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心に残った自然とアート   

イスラム教徒により築かれたスペイン最古の街並み

グラナダ
Granada

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 グラナダは、スペイン南部のローマ時代に起源を持つ街で、かつてはイベリア半島最後のイスラム王朝ナスル朝グラナダ王国の都であり、イスラム朝グラナダ王国の都で、イベリア半島におけるイスラム最後の砦でした。イスラム陥落までの2世紀半、最後の宴ともいうべき壮麗なアルハンブラ宮殿を築き、最後の栄華を誇りました。




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 1425年にグラナダが陥落し、スペイン統一がなされイスラム教徒は追放され、モスクは教会になりましたが、アラブ様式は破壊されることなくキリスト教文化に接ぎ木され、グラナダの街はアラブの余韻が息づき、精神文化は今も残っています。名曲「アルハンブラの思い出」の旋律のように美しくもの悲しい、瞑想と空想の街の雰囲気をもつ美しい街です。
 


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 TheAlhambra, a Moorish citadel and palace, is in Granada. It is the most renownedbuilding of the Andalusian Islamic historical legacy with its many culturalattractions that make Granada a popular destination among the touristic citiesof Spain. The Almohad influence on architecture is also preserved in theGranada neighborhood called the Albaicín with its fine examples of Moorish andMorisco construction. Granada is also well-known within Spain for theUniversity of Granada which has about 80,000.studentsspread over five different campuses in the city. The pomegranate (in Spanish,granada) is the heraldic device of Granada.ly Flemish.




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 アルバイシンはアルハンブラ宮殿に対峙する丘陵で中世イスラム教徒により築かれた最古の街並みが残る地区で、キリスト教徒によるグラナダ陥落の時にはモーロ人の抵抗の砦となり石畳は血に染められたと言われています。




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 アルバイシン地区は、グラナダの中で最も古い旧市街で、8世紀以降グラナダの中心地となり、多くのアラブ人が住んでいました。敵の侵入を防ぐ要塞都市として築かれたため、道は迷路のように入り組んでいます。アルハンブラ宮殿とダーロ川挟んで西側に向かい合う丘の上にはアルバイシンの街並みが広がります。アルバイシンは白壁の家と石畳で構成されており、この地区には、アラブ式の浴場、グラナダ考古学博物館、モスクのあとに建設されたサン・サルバドール教会などが残ります。高台にあるサンニコラス展望台からはシユラ・ネバダ山脈を背景にしてアルハンブラ宮殿を望むことができます。このほかロナ展望台からはカテドラルを中心としたグラナダ市街が一望でき、サン・クリストバル展望台からは東側に広がる沃野が展望できます。アルバイシンは、アルハンブラ、ヘネラリフェとともに、ユネスコの世界遺産に登録されています。






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 城壁の近くにあるラルガ広場は、16世紀市場として栄えこの丘に住む人の商店街として活気に満ちています。またこの地帯の東側には地元の若者や観光客用にフラメンコダンスが見られるクラブが開かれています。パティオに咲く花やアラブ様式に飾られた窓や美しい庭園を観ながら、陶器も小物やお土産の並ぶにぎやかな通りを下り、北東に道を抜けるとヌエバ広場にでます。



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 街の中心にあるカテドラルは、グラナダ陥落後、モスクの跡地に1518年から建設されました。プラテレスコ様式最大の建造物で、イタリア・ルネサンス様式に触発されながら、ゴシック様式内部構造と装飾にはアラブ式デムハル様式からその後ルネサンス様式に統一が進みました。聖堂内のステンドグラスからの光に彩られた黄金の主祭壇がすばらしい美しさです。





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 カテドラルに隣接する王室礼拝堂は国王の以外を安置する場所で、ゴシックの流れをくむトルダノ様式で、カテドラルよりより古く、歴史的・美術的価値も高いと言われています。聖具室にはイザベル女王の収納品をおさめ、ボッチチェルリ、ムメリンナクなどイタリアやフランドルの美術品も納められています。




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 グラナダの始まりは、紀元前8世紀からイベリア人が居住し、フェニキア人、カルタゴ人、ギリシア人と接触していました。紀元前193年にローマの支配下に入り、紀元5世紀からは西ゴート王国の支配下に入りました。711年、ウマイヤ朝軍がイベリア半島に上陸しグラナダも占領されました。15世紀まで約780年の間、イベリア半島のイスラム支配地アル=アンダルスの領域となります。アブド・アッラフマーン1世がコルドバを都としウマイヤ朝を建国し、グラナダはアル=アンダルスで重要な都市の1つとなりました。後ウマイヤ朝が衰え始め、内戦で都市が破壊され、ズィール朝の一族が征服しグラナダ王国として独立しました。都市は再建され、現在のアルバイシンを含む丘陵に移動しました。




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 グラナダは発展を続けましたが、キリスト教諸国連合軍に大敗してからは、アル=アンダルスは混乱に陥り抗争を続月つつきました。アンダルスの支配者の一人、ムハンマド1世が王を名乗り、1238年にグラナダに王国(ナスル朝)を建国しました。ナスル朝グラナダ王国は、イベリア半島における最後のイスラム王朝として約250年間存続し、経済・文化が繁栄しました。他宗教にも寛大であったナスル朝のグラナダには、当時キリスト教世界で弾圧されていたユダヤ人も多く居住していました。アルハンブラ宮殿は、ナスル朝時代に建てられたもので、イスラム建築の最後の傑作でした。しかし、15世紀末にカスティーリャ王国とアラゴン王国が連合王国のナスル朝支配地への征服が始まり、1492年グラナダが降伏しナスル朝は滅亡しました。





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by desire_san | 2015-04-09 08:18 | スペイン(西) | Trackback(1) | Comments(11)
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Tracked from dezire_photo.. at 2015-04-15 07:29
タイトル : イスラム建築の最高峰、スペインのイスラム文化の最後の輝き
アルハンブラ宮殿  Alhambra & Generalife  アルハンブラ宮殿は、イベリア半島最後のイスラム教国・ナスル朝が残した宮殿で、ムハンマド1世により建設は始まり、14世紀後半、第8代ムハンマド5世の時に王宮が完成した。グラナダ王国として260年の栄華を極めた難攻不落の城塞は、15世紀末にキリスト教国により陥落した。しかしその美しさゆえに破壊を免れ、その後も増築が繰り返されて、世界有数の宮殿となりました。  アルハンブラ宮殿は、なだらかな丘の頂上部は長さ 740 m 、幅 2...... more
Commented by Masayuki_Mori at 2015-04-10 22:17 x
スペインにはコルドバのユダヤ人街、セビリヤのサンタクルス街などとても美しい街並みがたくさんありますね。グラナダのアルバイシン地区は急な曲がりくねった細い坂道が迷路のように街ですね。家々の高い塀や門等家々は美しい街並みで、ひと気の途絶えたころにこの街を足の向くまま歩いてみたい衝動にかられる、妖しげな美しさを感じる街でした・
Commented by Keiko_Kinoshita at 2015-04-10 22:25 x
私は行ったことがありませんが、NHKでグラナダのアルバイシン地区の風景をみたことがありました。アルバイシンは、グラナダ市内で最も古い地区とされ、かつてこの街を支配していたイスラム勢力の白壁の家々が軒を連ねる建築様式がそのまま残っているんですね。。丘の上にあるため階段を登るのが大変のようですが。サン・ニコラス展望台からながめるアルハンブラ宮殿は美しく、ライトアップされたアルハンブラ宮殿の夜景はすごくでロマンチックなんてしょうね。
Commented by Haruna_Takahashi at 2015-04-10 22:36 x
私も何年か真央ら行きました。この地区の典型的な家は真っ白で高い塀に囲まれ、小さなお庭か畑がある家で。春先はたくさんの花で覆われ、青い空によく映えてとても美し買ったです。アルバイシン地区にはアルヒベスと呼ばれる家の壁をつたわる雨水を貯めておく貯水槽と水路網があり、現在でも利用されているそうですね。サン・ニコラス教会前の展望台からは、雪に覆われるネバタ山脈をバックに見るアルハンブラ宮殿が望まれ、ため息がつくほど美しかったです。
Commented by Ich at 2015-04-11 18:06 x
Fotoを拝見していますとグラナダの石畳の歴史深い足跡が見えるようです。アルハンブラ宮殿への次なるUpを楽しみにしています^_^
Commented by desire_san at 2015-04-11 21:40
Morさん、アルバイシン地区は本当に小道が多く迷路のようでした。あまり歩いている人がいなかったので、独特の雰囲気に浸ることができました。
Commented by desire_san at 2015-04-11 21:43
Kinoshita さん、実際にサン・ニコラス展望台からながめるアルハンブラ宮殿は美しく、ライトアップされたアルハンブラ宮殿の夜景はすごくでロマンチックでした。次回のアルハンブラ宮殿のところで、写真をご紹介したいと思います。
Commented by desire_san at 2015-04-11 21:46
Takahashiさん、アルバイシン地区を歩いていて水はどうしているのかと思いましたが、雨水を貯めておく貯水槽と水路網があるのですね。全く知りませんでした。ありがとうございます。
Commented by desire_san at 2015-04-11 21:50
Ichさん、いつも私のブログを見て頂いてありがとうございます。グラナダのアルバイシン地区と大聖堂を紹介したくて、アルハンブラ宮殿をもぞぃたグラナダで整理した見ました。次回はもちろんグラナダのハイライト、アルハンブラ宮殿の写真をアップしたいと思いますので、よろしくお願い致します。
Commented by タカマハラナヤサ at 2015-04-12 21:01 x
紹介

百花繚乱  http://www13.ocn.ne.jp/~ryouran/

言霊百神 http://futomani.jp/
Commented by ToshiJapon at 2016-05-23 05:21 x
グラナダ、行きましたよ。イスラムとキリスト教が混じっている感じでした。
Commented by desire_san at 2016-05-24 12:47
ToshiJaponさん、コメントありがとうございます。
グラナダの街はスペインを象徴する素敵な街でしたね。

by desire_san