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心に残った自然とアート   

フィレンツェのメディチ家の栄華の中に咲いて儚く散った1輪の美少女

ブロンズィーノ 『マリア・デ・メディチの肖像画』

Bronzino "Maria de Medici of theportrait."


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 「メディチ家の至宝 ルネサンスのジュエリーと名画」展が東京都庭園美術館で開催されています。駒展覧会では歴代メディチ家当主や妃の肖像画約20点とジュエリー約60点が展示されていました。メディチ家は、14世紀に銀行家として台頭し、政治家としても活躍。フィレンツェを実質的に支配しフィレンツェの「黄金時代」を築いたロレンツォ・イル・マニフィコ、トスカーナ大公国を建国した初代トスカーナ大公コジモ1世、フランス王アンリ2世の妻となったカテリーナ・デ・メディチ、フランス王アンリ4世の妻となったマリア・デ・メディチ、教皇レオ10世、教皇クレメンス7世など、ローマ教皇も輩出。16世紀にはフィレンツェの正式な君主となり、コジモ1世はました。フランス王アンリ2世の妃カテリーナ・デ・メディチ、アンリ4世の妃マリア・デ・メディチなど、フランス王家とのつながりもありました。ディチ家の財産を「フィレンツェから持ち出さない」と言い残したメディチ家最後の血族アンナ・マリア・ルイーザなど、波乱万丈の人生を生きたメディチ家の人々の肖像画とジュエリーなどがフィレンツェ公、そしてトスカーナ大公家となったメディチ家一族の歴史をつたえていました。





Among the exhibits to compete for glory andthe luxury of the Medici family, portrait of a beautiful beautiful girl hascaught the eye, Noble and beautiful girl,you feel the smooth beautiful skin and childishness. Youdo not read her emotions from the gaze of fascinating eyes. You will befascinated by this strange mysterious beauty, you will no longer begone fromthis picture.


 これらメディチ家の栄華とその豪華さを競う展示品の中で、1点可憐で美しい美少女の肖像画が目に留まりました、近寄りがたいような高貴な美しさをたたえたこの少女は、白い陶磁器のような滑らかな美しい肌、ふっくらした手元には若々しさを超えて幼さが感じさせます。魅惑的な瞳のまなざしからは彼女の感情は読み取れません。この不思議な神秘的な美しさにつかまると、目が離せなくなり立ち去りがたくなります。


 この魅惑的な絵画は、日本初公開となる『リア・ディ・コジモ1世・デ・メディチの肖像』、この絵を描いたのは、マニエリスム期のイタリア・フィレンツェの画家でメディチ家のフィレンツェ公コジモ1世の宮廷画家として活躍したアーニョロ・ブロンズィーノです。


 描かれている女性は、初代トスカーナ大公となったコジモ1世と妻でスペイン貴族のエレオノーラ・ディ・トレドの長女、リア・ディ・コジモ1世・デ・メディチです。マリアの母親エレオノーラは美貌の持ち主で知られており、コジモ1世に大変愛されました。この肖像画が描かれたのは、10歳か11歳でした。美しい女性としての美貌とまだ幼さが残る表情とのギャップに不思議な神秘性を関するのかもしれません。


Mariawas born in 1540 and died in 1557 at the age of seventeen, . The picture isdatable around 1551 as is mentioned in letter written in that year by Bronzinoto Cosimo I. Once again the painter realized a portrait psychologically closedemphasizing just nobility, beauty and dignity of the person.


 しかし、マリアは17歳の若さでこの世を去りました。 波乱に満ちた一族の歴史を象徴するような短く儚い生涯でした。







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by desire_san | 2016-06-30 20:54 | フィレンツェ美術の旅 | Trackback | Comments(8)
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Commented by Keiko_Kinoshita at 2016-06-28 12:07 x
ひんにちは。珍しい作品をご紹介いただきありがとうございす。
マニエリスムの時代は、ミケランジェロに代表される盛期ルネサンスの成果は圧倒的であり、芸術は頂点を極め今や芸術は完成されたと考えられていました。もはやこれを超える新しい美術様式を生むのは無理だと尾根われていいて、ヴァザーリは「最も美しいものを繋ぎ合わせて可能な限りの美を備えた一つの人体を作る様式」として「マニエラ」を提案したと思われます。その結果盛期ルネサンス様式の造形言語の知的再解釈が行われ、盛期ルネサンス様式は極端な強調、歪曲が行われるようにりました。結果的に極端化短縮法、明暗法、消失点の高低を極端に設置した遠近法、曲がりくねり、引き伸ばされた人体表現ゆ抽象化が住んだようです。このような時代に、このような均整の取れた美しい作品見生まれていたことは全く知りませんでした。ご紹介いただき、ありがとうございます。

盛期ルネサンスとバロックの谷間にあり。
Commented by Haruma_Takahsshi at 2016-06-28 12:33 x
こんにちは。dezireさんのブログをいつも楽しみに拝見しています。
マニエリスムの時代は、盛期ルネサンスの完成者といえるミケランジェロやらラファエロの存在があまりに大きく、彼らを超えた新しい優れた美術様式に挑戦するものはしばらく現れず、美術史的には停滞期と言われています。しかし、この時代の画家でもパルミジャニーノやブロンズィーノのように、本来高い技量を持った画家は多く、前にdezireさんがご紹介したカポディモンテ美術館の、 パルミジャニーノ「貴婦人の肖像(アンテア)」のような美しい傑作も生まれました。今回ご紹介いただいたブロンズィーノも『マリア・デ・メディチの肖像画』マニエリスムの時代に生まれた素晴らしい傑作と言えると思います。ご紹介ありがとうございました。
Commented by desire_san at 2016-06-28 17:22
Haruma_Takahsshiさん、コメントありがとうございます。
ジャニーノやブロンズィーノの非常に絵の技量が高い画家で、肖像画家としてもすはらしい鵜手前を持ったがかでした。『マリア・デ・メディチの肖像画』は「貴婦人の肖像(アンテア)」都道用に、この時代の傑作中の傑作ですね。
Commented by desire_san at 2016-06-28 17:30
Keiko_Kinoshitaさん、コメントありがとうございました。
ヴァザーリ自身もマニエリズムの画家のひとりで、少しゆがんだ絵を描いていますね。
しかり、盛期ルネサンスのミケランジェロに対してある種のコンプレックスを持っていたよう手セスが、彼らは画家としての技量は高く、このような肖像画で傑出した作品を残しているようです。この絵との出会いも、私にとっては幸運でした。

Commented by milletti_naoko at 2016-06-29 23:01
メディチ家ゆかりの展覧会というと、君主たちの歴史や絵画・彫刻、建造物が頭に浮かぶのですが、フランスに嫁いだ女性やその宝石を軸にしているというのが興味深いです。そう言えば数年前に、ロンドンで王家の歴代の王冠などの宝玉を見てため息をついたのですが、メディチ家の当時の豊かさや勢力・権力を考えると、今回の宝飾品もさぞかしみごとなものが展示されているのでしょうね。当時はどんな宝飾品を身にまとっていたのか興味深いです。

今回のフランス旅行中、カテリーナ・デ・メディチゆかりの芸術作品などにあちこちで出会い、ヨーロッパ各国のつながりの深さを改めて感じました。クレメンテ7世もあまり聞いたことがなかったのですが、確か日曜に訪ねたローマのサンタンジェロ城に確かこの教皇の部屋か広間があったように覚えているので、興味深いです。
Commented by desire_san at 2016-06-30 00:41
milletti_naokoさん、「メディチ家の至宝 ルネサンスのジュエリーと名画」展も王冠などの宝玉の展示がほとんどでしたが、この『マリア・デ・メディチの肖像画』だけが心に残りました。私もメディチ家の栄枯盛衰の毛岸には興味はありませんが、どんな時代でも、最高の美術品が生まれる土壌があることを学びました。
Commented by henamame at 2016-07-01 02:51
この展示も行こうと思っていて忘れていたので、記事拝見してよかったです〜!
Commented by desire_san at 2016-07-01 07:28
henamameさん、私もこの絵を見るだけために東京庭園美術館までいきましたが、いったかいがありました。

by desire_san