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心に残った旅・芸術とアートとの出会い   

チャイコフスキーの音楽の魅力とプリマバレリーナ・小野絢子の表現力の進化

バレエ『眠れる森の美女』

Ballet"Sleeping Beauty"


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 グランドバレエの最高傑作『眠れる森の美女』を新国立劇場が誇る小野絢子、福岡雄大、本島美和の舞台で鑑賞してきましたので、『眠れる森の美女』を音楽的見地から整理してみました。また、プリマバレリーナ、小野絢子さんの表現力と魅力をレポートしてみました。





"Sleeping Beauty" is a great workof most scale also in Tchaikovsky's three major ballet. And it is the workwhich is said to be a masterpiece of grand ballet. To dance the leading role ofPrincess Aurora, the heroine will be required technique and stamina. Sincescene soloist plays an active part in many cases, requires a lot of attractivedancers. "Sleeping Beauty" is a difficult piece of performance, butit was a stage with a spectacular highlight in continuous.




『眠れる森の美女』の音楽

このバレエの音楽は、チャイコフスキーの優れたメロディーメーカーの本領が発揮されたスケールの大きな音楽です。チャイコフスキーのバレエ音楽すべてについて言えることですが、それぞれのシーンの踊りの動きを想定して驚くほど見事に音楽が作られて、バレエに説得力を感じさせます。


序奏は、暗くリズミカルな邪悪な妖精カラボスの主題が重厚に演奏されて始まります。その後しばらくして、イングリッシュホルンが安らかな希望を感じさせるリラの精の主題を演奏します。この2つの主題がバレエ全体を貫くライトモチーフとなっています。リラの精の主題の音楽が響きわたり幕か開きます。リラの精の主題の音楽は、このバレエの各場面で、希望を与える音楽として登場し、聴衆に希望を感じさせる効果を果たしていきます。



プロローグ

時は17世紀、オーロラ姫の誕生と名付けを祝う城の大広間。

荘厳な行進曲にあわせて貴族たちが入場、トランペットが響き、王と王妃が登場し、オーロラ姫の入ったゆりかごが運びこまれます。

穏やかな音楽に乗って、夾竹桃(美の精)、三色ひるがお(優雅の精)、パンくずの精(食物の精)、歌うカナリアの精(雄弁士の精)、激しさの精(健康の精)、リラの精(知恵の精)の6人妖精たちが入ってきます。


ハープの伴奏の上でクラリネットがロマンティックに歌うようなメロディで始まり、6人の妖精たちを中心とした優雅な踊りで才能を自己紹介しながら妖精たちがゆったりと踊ります。りラの精がゆったりと踊るワルツの音楽は希望を感じさせ、タンブリンの音が印象的です。最後は、活気に満ちたコーダとなり、6人の妖精と群舞による華やかな踊りとで終わります。



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安らかな音楽で始まり、リラの精がオーロラ姫の入るゆりかごに近づこうとすると,暗く不気味な音楽に一転し,ねずみの大群に引かれたカラボスが登場します。カラボスはなぜ自分を招待しなかったのかと迫り、オーロラ姫は16歳になったら紡錘で指を指し,それがもとで死ぬだろうと呪いの言葉を吐きます。


しかし,その後リラの精のテーマにのってリラの精が登場し「姫は死ぬかわりに100年の眠りにつき,一人の王子の接吻によって目覚めるだろう」と告げます。カラボスのテーマと入り混じりますが、最後はリラの精のテーマの希望に満ちた音楽が舞台を包み込み、第1幕が閉じます。




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16年後の城の庭園で、美しく成長したオーロラ姫の誕生を祝う宴会で、遠国から来た4人の王子の求婚の場面です。


宴会に呼ばれた村の男女が手に手を取って楽しげに民族舞踊を踊ります。ゆったりした音楽に変わり,オーロラに求婚しに来た4人の王子を伴って王と王妃が現われます。村の娘たちが庭園で若者たちが手に花をもってワルツを踊ります。このワルツは豪華で非常に滑らかなメロディラインを持った美しい交響的な音楽で、中間部で少し静かになった後,最初の部分が戻ってきて,華やかな群舞が繰り広げられます。チャイコフスキーでは、「くるみ割り人形」の「花のワルツ」と並んで有名なワルツです。



4人の王子たちが王に願いを伝えた後、期待感が広がるような音楽に変わり,階段の上からオーロラ姫が駆け下りてきて踊ります。

4人の王子からオーロラ姫が求愛される場面で、「バラのアダージョ」と呼ばれる有名な場です。ハープのカデンツァの後、低弦のピツィカートの上に線の太いメロディが流れ、オーロラ姫は4人の王子に支えられながら優雅に踊り、バラの花束を受け取ります。音楽が豪華な響きで演奏され、オーロラが片足でつま先立ち(アチチュード)をしたまま,腕を差し出し,4人の王子の手を順に取る動作が見せ場となっています。王子たちは,つま先立ちのままのオーロラをぐるりと回したりします。



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侍女と小姓たちによる快活な踊りでは、軽快な旋律の第1ヴァイオリンの演奏に始まり、木管楽器が引き継いでいきます。



序奏に続いて独奏ヴァイオリンのオーケストラの伴奏を伴わず美しい旋律の演奏、続いて静かで優美なワルツに合わせてオーロラ姫がソロで踊ります。全休符が何回か入る音楽に合わせてオーロラ姫が体を片脚で支えその位置で体を回転させ愛らしくポーズをとります。 最後は音楽のりテンポが少し速くなり,華麗に結ばれます。



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侍女や王子たちによる踊りの後、オーロラの踊りになり、ここでいつの間にか現われた老婆からオーロラは紡錘を受け取ります。姫は自分の指を紡錘で刺してしまいます。音楽が不吉な音楽に変わり,姫はその場に倒れます。絶望的な音楽に変わり,王をはじめ一同が悲しみに沈みます。ここで老婆が頭巾を脱ぎ捨て,カラボスのテーマが鳴り響き、カラボスが正体を現します。4人の王子が切りかかりますがカラボスは嘲笑ながら消え去ります。



そこでリラの精のテーマの音楽の演奏が鳴り響き、リラの精が登場します。「姫は死んだのではなく、長い眠りについたのだ」と語り、皆を慰め、姫を城の中に運ばせます。ドラの音が鳴り響き、魔法の杖を手にとったリラの精は,このまま城全体を眠らせてしまいます。城の周囲からは木が生えてきて、城全体を包み込みます。音楽が静かに小さくなって消えていき幕が下ります。



第2幕 

1場 第1幕から100年後の森の中

森の中の情景、角笛の短い華やかな楽曲が演奏され、デジレ王子(希望をもたらす王子の意味)のご一行が登場し、貴族たちの遊戯が始まります。老家庭教師ガリフロンに目隠しをした鬼ごっこ、貴族たちのメヌエット,ガヴォットなどの踊りが組曲風に続き、情景の音楽の後元気なマズルカになります。単音で変化の無い長い民族音楽のような音楽も演奏されます。


再び角笛が聞こえてきて一行は出発しますが、王子は何かが気になるようでその場を動きません。思い悩む王子による哀愁を帯びた、もの悲しい踊りの後、ハープの音に導かれてリラの精のテーマが演奏されます。


王子はリラの精に退屈な毎日を語ります。リラの精はオーロラ姫の話をしますが子は信じませんが、リラの精はオーロラ姫の幻影を映し出すと、その美しさに王子は魅せられます。明るい音楽になり王子とオーロラ姫による劇的な情景場面で演じられる黙劇的な演技につながっていきます。


チェロがソロで歌うような旋律の音楽を演奏します。「白鳥の湖」ではグラン・アダージョのヴァイオリン・ソロで演奏されます。この音楽に合わせ,2人は踊りますが,ここでは追いかける王子から逃げるようにオーロラは動きまわります。王子の激しい恋に王女が気付いていない切なさを表現しています。


テンポが速くなり、群舞となった後再度穏やかな音楽に戻り、オーロラ姫のパ・ド・ドゥの場面の中でソリストが踊るような独舞になります。コーダでは,不安げなせわしなさを感じさせるような音楽になります。群舞の後,オーロラ姫は静かに走り去り,幻影は消えます。


恋の虜となった王子の焦る気持ちを表現する細かい音型が続いた後,王子はリラの精に「オーロラ姫に会わせて欲しい」とお願いをします。リラの精は王子を真珠貝の船に乗せます。真珠貝の船は水面を滑るようにオーロラ姫の眠る城に向かって進んでいきます。ハープの伴奏と管楽器群の細かい音の上に流れるヴァイオリンの主題はシンプルですがこの100年の時空を潜り抜けるような幻想的な情景を見事に描いています。


場面転換の間奏曲音楽が演奏されます。




第2場 眠り姫の城

暗闇が次第に明るくなり,蜘蛛の巣のはりめぐらされた城の一室が見えてきます。王や王妃,家来たちがそのままの格好で眠っている不思議な情景をヴァイオリンの急速な弓の上下によって同じ高さの音を繰返し不安な気分や劇的に緊迫した感情の表現を交えて描き出します。次第にオーケストラの音が厚くなった後,王子がオーロラ姫に接吻をすると,ドラの音が鳴り,眠ったままだった城が生気を取り戻します。音楽は興奮した雰囲気を速い速度で演奏する終曲となり,明るい雰囲気の中で,二人は手と手を取ります。



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第3幕

城の広間で行なわれるオーロラ姫とデジーレ王子の結婚式の場面です。100年の眠りから覚めた大広間に客人たちが大勢詰め込めて来ます。


ポロネーズの音楽にあわせて,次のようなペロー童話の人気者が入ってきます。赤頭巾と狼、シンデレラ姫とフォーチュン王子、長靴をはいた猫、親指小僧と人食い鬼、青い鳥とフロリーネ姫、白い猫、最後に、リラの精を始め妖精たちも入ってきます。


金,銀,サファイア,ダイヤモンドという宝石の精4人の踊りです。木管と低弦の刻むリズムの上に穏やかなメロディが流れ、全員の踊り、続いてキラキラした輝かしい音楽の短い曲でソロのバレエが次々と登場します。


金の精の踊りはワルツ、銀の精の踊りはきらきらした音が印象的な軽快なポルカ、サファイアの精の踊りは弦楽器の弦を指ではじいて音を出す演奏が心地良く響きます。煌めくようなダイヤモンドの精の踊り、続いて宝石の精が全員登場して華やかに締めくくります。



 パ・ド・カラクテールは個性的な踊りという意味です。オーボエとファゴットが途切れ途切れに演奏する旋律で猫の鳴き声を巧みに表現したユーモラスな音楽で、長靴をはいた猫と白猫のペアが猫の手足を模して踊りを見せます。鳥の鳴き声を模したようなフルートとクラリネットの美しい旋律の音楽に乗って、青い鳥とフロリーネ姫によるパ・ド・ドゥ、その後アレグロのワルツで青い鳥が一人で踊ります。鳥に相応しく高いジャンプの連続です。次にフルートとクラリネットの対話と軽快な音楽が続き,フロリーネ姫がソロで踊ります。最後の2人による踊りは華麗なジャンプと技の競演となり、この青い鳥のアクロバティックな動きが見せ場となります。次は、赤頭巾と狼の童話を暗示するパントマイムのような踊りで、狼役のダンサーはかぶりものがユーモラスです。雰囲気になるような場です。その後、チャイコフスキーが書き加えたシンデレラ姫とフォーチュン王子の音楽が入ります。


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バレエ全体のクライマックスとなり、快活な序奏に続いて、オーボエが情感あふれる適度にゆっくりとしたロシア民謡に基づく旋律に乗って、二人の幸福な結婚を象徴するようにオーロラ姫とデジーレ王子が踊ります。音楽は所々ポーズを入れながら進んで次第に大きく盛り上がってきます。クライマックスでは、オーロラ姫が体を片脚で支え,それを軸に,そのままの位置でこまのように体を回転させ身体を前に倒し、王子が支えて脇に抱え込みます。最後は王子が姫を大きく持ち上げた後、男性も両手を広げ、腕のサポートなしのフィッシュ・ダイヴでにこやかに華やかに締めくくられます。



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第1ヴァリエーションはタランテラのリズムの音楽に乗って、王子が豪快にステージ上を回転しながら大きな円の軌跡を描きながらエネルギッシュに踊ります。次にヴァイオリン独奏が活躍する軽妙なポルカに、姫が軽快なステップを見せます。コーダは大変リズミカルな音楽で,2人が生き生きと踊りこの豪華なパ・ドドゥを締めます。



豪快に弾むリズムを持ったマズルカに乗って,登場人物が次々とステージ上に再登場し、この全員が揃って一斉豪華に踊ります。音楽の途中急にファンファーレが鳴り,短調の荘厳な音楽に変わります。ここからファンファーレとともに始まる荘厳なフィナーレで、華やかなコーダでの出演者の総踊りがあったあと、幕切れに「最高の神の賞賛」妖精たちへの賞賛とお姫様と王子の結婚のお祝いで、『「アンリ4世賛歌」というフランスの曲が使われていて、眠りから覚めて100年経ったことを意味し、物語がアンリ4世の時代から100年後のルイ14世の時代に変わったことを意味しています。堂々たる歩みの中でオーロラ姫とデジーレ王子の結婚を祝福して,バレエ全体の幕となります。



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プリマバレリーナ・小野絢子

2011年の福島第一原子力発電所事故以来、新国立バレエの公演にザハロワ、コジョカルなとの海外のスターダンサーに客演してくれる人がいなくなり、予算の大幅削減などもあり、新国立バレエは日本人だけの公演となりました。その結果観客数が大きく減り一時は危機的な状況でした。そんな時期にソリストとして新国立劇場バレエ団の柱として、2011年新国立劇場バレエ研修所(3期修了生)出身では初めてプリンシパルに昇格したのが小野絢子さんでした。



新国立劇場バレエ団は、新国立劇場バレエ研修所から多くの優れた人材が育っており、ザハロワ、コジョカル、ロホなど世界トップダンサーと共演しても見劣りしない、世界でも最高レベルと言われる群舞で、バレエ研修所出身のソリストが育っていましたが、看板となるスターダンサーが不在でした。2012年の公演では、デヴィッド・ビントレー監督下、生え抜きの小野絢子さんと、サンノゼ・バレエ団から2010年新国立劇場バレエ団に入団し数々の受賞歴のある米沢唯さん、ボリショイ・バレエ学校出身で国立ロシア・バレエ団、Kバレエカンパニーを経て2009年入団した長田佳世を主役とした「日本人によるバレエ」を定着させていきました。



『眠れる森の美女』は、主役のオーロラ姫の技術と体力が十分でないと踊りこなせず、魅力的な踊り手がいないと上演の難しい作品です。 ここ何年か小野絢子さんの舞台を観てきましたが、最近少女クララと金平糖の精を演じ分けた『くるみ割り人形』、オーロラ姫を演じた『眠れる森の美女』を観て、新国立バレエ団を代表するプリマバレリーナとして、特に表現力が一段と磨かれてきたように感じます。高度な技術は勿論ですが、小野絢子さんの魅力は繊細な表現力にあると感じています。



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1幕の階段の上からオーロラ姫が駆け下りてくると舞台が一瞬華やかになり、求婚者の前でひと踊り見せる場面では16歳の愛らしい少女らしい魅力がありました。する幻影、3幕の結婚式を迎えた大人の女性を魅力的に演じ分け、それぞれに気品と明るさと華やかさで存在感を見せつけられました。オーロラ姫が四人の王子から求婚のバラを受ける場面で、バレリーナが片足で立ったままサポートの男性の手を離して長くアチチュードのバランスをとり続けるローズアダージョ、片方の脚を軸に爪先で立ち、もう一方の脚は膝を約90度に曲げて後方に持ち上げてバランスを保つアティチュード・バランスで若さ未来への希望とおののきを見事に表現していました。



2幕の幻影のシーン、王子とオーロラの孤独を描いた後、小野絢子さんは初々しく清らかに気品のある踊りに王子は魅せられます。視線を合わさず、美しく踊ります。幻影では存在しているようで存在していない微妙な表現を演じて説得力のある演技です。「目覚め」のシーンは、オーロラ姫も幻影のシーンの続きで同じ夢を見ているようなオーロラは夢で出会ったという気持ちで踊っています。清らかな心に愛おしい思いを懐くも伝わらない王子を福岡雄大さんが切なく踊ります。チャイコフスキーの甘味で美しい音楽が二人の出会い、心を通わせる幸せの訪れを予感させます。


3幕のオーロラ姫は幻影のシーンからガラッと華やかに美しく踊ります。デジレ王子の福岡雄大さんは小野絢子さんの呼吸もぴったりで、数年前より確実に力をつけていることを感じました。


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この舞台では蜘蛛女となったカラボス役の本島美和さんがこの物語の前半を仕切っていて存在感がありました。リラの精の細田千晶さんはそれに比べておとなしい感じでしたが、リラの精の音楽が効果的に鳴り響いていました。世界レベルと評されるコール・ド・バレエはいつもながら素晴らしく、劇的で夢の世界を感じさせてくれました。冨田実里指揮の東京フィルは演奏で単なるバレエ公演を超えた名演奏でした。



小野絢子さんは、技術と表現力、総合的に見て、現在活躍する日本人のプリマバリレーナでは間違いなくトップレベルだと思います。海外で活躍する日本人ダンサーを招いての彼女は輝いていました。小野絢子さんは、日本舞踊でもプロ級の才能があったということで、日本舞踊の経験が彼女を独特の間合いの取り方や繊細な表現力の個性として生きているという見方もあります。



2016年英国ロイヤル・バレエ団の最高位プリンシパルに日本人で20年ぶりに昇格した高田茜さんの舞台を一度見てみたいと思いますが、それまで唯一女性で英国ロイヤル・バレエのプリンシパルに君臨した吉田都さんと30代前半の舞台と比べると、今回の舞台で見せた表現力は充分高いレベルだと感じましたが、吉田都さんはスピード感や緩急、抜群の演技の切れ味、跳躍の高さなど当時の舞台で群を抜いていました。『ラ・シルフィード』でシルフィードが空から飛んできて宙を舞っているようなバレエは吉田都さんの舞台でしか見たことがありません。小野絢子さんが未だ世界のトップレベルでないとしたら、超ハイレベルの技術面ではないでしょうか。


 しかし、小野絢子さんは今日まで恵まれた美貌で豊かな表現力を磨いてきたバレリーナだと思います。今後も表現力に磨きをかけて、一層魅力的なバレリーナにとして色々な演目に挑戦してほしいと思っています。

(2018.6.16 新国立劇場オペラパレス)



(参考文献)

華麗なるバレエ 04 チャイコフスキー:眠れる森の美 小学館 2009作曲家別名曲解説ライブラリー;チャイコフスキー.音楽之友社 1993.

森田稔、永遠の「白鳥の湖」 チャイコフスキーとバレエ音楽





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by desire_san | 2018-08-12 22:09 | バレエ・演劇 | Trackback | Comments(9)
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Commented by rollingwest at 2018-08-12 20:23
久しぶりの更新ですね!超ご多忙または健康面で何かあったのかと心配しておりました。『眠れる森の美女』は外国アニメしか触れ合っていませんがグランドバレとは・・!さすがdesireさんですね!
Commented by Keiko_Kinoshita at 2018-08-15 00:34 x
こんばんは。
チャイコフスキーのバレエ『眠れる森の美女』音楽についての詳しく丁寧なご説明、大変勉強になりました。
小野絢子さんのバレエに対する日本舞踊の影響のご指摘がありましたので調べてみました。新国立劇場バレエ団のプリンシパルの小野絢子さんは、バレエと並行して日本舞踊も習っていたという異色の経歴を持ているそうです。日本舞踊もかなり才能があったようで、中学に進学する時に選択を迫られ、結局、作品を見る機会が多かったバレエを選んだそうです。確かに、小野絢子さんのバレエには、緩急のテンポの取り方に独特の個性があり、大きな回転の演技など大技を終えた後に、ほっとするような瞬間があって、その余韻が魅力となり感動を与えるような気がします。
日本舞踊を踊る小野絢子さんも見てみたいですね。
Commented by desire_san at 2018-08-15 01:03
rollingwestさん  いつもコメントいただきありがとうございます。
いろいろあって、1か月以上ほとんどパソコンの前に座ることができませんでした。

『眠れる森の美女』は、デズニーアニメが大ヒットして、バレエより有名になっているようですね。確かに、ハッピーエンドのファンタスティックなストーリーは、デズニーアニメにピッタリかもしれませんね。

バレエとしてはスケールの大きいグランドバレエの最高傑作ですね。

Commented by desire_san at 2018-08-15 01:13
Kinoshitaさん、いつも私のブログを見ていただいてありがとうございます。

小野絢子さんは和服が似合い日本舞踊も美しいでしょうね。

私は日本舞踊をほとんど見たことがないので、どこに日本舞踊の影響があるかわかりませんが、Kinoshitaさんは日本舞踊も踊られるので、小野絢子さんのバレエの独特の個性に、日本舞踊の影響を感じることができるのでしょうね。女優でも、日本舞踊をしたいる人は歩く姿が美しいといいます。日本舞踊とバレエの表現が融合することで、素晴らしい表現がきたいできますね。


Commented by Haruma_Takahsshi at 2018-08-15 19:05 x
膜いつも内容の濃いお話をありがとうございます。

私は、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団が3年ぶりに来日したので、『眠れる森の美女』をみてきました。客演で、アリーナ・コジョカルを日本の舞台で見られたのはうれしかったです。もうオーロラを全幕を通して踊るのは最後かもしれないという思いがあったので感慨深い思いでした。

アリーナ・コジョカルは音楽の取り方が優れていて、第1幕・第2幕のコジョカルは、もかも完璧としか言いようがなく、心の動きが音楽に乗せて直接に伝わってきて、素晴らしい場面の連続で、幸せでした。キスで目覚めると、オーロラ姫と王子のパ・ド・ドゥがあってヴァイオリンの独奏にのって踊られる美しい場面もすばらしかったです。第3幕も、コジョカルのオーロラ姫が気品にあふれて幸福の絶頂を感ずることができました。

アリーナ・コジョカルは、観客をハッツとさせるような見事な間合いでバレエを繰り出す瞬間が何度も世界でも有数の実バレリーナですが、全盛期を見ている私としては、さすか容姿的にこの舞台の主役としては限界に近づきつつあり、そろそろ厳しくなっていくような寂しさも感じました。


Commented by snowdrop-nara at 2018-08-16 13:12
こんにちは。
コメントをありがとうございます。
眠りの森の美女、ご覧になったんですね!
優雅そうでいて体力の要る演目と聞いています。

私はBDでしか観たことがなく
夾竹桃や昼顔やパンくずなどの妖精をちゃんと見分けていませんでした。
また見直してみたいです。

リラの精のライトモチーフがストーリーを支える希望の音楽になっていたというのも、驚きです。
「アンリ四世賛歌」で100年を表すのも興味深いです。
耳を澄まして聴き直してみたいです。
色とりどりの宝石の精も、花火のように華やかでしょうね。

今年もローザンヌ・バレエコンクールに日本人が何人も参加していて、
私が子供のころから日本のバレエは大きく飛躍したんだと改めて感じます。
これからも旬の舞台やアートシーンのレポートを心待ちにしています。

追伸:円山応挙より十才年上の画家、池大雅の歌物語を連載中です。もし漢詩などお好きでしたら、一度のぞいてみてくださると光栄です。
Commented by desire_san at 2018-08-17 06:31
Haruma_Takahsshiさん 、いつも私のブログを読んでいただいてありがとうございます。

アリーナ・コジョカルの、『眠れる森の美女』をご覧になられて、すばらしい体験をされましてね。
キエフ・バレエ団に17歳でプリンシパルに就任し、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルを12年間務め、技巧に裏打ちされた、少女役から中年夫人までこなす演技力は最高水準と言われますが、新国立劇場劇場にゲスト出演されたとき魅了されました。コジョカルの『眠れる森の美女』は、私も見に行きたかったですね。
「マーゴ・フォンテインを彷彿とさせ、動きは華麗にして奇跡に近い」と絶賛された完璧な技術と表現力はすばらしいのですが、怪我が多く、チケットを買っても見られなかったことが多く、悔しい思いをしたことも何度かありました。
その彼女も、あっという間に37歳になってしまいましたね。それでも彼女の技術と表現をすれば まだしばらくオーロラ姫を踊れるのではないでしょうか。



Commented by desire_san at 2018-08-17 06:53
snowdrop-naraさん、コメントありがとうございます。

オペラもバレエも一筋縄ではいかないところがあって、予習をーしていっても1回目に見たときは、私の場合1/3くらい理解できれば良いほうで, 2回、3回とみてやっと本質的なすばらしさを楽しめるようになることがおおいですね。『眠れる森の美女』は、バレエとしてはスケールが大きく、4回目でやっとここまで書けるようななりました。
初めて見たときでも、絵の前に長い時間、か感情移入するまで見ていられる美術品のようにはいきませんね。

円山応挙は以前回顧展を見てきて魅了されました。池大雅はまとまって作品を見ていないので、勉強しに訪問させていただます。よろしくお願いいたします。 
Commented by Tukioka at 2018-08-20 06:27 x
バレエ「眠れる森の美女」を話題にしていただき、ありがとうございました。

添付のブログ記事拝読いたしました。さすがdezireさん、文章はお上手ですし、分かりやすくて深い内容ですので、とても勉強になります。私は、バレエはオペラよりさらにビギナーですので、これからもいろいろとご教えてください。

さて、私は6月の新国公演(特に小野絢子・福岡雄大ペアの回)には行けませんでしたが、記事を読ませていただいていると場面が目に浮かぶようで、とても嬉しく感じました。小野絢子さんの舞台は年一回程度見ますが(去年はコッペリア、今年は11月のアリス)、本当に素晴らしいバレエ・ダンサーだと思います。

なお、5月にバーミンガム・ロイヤルの「眠れる森の美女」(コジョカル客演!)を観ましたが、こちらもなかなか良かったです。