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芸術と自然の美を巡る旅  

西洋白磁の頂点に君臨するマイセン陶磁器の街

マイセン
Meissen
西洋白磁の頂点に君臨するマイセン陶磁器の街_a0113718_1843065.jpg


 マイセン陶磁器で有名なマイセンは、ドレスデンから北西、チェコ国境のから続くルベ渓谷の端にあり、ドイツザクセン州ドレスデン地方マイセン郡の郡庁が置かれています。マイセン陶磁器は、マイセン地方で生産される磁器で、西洋白磁の頂点に君臨する名窯です。



西洋白磁の頂点に君臨するマイセン陶磁器の街_a0113718_188104.jpgMeissen is the home of Meissen porcelain. Meissen is a town northwest of Dresden on both banks of the Elbe river in the Free State of Saxony, in eastern Germany and The Grosse Kreisstadt is the capital of the Meissen district. Meissen have the Albrechtsburg castle, the Gothic Meissen Cathedral and the Meissen Frauenkirche.

 マイセンは、10世紀前半にインリヒ1世に城が造られ、5世紀初めに年頃までマイセン辺境伯の領地でした。 マイセン聖堂とアルブレヒツ城などの旧市街があります。ドレスデンとマイセンは、エルベ川の南北に街道があり東西交流の動脈となっていました。この道の北はドレスデン新市街方面に、南はドレスデン旧市街方面に繋がっています。旧市街の街の中心マルクトには、切東屋根の市庁舎、マイセン陶器のクッケンシユピールのあるフラウセン教会があります。ブック通りの石畳みを歩くと、ゴシック様式の大聖堂がそびえています。アブルヘヒト城は15世紀に建てられたゴシック様式の城です。マイセン陶器工場のそばにあるニコライ教会は、初期ロマネスク様式の教会です。

西洋白磁の頂点に君臨するマイセン陶磁器の街_a0113718_1895354.jpgMeissen porcelain or Meissen china is the first European hard-paste porcelain. Johann Friedrich Böttger establish one of the most famous porcelain manufacturers, still as Staatliche Porzellan-Manufaktur Meissen GmbH. Its signature logo, the crossed swords, was introduced to protect its production; the mark of the crossed swords is one of the oldest trademarks in existence. It dominated the style of European porcelain.



西洋白磁の頂点に君臨するマイセン陶磁器の街_a0113718_18102082.jpg ヨーロッパでは,18世紀初めまで軟磁なく,中国から輸出された五彩磁器や日本の伊万里焼や有田焼の模倣品でした。17世紀東洋の磁器の収集家ザクセン公国のアウグスト王が錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを幽閉し、白磁を作るように命じました。ベトガーは物理学者・数学者・哲学者エーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウスらの協力を得て、ザクセン・フォークラント地方のアウエ鉱山のカオリンを原料としてヨーロッパで最初の硬質磁器焼成を成功させました。翌年マイセンのアルブレヒト城内に王立マイセン磁器製作所が設立され、現在の「国立マイセン磁器製作所」に引き継がれています。カオリンを用いて白磁器も作られました。磁器工場はエルベ川沿いのマイセン地方・アルブレヒト城の内部に移りました。マイセンはエルベ川で舟を使い材料・製品の輸送でき、露天掘りでカオリンを採掘する鉱山もあり、この立地条件により繁栄しました。

西洋白磁の頂点に君臨するマイセン陶磁器の街_a0113718_18121497.jpg 初期のマイセンは中国の五彩磁器や日本の伊万里焼の影響が見られましたが、18世紀初めウィーンから招かれた絵付師・ヨハン・グレゴリウス・ヘロルトらの努力がヨーロッパ的ロココ調のデザインが多くなってきました。マイセンの陶磁器には厳しい品質の真正のオリジナルマイセンを証明するため、磁青い双剣マークの窯印の銘が入れられています。

 イセン陶磁器の代表作は、マイセン窯草創期、東洋磁器のコバルトブルーのザクロから作られた「ブルーオニオン」、マイセン窯の絵付け初期の東洋趣味の図案による染付食器、柿右衛門窯の図案の「柿右衛門」、景徳鎮窯から輸出された龍の図案の「ドラゴン」、ドイツの草花が題材の染付食器「ドイツの華」、初期のマイセン窯のヨハン・ケンドラーとペーター・ライニッケの一連の人形シリーズ、猿がオーケストラの楽団員に扮する寓意に満ちた造形なの「猿の楽団」などです。

西洋白磁の頂点に君臨するマイセン陶磁器の街_a0113718_18131930.jpg

















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by desire_san | 2014-04-03 20:20 | ドイツ(南) | Comments(8)
Commented by ゆりこ at 2014-04-05 10:54
「大阪市立東洋陶磁美術館」で、「マイセン磁器の300年」展というのが一昨年あり、マイセンの陶磁器の魅力を知りました。「国立マイセン磁器美術館」が所蔵する1700年代の西洋磁器の創成期から、時代の変遷とともに洗練されて、生活の中でも愛用されてきたマイセン磁器を鑑賞することができ、華麗なるマイセン磁器の美の世界を堪能することができました。それ以来マイセンに興味を持っていましたが、ブログでご紹介ありがとうございます。
Commented by 智子 at 2014-04-05 13:01
ドイツ旅行でマイセンの磁器工房に行きました。磁器工房はマイセン駅より一駅西側のマイセン・トリビシュタール駅近くの町外れにあり、マイセン磁器で作られたパイプオルガンなど食器というよりは、彫刻。芸術作品という感じでした。アウトレットショップもありしたが、みんな簡単に手の出る値段ではなく、何も買わずに帰ってきてしまいました。今から思うと記念に一つくらい買ってくればよかったです。
Commented by Aira at 2014-04-05 19:07
ツアーでドイツ旅行に行った後、自由時間に、旧市街に行きました。エルベ川畔から写真を載せておられるようにエルベ川の川面に映る城が美しかったですね。旧市街の中心にはマルクト広場があり、その坂を上って城まで行きました。白い壁が特徴の比較的小さい城ですが、丘の上の城から赤い屋根のマイセンの街が一望できました。
Commented by Bergurt at 2014-04-05 19:17
旅行記をなっかしく拝見しました。写真の小高い丘の上に見えるのがアルブレヒト城ですが、アウグスト強王は職人をこの城に幽閉してまで極秘でマイセン陶器を開発させたそうですね。それがこの町に富をもたらしたマイセンの陶器の始まりだそうです。中世当時の城内には、強王と職人が描かれた壁画、工房陶器の製造技術の開発の様子などマイセン陶器に関わる歴史が紹介されていました。
Commented by Ich at 2014-04-05 22:03
マイセン焼、こちらも懐かしく拝読いたしました。私も陶磁器は大好きでベルリンの壁崩壊後、早速にマイセンへ車を走らせました。ホテルも少なく個人のお宅に一泊させていただきゆっくり工房を見学し、絵付けをしているところも見学出来ました。小さな町で楽しい思い出です。
Commented by desire_san at 2014-04-06 06:22
ゆりこさん、Bergurtさん、マイセン陶器に関する興味あるお話、ありがとうございました。世界ブランドとして君臨しているマイセン陶磁器の陰には先人の方の苦労や苦難の歴史があったのですね。
Commented by desire_san at 2014-04-06 06:25
智子さん、Airaさん、コメントありがとうございます。
マイセンの旅を満喫された様子がうかがわれますね。私もおなじような体験をしたので、コメントを読ませていただき、旅の楽しさがよみがえってきました。
Commented by desire_san at 2014-04-06 06:29
Ichさん、いつもコメントありがとうございます。
ベルリンの壁崩壊後の激動の時代にも、マイセンの工房は政治体制に関係なく、伝統ある美しいマイセン陶磁器を作り続けていたのですね。