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芸術と自然の美を巡る旅  

信仰の自由と愛を教えたメヴラーナ教の宗教都市

コンヤ
Konya in Turkey
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 コンヤは、トルコの内陸アナトリア地方にある人口約60万人のトルコの主要都市のひとつで、11~13世紀セルジュク朝トルコの時代に都がおかれ栄えた町で、メヴラーナ教の総本山でもありました。




Konya is a city in the Central Anatolia Region of Turkey and is the seventh most populous city in Turkey. Konya was the capital of the Anatolian Seljuk Sultanate and the Karamanids. The Neolithic settlement of Konya Province was inscribed as a UNESCO World Heritage Site.

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 コンヤの歴史はフリギア、リディアの時代にはじまり、アケメネス朝ペルシア、アレクサンドロス大王、セレウコス朝シリアの支配、更にはペルガモン王国の傘下からローマ帝国の支配下になりました。初期キリスト教の時代は、キリスト教に改宗した人々がユダヤ教の激しい迫害があいました。

 東ローマ帝国の支配下でキリスト教都市として栄えますが、トルコ人ムイスラム教徒の侵攻にされ、11世紀末にセルジュク朝の王族に征服され、十字軍との戦いのとき、コンヤがセルジュク朝の首都となりました。

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 13世紀、セルジュク朝が最盛期を迎え、アルメニアから地中海、黒海、クリミア半島にまで勢力を延ばすと、コンヤはセルジュク朝の都として繁栄しました。その後モンゴル帝国の侵攻を受けてセルジュク朝が14世紀の初頭に断絶すると、コンヤの南のカラマンで生まれたカラマン君侯国の首都となります。14世紀末にはオスマン帝国とカラマン君侯国との戦いでコンヤは争奪戦の舞台となりますが、15世紀中頃カラマン君侯国がメフメト2世に征服され、オスマントルコのカラマン州の州都となりました。

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 このような歴の中で13世紀中央アジア・現在のアフガニスタン北部バルフに生まれたイスラム神秘主義者、ジャラール・ウッディーン・ルーミー(メヴラーナ)が招請によってコンヤに定住、活動し、トルコを代表する神秘主義教団であるメヴラーナ教団を開きました。

 メヴラーナは師という意味で、教団開祖のジラルディ・ルーシーを意味します。メヴラーナ教は、教えを芸術や詩やダンスで表現しました。個々の信仰の自由を大切にし、すべての人は愛を大切にし、神のもとに生きながら愛を学ぶことを教えとしました。

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Konya is famous as a place of origin of Mevleviye turning dance. The Mevleviye is a Sufi order founded in Konya by the followers of Jalal ad-Din Muhammad Balkhi-Rumi, They are known as the Whirling Dervishes due to their famous practice of whirling as a form of remembrance of God.

 コンヤのルーミーの墓廟はオスマン帝国時代にメヴラーナ教の道場でしたが、20世紀初め神秘主義教団は解散され、メヴラーナ教の総本山であったところは、今はメヴラーナ博物館になっています。この建物は青いタイル張りのとんがり屋根の塔が特徴的です。また、メヴラーナ教の旋回舞踏は、ベリーダンスとともにイスタンブールなどの観光地のナイトショーなどで伝えられています。

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 セルジュク朝トルコの時代建てられたカラタイ神学校は、モザイクタイルの博物館になっています。コンヤにはカイクバード1世の建立したアラエッディン・モスクやセリム2世のセリミエ・モスクなど多くのモスクがあります。現在コンヤの人々の信仰の柱となっているセリミエ・ジャミイは、オスマン建築でも最高傑作の一つに数えられる偉容のあるモスクです。これらの建物は、アナトリア最大の宗教都市として繁栄したコンヤの歴史を物語っています。



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by desire_san | 2013-05-31 00:11 | トルコ | Comments(6)
Commented by Masayuki_Mori at 2013-08-06 08:49
メヴラーナ教の話は、イスタンブールに行ったとき、観光ショーでベリーベリーダンスとともに回転舞踏旋のショーがあり、この宗教の説明がありました。回転舞踏の旋舞教団として、そのトルコ語名でメヴレヴィー教団して紹介されていました。 ホテルの人に聴いたら、これは昔あったイスラム教のイスラム神秘主義(スーフィズム)の教団の一つで、回転は宇宙の動きを示し回転舞踏神との一体を意味すると説明がありました。しかし、今回dezireさんのご説明を読み、個々の信仰の自由を大切にし、すべての人は愛を大切にし、神のもとに生きながら愛を学ぶことを教えであったというお話を知り、感慨深く読ませて抱きました。過去り滅びてししまった優れた教えも、観光ショーに組み込まれ、大切なことは忘れ去られて、一面だけが伝えられていくことはねよくあることですが、大切なものを失うことは悲しいことだと思いました。
Commented by 智子 at 2013-08-06 09:37
こんにちは。
トルコはツアーで行きました。コンヤも行きましたが、恥ずかしながら連れていかれただけでほとんど何も覚えておりませんだした。dezireさんのブログを読んで、複雑な歴史を乗り越えてきた街で、は愛を大切にし、神のもとに生きながら愛を学ぶというすばらしい宗教が育った町であることをしりました。しやしんも鮮明で。リンクの写真集も充実していて、おぼろげながら旅思いだました。dezireさん見習って、もっしっかり見てこないダメですね。反省です。 (*´Д`)=3ハァ・・・
Commented by Ich at 2013-08-06 12:20
コンヤという表題に今夜???読み進むうちにトルコの歴史と共に深い宗教との関わり合いに流石のdesireさまです。良い学びでした。有り難うございます(^-^)
Commented by desire_san at 2013-08-06 14:46
Moriさん、メヴラーナ教の旋回舞踏とトルコのベリーダンスは全くやライが異なります。メヴラーナ教の旋回舞踏は、踊る行為により神の教えに近づこうとする神聖な宗教行為です。トルコのベリーダンスは、ハレムのようなところで踊られたのが起源と言われ、壁画に半裸のダンサーが描かれた例もあり、ヨーロッパでは、東方世界の官能と倦怠のシンボルとして絵画に描かれていました。 動作に似たところがあるからと言ってね観光のディナーショーでベリーダンスとメヴラーナ教の旋回舞踏を一緒に演ずるのは、純粋な人間愛の信仰を説いたメヴラーナ教に対する冒涜のように思えて仕方ないのですが、今はメヴラーナ教は滅びてしまったので、このようなショーに使われてしまうのでしょうね。
Commented by desire_san at 2013-08-06 14:48
智子さん、私もメヴラーナ教の歴史の話を知らなければ、あまり印象の少ないところで終わってしまったかもしれません。その地域にはそれぞれの歴史があり、知れば知るほど奥深さを感じますね。
Commented by desire_san at 2013-08-06 14:55
Ich さん、私もブログを書いていて、コンヤといれたら「今夜」と変換されていて、はじめ気が付きませんでした。(笑)  トルコという国は、ヨーロッパとアジアの坂に位置するため、西と東の歴史が入り組んでおり、世界史を学ぶのには良い機会となります。 といってもかなり複雑で、私も音を上げるています。早くトルコのブログは終わらせたいのが本音です。(; ̄д ̄)ハァ↓↓