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心に残った自然とアート   

城壁に囲まれた絵のように美しい街の大聖堂と美術

ルッカ 大聖堂とルネサンス絵画

Lucca:Cathedral and Renaissance painting

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ルッカは、城壁に囲まれた小さな美しい街です。城壁の上は市民が散歩できるように作り替えられ、今も市民の憩いの場となっています。






 ルッカ大聖堂(正式名称サン・マルティーノ大聖堂)は、南城壁の近くに立地しており、ドゥオーモは、11世紀から13世紀にかけて建てられたルッカ独特のロマネスク様式の建物で、ピサのドォーモと並んでロマネスク様式を代表作ですa0113718_11335971.jpg。ファサードは13世紀初頭の作品で、サン・ミケーレ・イン・フォロ教会と同じグイデット・ダ・コモによる製作でルッカ様式を見せています。下層は3つのアーチ、上層は3段の美しく繊細な小アーチが並びます。全体は白と緑の大理石からできています。この聖堂は聖マルティーノの名を冠すだけに、ファサードには聖マルティーノの彫像が、またポーチの奥にはその生涯の場面を描いた彫刻があります。





 Lucca Cathedral s a Roman Catholic cathedral dedicated to Saint Martin in Lucca, Italy. Of the original structure, the great apse with its tall columnar arcades and the fine campanile remain. The nave and transepts of the cathedral were rebuilt in the Gothic style in the 14th century, while the west front was begun by Guido Bigarelli of Como, and consists of a vast portico of three magnificent arches, and above them three ranges of open galleries adorned with sculptures.


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a0113718_11453068.jpg 内部には、ニコラ・ピサーノの『キリストの十字架降下』、第3祭壇にティントレットの「最後の晩餐」ティントレットの板絵『最後の晩餐』、ヤコポ・デッラ・クエルチャによる、石棺の上に配置された『イラリア・デル・カッレットの彫像』、祭壇にはドメニコ・ギルランダイオによる『聖母子と聖人たち』などがありますが、1070年の献堂当時に大聖堂に収められ、中世には多くの巡礼を集めた『ヴォルト・サント』は身廊に建っています、マッテオ・チヴィターリ作の礼拝堂のさらに中に安置された木彫りのキリストの磔刑像で、イエスの遺体を引き取って埋葬したニコデモの作といういわくつきの聖遺物です。アレッサンドロ・アッローリの『聖母マリアの神殿奉献』などもここにありました。


In the nave asmall octagonal temple or chapel shrine contains the most precious relic inLucca, the Holy Face of Lucca (or Sacred Countenance. This cedar-wood crucifixand image of Christ, according to the legend, was carved by his contemporaryNicodemus, and miraculously conveyed to Lucca in 782. Christ is clothed in thecolobium, a long sleeveless garment. The chapel was built in 1484 by MatteoCivitali, the most famous Luccan sculptor of the early Renaissance.



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a0113718_11443550.jpg ルッカ大聖堂ではティントレットのヴェネチア派らしい明るい色使いの大作『最後の晩餐』が特に印象に残りました。ヴェネツィアは海水のためフレスコ画が向かない土地でしたので、フレスコ画に代わってキャンバス画を壁に貼り付ける事で大画面のキャバス油彩画が盛んに描かれるヨウニナッタそうです。ヴェネツィア政府はヴェネツィア共和国の繁栄を宣伝する手段として大画面の絵画を贈ったそうで、共和国政府の公式画家は多数の大画面絵画の注文を受けました。ティントレットはその代表的な画家で、多くの弟子を抱えた大工房で多くの作品を制作しました。ティントレットの作品には駄作・凡作も少なくありませんが、このほとんどはティントレットの手による作品でない場合だそうです。工房の弟子たちは独立し親方になりギルドに入夢を持っていました。しかし実際はティントレットの弟子で名が残っているは名が残っているは息子のドメニコとマルティン・デ・ヴォスと名が残っているは息子のドメニコくらいで、いつの世も芸術家として生き残るのは厳しいものがあるようです。


 
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 ルッカの中心にあるサン・ミケーレ広場は、ローマ時代のフォロ(公共広場)の跡を利用して作られたものですが、この広場にあるのが、ファザードがとても美しいサン・ミケーレ・イン・フォーロ教会です。現在の教会は13世紀初頭に製作され、ファサードはドゥオーモと同じくルッカ・ロマネスク様式の典型で、上部には巨大な大天使ミカエル像を戴いています。
a0113718_12141476.jpg 南翼廊の塔はトスカーナ風のロンバルディア帯も見られる、ファザードから側面までもアーチで装飾されています。内部は簡素なバシリカで、フィリッピーノ・リッピによる板絵『4の聖人』、アンドレア・デッラ・ロッビアによる釉薬を使ったテラコッタ『慈愛の聖母』があります。ジャコモ・プッチーニがオルガン奏者を務めた時期もあるそうです




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San Michele inForo is a Roman Catholic basilica church in Lucca, Tuscany, central Italy,built over the ancient Roman forum. Until 1370 it was the seat of the ConsiglioMaggiore , the commune's most important assembly. It is dedicated to ArchangelMichael.



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市街北部、アンフィテアトロ広場の近く北西にあるサン・フレディアーノ教会 は。1起源は6世紀末のサン・ヴィンチェンツォ聖堂で、現在の聖堂は12世紀初頭に建設され、ファサードの特徴的なモザイク画『キリストの昇天』は13世紀頃の製作です。モザイク部分はキリストの下には使徒と共に聖母があったそうですが、後代に窓が開けられ、聖母部分がカットされたそうです。ファサードトップにモザイクを置くスタイルはトスカーナでも珍しいそうです。朝方太陽の光でキラキラ輝くのも大変美しいです。



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 この教会のファザードはドォーモなどのロマネスク様式とはひと味違って、中央に上下をセパレートするように付け柱があって、下部はシンプルな美しさ、上部はきらびやかなモザイクが施されています。内部はバジリカ形式で3廊に分かれています。この聖堂とアンフィテアトロ広場は12-13世紀の市壁拡張までは壁外にありました。たアンフィテアトロ広場の前身、円形闘技場の部材が多く転用され、内部の空間に円柱や柱頭という形で現存しています。身廊南にある祭室には伝アンドレア・デッラ・ロッビア作の、釉薬を使ったテラコッタ『受胎告知』が壁面上部に、その下の床にはモーセの物語の浮彫が施された円形の洗礼盤があります。


The Basilica ofSan Frediano is a Romanesque church in Lucca, Italy, situated on the Piazza SanFrediano. A community of Augustinian canons was growing around this church. Inthe Longobard era, the church and the canon house were enlargedThe churchacquired its present appearance of a typical Roman basilica during the period1112-1147. In the 13th-14th centuries the striking façade was decorated with ahuge golden 13th century mosaic representing The Ascension of Christ theSaviour with the apostles below. Berlinghiero Berlinghieri designed it in aByzantine/medieval style. Several chapels of the nobility were added in the14th-16th centuries. These are lavishly decorated with paintings.. 



サン・ピエトロ・ソマルディ教会は。起源は8世紀といわれ、現在の建物は12世紀、ファサードの製作は13世紀といわれ、の教会も建設に当っても円形闘技場の部材が一部で使用されたそうです。


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1400年から約30年続いたパオロ・グイニージによる統治時代に、グイニージ通り、グイニージ邸そしてグイニージの塔など、現在もその一族の名を残す建物が残っています。グイニージの家 は、 美しいレンガ造りの中世の家で、塔にも登れますこの塔から町が一望できます。






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ルッカ大聖堂
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San Martino Cathedral, Lucca











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by desire_san | 2016-03-29 09:44 | イタリア・ルネサンス美術の旅 | Trackback | Comments(4)
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Commented by komakusa2t at 2016-03-31 16:01
 ルッカ素敵な建物がたくさんありますね。
実を言うとどこの国にあるのか知りませんでしたので検索してわかりました。
古い建物が壊されないで今まで続いて素晴らしいです。
日本なら大抵の古い建物は壊される運命にありますね。
写真ギャラリ-見せていただきました。迫力があり素敵です。
Commented by desire_san at 2016-04-01 03:09
komakusa2tさん、いつも私のブログを見でいただいてありがとうございます。
「山野草の舘」心温まる可憐な花の写真も時々拝見させていただいております。拝見して楽しんでいるだけで、コメントを差し上げなくて申し訳ありません。
ルッカといってもあまり知られていない町ですが、イタリアはこのような田舎の小さな町でも、ご紹介のように大聖堂や脛サンス絵画やモザイク画の傑作があるので、見ごたえがあります。イタリアという国の文化の奥深さを改めて感じました。
Commented by nagisamiyamoto at 2016-04-23 03:48
初めまして
ブログにお邪魔いただきありがとうございます。
とても素晴らしい記事ですね。ルッカはもっと注目されてもいい町だと常々思っていましたが、やっぱり素敵な町ですね。
体調が悪いので、次回ゆっくり読ませていただきますね。
Commented by desire_san at 2016-04-23 13:34
nagisamiyamotoさん。ご訪問ありがとうございます。イタリアにはルッカのような小さな魅力的な街がたくさんありますね。多くは町が街が小さく、大きな宿泊施設がないので、ツアーコースには入っていません。私たちから見ればツアーで愛量の観光客が来ることがないので、じっくりその街の魅力を味わえるので、イタリアの小さな古都を廻るのが好きです。

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