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芸術と自然の美を巡る旅  

光と色彩の前衛画家・エル・グレコの魅力

エル・グレコ
El Greco
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 17世紀にかけてのスペイン美術の黄金時代に活躍し、ベラスケス、ゴヤとともにスペイン三大画家の一人に数えられるエル・グレコの日本初めての大規模な大回顧展が東京都美術館で開催されています。プラド美術館、ボストン美術館など美術館やトレドの教会群から油彩およびテンペラ画51点が結集し、没後400 年を迎えたスペイン絵画の巨匠、エル・グレコ絵画の全貌を観ることができました。





ElGreco was born and grew up in Greece which stops ancient culture and Byzantinevestiges. He repeated pursuit of knowledge of pictures after that in Venice andRome, and learned a lot from the Italy pictures.



「クレタ・イタリアからスペインへ」 のセッションではエル・グレコの絵画の変化を追って展示されていました。



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 エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス、15411614年)は古代文化とビザンチン名残をとどめるギリシアのクレタ島に生まれ育ちました。最初はビザンチン様式のイコンを描いていました。その当時の貴重な作品も展示されていました。



 エル・グレコはその後ヴェネツィア、ローマで絵画の修業を重ねイタリア絵画から多くを学びました。初期の作品はポストビザンチン=ヴェネツィア様式で描かれています。最初の「羊飼いの礼拝」の作品は、イタリア・マニエリスムの模倣のような作品です。当初はやや生硬でぎごちないタッチがみられますがヴェネツィア派から習得した色彩は輝きを増し、線遠近法も試みられています。エル・グレコ「羊飼いの礼拝」を何度も書いていますが、しだいに鮮やかな色彩感覚、秩序だった構図、堅牢でボリューム感のある人物像の表現を身につけていきました。初期の傑作と言われる作品では、画面を横切るダイナミックな空間構成、構豊かで輝きのある色彩、精密な陰影、流麗で細かいタッチはヴェネツィア派の技法の習熟が認められます。



Theearly work is drawn in the post Byzantine = Venice style. The work of the first"a shepherd's worship" is a work like imitation of the Italymanierisme. Although a touch a little immature at the beginning and awkward isseen, as for increase and linear perspective, the color mastered from theVenice group is tried in brightness. Although El Greco "a shepherd'sworship" was written repeatedly, expression of skillful color sense, theorderly composition, and the person image that is strong and has a feeling ofvolume was put on gradually. As for the dynamic space composition which crossesa screen, the color which has a rich style and has brightness, the preciseshade, and an elegant and fine touch, mastery of the Venice group's techniqueis accepted with the work called early masterpiece.



 エル・グレコはイタリアのローマに渡り、ミケランジェロの影響を受けます。ローマでは「細密画家」の資格を得ますが、伝統を重視するイタリアではマニエルスム全盛の事態でもエル・グレコの斬新さは受け入れられませんでした。彼が望んでいたような大きな仕事に恵まれず、35歳でスペインに向かいます。マドリードで宮廷画家を目指しますがかなえられず、ローマで知り合った大聖堂参事会長を頼ってトレドに向かいます。



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 トレドの大聖堂に初期の傑作「聖衣略奪」が買い取られ、トレドのサント・ドミニコ・エル・アーティング修道院付属聖堂の祭壇画を依頼され、ヴェネツィアの華麗な色彩とミケランジェロのダイナミックな形態、奥行きではなく縦方向に積み重なる斬新で壮大な若々しいスケールを兼ね備えたエル・グレコの絵画が華々しく美術史に登場します。トレドでは新しい美術に寛大で、エル・グレコの独創性はトレドで宗教関係者や知識人から受け入れられ次第に大きな支持を得たようです。



 エル・グレコのモデルの人となりをも描き出す独自の肖像画は肖像画家としても高く評価されています。人物に生命観を吹き込む力に秀でた表現で、今にも話かけきそうな肖像画も描きました。ある時はある時は荘厳な雰囲気を、ある時は名誉と血統、信仰を重んじる精神的態度を、個性と気質を深い洞察力を感じさせる眼差しで、時には荒いタッチで画面を活気づけます。




「修道士オルテンシオ・フウリス・パラジシーの肖像」1611


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 モノクロームのような色彩ですが、デフォルムした手のしぐさや首の線のうねり、自由な荒いタッチを服のシダなどの表現で人物に動きと生命観を与えています。顔の表現も卓越した傑作です。




「白テンをまとう貴婦人」1571-2


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 エル・グレコの作品には珍しい女性の肖像、顔は珍しくタッチを消した表現ですが、鋭く見る人を見すえるような視線を感じさせます。毛皮の質感の表現は素晴らしく、画面にアクセントを与えています。




「聖ヒエロニムス1600年頃

聖人の肖像画の傑作です。荒野で隠遁生活をおくるヒエロニムスの顔、毛髪、ひげ、肉体の質感を卓越し表現力で描いています。流れるようなタッチ鮮烈な色彩はフォービズムの画家を彷彿させます。


 エル・グレコはティツィアーノやティントレットなどヴェネツィア派の巨匠から色彩と構図を学びました。またミケランジェロたちから絵画のスタイルに強い衝撃を受け、その影響は初期作品のスペースや色のコンセプトにはっきりと表れています。


Inthis fine-arts exhibition, the session of El Greco's portrait was preparedfirst.Color and the composition of El Greco's pictures are novel, and sincethere is a field which is not Japanese liking, it may be consideration of havingyou see from a sociable portrait first.



 エル・グレコはティツィアーノやティントレットなどヴェネツィア派の巨匠から色彩と構図を学びました。またミケランジェロたちから絵画のスタイルに強い衝撃を受け、その影響は初期作品のスペースや色のコンセプトにはっきりと表れています。





「受胎告知」1576

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 エル・グレコのヴェネツィア様式習得過程の作品で、構図や人物の表現はルネサンスの古典的調和をみせ、舞台空間と華やかな色彩はヴェネツィア派的手法の習熟がみられます。自ら描いたモデナの祭壇画と同じ構図だそうですが、色彩は輝きを増しているようです。




Theoriginal portrait which also pictures the nature of El Greco's model isevaluated highly also as a portrait painter .expression which excelled in thepower which blows a view of life into a person , the portrait with that rightwas also drawn. It is a look in which deep insight is impressed [ the mentalattitude in which honor, blood, and faith are respected for an atmospheresolemn at a certain time at a certain time at a certain time ] forindividuality and a disposition, and, occasionally animates a screen by rudetouch.





「神殿から商人を追い払うキリスト」1610年頃


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 流麗なタッチに豊かで輝きある赤、緑、青の色彩、画面を横切るダイナミックな空間構成はヴェネツィア派のティントレットを彷彿させるものです。アーチの左右にある楽園追放のレリーフは宗教的な雰囲気を強調しています。騒然とした群衆の遠心的姿勢はマニエリスムの影響がみられます。

「聖テレンテイウスの前に現れる聖母」1578-81年頃
眼に見えない聖母子を絵画の中にうまく表現しています。聖テレンテイウスの服の質感の表現のすばらしさに眼を  奪われます。





「悔悛するマグダナのマリア」1576年頃



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手元に骸骨をおき死を覚悟しながら視線は天を見上げて、神の救済を祈っています。


ElGreco learned color and composition from the maestro of Venice groups, such asTitian and Tintoretto. Moreover, it was really against the style of picturesshocked from Michelangelo and others, and the influence appears in the space ofan initial work, or the concept of a color clearly.


 エル・グレコの芸術は、色彩と光が求められます。 燃え上がるようなあの上昇感はフォルムだけでは生まれず、色彩に重点を置くトータル・ペインティングの符系に属します。 エル・グレコの画面の上昇感は、20世紀のトータル・ペインティングの画家・シャガールに通ずるものがあります。






「フェリペ2世の栄光」又は「神聖同盟の寓意」1579


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 フェリペ2世のトルコでの海戦の大勝利を神のご加護と栄光とたたえる作品とも、フェリペ2世の最後の審判を待ち受ける姿を描いた作品ともいわれています。天上、地上、地下の者がこぞってイエスキリストの名(HIS)を表しています。地獄界の様子はボッシュの作品から構想を得ていると考えられています。天上は中心の十字架を向いています。ダリの大作を彷彿させる画面構成が素晴らしい作品だと思います。




Colorand light are asked for El Greco's art. That rise hall that blazes up is notborn only by a form, but belongs to the system of total painting which putsemphasis on color.






「聖アンナと幼児ヨハネのいる聖家族」


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 従来の聖家族の温かい家族愛に代わってキリストの未来の死と画族の不安と畏れを強調しているのが特色です。聖母子像では聖母マリアは非常に清純な美しい若い女性に描かれていて、ヒロイン・マリアの美しさが際立っています。マリアとイエスに光が当たり、ヨハネと聖アンナは影となって表情も暗く、イエスの頭と足に手を添えています。暗く服の衣文の強烈な明暗の対比とあわせて、幼子イエスの死の予感に対する不安と憂いを予感させます。


 エル・グレコはマニエルスムの芸術感を最も効果的に活用した画家といえます。聖母子像では聖母マリアのややゆがんだ東部の表現、服の衣文の強烈な明暗の対比により幼子イエスの死の予感に対する不安と憂いをドラマティクな演出をします。エル・グレコはマニエルスム様式を画面に積極的に取り入れ、インパクトの強い絵画を残しました。






「受胎告知」1600



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 1576年の「受胎告知」からわずか4年後の作品ですが、夢幻的で極めて独創的なエル・グレコの晩年様式が確立されています。人体の古典的肉体のプロポーションと実態感は失われ、色彩と強い光も自然界のものではありません。天上では天使たちが楽器を演奏し、音楽に興じています。渦巻く光の中から聖霊の象徴・鳩が閃光とともに降下します。降りてきた聖霊の鳩により浴びせられた激しい光を受けて、聖母マリアが、聖霊の神によって処女性を失うことなくキリストを受胎した瞬間を視覚化しています。




「聖衣略奪」1605

初期の代表的の傑作であるトレド大聖堂の大作の自身によるレプリカが展示されていました、崇高な美しさのキリストの顔と宝石のように輝く真紅のキリストの衣装と群衆や兵士の写実的ともいえる描写が見事な対比を見せています。聖書の記述にない3人のマリアが画面左下に描かれています。この時期のもうひとつの傑作「聖三位一体」ではミケランジェロの彫刻的なキリストの造形と鮮やかな独特の色彩配色は観る人に強く訴えかけてきます。






「聖マルティヌスと乞食」1599


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 ローマの兵士エル・グレコが寒さに震える乞食と出会いマントを半分与えたという話を描いた作品。トレドの風景を下方に描き、白馬を縦長の画面いっぱいにおさめています。晩年様式の出発点となる作品です。背景の青と白馬の白の色彩感がすばらしい作品です。


Ideologicaland artificial manierisme declines, Riviera of naturalism, Velazquez, etc. gainpower in Spain, and popular and intelligible baroque fine arts become theleading role even in El Greco's postmortem and Italy. The art of El Greco whodoes not fit into the frame of baroque fine arts is forgotten from the frontstage of an art history. However, even if a time changes, the fine arts of ElGreco with the advance guard nature which passes also to the impressionistschool or abstract art do not lose novelty, but continue being secretly useful.





「キリストの復活」 1610


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 浮上するキリストを中心とした竜巻のような螺旋状の渦巻のような構図が特色です。浮上するキリストは天に向かい、倒れ兵士は地への方向に向かい、この緊張関係を絶妙の画面構成力でまとめています。


 「十字架を担うキリスト」では、父なる神に自らの運命を受け入れる意思をキリストの美しい風貌と涙で潤んだ眼、首筋に流れる血、補作か細い美しい手で表現しました。




 地上世界と天上世界を緊密完璧に一つの画面の中に構成した作品はエル・グレコならではのものです。「聖霊降誕」では、聖母マリアを中心とした楕円形の構図でひひめきあう聖徒たちの腕をジグザグの右回りに回転するリズムカルな運動を作り出しています。地上世界と天上世界を神秘的な光で合体しています。「キリストの磔刑」では、キリストの崇高、劇的な光、豊かな色彩効果は作品に崇高美を与えている。キリストの両側に一対の天使、下にマグダラのマリアと天使が驚くべき短縮法で描かれている。






「オリーブの山のキリスト」1605


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 迫りくる受難を前に神の子キリストが人間的な畏れを覚え葛藤を見せる場面をドラマティクに描いています。黒の背景にイエスと弟子たちの赤、青の対比、キリストより手前の弟子たちを大きく描く大胆な構図の中で見る人は小さく描かれたキリストに自然に目かぬいてしまう画面構成などエル・グレコにしか描けない見事なものです。この大胆な構図によりキリストの不安を印象付けることに成功しています。






「十字架のキリスト」1600-10


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 ミケランジェロの影響が色濃い作品。逆S字型の優美な肉体表現と肉体的苦痛を超越した法悦の表情がみる人に強烈な印象を与えます。背景の風景と空の表現は、フォービズムのブラマンクに通ずる迫力があります。

 揺らめく炎のように引き伸ばされた人物像が印象的な宗教画は、色彩は劇的で強烈、肉体は著しく引き伸ばされ螺旋状の身体は波打ち光と波の嵐のような超自然的な様相を色濃くしていきます。背景と形態は解体し、霞か幻か象徴のようなものに変化したがっているようです。 熱狂的で凝りに凝った、ある意味では気取ったような思考によって描かれているようにも思えます。






「聖母戴冠」1603-5


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 聖母マリアは地上で生涯を終えた後、天井の永遠な生を得たあかしに天上の王として冠を祖図かる場面です。遠景の画面の大作は何が描いてあるかなどは知らなくても、ダイナミックな構図と色彩に圧倒されます。見る者を頭から覆いかぶせるような迫力、バラやユリの花から発する光により聖母マリアが浮遊し、聖母を昇天させます。





「無原罪のお宿り」1607-17



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 引き伸ばされた聖母マリアの人体が螺旋を絵描くように上昇します。地上にはトレドの風景を描き。天上と地上の対比も見事です。上昇するエネルギー、超自然的色彩の乱舞、流れるようなタッチはフォービズムのブラマンクの絵画を彷彿します。エル・グレコの芸術の一つの頂点にふさわしい大作です。

 炎のような光と非地上的な煌めく色彩で、光は揺らめく炎となって魂の最も美しい表現となり、引き伸ばされた人物の身体が細長く揺らめくフォルムで非物質化した空間の中をオーケストラのように溶け合い上昇します。これこそエル・グレコが人生をかけて造った芸術世界です。


 炎のような光と非地上的な煌めく色彩で、光は揺らめく炎となって魂の最も美しい表現となり、引き伸ばされた人



物の身体が細長く揺らめくフォルムで非物質化した空間の中をオーケストラのように溶け合い上昇します。これこそエル・グレコが人生をかけて造った芸術世界です。



Itis about 350 years after El Greco's death that El Greco's art was reappraised againin the front stage of the art history. Paul Cezanne, Juan Gogh and others buildthe flow of private seal El Greco reappraisal again, and especially the valuefrom the end of the 19th century at the beginning of the 20th century inavant-garde art movement, It comes to gain popularity support soenthusiastically that it is called the "El Greco myth" to theavant-garde art houses in Spain and France. The painter and Pablo Picasso andothers painter of Fauvism Evaluations are highly received from the maestros ofa century and it is called post Michelangelo's greatest maestro.


 エル・グレコの死後、イタリアでも観念的で人工的なマニエリスムが衰え、スペインでは自然主義のリベーラ、ベラスケスなどが台頭し、大衆的で分かり易いバロック美術が主役になります。バロック美術の枠にはまらないエル・グレコの芸術は美術史の表舞台から忘れられていきます。しかし、時代は変わっても印象派や抽象絵画にも通ずる前衛性をもったエル・グレコの美術は斬新さを失わず密かに生き続けます。


 エル・グレコの芸術が再び美術史の表舞台で再評価されたのはエル・グレコの死から約350年後です。 ポール・セザンヌとファン・ゴッホらが、その価値を再び認めエル・グレコ再評価の流れをつくり、特に19世紀末から20世紀初頭アヴァン・ギャルド芸術運動の中で、エスペインとフランスの前衛芸術家たちに「エル・グレコ神話」と呼ばれるほど熱狂的に支持を受けるようになります。フォービズムの画家やパブロ・ピカソら20 世紀の巨匠たちから高く評価を受け、イタリアのカラヴァジョとともにポスト・ミケランジェロの最大の巨匠と言われています。


参考文献 :  エンツォ・オルランディ 編 松井美智子 訳 「エル・グレコ 」 評論社
          大高保二郎, 雪山行二 責任編集「NHKプラド美術館 1 」 日本放送出版協会
















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by desire_san | 2013-03-31 23:37 | スペイン美術の旅 | Trackback(4) | Comments(39)
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Commented by relax_naggy at 2013-03-05 14:05
早速お邪魔致しました。
すごくアカデミックなblogで、びっくり。
様々な文化芸術に造詣が深くていらっしゃるのですね〜・・・
勉強になりました。
Commented by koro49 at 2013-03-05 15:34
もう一度『エル・グレコ展』を観た気分です^^。ありがとうございます。
ただ美しい、綺麗だけではない『エル・グレコ』の絵に、人間くささを感じるのですが。
『無限罪のお宿り』には、確かに上昇するエネルギーと救いを感じました。
Commented by ミッチ at 2013-03-05 20:16 x
desireさん、初めまして!素晴らしく精緻な解説と画像つきのブログに
圧倒されました。本文を全部読むことはできなかったですが、砥美術館を
訪問した時のことが彷彿としてまいりました。音楽にもずいぶん造詣が深い
ようですね。尊敬いたします。
Commented by kyonshogo at 2013-03-05 20:52
こんばんは!
エルグレコ展、よかったですよね~
詳しくまとめていらっしゃってわかりやすく拝見しました。
Commented by blues_rock at 2013-03-05 21:11 x
エル・グレコ:2枚の「受胎告知」にコメントをいただき、ありがとうございました。
いま東京では、エル・グレコ展を開催中のようですね。
うらやましい限りです。
desire_san様のエル・グレコ記事、拝読いたしました。
フェルメールについてもなかなか博識で、感服しました。
ヴェネチア、フィレンツェ‥の写真も懐かしく拝見させていただきました。
他の記事もゆっくり拝見させていただきます。
Commented by valeur at 2013-03-05 21:42
絵から感じた私のエルグレコ感、まず入って最初に陳列してあった自画像。よく描き込んである絵だなと思いました。エルグレコの技量というものをすごく感じました。スゲェー.....なと思いました。自画像は作家の看板画みたいなもんですから完璧に仕上げたのでしょう。
テンペラ作品は古典に沿った作法で描いてありますが色はエルグレコの色合いが出てましたね。でもテンペラ画だけでは生涯に残せた作品はかなり少ないものになっていたと思います。個人的にはテンペラ画で描いた祭壇画の大作を観てみたいと思うのですが。油彩とはまた違った、繊細に塗り重ねる透明感、顔料の発色に魅力を感じます。
今は亡き絵描きさんに教えてもらった事があります。「絵を観るという事は、画面に何が描いてあるかを観る事と、絵の裏側を感じられる絵であるかどうかが大事なんだ」という事でした。つまり画家の思想哲学みたいなものでしょうね。この展覧会で絵を観てエルグレコも垣間見えたような気がした一時でした。
Commented by duomo-firenze at 2013-03-05 22:23
こんにちは!私のブログにコメントを残していただいてありがとうございます!
さっそく遊びに来ました~。

desire_sanさんは宗教画がお好き(?)なようですが、私は肖像画の印象が強かったです。おそらく「無原罪のお宿り」以外に予備知識が全くなかったので、余計にそう感じたのかもしれません。
あの、目が、印象的でした。あと、全体的に(男性も女性も)指がきれいで長かったのも印象的でした・・・。

日本でこれだけのものを見ることが出来るのは素晴らしいことですが、いつかスペインで見たいなとも思います。


Commented by yuyu-prin at 2013-03-05 22:27
こんぼんは

エルグレコの作品を丁寧にまとめられて素晴らしいですね。
絵画には詳しくありませんが
スペインへ旅行した時トレドでエルグレコはたっぷりと見てきました。
エルグレコも良かったですが
バルセロナにある小さなピカソ美術館は良かった。
今でももう一度いってみたくなります。
Commented by Masayuki_Mori at 2013-03-06 18:30 x
エル・グレコは、ルネサンスにも、バロックにも分類されない、あえて言えばマニエリズムの巨匠だという認識を持っています。マニエリズムはミケランジェロという偉大な芸術家の出現の後に、方向性を失った芸術の混迷の時代であったと思いますが、その時代の中で、ゆがんで引き伸ばされた人物描写などマニエリズムの技法を生かしながら、欣然と輝く孤高の金字塔がエル・グレコだと思います。
Commented by kangaroo-pyon2 at 2013-03-06 21:39
こんばんは~☆
とても力の入った解説編集で、感心しつつ読ませていただきました。
と同時に、美術館で絵を目の前にした時の空気感を思い出しました。
desire_sanさんのエル・グレコ展に対する感動が伝わります。
美術に関する詳しい知識をもってないので、とても勉強になりました。
エル・グレコの確かな技術力と表現力、本当に素晴らしいです。
Commented by desire_san at 2013-03-07 16:14
relax_naggy さん、koro49 さん、ミッチ さん、kyonshogoさん
コメントありがとうございます。 
エル・グレコの傑作をこれだけ見られたのは感激しました。
私の鑑賞記が何かお役にたてたならうれしいです。
Commented by desire_san at 2013-03-07 16:16
blues_rock さん、
私のいろいろなサイトを見ていただいてありがとうございます。
Commented by desire_san at 2013-03-07 16:26
valeur さん、コメントありがとうございます。
私も、テンペラ画で描いた祭壇画の大作を観てみたいですね。
今回のエル・グレコ展でエルグレコ美術のほぼ全貌を見ることが出来ましたが、やはり一度トレドに行って祭壇画をみなければいけませんね。
Commented by desire_san at 2013-03-07 16:30
duomo-firenze さん、yuyu-prin さん、コメントありがとうございます。
エル・グレコの肖像画も素晴らしかったですね。
私もいつかスペインに行きたいです。 バルセロナのピカソ美術館も行きたいですね。
Commented by desire_san at 2013-03-07 16:35
kangaroo-pyon2 さん、コメントありがとうございます。
エル・グレコの絵画には、確かに目の前にした時の空気感というものがすごくありますね。
エル・グレコの肖像画の魅力は絵画から伝わってくる空気感神知れません。
Commented by desire_san at 2013-03-07 16:37
Moriさん、エル・グレコはマニエリズム絵画の欣然と輝く孤高の金字塔という見方は、大変共感しました。
Commented by 坊ちゃん at 2013-03-07 17:47 x
このブログを拝見してから行けばもう少し楽しめたかも知れませんね、私はクリスチャンでないのでエル・グレコの構図は分かりづらかったですが、映画でベンハーとかローブ、十戒など見ていましたので少しは分かった部分もありました。日本でこれだけの絵画が見られたことに家内も喜んでいました。
Commented by organbaba3 at 2013-03-07 20:15
こんばんは。
素晴らしいです!!こんなに丁寧に詳しく
まとめられていて。。感動です。

エル・グレコ展を、見たときの感動がよみがえりました。
有難うございました。

Commented by mickwood at 2013-03-07 23:03
こんばんは。 今回のエル.グレコ展の記事も、それぞれの絵画の魅力はもちろん、背景、影響を受けた画家や、ムーブメントについても考えあわせ立体的に分析、解説されている内容に感服致します。 今回も、今後、機会があれば是非、観にいきたいと思います。
Commented by KGJdiary at 2013-03-07 23:35 x
一つ一つが丁寧に語られていて良いですね! 作品を鑑賞する観点も面白いです。
私の中では、エル・グレコの描いたマリアが美しく見えますね。キリストに対する愛情が、しっかり表現できていると思います。
Commented by Conrad at 2013-03-07 23:44 x
こんばんは。
先ほどはコメントいただきありがとうございます。
素晴らしいサイトですね。
美術に造詣が深くて感服しました。
勉強になります。
エル・グレコにラファエロにルーベンスに今年の春はアートファンには嬉しい日が続きますね。
また寄らせていただきます!
Commented by mitsuo_ishimoto at 2013-03-08 00:55
エルグレコの絵にはよく小さい天使がいっぱいでてきますよね。あれはどうも僕には髑髏が並んでいるように見えてしまいます。その辺が好きなところなのですが、日本のおばさまには受けないでしょうね。
Commented by brevgarydavis at 2013-03-08 12:27
ブログにコメントありがとうございます。。美しいブログ、時々読ませていただいております。もう行かれたかも知れませんがラファエロも良かったですよ。小さい作品が多かったのでお花見で混んでからでは辛そうですね。ルーベンスも始まるし春から忙しいわ~!!
Commented by MIEKOMISSLIM at 2013-03-08 22:17
こんにちは。私はエル・グレコについて浮かぶのは、スペイン風の濃い画風、という程度でしたけれど、記事を拝見して、宗教画が多そうで、昨年年頭に見たゴヤ展を思い出すと、ゴヤより宗教色強いんでしょうか。

ミケランジェロの影響、というダイナミックさや、女性の表情の意外な柔らかさ、オーソドックスな風格の肖像画なども描いてたのですね。
Commented by anepanda at 2013-03-10 20:40
コメントいただきありがとうございます。
充実したブログで(しかもバイリン)とっても勉強になりました!
イタリア絵画もそうですが宗教画の展覧会だと日本ではわりとすいてるというのはありますよね。。。
Commented by desire_san at 2013-03-11 17:35
organbaba3さん、mickwoodさん、KGJdiaryさん、mitsuo_ishimoto さん、ありがとうございます。
エル・グレコの絵画はトータル・ペインティングの絵画であることがポイントだと思います。
Commented by desire_san at 2013-03-11 17:38
Conrad さん、brevgarydavis さん
今年は、エル・グレコ、ラファエロ、ルーベンスと、日本にめったに来ない画家の作品がへ来るので、見逃せないですね。
Commented by desire_san at 2013-03-11 17:42
坊ちゃんさん、MIEKOMISSLIMさん、anepandaさん、ありがとうございます。
エル・グレコの絵画は、宗教画そのものに抵抗がある人には楽しめないかもしれませんね。それが理由で化、比較的すいていたのは、ゆっくり見れてよかったです。
Commented by haru2010yakei at 2013-03-12 19:16
宗教画がちょっと苦手なものでエル・グレコは
あまり興味がなかったのですが、やはり名画といわれる
作品を前にすると、本当に圧倒されますね。
エル・グレコ展に行く前にこちらにお邪魔して
もう少し勉強していたら、もっと楽しめたと思いました。
Commented by desire_san at 2013-03-12 22:12
haru2010yakeiさん、   コメントありがとうございます。
私はあまり宗教画ということを意識せず、抽象絵画のように画面全体の美しさを素直に味わうことで楽しんでいます。ゴシック絵画やビザンチン時代のモザイク画もそのような感覚で見ると、美しいと感じることができます。
Commented by 6-gousitsu at 2013-03-23 20:12
こんばんわ
エル・グレコの肖像画のリアルさに驚きました。
自分の中では黄色の印象が強かったので発見です!
勉強になります、ありがとうございました
Commented by desire_san at 2013-03-27 16:45
6-gousitsuさん
エル・グレコは絵画の歴史の中でも非常ら絵のうまい部類に属する画家だと実感しました。
グレコの絵の絵のうまさは、肖像画をみると顕著に感じますね。
Commented by 竹浪 at 2013-03-30 09:27 x
すばらしい展覧会でしたね。昨年トレドで見た作品との再会、初めて生で見る初期作品など堪能しました。上記の中で、シャガールとの共通項に触れた記述が特に興味深く感じられました。
Commented by Ich at 2013-03-30 17:33 x
マイ・ブログへのコメント、嬉しく拝見しました。有り難うございます。
グレコ展、人間と神の世界と申しましょうか、desireさまの奥深い鑑賞に頭がさがります。
自分もこちらに掲げられている作品は取り分け印象深いものでした。
やはり「十字架のキリスト」がこころに迫ってきました。
人間の宗教性を重く受け止めての帰路でした。
Commented by desire_san at 2013-03-30 18:20
竹浪さん、コメントありがとうございます。
シャガールのような人物が浮遊する表現とエル・グレコの聖母や天使が重力から解放されて浮遊する表現は、古典主義の流れの画家のようにデッサンをしてから色を付ける方法では表現できないと面ます。エル・グレコとシャガールはモチーフは異なりますが、トータルペインティングの画家として通ずるものがあると思いました。
Commented by desire_san at 2013-03-30 18:21
Ichさん、コメントありがとうございます。
エル・グレコ以上霊感を感ずるに「十字架のキリスト」は自明見ました。
Commented by kumanashi at 2013-03-31 19:25
はじめまして。
ブログに訪問頂きありがとうございました。

このエントリを読ませて頂いて、エル・グレコ展を再訪したくなりました。
とても勉強になりました。
他のエントリも、ゆっくり読ませて頂きますね。
Commented by desire_san at 2013-03-31 20:53
kumanashi さん、ご訪問ありがとうございます。
いろいろにテーマで記事や写真を載せていますので、よろしくお願いします。
Commented by ku-ku-h at 2013-04-03 13:49
先日は私の稚拙なブログを訪ねていただきありがとうございました。
時間が経ってしまいましたが、いまこちらを初めて拝見いたしました。
とても丁寧でわかりやすい解説、かつ美しい記事に感激です。
また時折のぞかせていただきますね。
このたびはありがとうございました。