西日本で2番目の日本百名山・剣山から日本二百名山・三嶺への縦走
剣山~三嶺縦走
Mt.Tsurugi ~ Mt. Miune Traverse


剣山は、別名太郎笈と呼ばれ、南西側の次郎笈と対峙します。

古くから修験道の山として信仰の対象でもあったことから、道中にある「大劔神社」は、天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶといわれ、神社の裏手には、御神体である巨大な「御塔石」が鎮座しています。劔山御神水は、山頂部の石灰岩が風化した浸水性のある岩石で、積雪や雨水が帯水され少しずつ湧水しています。山中や麓には大剣神社や剣神社など、その信仰をうかがわせる寺社も信仰の山であったことを窺わせます。


美しい縦走路が多い、四国の山々中でも、剣山から次郎笈、三嶺にわたる縦走路はとくに美しい山旅が楽しめると期待していました。剣山山頂から次郎笈に向けて少し下り、笹原の中を歩くと一面に広がる笹原も広く、次郎笈にひと登りします。次郎笈から西の尾根を下り、笹原から少し下って樹林帯に入ると、緑のコントラストを楽しみながら快適に稜線歩きを楽しめました。
また笹原にでて少し登れば丸石です。鞍部の樹林帯では新緑と、時折り現れるミツバツツジにシロヤシオに癒されました。高ノ瀬の手前の岩場の急登にかかり、高ノ瀬を通過します。

平和丸への登り返しの樹林帯で、谷の底に奥祖谷の集落が見えてまました。また樹林帯を出て、広大な笹原を進むと平和丸、ようやく近くなった三嶺をじっくり眺めることができました。3段の登りになり急な2段目が、平和丸から間もなく白髪避難小屋。水場は、小屋の近くの三嶺側の登山道に標識がありましたが、その水場は枯れていたので先に進み、標高で60mほど下った沢まで行くと水場がありました。さらに踏み跡を進み急峻なザレ場を水の流れる音を頼りに慎重に下ると水場に到着しました。水を汲んで飲むと本当に美味いく、生き返った気持ちになりました。

また稜線まで登り返すと、一面が杉苔の斜面を登り岩の脇を過ぎていきました。杉苔とミツバツツジの群落の斜面を下って、またひと登りすると巨大な岩が見えてきました。その大岩の脇を巻くように道がつけられ、鎖場がありました。

鎖場のある急登鎖を頼らず登りきり、笹原に出る四国で一番美しい山と言われる三嶺の頂が見えてきました。山頂直下に岩場の最後の急な斜面を登りきると、三嶺山頂に到着しました。こんなに長い縦走はひさしぶりで感慨深いですね。

三嶺山頂の展望を堪能して、下山を開始、ガレ場の急斜面を一気に下ると樹林帯にはいり、林の幅のある尾根道を延々と下り、広くて長い尾根歩きに、三嶺の山懐の広大さを感じました。

行程
見ノ越・・・分岐(14:35)・・・西島駅・・・御塔石・・・頂上ヒュッテ

