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芸術と自然の美を巡る旅  

空を舞う、温かさとぬくもりが溢れるガラスの天使たち

柳原麻衣さんの世界

Theworld of Artist, Mai Yanagihara


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 私は今までも2度ガラス作家の柳原麻衣さんの作品展で作品を鑑賞させていただいていまました。柳原麻衣さんは自らがガラス細工で創造した小さな生き物のような可憐で可愛らしいオブジェが空間に舞うモビール作品が魅力的で、近くの椅子に座って作品を見ているといつも心が癒されます。





 モビールといえば、カルダーを連想しますが、20166月に東京都美術館の「ポンピドゥー・センター 傑作展」で、生まれて初めてカルダーの作品を観ました。カルダーはマルセル・デュシャンなどの前衛芸術家と知り合い、具象から離れて、動く彫刻の実験を重ね、モビールで制作した重なり合う彫刻「スタビル」で、空気の流れと構成体自体の緊張関係、バランスによって静かに動くところに特徴を持つ宙吊りの金属板による構成体を作り、それらを指してマルセル・デュシャンが「モビール」と呼びました。自由に揺れる金属棒と自立した造形の銃に重なり合います。モビールの各部分は微妙なバランスを保って浮かび、動きへの予感をはらんだ緊張感と不規則に動き相互に影響し合あって、さまざまに形状が変化しも独特の造形を主張します。カルダーの場合吊り下げられたオブシェ自体に強い存在感があり、相互に影響し合あってできた造形も強い自己主張が感じられました。それは、いかにもアメリカの彫刻家・現代美術家らしいともいえますが、弱い心の人間たちをも受け入れるようなおおらかさ、優しさ、包容力のようなものは感じられませんでした。


 「ポンピドゥー・センター傑作展」が終わってほぼ1か月後、東京奥沢の「ギャラリー・澄光」で、ガラス作家の柳原麻衣さんの作品展を観に行きました。今までカルダーの作品を写真でしか知らなかったので、柳原麻衣さんのモビール作品もカルダーの延長線上にあると思い込んでいましたが、実際にカルダーの作品を見てから柳原麻衣さんの作品を改めて観ると、カルダーの作品とは全く別世界の芸術であることを知り、少し恥ずかしい気持ちになりました。



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Ms. Mai Yanagihara is a glass artist to create the unique sexual little creatures. Small flowers, unique insects, living raindrops, fluff floating in the sky, frost crystals that have been grown from the snow, These small, which was suspended in Mobile creatures are communicate each other at the distance away. In creating the friendly space of Ms. Mai Yanagihara, the creatures share a happy feeling.




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柳原麻衣さんが作り出すオブジェは普通では見られない個性と独創性に溢れていまました。しかしどれも繊細で美しく儚げなガラスのガラス生き物たちのようです。ガラスの世界を作り出すやわらかい光を放つ小さい虫たちや可憐な花たち、地面から舞い上がった1輪可愛い小さな花や生きていような雨粒、あるいは雪から生えてきた霜柱、風にのって空に浮かぶ綿毛たちは、時には羽の生えた天使たちのようにも見えます。






空を舞う、温かさとぬくもりが溢れるガラスの天使たち_a0113718_11464910.jpg 柳原麻衣さんのモビールは、個々に独立した小さな生き物が、少し離れた距離で交信しあい、語り合っているような優しい空間を形成しています。お互いが認め合う友達の関係で、宙を舞いながら語り合っているようです。あたたかでぬくもり溢れる柳原麻衣さんのつくり出すガラスの世界の中で、創造された生き物たちが幸せな気持ちを共有しているように感じます。




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空を舞う、温かさとぬくもりが溢れるガラスの天使たち_a0113718_11513545.jpg 空を舞うモビールは、光の当たり方によりガラスの表情が変化します。夜に近づいて光が変化していくと、ガラスの輝きも微妙に変化し、ときには幻想的にも、ときにはファンタジックな美しさの世界を演じてくれました。



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by desire_san | 2016-10-26 13:55 | 美術展 & アート | Comments(3)
Commented by snowdrop-momo at 2016-10-26 20:25
ご訪問とコメント、そして新しい記事へのお招きをありがとうございます。昨日さっそく拝見して、すっかり魅せられてしまいました。柳原麻衣さんのガラス・アートの繊細さにも、desireさんの美しいお写真とみずみずしく温かな文章にも…
ギャラリーの椅子に座って、こんなモビールを見つめていられたら、どんなにいいでしょう。窓が開いていたら、かすかに揺れるのでしょうか。壁の陶絵も素敵です。

初めて見た時は、正倉院の飛鳥形(3センチほどの象牙ばちるの小鳥の彫刻)を連想しました。
今日は、最後の方のお写真から、ヴェネツィアングラスの影響を受けておられるのかしら、と感じました。まったくの直感ですが…
昨日から少しネットで調べてみましたが、関西では2年前に個展があったことくらいしか分かりませんでした。もしまた関西に来たら、きっと見に行きます。

カルダーという作家は初めて知りました。モビールにも色々あるのですね。奥が深いんですね。
これから拙ブログに戻って、マグリットの絵と遊んだ記事を公開するつもりですが、なんだか恥ずかしくなってしまいました。改めまして、お声をかけてくださってありがとうございました。
Commented at 2016-10-26 20:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by desire_san at 2016-10-27 08:16
snowdrop-momoさん、コメントありがとうございます。
私の写真とレポートから、柳原麻衣さんのガラス・アートの魅力が、snowdrop-momoさんにも伝えられたと感じるコメントをいだき、大変うれしく思いました。私のブログにもさんな力があるのかと思うと、私も元気を頂きました。ありがとうございます。