天使のような画僧が描いた美しい聖母と天国
フラ・アンジェリコ 『聖母戴冠』
Hula Angelico "Virgin Crown"

フラ・アンジェリコは、15世紀前半のフィレンツェを代表する画家であり、本名はグイ-ド・ディ・ピエトロ (Guido di Pietro) (1400-1455)で、フラ・アンジェリコは「修道士アンジェリコ」を意味する通称です。
「聖母戴冠」は、聖書外典に基づくもので、聖母が死後、天上界で戴冠される光景を表しており、栄光に満ちた息子であるキリストから冠を授かる場面です。聖母マリアは腕を胸の前で折り畳み、冠を受けるために前方にかがんでいる。彼女は、この主題における通常の構成に忠実にキリストの傍らに座っている。この祭壇画は、15世紀前半のフィレンツェを代表する画家であるフラ・アンジェリコが1435年にフィエゾーレのサン・ドメニコ修道院の付属聖堂が正式に竣工の少し前に三番目に制作した制作した聖母戴冠の祭壇画です。このウフィツィ美術館所蔵の「聖母戴冠」とルーヴル美術館美術館が所属する「聖母戴冠」の違いは、より現実的な明るい青空に置き換えられており、当時最高の画家と言われたマサッチョの影響を受け、構成は進化しています。

この祭壇画は、幾何学的遠近法の手法が取られていれられ、様々な色に彩られた床は、見る人を引き付け、自分が絵の中にいるような錯覚を起こさせます。天上的な光あふれた喜びの高揚と至福が、無邪気に感動的に称揚されています。
ウフィツィの祭壇画とルーヴルの祭壇画が一堂に!
desire museumならではの贅沢さですね。
ルーヴルに入る前に帰国することになったので
2枚目はじかに見たことがないんです。
ここで拝見できてとても嬉しいです。
朝陽を思わせる金色の背景も、青空のようなブルーの背景も、フラ・アンジェリコの清澄無垢な色づかいを引き立てていますね。
中世の香りを残す1枚目の構図も、ルネサンスらしいリアリティを感じさせる2枚目の構図も、ともに魅力的です。
おかげさまで日曜の朝が彩り豊かになりました。
ありがとうございます。
ルーヴル美術館でも、ウフィツィ美術館でも、1回目に行った時にはフラ・アンジェリコのこの絵画を見落としてしまいました。 もっと有名な絵画がたくさんありますから、それらを見るのが精いっぱいでしたね。
ご指摘のように、アンジェリコのこの絵には中世の香りとルネサンスの魅力が共存していますね。
よく見ると華麗な絵ですが、美術館では以外に目立たないのは、フラ・アンジェリコの清澄無垢な性格を反映しているのでしょうか。
きっと修道院の閉じられた小さな空間で向き合うための絵なのでしょうね。
これらの2枚は、僧房の瞑想用の一連のフレスコ画よりは華やかで喜びにあふれていますが、
やはり静かな絵ですね。
遠近法などの新しい技法を取り入れるなど
フラ・アンジェリコはじつは先取の気質と好奇心を豊かに備えた画家だったのかもしれません。
もちろん、画僧としての無垢な心に常に裏打ちされていますが…
どうぞよい一週間をお過ごしください。

