです。
そうですね、フェルメールが室内楽なら
ルーベンスは交響曲でしょうか。
肖像画が少ない、あるいは裸体画が多いという点で
ベラスケスと対照させるのも面白いかもしれません。
ベラスケスの筆致にも無駄がなく、非常に巧みですよね。
desireさんが一輪の花にたとえられたイエスの十字架降下を
いつかじかに見てみたいです。
池大雅の作品のうち、浅間山真景とならんでdesireさんに見て頂きたい作品を取り上げました。
印象派を思わせる陽光あふれる風景画です。
11月中は冒頭にありますので、いつでもご覧くださると光栄です。




