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心に残った自然とアート   

マリンバの魅力とマリンバとピアノの音楽表現の違い

マリンバで演奏するショパンの名曲
Chopin's masterpieces played by marimba

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写真:新潟県十日市町の美人林



 マリンバの音楽の魅力を初めて教えていただいた牧野美沙さんと、亀井博子さんによるショパンの名曲をマリンバで演奏する演奏会を鑑賞してきました。今回ピアノ演奏では何度も聴いている有名なショパンの名曲をマリンバの演奏で初めて聴いて、マリンバとピアノの楽器としての音楽性の違いを身をもって体験することができました。





Photo: "Beautiful forest" Tokaichimachi inNiigata Prefecture

Tothe north of the hills of Matsunoyama Matsuguchi, it has spread the beechforest of about 90 years old. Showa early, in order to charcoal, beech of thisarea became a wilderness is all cut down. After that, Lin of all at once grewup beech, now to be called "beautiful forest" because it sleekstanding figure is beautiful.


Budsof young leaves that begin in the remaining snow is dyed the forest to the softMoe yellow, it tells the coming of spring. Light of the sun plug, fresh wind isblowing through the fresh green of the beech forest.


Theautumn leaves are beautiful autumn, fallen leaves are exhausted covers theground, forest of beech will change to orange. Among the snowy world of oneside when it comes to winter, snow was piled up in the branches of beech showus shine like a diamond in response to the light of the sun.



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英雄ポロネーズ

 最初は低音がズシーンと感ずるように重く響きで始まります。その後輝かしいメロディ、中間部では伴奏を担当する牧野さんが弾く厚みのある連打の上に、亀井さんのメロディが乗り、曲想が変化しながら盛り上がっていきます。牧野さんが弾く厚みのある演奏で音楽全体を支えているように感じました。


夜想曲第20

 牧野さんの序奏から厚みのある音の分散和音による伴奏の上に、亀井さんの甘く美しい旋律が歌います。牧野さん演奏するマリンバの伴奏は音には厚みがあり、ピアノの演奏の場合より、甘味で美しいメロディを引き立ているように感じました。最後は亀井さんと牧野さん演奏が一体となっての消え入るような美しさを表現していました。


子犬のワルツ

 亀井さんの切れの良い軽快なメロディの演奏と牧野さんの後に厚みのある伴奏が調和して、ピアノ演奏とは一味違うバランス管理演奏を楽しみことができました。




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 マリンバはピアノと同じ打楽器に属し、メロディ・リズム・ハーモニーを表現できる楽器なので、ピアノに近い音楽表現になるのではないかと予想していましたが、ショパンのピアノ曲をマリンバで聴いてみると音楽表現の大きな違いに驚かされました。今回の演奏会を聴いて、なぜこんなに音楽表現に違いがあるのか興味を持ち、自分なりに少し勉強してみました。


 マリンバの音楽表現は、マレット大きさ、硬さ、材質を変えることにより多様な音色をだして音楽を表現しています。ピアノの場合は、指で鍵盤を弾くと奥にあるハンマーで弦をたたいて音を出しています音が鳴っています。弦をたたく部分にフェルトがついていて金属的な音を和らげています。


 ピアノでは最高両手10本の指でピアノの鍵盤を弾きますが、今回の演奏会では、亀井さんと牧野さんが左右の手を分担し各々2本またはされ以上にマレットを使い分けて二人で一体となってマリンバでピアノ曲を演奏されていました。


 ピアノでは鍵盤の蓋や上蓋に共鳴しピアノ全体から音が鳴っているような印象を受けます。このためかピアノの音にはたくさんの倍音が含まれていて、ピアノの場合は高音域から低音域まて、音の厚みも音の響きも均一のように感じます。




スケルツォ第1番

 圧巻だったのは、スケルツォ 第1番の演奏でした。演奏前の説明で亀井さんも牧野さんも難しい曲だとおっしゃっていましたが、確かに音が絡み合っていて一人でピアノ演奏する上でも難曲だと思っていましたが、これを二人がマリンバで演奏するのは大きなチャレンジだったことでしょう。


しかし演奏が始まると、二人の息はぴたりと合って一体化しマリンバによる表現は迫力がありました。不協和音も効果的に働き、音楽に変化と厚みを与えていました。音が絡み合っていく部分はピ抽象性を感じ面白い効果を感じさせてくれました。この曲の多少しつこいような旋律の繰り返しも今回のマリンバの演奏では冗長さを全く感じませんでした、二人が一体となってこの難曲に挑み、ピアノ演奏は違った世界を感じさせて頂いたことは心に強く響きました。


ショパン : ピアノ・ソナタ第2番「葬送」 

 ショパンの創作意欲の大きさと並々ならぬ才能が開花した傑作です。

1楽章、荒々しく激しい第1主題と甘美で流麗な第2主題から構成されていますが、全体のバランスの美しい迫力ある演奏でした。

2楽章はマリンバの音の強さが生かされた深刻で威圧的なスケルツォは恐怖感のようなものを感じます。途中から一転してピアノとは一味違った甘味な味わいのある優美で柔和な旋律が交錯します。


 第3楽章は有名な葬送行進曲。厚みのある低音と切れのよい高音により不気味で重苦しい主部と、天国的な美しさを感ずる中間部の落差が大きいところがピアノでの演奏よりインパクトが大きく心に強く残りました。


 マリンバでは鍵盤は堅い木で作られていて下のパイプにより音を響かせていますが、たたいた直後には高い振動数も発生しますが音の響きの減衰も早い一方、高音域は短く切れのよい音となっているように感じました。それに対して箱全体で共鳴するピアノは弾き方にもよりますが高音域も比較的柔らかく長く響いているように感じました。また、マリンバの場合は大きな木の音板をマレットでたたくことになりますが、木の音板は選び抜かれた材質で一つ一つ共立されていることもあり、音の厚みが感じられます。高音領域は狭く、低音領域は薄く幅広い音の厚みで、個々の音域の音の厚みを生せることと、低音域の響きと音の厚みがマリンバの魅力のように感じました。

(2016年6月15日 横浜みなとみらいホール小ホール)









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by desire_san | 2016-06-20 21:05 | 音楽・オーディオ & 写真 | Trackback | Comments(6)
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Commented by rollingwest at 2016-06-18 13:15
美人林、5年前にお袋を交えて家族旅行した時に訪問しました。神秘的な池と新緑のブナ、最高の景色でしたネ~
(ps)コチラは久しぶりに山記事を公開いたしました。
Commented by desire_san at 2016-06-19 08:33
rollingwestさん、日本中を旅しているので、行っていないところはないのではないでしょうか。
山の記事、さっそく訪問させていただきます。
Commented by snowdrop-nara at 2016-06-25 05:35
マリンバで「雨だれ」が聴いてみたいです。昨夜は連太鼓みたいな大雨でしたが…
Commented by desire_san at 2016-06-25 09:43
snowdrop-naraさん
マリンバでピアノ曲を弾くのを聴くと、曲の雰囲気がだいぶ変わりますね。
「雨だれ」のマリンバ演奏は面白いような気がします。
Commented by nagomi-no-kaze at 2016-06-28 10:50
投稿を読ませていただきました。
マリンバとピアノのコンサート、とても素晴らしい響きだったのでしょうね。美人林にはまだ訪れたことがありませんが、
森の息吹が瑞々しい感じが伺えました!
Commented by desire_san at 2016-06-28 12:38
nagomi-no-kazeさん、私のブログを読んでいただいてありがとうございます。
新潟県の美人林の写真と組み合わせたのは、マリンバによるショパンのピアノ曲となんとなくイメージがあったからです。美人林の名にふさわしい美しい森でした。nagomi-no-kazeさんの「森の息吹が瑞々しい」という表現がぴったりの自然を感じることができました。

by desire_san